映画【ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE】をキャスト含め凄い理由を真面目に徹底解説!

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

2013年に公開した、テレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』のワンコーナー、『キス我慢選手権』の映画化企画。
『 キス我慢選手権THE MOVIE』と題して、毎回繰り広げられる様々なキャストと劇団ひとりこと川島省吾のアドリブ演技が話題となり、ただキスを我慢するだけのちょっぴりエロティックなバラエティ企画が、そのままストーリー化し映画化
この作品を、至って真面目に徹底解説します。
出演キャストも含めて、紹介していきます!

映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』について

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

この映画の大元となるのは、テレビ東京の深夜バラエティ、「ゴッドタン」。
2005年発足され、2月の単発放送後、10月からレギュラー化。
その後、時間帯を変更しながら一度は0時帯に進出するも、現在はさらに遅い深夜帯をメインに現在に至っています。
深夜帯ということもあり、少しエッチなものから様々な名物企画が生まれています。
その中でも、「マジ歌選手権」と、本作の元企画である「キス我慢選手権」は傑出した存在感を放つ。
「キス我慢選手権」が初めて放送されたのは、2005年の12月。
第1回放送の時点で、数人の芸人がチャレンジしていたが、やはり本作の主人公である劇団ひとりの圧倒的な才能を発揮し、いちバラエティ企画の枠を超えた圧倒的なストーリーが展開。
「キス我慢選手権」は、チャレンジする男性芸人に、いわゆるアダルトビデオに出演するセクシー女優たちが誘惑してキスを迫っていくという企画。
第1回は、みひろとかすみ果穂が出演。
みひろの圧倒的な演技力を中心に、その後は様々なセクシー女優たちが出演していることでも話題に。
2018年に第7回が開催されて以降、新作は発表されていません。
とはいえ、過去には3年のブランクがあるなど、復活を心待ちにしているファンが多数いる名物企画です。
本作の映画企画は、第6回の「キス我慢選手権」がベースになっています。
出演セクシー女優は、紗倉まなに葵つかさと、本作のメインヒロインが出演。
さらには、これまでにない演劇人岩井秀人が登場するなど、新たな展開を魅せていた第6回開催。
そしてその企画がそのまま、映画として製作されたのが『 キス我慢選手権THE MOVIE』。

映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』の作品情報

監督:佐久間宣行
脚本:オークラ、佐久間宣行
出演:川島省吾(劇団ひとり)おぎやはぎ、バナナマン 他
公開:2013年6月28日
時間:111分
配給:東宝映像事業部
制限:PG-12

映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』のあらすじ

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

劇団ひとりが、とある場所へ降り立つ。
何も知らぬまま、所定の位置に立たされ、物語はスタートする。
そこには、葵つかさが温泉に入っていた。
この企画がスタートすると、劇団ひとりは、自分のことを、「省吾、川島省吾」と自分のことを名乗り、本名での役を務める。
何も知らない川島省吾は、いきなり裸の葵つかさに仰天するも、物語は進んでいく。
川島省吾は記憶喪失。
葵つかさと逃避行をしていた。
そんな川島省吾の元に、浴衣姿の2人の女性。
セクシーな姿に見惚れていたが…
なんと、その2人は殺し屋だったのだ!
川島省吾とは、何者なのか!?
何もわからぬまま、川島省吾の戦い(?)が始まる!

キス我慢選手権について

本企画のルールとして、セクシー女優がキスを迫ってくるので、それを我慢すること
これ以外のものは何もありません。
挑戦する芸人には、台本も何も渡されていません。
番組内では、挑戦芸人は打ち合わせや打ち上げと称して、仕掛け人のセクシーなビデオを直前まで視聴させられており、本人が出てくることで、軽くドッキリ状態になるのも特徴。
劇団ひとり以外の芸人は、迫ってくる女優たちの構成を交わすことがメインとなる。
しかし劇団ひとりの場合は、キスを我慢するというよりも、その状況を楽しんでいる部分が大きく、様々なストーリーに発展しているのが大きな特徴。
第1回では、ラブコメから昼ドラ並みのドロドロな三角関係へ。
第2回では、学園ドラマっぽい教室のセットから、成松慶彦が登場し、嫉妬心を煽る展開へ。
などなど、台本がないため、自分の置かれた境遇を役者たちのセリフから推察して展開していくアドリブ演技が基本となる企画。

映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』のキャストについて

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

ここからは、映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』の演技パートの出演キャストを紹介していきます。
メインキャスト以外にも、様々な実力派俳優が集っている本作。
その全てを紹介していると、キリがないのでメインキャストはざっとまとめて解説していきます。

川島省吾(劇団ひとり)

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

言わずもがな、「ミスター・キス我慢」となる男、劇団ひとり。
彼の圧倒的なアドリブ力の高さから、本企画が映画化にまで発展。
本作では、何も知らずに展開するストーリーの特性上、主人公川島省吾は、記憶喪失という設定。
そして、川島省吾は組織から逃げ出した「砂漠の死神」という殺し屋であることが明かされていく。
しかし、記憶喪失というような細かい設定は、あくまで何も聞かされていない川島省吾を成り立たせるためであり、物語は全て細かく設定されているのも特徴。
しかし当然、劇団ひとりは何も知らないため、その筋通りに行かないことも多々ある。
そのため、様々なゲスト出演陣の登場に驚く表情も見せながら、「砂漠の死神」としての設定を全うしていく。

