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山崎賢人の新境地!? 映画【劇場】で演じる”無精髭のメンヘラ男”役に注目!

「不器用な若者の7年に渡る恋愛」を描いた又吉直樹原作小説を映像化した映画『劇場』。山崎賢人主演で2020年4月17日に公開されることになりました。

2019年に人気コミックを原作とした映画『キングダム』の主演を務めた彼ですが、第43回日本アカデミー賞では惜しくもノミネートされず。同作品の助演、吉沢亮が最優秀助演男優賞に輝きました。

”実写化王子”との呼び声高い、山崎賢人。これまで演じた非現実的なキャラクターとはうって変わった役どころに挑む今作で、俳優としての新境地は切り拓けるのでしょうか?

映画『劇場』の概要

人気俳優・山崎賢人と松岡茉優の初共演も注目される今作。最近多い恋愛邦画のごとく、流行りの俳優さんを起用していますが、純文学が原作ということもあってでしょうか。なんとも鑑賞者の青春の古傷に沁みる仕上がりになっている、そんな予感がするのです……!

又吉直樹原作小説『劇場』を実写化

「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」と、原作者である又吉直樹さんは『劇場』について語っています。
物語の舞台となるのは下北沢、渋谷、井の頭公園など、夢を抱く若者たちが集まる東京の街。東京で劇作家を目指す青年が主人公である今作。確かに、この設定を恋愛百戦錬磨の作家が書いたとしたら……、説得力のない仕上がりになりそうですよね。

誰にでも身に覚えがある、”不器用にもがく青少年”の心情を的確に捉えた小説『劇場』は、累計発行部数50万部を超える異例のベストセラー小説となりました。

映画『劇場』の作品情報

  • 公開:2020年4月17日
  • 監督:行定勲
  • 脚本:蓬莱竜太
  • 原作:又吉直樹
  • 出演:山崎賢人、松岡茉優
  • 配給:松竹、アニプレックス

監督は行定勲!代表作は映画『GO』『世界の中心で愛を叫ぶ』

『劇場』の実写化にあたりメガホンを取ったのは、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』『GO』などで知られる行定勲監督。行定監督、定期的に時代の代表となる邦画を世に送り出している実力派ですから期待が高まります。
彼の作風からして、おそらく「ハッピーな恋愛」に収まることはないであろう今作。発展途上の若者たちの、葛藤矛盾を生々しく描いてくれることでしょう……!

そして脚本を担当するのは、行定監督とタッグを組んだ経験のある蓬莱竜太。彼は劇団の脚本をメインに執筆している脚本家で、本作の主人公である”劇団の脚本を執筆する青年”とリンクする境遇であるのも気になるところです。

映画『劇場』のあらすじ

主人公の青年永田が、中学時代の友人と立ち上げた劇団「おろか」。彼はこの劇団で、脚本家兼演出家を担っていました。しかし、永田の前衛的な舞台演出は上演ごとに酷評され、客足も遠のいていきます。そしてついには劇団員たちにも見放され、孤独を感じていた永田は、街で自分と同じスニーカーを履いている沙希と出会い、声をかけます。

孤独を埋めるように始まったふたりの恋。女優志望の沙希は、自分の夢を重ねるがごとく永田の執筆を応援します。一見、幸せな同棲生活でしたが、いまだに劇団が崩壊状態である永田にとって、”理想”と”現実”の差は開くばかりで……。

山﨑賢人の役どころは”売れない脚本家”

前衛的な脚本を執筆し劇団の旗揚げまで行う、そこだけ見れば行動派の青年。でも、実生活では社会や周囲の人々と協調できない不器用さ。このいかにも「下北にいそう」な青年を演じるのは山崎賢人。なんでも人生で初めて無精ひげを生やしたそうで、本格ラブストーリーのために役作りに力を入れている様子です。

山崎賢人といえば、映画『L・DK』『ヒロイン失格』『オオカミ少年と黒王子』など、少女漫画の実写化に王子様ポジションとして抜擢されているイメージですよね。かつては佐藤健なんかも同イメージが強い俳優さんでしたが、映画『るろうに剣心』での”当たり役”がきっかけで実力派俳優として一般にも認知されるようになりました。

イケメン俳優の脱皮が見られるかもしれない映画『劇場』。山崎賢人本人の「産みの苦しみ」が、主人公永田の苦悩と化学反応を起こしたら、とてもいい映画になる気がするのですが、どうでしょう?

松岡茉優が演じるのは主人公を健気に支えるヒロイン

脇を固める相手役として抜擢されているのが、映画『万引き家族』で世界に認められた実力派女優、松岡茉優。若くても芸歴の長い女優さんで、実は子役の頃から数々の映画に出演しています。そんな彼女によれば、原作『劇場』は「とても繊細な本」とのこと。注意深く原作を読んだそうで、「演じ方が変わってしまうと、話の到着すら変わってしまいそう」とも語っています。

「全国の恋する、愛する、はたまた情で離れられなかったり、何かのきっかけを失っているパートナー達が救われる映画になると思います」という彼女のメッセージ、不安を抱える若者全てに当てはまりそうな、救いの言葉にも聞こえます。

映画『劇場』はきっと誰でも身に覚えがある恋愛映画

恋をしたことのある人、夢を追ったことのある人全てが「この感覚、知っている」と共感しそうな映画『劇場』。
「恋愛邦画はちょっと苦手……」という方にも取っ付きやすそうのは、こじつけのハッピーではなく、恋愛における混乱や矛盾をハッキリと浮き彫りにしているからではないでしょうか。

映画『劇場』は2020年4月17日に公開です。

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