実話を元にしたおすすめ韓国映画8選!2024年最新版

本ページはプロモーションが含まれています

韓国映画と言えば、「パラサイト 半地下の家族」(2019)をはじめ、バイオレンスな展開や社会の闇を描いたものも多く、鑑賞して衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか。そんな韓国映画の中には「実話」を元にした映画が数多くあることをご存知ですか?この記事では、実話をベースに描かれたノンフィクション映画やドキュメンタリー映画の中から、おすすめの8作品をご紹介します。

トガニ 幼き瞳の告白(2011)

「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016)のコン・ユが主人公の教師を演じた「トガニ 幼き瞳の告白」。2000年から2005年にかけてろうあ学校にて行われた性的虐待を題材に小説を映画化した作品です。原作を読んだコン・ユが自ら出演を望み、映画化が実現したんだとか。この映画によって事件が再度見直され、児童への性的虐待が厳罰化。事件の加害者に対する再捜査も行われ、当時不起訴となった加害者が起訴されることになりました。

【トガニ 幼き瞳の告白】あらすじ

美術教師イノは妻に先立たれ、病弱な娘を母に託して郊外の聴覚障がい者が通う学校に赴任した。着任早々、イノは校長の弟である行政室長に、教職を得た見返りに金銭を求められる。学校の異様な雰囲気に違和感を感じたイノは、ある日、寮の指導教員が生徒に体罰を加えている現場を目撃する。さらにその女子生徒が、校長たちから性的虐待を受けていることを知り、この事実を告発することを決意。こどもたちを勇気づけ、法廷で戦う準備を行うがー。

チェイサー(2008)

2003年から2004年にかけて起こった「ソウル20人連続殺人事件」の映画化作品。メガホンをとったナ・ホンジン監督にとっては長編映画デビュー作品ですが、韓国では観客動員500万人の大ヒットに。R18指定にも関わらず、数々の映画賞を受賞し高い評価を得ました。とにかく救いのない展開にずっしり重い気持ちになりますが、手に汗握る展開に最後まで目が離せません。

【チェイサー】あらすじ

元刑事のジュンホが経営する風俗店から、働いている女性たちが次々に失踪する事件が発生する。同じ頃、街では猟奇殺人事件が発生。ジュンホは顧客リストから、女性たちが失踪する前に会っていた客ヨンミンに行きつく。容疑者として逮捕されたヨンミンが殺人を自白。状況から誰もがヨンミンを犯人だと確信していたが、証拠不十分で釈放されてしまう。

暗数殺人(2018)

ドキュメンタリー番組で取り上げられた実際の殺人事件をモチーフにした作品。7人殺したと告白する殺人犯とその真偽を確かめるために奔走する刑事を描いたサスペンス映画です。「暗数」とは、犯罪統計において警察などが公に公表している数字と実際に起きている事件の数の差を表します。犯人と刑事2人のヒリヒリとした心理戦がみどころです。

【暗数殺人】あらすじ

恋人を殺して逮捕されたカン・テオは、逮捕後、「全部で7人殺した」という衝撃の告白を行う。それを聞いた刑事キム・ヒョンミンは直感的に、テオの言うことが真実だと確信する。しかし、自白以外に証拠はなく、ヒョンミン以外の刑事はテオの告白を信じていない。ヒョンミンが上層部の反対を押し切って捜査を進めたところ、テオの証言した通りに白骨遺体が発見される。しかし証言が裏付けられた途端、テオは殺したのは自分でなく、死体を運んだだけだと証言を覆す。

殺人の追憶(2003)

1986年から1991年にかけて実際に起こった「華城連続殺人事件」を巡る刑事たちを描いた作品。日本でも藤原竜也と伊藤英明主演でリメイクされた韓国映画「殺人の告白」(2013)も、この事件にインスピレーションを受けたと言われています。実際の事件とは状況や登場人物の背景に異なる点がありますが、韓国の実話映画と言うと必ず名前が挙がるヒット作です。監督は「パラサイト 半地下の家族」(2019)のポン・ジュノが務めました。

【殺人の追憶】あらすじ

1986年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による女性の殺人事件が連続して発生する。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンが捜査を担当する中、被害者に付きまとっていたという、知的障がいを持つ青年グァンホにたどり着く。グァンホが犯人かと思われたが、グァンホには犯行が難しいという証拠が見つかり、容疑者から外れてしまう。

悪人伝(2019)

今や韓国映画ではおなじみのマ・ドンソクが主人公のヤクザを演じたアクションサスペンス映画。ヤクザと刑事が手を組んで捜査を行うという内容はフィクションですが、事件自体は2005年に起こった天安連続殺人事件がモチーフとなっています。2019年のカンヌ国際映画祭でも上映され、韓国では300万人を動員。マ・ドンソクの迫力のアクションが炸裂する作品です。

