2023年9月22日にシリーズ4作目「ジョン・ウィック:コンセクエンス」が日本で公開され、注目度の高い「ジョン・ウィック」シリーズ。伝説の殺し屋、ジョン・ウィックの復讐劇を描いたアクション映画で、「ガン・フー」と呼ばれる戦い方が話題となりました。最新作はアメリカでシリーズ最高のオープニング興行を記録し、日本でも大ヒットの予感です。
最新作「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の公開にあわせて、この記事では、「ジョン・ウィックシリーズ」の見る順番と過去作品のあらすじをご紹介します。初めて「ジョン・ウィックシリーズ」を観るという方も、最新作を観る前にもう1度シリーズを見直したいという方も、この記事を読んで、「ジョン・ウィックシリーズ」をしっかりマスターしましょう!
【ジョン・ウィック】シリーズ観る順番は?
「ジョン・ウィック」シリーズを見る順番=公開順です。時系列も公開順と同じなので分かりやすいですね。
・ジョン・ウィック(2014年)
・ジョン・ウィック:チャプター2(2017年)
・ジョン・ウィック:パラベラム(2019年)
・ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年)
【ジョン・ウィック】シリーズとは?
「ジョン・ウィック」は2014年に公開されたアクション映画です。元伝説の殺し屋が、殺された愛犬の復讐のために、再び裏社会に戻り、復讐に血を染める姿を描いています。スタイリッシュな映像と、「カンフー」と「ガンアクション」をあわせた「ガンフー」という独特な戦い方が話題を呼び、「スピード」や「マトリックス」シリーズで、観客を楽しませてきたキアヌ・リーヴスの新たな代表作となりました。
【ジョン・ウィック】シリーズのみどころとは?
①とにかくカッコいいアクションシーン
なんと言っても、「ガンフー」という造語が出来るほど、特徴的なアクションシーンが見どころです!疾走感のある音楽と、スピード感のある戦いがカッコいい!「ガンフー」というだけに、銃撃戦であるにも関わらず、相手の距離が近く、素手で戦っているかのようなガンアクションをは唯一無二です。多くを語らず、ただ黙々と復讐を果たそうとするキアヌの演技もまた、アクションのカッコよさに拍車をかけています。
②殺し屋たちの独特な世界観
「ジョン・ウィック」で描かれる世界は、「殺し屋たちの世界」です。殺し屋たちの間には様々な「掟」が存在し、その中でも、「殺し屋たちが集うホテルでは殺しをしてはいけない」という掟は、ストーリーにも大きく関わってきます。「殺し屋」というと、決まりなんて無視する無法者、というイメージですが、「ジョン・ウィック」に登場する殺し屋たちは、「掟」をきちんと守り、それぞれの哲学を大事にするスマートな殺し屋たち。それだけに、「ジョン・ウィック」で描かれる世界観もまた、しびれるカッコ良さとなっています。
【ジョン・ウィック】各作品のあらすじ・キャストをおさらい
ジョン・ウィック(2014)
【ジョン・ウィック】あらすじ
伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、愛する妻と出会い、裏世界から足を洗って生活していました。しかし、その5年後、妻を病で亡くしてしまいます。妻が残した愛犬だけが生きる希望だったジョンですが、ある日、マフィアの息子に愛犬を殺されてしまいます。妻の形見であり、心の支えだった愛犬を失ったジョンは、復讐のため、再び裏社会に戻ることを決意します。
【ジョン・ウィック】キャスト
ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーヴス)
本作の主人公。「ブギーマン」と呼ばれる元伝説の殺し屋で、妻の形見である愛犬を殺されたことで、再び裏世界に戻ることを決意します。
ヴィゴ・タラソフ(演:ミカエル・ニクヴィスト)
マフィアのボスで、かつてのジョンの雇い主。息子が伝説の殺し屋だと知らずにジョンの犬を殺してしまったため、ジョンに懸賞金をかけ、ジョンを殺そうとします。
ヨセフ・タラソフ(演:アルフィー・アレン)
ヴィゴの息子。ジョンの車を狙って、ジョンの家に侵入した際に、愛犬を殺してしまい、ジョンの標的となります。
マーカス(演:ウィレム・デフォー)
ジョンの友人の殺し屋。ジョンと同様にヴィゴに雇われていたことがあり、ヴィゴからジョンの暗殺を依頼されます。
ウィンストン(演:イアン・マクシェーン)
殺し屋たちが集う「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人。
ジョン・ウィック:チャプター2(2017)
【ジョン・ウィック:チャプター2】あらすじ
前作から5日後。妻の形見である愛犬の復讐を終え、平穏な暮らしを取り戻そうとしていたジョンの元に、イタリアのマフィアから暗殺の依頼が舞い込んできます。ジョンは依頼を断りましたが、そのせいで家を爆破されてしまいます。過去にマフィアと結んだ誓約を反故にすることが出来ず、マフィア、サンティーノの姉であるジアナの暗殺をジョンはやむを得ず引き受けます。
