2018年にアメリカで公開した青春映画『mid90s ミッドナインティーズ』。
俳優のジョナ・ヒルが監督を務め、デビュー作ながらも高評価を獲得している作品です。
監督としても幸先の良いスタートを切った、ジョナ・ヒルの次なるステップとなった映画『mid90s ミッドナインティーズ』の日本公開が決まりました。
この映画に関して見どころや、注目のポイントを紹介します!
映画『mid90s ミッドナインティーズ』が日本公開決定!
Like family.
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マーティンスコセッシの映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などに出演するジョナ・ヒルの初監督作品となる、映画『mid90s ミッドナインティーズ』。
アメリカでは2018年に公開を迎え、高評価を獲得している作品です。
この度、日本公開も決定!2020年9月4日に決まりました。
そのタイトル通り、90年代中期を舞台にした青春映画で、中学生の思春期を迎える子供たちを中心に描いた作品です。
この映画は、監督で俳優のジョナ・ヒルの自身の体験をもとに作られた作品です。
90年代を生きた人にとっては、とても懐かしい光景が広がる作品になっていることでしょう。
スケーターカルチャーに音楽、さらにはテレビゲームなどノスタルジックな雰囲気満点な作品。
中学生になった主人公、スティービーはいろんなことを仲間たちと経験していく中で、大人の階段を登っていきます。
その変化の様に、家族と向き合い葛藤していく様を描いた、年頃の思春期の姿を鮮烈に表現している注目作品です。
監督のジョナ・ヒルの他には、主演は、『ルイスと不思議の時計』などに出演したサニー・スリッチ。
ギラギラの思春期を、等身大の姿で熱演しているのが微笑ましい新鋭の俳優です。
映画『mid90s ミッドナインティーズ』の作品情報
原題:Mid90s
監督:ジョナ・ヒル
脚本:ジョナ・ヒル
出演:サニー・スリッチ、ルーカス・ヘッジズ、ジオ・ガルシア、ネイケル・スミス
公開:2020年9月4日
時間:84分
製作:アメリカ合衆国
公式ウェブサイト:https://a24films.com/films/mid90s
映画『mid90s ミッドナインティーズ』のあらすじ
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1990年代半ば、13歳になった少年スティービー。
兄のイアン、母親のダブニーと暮らす3人家族だ。
スティービーは、スケボーに見惚れる。
新品は買えなかったが、兄のお古を手に入れるのだった。
なかなか上達しないものの、スケボーに夢中になるスティービー。
それに伴い仲間たちも増えていく、ルーベン、レイ、ファックシット、フォース・グレードたちだ。
スティービーには、サンバーンと言うニックネームがつけられ、仲間に入り自分の居場所ができたのだった。
タバコや飲酒など仲間たちとどんどん新しいことを覚えていく中、スティービーは家族と衝突する。
自分ばかり何故?と感じるスティービーだったが、仲間たちはもっと酷い家庭環境だったのだ…
その中で、自分の境遇や仲間たちとの絆など、この時代、この年齢にしかできないことを経験していくスティービーだった…
映画『mid90s ミッドナインティーズ』の見どころ
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この映画は、とにかくBack To the 90’sと言える作品です。
今のアラフォー世代の方には、とにかく何も言わずに見て欲しい、大人が見るべき青春映画と言える内容です。
この映画の魅力を、紹介していきます。
90年代を生きた人たちへ
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筆者も、この映画の様な経験をしています。
完全に家族から否定されたわけではありませんが、やはり中学生になると、それまでの環境がガラッと変わります。
付き合う友達も変わって、タバコを吸ってみたりお酒を飲んでみたり、初めて彼女ができたりなど、それこそ、本当にこの映画と同じ様な経験を13歳から14歳の頃にしています。
そして、少し問題を起こしたりして、学校に呼び出されたりもしました。
それで、新しくできた友達のことを悪く言う親に嫌悪感を感じたりなど…
それこそ、自分の思春期がそのまま描かれている様に感じてしまうほどに、同じ様な経験をしています。
なので、ぜひ、90年代を生きた人ならば、絶対に見て欲しい作品でもあるのです。
スケーターカルチャー
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日本では90年代後期頃に、とにかく流行ったスケーターカルチャー。
もちろん筆者も、スケボーをやりまくっていました。
97〜99年頃でしょうか?
その頃は、とにかくスケボー少年が多くいたのは懐かしい光景です。
その当時はまだスケーターパークなどもほとんどなく、漬通りの少ない通りや、地下通路、地下駐車場などにスケボー禁止なんて張り紙をよく見かけたものです。
スケボーをやりまくっていた、そんな時代。
その頃のアメリカの光景が、この『mid90s ミッドナインティーズ』でもしっかり描かれているので、要注目です!
懐かしの90年代の楽曲
最期に、やはり90年代といえば、懐かしの音楽でしょう。
Spotifyには、サウンドトラックとして劇中の楽曲がまとめられています。
曲目リストだけを見ても、懐かしさが込み上げてくるのが分かります。
この時代のHIPHOPはまさしく、黄金時代とも呼ばれ、エミネムのデビューや、ウータンクランなどが旺盛していました。
その他、スケーターの中ではコアなどと言われるパンクやロックをよりライトにした様なバンドサウンドが特徴な音楽など、本当に懐かしいものばかり。
それもそのはず、この映画の音楽は、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが務めているのです。
90年代をリアルに音楽で生きた人物が、そのまま映画の音楽も担当しています。
懐かしさに、卒倒するのは間違いなし!
『mid90s ミッドナインティーズ』は、2020年9月4日(金)に全国公開を迎えます。
新宿ピカデリー、渋谷ホワイト シネクイントほか。