【悪人伝】あらすじ

ヤクザの組長チャン・ドンスは、ある夜、車に乗っていたところを呼び止められ、その人物によってめった刺しにされた。一命をとりとめたドンスは、対立するヤクザが犯人だと考え、部下を使って犯人捜しを開始する。一方、警察ではみ出しも者扱いをされているチョン刑事は、世間を騒がす通り魔事件とドンスが刺された事件が関係あると踏み、ドンスに接触を試みる。ドンスとチョン刑事は普段は対立する立場であるが、犯人を見つけ出すためお互いの情報網を活用することになる。

7番房の奇跡(2013)

知的障がいを持ち、殺人の容疑がかけられた父親と娘の交流を描いた作品。脚本自体はフィクションですが、1972年に派出所勤務の男の娘が殺された冤罪事件をモチーフとしています。韓国では1281万人の観客を動員するという記録的な大ヒットに。特に主人公を演じたリュ・スンリョンの演技は高く評価され、数々の映画祭の主演男優賞を受賞しました。とにかく泣ける!作品です。

【7番房の奇跡】あらすじ

小学校入学間近のイェスンはしっかり者。知的障がいを持ちながらも心優しく楽しい父親ヨングと2人でつつましくも幸せに暮らしていた。ある日、ヨングは道に倒れている少女と2人でいるところを目撃され、女児を誘拐し、殺害したとして逮捕されてしまう。娘と合えない日々に寂しさを募らせるヨング。ヨングが収監された7番房の囚人たちは、彼とイェスンを会わせるためにある計画を企てる。

リバウンド(2023)

わずか6人しか部員がいないバスケット部が、全国大会で準優勝した実話を描いた作品。この快挙は当時新聞などでも報じられ、韓国では「優勝よりも価値ある準優勝」などと話題となりました。この映画の見どころは、当時の韓国バスケットボール界のリアルな裏側やエピソードなどを忠実に再現していること。コーチを演じたアン・ジェホンは実在のコーチと見た目までそっくりです。見終わったあとには、グッと熱い気持ちになること間違いなし!

【リバウンド】あらすじ

元バスケットボール選手だが指導経験ないカン・ヤンヒョンが、釜山中央高校バスケットボール部のコーチに就任する。就任したバスケットボール部の部員はたった6人。廃部寸前であるにも関わらず、全国大会初戦の相手は高校バスケットボール最強の龍山高校で、中央高は予想通り惨敗してしまう。学校がバスケットボール部の廃部を議論する中、ヤンヒョンは選手たちを集め、チームの立て直しを宣言。6人の部員たちとともに全国大会出場を目指すこととなる。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021)

1980年代から続くソマリアでの内戦に巻き込まれた韓国大使館と北朝鮮大使館の人たちの脱出劇を描いた実話。ソマリア内戦を描いた映画と言えば、アメリカで制作された「ブラックホーク・ダウン」(2001)が有名ですが、この映画もそれに劣らない見ごたえのある映画です。韓国では2021年No.1のヒットとなり、韓国のアカデミー賞と言われる青龍賞で作品賞や監督賞など5部門を受賞。実話とは思えないほどの激しい戦闘に、ただただ圧倒される作品です。

【モガディシュ 脱出までの14日間】あらすじ

舞台となるのは1990年、ソマリアの首都モガディシュ。ソウルオリンピックを成功させた韓国は、国際連合への加盟を目指し、多くの投票権を持つアフリカ諸国でロビー活動を行っていた。韓国の駐ソマリア大使であるハンも、ソマリア政府の支持を取り付けようと奔走する。一方、北朝鮮も国連加盟を目指しており、ソマリアでのロビー活動を展開。両国は妨害工作や情報操作を行い、お互いの活動を邪魔していた。そんな中、現政権に不満を持つ反乱軍によってソマリアにおいて内戦が勃発。各国の大使館まで標的となり、外国人たちの命まで危ぶまれる事態となる。襲撃にあった北朝鮮のリム大使は、家族や仲間を守るため、韓国大使館に助けを求めることを思いつく。

まとめ

いかがでしたか?すでにこれらの映画を観たことがある人も「あれって実話だったの?」と驚いてしまうような、衝撃展開の映画ばかりです。実話をベースにしているからこそハッピーエンドで終わらなかったり、反対に信じられないような奇跡が起こったりと、展開の面白さもひとしお。実話だと知って観るとまた違った楽しみ方も出来るはず!是非、楽しんでみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました