映画【サイレントラブ】は、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)と浜田美波さんが共演する静かで切ない至極のラブストーリー。本作は山田涼介さんの恋愛映画初主演作となる。監督・脚本を務めるのは、【ミッドナイトスワン】で知られる巨匠・内田英治監督。
今回は映画【サイレントラブ】のキャストとあらすじなどについて!
Hey! Say! JUMP 山田涼介が恋愛映画初主演!
映画【サイレントラブ】のキャストをまとめてご紹介!
キャスト: 山田涼介(蒼)
キャスト: 山田涼介、役:蒼…ある出来事がきっかけで声を発することをやめた青年。本作の主人公。
主人公・蒼を演じるのは、男性アイドルグループHey! Say! JUMPのメンバー・山田涼介さん。1993年生まれの山田涼介さんは東京都出身。
2006年~2007年、ドラマ『探偵学園Q』にてテレビドラマ初出演をはたす。以来、アイドル・タレント活動と並行し、テレビドラマ・映画など多くの場で俳優としても活躍中。代表作は『映画 暗殺教室』や『グラスホッパー』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など。
キャスト: 浜辺美波(美夏)
キャスト: 浜辺美波、役:美夏…不慮の事故により目が不自由になり、夢をあきらめかけている音大生。
目が不自由な音大生・美夏を演じるのは、女優の浜辺美波さん。2000年生まれの浜辺美波さんは石川県出身。2011年、第7回『東宝シンデレラオーディション』にてニュージェネレーション賞を受賞したことをきっかけに芸能界入り。
現在はテレビドラマ、映画、CMなど多くの場で活躍中。代表作は映画『君の膵臓を食べたい』やNHK連続テレビ小説『らんまん』など。
世界でいちばん静かなラブストーリー
主人公は、とある出来事がきっかけで声を発することをやめた青年・蒼(山田涼介)。
夢も希望もなく、未来に何の展望も見出せないままただ生きていた蒼がある時出会ったのは、不慮の事故のため目が不自由になった音大生の少女・美夏。
美夏もまた、不幸をきっかけに夢を諦めかけている一人だった。
美夏と接する蒼は、声には出さず、内心で静かに願う。
「ピアニストになるという君の美しい夢を叶えたい 自分には夢をみる資格なんてないから」。
声を出さないと決めた蒼。目の見えなくなった美夏。それぞれの苦しみを抱える二人は、寄り添いながらかけがえのない時間を過ごす。
今はただ、君を傷つけるすべてのものから守りたい。
ひそかにそう願う蒼だったが…。
これは【ミッドナイトスワン】の内田英治監督が新たなる手法で描き出す、世界で一番静かなラブストーリー。
山田涼介演じる蒼はなぜ声を出さなくなった?
映画【サイレントラブ】について気になるのは、山田涼介さん演じる主人公の青年・蒼がなぜ声を出さなくなったのかということです。
本作は内田英治監督のオリジナル脚本にもとづいて制作されており、公開前の現段階ではまだ、その詳細な理由については明らかになっていません。
ただ、すでに公開されているティザー映像をみると、学生時代の蒼が派手な喧嘩をして相手を殴りつけている場面や、おそらくはその件の処分として何らかの施設に入っている描写がちらっと映っています。
このため、蒼は過去に傷つけてしまった相手に対する自責の念や深い罪の意識から、自ら「声を出さない」と決めたのではないかと推測できます。
不慮の事故により光を失った美夏(浜辺美波)と違い、蒼が抱えているものはある意味では「彼自身が過去に犯した罪の代償」と言えるのかもしれません。
そんな彼が美夏と出会い、彼女を愛することによってどのように変わっていくのか、その結末はぜひ劇場にてご覧ください。
監督は内田英治
本作の監督を務めるのは、映画監督・脚本家の内田英治さん。1971年生まれの内田英治さんはブラジル・リオデジャネイロの出身。1999年、テレビドラマ『教習所物語』にて脚本家デビュー。
代表作は映画『グレイトフル・デッド』『獣道』『ミッドナイトスワン』やNetflixドラマ『全裸監督』など。中でも草彅剛主演映画【ミッドナイトスワン】は国内外問わず高い評価を受け、第44回日本アカデミー賞、優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞しています。
内田英治さんは本作について、言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたかったと語っています。
台詞の代わりに重視したのは、役者の表情、そしてバックに静かに流れる美しい音楽。
劇中では蒼と美夏が静かに心を通い合わせる様子が、言葉ではなく映像と音によって繊細に描き出されています。
■内田英治監督コメント
言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい。そう考えて出来上がったオリジナル作品でございます。役者さんの表情や、内面の気持ちの変化だけでストーリーが進んでゆく。優しさや怒りや悲しさが、音楽によって静かに奏でられてゆく。そんな静かな静かな純愛物語でございます。本作では山田涼介さん、浜辺美波さんと初めてご一緒させていただきました。極度に純粋な若い二人の愛の感情を、ほとんどセリフに頼らずに表現しなければならない。そんな難しい役を最高な形で演じていただきました。撮影現場では驚くほど静かに佇んでいながら、その視線の力強さが印象的だった山田さん。静かな優しさがそのまま演技に投影されていた浜辺さん。お二人が持つ素の魅力がより作品に力を与えたと思います。
そして音楽を久石譲さんに担当していただきました。その昔、映画を夢見ながら記者をやっていた頃に憧れからインタビューさせていただき「いつか映画監督になったら音楽を作っていただきたい」とお話しして、25年がたちました。今回はその夢が叶った作品でもあります。出来上がった曲を聴いただけで涙してしまいました。そんな曲の数々が、山田さん、浜辺さんの静かな演技と融合します。みなさんぜひお楽しみに。
映画【サイレントラブ】公式サイト
音楽は久石譲
本作の音楽を担当するのは、作曲家の久石譲さんです。1950年生まれの久石譲さんは長野県出身。スタジオジブリの長編アニメーションなどの映画音楽をはじめ、さまざまな劇伴音楽を手掛けています。
台詞や音声よりも、役者の表情や音楽面を重視して制作された本作【サイレントラブ】の劇中では、久石譲さんの紡ぎ出す美しい調べを堪能することができます。ストーリー面の切なさに加え、ぜひ音楽面にも着目してみてください。
【サイレントラブ】の公開日
映画【サイレントラブ】の劇場公開は、2024年1月です!
記事内画像出典:映画【サイレントラブ】公式サイト