【ジョン・ウィック:チャプター2】キャスト
ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーヴス)
一度は裏社会に戻ったものの、前作の最後に拾った犬、ピットブルとの平穏な暮らしを望んでいます。しかし、裏社会から足を洗う際に結んだ誓約のため、再び裏社会に戻ることに…。
サンティーノ・ダントニオ(演:リッカルド・スカマルチョ)
イタリアマフィアの幹部。以前ジョンと仕事をした際にジョンに貸しがあり、その際の誓印を持っています。父の跡を継いだ姉ジアナのことをよく思っておらず、ジョンに暗殺を依頼します。
ジアナ・ダントニオ(演:クラウディア・ジェリー二)
イタリアマフィア「カモッラ」のボス。サンティーノの姉で、ジョンに命を狙われます。
アレス(演:ルビー・ローズ)
サンティーノの側近。手話だけで部下を統率する凄腕の殺し屋で、サンティーノに忠実。
ウィンストン(演:イアン・マクシェーン)
「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人。
バワリ―・キング(演:ローレンス・フィッシュバーン)
過去にジョンに命を狙われて傷を負いましたが、命は救われた元殺し屋。現在はホームレスの恰好をし、どこにも属さない地下組織を形成しています。
ジョン・ウィック:パラベラム(2019年)
【ジョン・ウィック:パラベラム】あらすじ
「不殺」の掟があるコンチネンタル・ホテル内で、イタリアマフィア、サンティーノを殺害したジョン・ウィック。裏社会の掟を破ったジョンは懸賞金をかけられ、刺客から狙われる身となります。ホテルのオーナーであるウィンストンの計らいで、1時間の猶予を与えられたジョンは、ニューヨークの脱出を試みますが、次々に刺客が現れ─。
【ジョン・ウィック:パラベラム】キャスト
ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーヴス)
本作では、「不殺」の掟を破ったために、懸賞金がかけられ、ニューヨーク中の刺客から命を狙われることになったジョン・ウィック。傷を負ったジョンは旧友ソフィアを訪ねて、カサブランカへ向かうことになります。
ソフィア(演:ハル・ベリー)
コンチネンタル・ホテル・モロッコの支配人で、元殺し屋。昔、ジョンに娘を助けられた過去を持ち、ジョンに協力します。
バワリ―・キング(演:ローレンス・フィッシュバーン)
地下組織を率いる元殺し屋。サンティーノ殺しを手伝ったとして、ジョン同様に刺客から狙われることに。
ゼロ(演:マーク・ダカスコス)
ジョンの命を狙う殺し屋。ジョンのファンと自称していますが、暗殺集団を率いてジョンを追い詰めます。
ウィンストン(演:イアン・マクシェーン)
「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人。ジョンに1時間の猶予を与えたとして、裏社会を牛耳る「主席連合」から、「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人を退任を迫られます。
【ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023)
【ジョン・ウィック:コンセクエンス】あらすじ
裏社会の掟を破り、殺し屋たちから命を狙われたジョンでしたが、殺し屋の包囲網から生き延びます。執拗に自分を追い詰める、主席連合を壊滅すべく、バワリー・キングと共に準備を行うジョン。しかし、彼の目の前にはかつての旧友が立ちはだかり―。
【ジョン・ウィック:コンセクエンス】キャスト
ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーヴス)
殺し屋たちの攻撃をかいくぐり、奇跡の生還をしたジョン。バウリー・キングと共に地下に身を潜めて、主席連合との戦いに備えています。
バワリー・キング(演:ローレンス・フィッシュバーン)
地下組織を率いる元殺し屋。主席連合に戦いを挑むジョンを手助けします。
グラモン侯爵(演:ビル・スカルスガルド)
主席連合のメンバー。組織内の勢力拡大を狙っており、様々な手でジョンを追い詰めます。
ケイン(演:ドニー・イェン)
主席連合の盲目の暗殺者。かつてはジョンの友人でしたが、最強の敵としてジョンの前に立ちはだかります。
シマヅ(演:真田広之)
「コンチネンタル・ホテル・大阪」の支配人で、ジョンの友人。
第5作目も始動!?スピンオフも続々!
製作会社「ライオンズゲート」によると、第5作目が製作に向けて始動したとのこと。まだ初期段階で、監督なども未定のようですが、第5作に向けて動き出したというのは嬉しいニュースですね。
また、「ジョン・ウィック」シリーズの前日譚となるドラマ「ザ・コンチネンタル」の配信が開始されたり、スピンオフ映画「バレリーナ」が2024年に全米公開されたりと、ジョン・ウィックの世界にどっぷり浸るためのコンテンツが続々公開中です。
是非、様々な角度からジョン・ウィックシリーズを楽しんでみてくださいね。