
芸能界、まさに移り変わりが激しい世界である。
そんな中でも、女優という職業はいつの時代にもフレッシュな女性が脚光を集めやすい。
すると、そこから押し出されるように一時代を築いた女優が徐々に日の目に当たらなくなってくるのが世の常である。
そんな、最近見なくなった女優たちをまとめていく。
真木よう子

真木よう子は、2000年代後半から、2010年代前半に一時代を築いた女優。
細身ながらに豊満な身体にグラビアなどでも非常に人気があった。
2013年には、ルイ・ヴィトンの街頭広告のモデルに、日本人で初めて起用されるなど、モデル活動もしていたトップ女優だった真木よう子。
演技面でも、多方面から評価されており、実力派に数えられていた。
真木よう子が消えた理由
真木よう子が、表舞台で見なくなった大きな理由は事務所トラブルと言われている。
2017年に事務所を退所し、その影響で映画も降板している。
これらのトラブルで、起用する側に懸念点を与えてしまい、その後他の事務所に復帰した後も起用されづらくなった事で、その姿を見る機会が激減。
しかし現在は、映画の仕事を増やしつつあり、2023年には主演作となる『アンダーカレント』が公開予定である。
北乃きい

北乃きいは、14歳で脚光を集め、2000年代後半を席巻した女優。
可愛さのギャップとなるハスキーボイスは、北乃きいの代名詞とも言える。
そんな彼女は女優業だけではなく、朝の帯番組「ZIP」の総合司会を務めるなど、広く番人受けする人気を確固たるものにしている。
北乃きいが消えた理由
北乃きいが消えたのは、2017年ごろ。
その頃から徐々に、地上波での仕事が減り始めている。
消えた理由にはっきりとした明確な理由はなく、どれも諸説あるものばかり…
一つはジャニーズに嫌われた為というのもあり、芸能界の闇に触れた可能性も示唆されていた。
出演歴でいうと、ちょうどZIPの司会を務めた辺りから、俳優業は徐々に減り始めている。
それは当然で、ZIPに出演していた頃は、深夜に起床していた事や、様々な政治や経済の勉強もしており、多忙な生活送っていた事もあり、ZIPをメインにシフトしていた事が伺える。
その後ZIP卒業後は、噂の影響もあったのか…活動を舞台の方へと広げていた。
2018年以降は、舞台をメインに活動し、近年再びテレビの方への露出も増え始めている。
宮崎あおい

子役としてデビューし、名前が広がる前にはRIP SLIMEのPVなどにも出演し、徐々に話題となり2000年代中頃から役10年間に渡り、女優としてトップクラスに上り詰めていた宮崎あおい。
その活動の主戦場は映画であり、昔で言うなれば、銀幕俳優といったところ。
女優業並びに声優など、声の仕事にも定評があり、ナレーションなど声だけの仕事も多く務めた。
宮崎あおいが消えた理由
宮崎あおいが消えた理由は、プライベートの問題というのが大きい。
長らく付き合っていた高岡蒼甫の素行不良。
Twitterでの発言で完全に干されてしまった夫の影響が大きい。
一部ではそれに加えて、宮崎あおい自身の問題というのも取り沙汰されていた。
演技にストイックすぎるが故、あらゆる注文が多く、裏方陣がやりづらいというものだが…
仮にそうだとしても、それだけ多く実績がある宮崎あおいに対して、ある時期から急に仕事がなくなるのに、その理由はやや想像し難い。
あくまでこういったゴシップは正確な事実の確認がしづらいために出る、所詮噂の段階でしかない。
現在は、ジャニーズ、岡田准一との子供を出産し、母親業もある為、もしくは夫の意向なのか仕事はセーブしながらも続けている…
伊東美咲

2002年にブレイクを果たし、一気にその名を広げた伊東美咲。
2006年にはCM女王として君臨するなど、文字通りお茶の間の人気者となっていた。
絶頂期は、2002年から2006年ごろまで。
短命ではありながらも、圧倒的人気を誇っていた。
伊東美咲が消えた理由
伊東美咲が消えた理由は、至極単純。
出産を機に、子育てに専念するために芸能活動休止を行っている。
それは2度に渡って休止を発表。
2010年と2015年。
現在は、徐々に露出も増えているが、あくまで母親としてのポジションを崩さずに活動をしている。
水野美紀