みひろ

劇団ひとりが「ミスター・キス我慢」なら、みひろは「ミス・キス我慢」と言ってもいいくらいにこの企画の代名詞的存在の仕掛ける側の女王的存在。
可愛いベイビーフェイスが特徴で、AV界で一時代を築いた女優。
本作では、川島省吾にキスを迫る場面はあるものの、過去の功績からキャスティング。
第6回開催には出演しなかったことから、映画のキャスト入りに喚起した人も少なくないのでは?
このみひろと劇団ひとりのやり取りの面白さが、本企画を大きく発展させたと言っても過言ではありません。
そんな「キス我慢選手権」の功労者みひろは、本作では、殺し屋の組織を滅ぼす為、岩井秀人演じる信太郎と行動を共にする。
最初は、怪しんでいた川島省吾のことを、一緒に過ごしていた時間から、恋心を抱いていくという正統派なヒロイン的立場を演じています。

葵つかさ

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

本作におけるメインヒロイン。
おそらく筋的には、悲劇のヒロイン的な存在で、実は裏切り者的立場となる。
みひろとの大団円を想定させる、クライマックスでの盛り上がりを演出させるためのキャラクターであろう存在。
しかし、川島省吾は、終始葵つかさへの愛を貫いていました。
葵つかさは、始めにいきなり裸で登場し、川島省吾の恋人という設定。
しかしその実、今回の元凶とも言える葵コンツェルンの令嬢。
葵つかさは、セクシー女優の中でも圧倒的美貌の持ち主で、圧倒的人気を誇る。

紗倉まな

セクシー女優出身の中でも、近年まれにみる傑出した存在感で、マルチに活動する紗倉まな。
ロリータフェイスで、優しそうな雰囲気から、本家であるセクシー部門でも圧倒的な人気を誇る女優。
自身のことをエロ屋と表現し、そのプライドを魅せる彼女は、本作では川島省吾の義理の妹として、お兄ちゃんと迫る姿が印象的。
しかしその直後に、岩井秀人演じる信太郎と速攻キスをしていて驚かれていました。
この『 キス我慢選手権THE MOVIE』のストーリーの肝である、ウィルスによってゾンビとなってしまう最期を迎える。

岩井秀人

第6回キス我慢選手権に登場し、本気の演技で注目度が上がっていた岩井秀人がそのまま映画にも出演。
彼は、主に舞台を主戦場としている俳優で、劇団「ハイバイ」を主催するひとり。
ドラマや映画にも出演していますが、脚本家としても活動。
映画『来る』の脚本を務めるひとりにクレジットされています。
現在も、演劇の面白さを伝えており、自身が主宰する「WARE」という団体で行う『いきなり本読み!』という企画が注目を集めています。
毎回の公演を現在では配信も行っており、一線級で活躍する俳優を招いて、その日その時に渡された台本の本読みの風景を見せるという企画。
非常に即興性が高い演目ということからも、本企画「キス我慢選手権」の設定の香りも感じさせています。
そんな岩井秀人は、本作では岩井信太郎 として、川島省吾の「砂漠の死神」の相棒を演じます。
暴走し過ぎないためのサポートを担う。

ゲスト出演陣

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(C)2013「キス我慢選手権 THE MOVIE」製作委員会

上記のメインキャスト以外に、この『キス我慢選手権 THE MOVIE』には、様々なゲスト出演者たちが存在します。
まず、最初に登場するのは、やべきょうすけ。
『クローズZERO』シリーズでブレイクを果たしたベテラン俳優。
謎の組織という設定が彼によってもたらされ、さらにはゾンビの出現が明らかになりました。
川島省吾を中心としたメインストーリーのほか、本作にはサブストーリーが存在。
そこでは、刑事役のふたりがゲストとして登場。
渡辺いっけいと斎藤工。
勢いのある若手刑事と、優しそうなベテラン刑事という構図。
謎の組織に対抗すべき、信太郎たちの味方として、窪田正孝やオクイシュージなどの俳優陣も。
敵の組織として、様々なベテラン俳優や意外なキャラクターが登場しますが、ネタバレになってしまうので、ここでは伏せておきます。
そして、ゴットタンではお馴染みの芸人たちも端役で登場。

映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』が凄い理由を徹底解説!まとめ

この映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』がすごい理由としては、幾ら周りがキッチキチに設定を決めていたとしても、主人公の川島省吾がどのような筋を描きどのようにセリフを発するのか…
そのたった一つで、前もって決められた筋が崩れてしまう…
というのが、最大の白眉とも言える展開です。
今回は、大きな筋違いは起きませんでしたが、続編ではとんでもない事態へと発展してい埒が明かない、この企画がいかにガチであるかを物語っていました。
この映画の撮影は、リハーサルに物凄い時間をかけています。
それは当然と言えば当然で、劇団ひとりの動きの想定を何パターンも作って、こう来たらこう、こう動けばこう、なんていうことが何度も行われていたそうです。
登場する役者のセリフや設定を完璧に覚えていたとしても、劇団ひとりがこう展開したらそれは全てなくなります。
なんていう臨機応変さを問われる難しい物づくりであったことが、のちにラジオなどで明かされていました。
映画で、そんなアドリブをメインにした作品なんて、全てにおいて前代未聞で、バラエティ企画とは言え、しっかりそれを成立させているのはとてつもなく、凄いことです。
筋なしのストーリー企画は、様々な挑戦をしたものはいくつか知っていますがその中でも、この「キス我慢選手権」は唯一無二となる傑出した作品であることは、疑いの余地はありません!
そんな本作は、2020年10月時点では、NETFLIXなどで配信中。
ぜひ奇跡の作品、映画『 キス我慢選手権THE MOVIE』を見てみてはいかがでしょうか?

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