『踊る大捜査線』の柏木雪乃役でブレイクを果たした女優・水野美紀。
90年代から下積みを経験していた苦労人で、大作シリーズのレギュラー出演で大きく華開くことに。
その後は、主演クラスの作品も多く務め、現在も活発に活動を行なっている。
水野美紀が消えた理由
水野美紀は、これまでずっと芸能活動は続けている。
しかしある一定期間、まるっきりテレビに出ていない時期があったため、消えた女優としてのイメージが拭えないままでいるのだ。
大手事務所でプッシュされていた水野美紀だったが、本来はアクションなどをやりたいらしく、方向性の違いで事務所と対立。
その結果、自身のやりたい方向へ進むために、事務所から独立を決意。
しかし事務所側がそれをよろしく思わなかったため、権力ある事務所の上層部から圧力をかけられていたとのこと。
しかしそれもほとぼりが覚めた頃に再び水野美紀は、芸能活動の活発化が行われている。
田中好子

90年代にかけて、女優として絶大なる支持を受けていた田中好子。
テレビドラマはじめ映画でも存在感が際立ち、主役ではないものの、作品にとってはなくてはならない名女優と言っても過言ではない立ち位置を確立していた。
そんな田中好子は、若かりし頃にはキャンディーズの一員としてアイドルだった。
華やかなアイドルから実力派女優として、芸能界ではなくてはならない存在として駆け抜けていった。
田中好子が消えた理由
実は田中好子は、90年代初頭より乳癌を患い、公表せずに仕事と並行して治療を行っていた事が明かされている。
それでも乳癌の進行は抑えていたものの、2010年に患った十二指腸潰瘍の治療の影響で免疫力が低下し、乳癌が再発。
2011年4月21日に、帰らぬ人となった。
今も多くの人が、その死を惜しむ名女優だったことはいうまでもない。
香里奈

2001年の人気漫画の実写ドラマ化「カバチタレ!」で山下智久の相手役として女優デビューを果たすと、好感度高い外見とノリの良い性格が受けてブレイクを果たす。
モデル業と並行して女優としての活動も精力的に行い、人気を博した。
香里奈が消えた理由
人気も絶頂を迎えたある時、香里奈に突如としてセンセーショナルなスキャンダルがすっぱ抜かれた。
詳しくは割愛するが、そのスキャンダルが原因で、テレビでの仕事が激減してしまう…
そのスキャンダルが報じられた2014年を境に、テレビでのポジションを失う結果に。
財前直見

テレビドラマの女王として1990年代から、業界を席巻し君臨していた財前直見。
所属事務所・研音を、役者の宝庫と呼ばれるまでに成長させた立役者として、業界でも知られる、まさに女王と呼ばれる存在だった。
財前直見が消えた理由
財前直見は、油の乗ったベテランに差し掛かろうとした絶頂期の中、子供を授かったタイミングで大分へと移住する。
それ以降は仕事のたびに上京するという生活に。
仕事の量も激減し、消えたというイメージが付くようになった。
加藤あい
一時期はCM女王として絶頂期にいた、加藤あい。
1999年の「ベストフレンド」でドラマ初主演を務めると、その後『池袋ウエストゲートパーク』など、人気ドラマにも出演し、絶頂を極める。
活動の場は主にTVドラマで、2000年代に入っても、その人気は確固たるものになり、精力的に活動した。
加藤あいが消えた理由
精力的に芸能界で活動していた加藤あいが、消えた理由の大きな要因は結婚を経て、子育てに専念するため。
結婚した男性は一般の人で、アメリカでレストランを経営していることから、加藤あいもアメリカへと併せて移住している。
その為、日本に来る機会も激減したことから、消えたイメージが定着した。
まとめ
かつては精力的に活動し、脚光を集めた様々な女優たち。
画面でその姿を見なくなった理由は、スキャンダルから事務所と揉めたりなど、その理由は十人十色。
結婚や出産で、移住というのも納得の理由である。
一時代を築いた女優、青春時代を懐かしむような存在も中にはいるかもしれない。
そんな女優たちは、まだまだ沢山いるはずだ。