【恋する寄生虫】原作ネタバレ!新海誠によるアニメ化希望の声多数!

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出典:映画【恋する寄生虫】公式HP

映画【恋する寄生虫】が2021年11月12日(金)に公開されます。
主演は、林遣都さんと小松菜奈さんで、今、映画に引っ張りだこのお2人です。また井浦新さん、石橋凌さんら大人なベテラン俳優が脇を固めます。

林遣都さんと小松菜奈さん…2人とも不思議な魅力がある!

本記事では、【恋する寄生虫】の原作ネタバレ、新海誠監督によるアニメ化を希望する声が多い理由 について書いていきます。

映画【恋する寄生虫】の概要

原作とスタッフ

原作 三秋 縋みあきすがる
監督 柿本ケンサク
脚本 山室有紀子

原作は若手作家・三秋 縋さんのヒット小説です。
監督は、数多くのCMやアーティストのMVを手掛けてきた鬼才・柿本ケンサクさん。脚本は、数々のラブストーリーを手掛けた山室有紀子さんです。

キャスト

恋するネタバレキャスト

出典:映画【恋する寄生虫】公式HP

高坂賢吾:林遣都
極度の潔癖症で、人と関わることができずに生きてきた青年。
佐薙ひじり: 小松菜奈
寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の高校生。
和泉: 井浦新
高坂の前に突如現れ、佐薙と引き合わせる謎の男。
瓜実裕一: 石橋凌
佐薙の祖父。

【恋する寄生虫】のネタバレ!

恋する原作

出典:映画【恋する寄生虫】公式HP

潔癖症の理由

高坂賢吾(林遣都)は極度の潔癖症のせいで会社を転々をとし現在は無職だ。
貯金を切り崩し生活している。とにかく人と接することがストレスで、週一度の買い物以外は家で過ごす。何回も手を洗い、長時間シャワーを浴びる。部屋には消毒液やサージカルマスクは常備されていた。
9歳のころ、高坂には母親がいた。
事故死とされているが高坂自身は自殺を疑っていた。母はとても厳しい人で綺麗好き。高坂も自然とそうなっていた。9歳の夏の終わり、急に母が自分に対して優しくなった。それに喜んでいたが、時々「ごめんね」と言って頭をなでられることがあった。あとから考えるとそれは今まで厳しくしたことではなく、これからすることについて謝っていたのだ。1か月間だけ優しかった母は、買い物の帰りに車と正面衝突し亡くなった。
母の葬式の直後から、高坂は今のような潔癖症になった。

佐薙との出会い

ある日の夜、和泉(井浦新)という男が訪ねてくる。
「ウィルスの件で話がある」というのでドアを開けた。
高坂は「マルウェア」というコンピュータを不正に動作させる悪意のあるプログラムやソフトを作ったのだ。そのコードネームを「silentnaight」にした。これが聖夜に作動し、待ち合わせをする友人や恋人と連絡が取れなくなり混乱に陥ること想像すると面白かったのだ。
和泉は高坂の潔癖症のことも知っていて、「あんたを脅迫しにきた」と言った。コンピューターウィルスのことを告発されたくなければ従えと言うのだ。
和泉は「ある子供の面倒を見てもらいたい」と続ける。
そして子供の名前は「佐薙ひじり」と言い、明日の19時に水科公園の池のほとりに行くよう言われる。「あんたの任務はその子供と友達になることだ」と言う和泉。
翌日、子供に警戒心を与えないためスーツを着て待ち合わせ場所に行く高坂。
そこにいた子を見て困惑する。白金に染められた髪、近所の高校の制服で短いスカート。タータンチェックのマフラーにホワイトのカーディガンを羽織っている。頭には大き目のヘッドフォンをしていた。そして煙草を吸っている。少年だと思っていたら高坂が最も苦手とする高校生の少女だったのだ。
そして話しかけると「どうせ、和泉さんから頼まれたんでしょ。これで7人目だから。」と言う佐薙(小松菜奈)そして友達になる代わりに報酬の半分をくれるよう要求される。そして明日家に行くね。と言って彼女は去った。

2つ目の任務

翌日14時ごろ本当に佐薙は来た。
お金を渡し、部屋入るなりベッドに飛び込み、高坂は悲鳴を上げそうになる。それから毎日佐薙はやってきて、ベッドに横になり本を読んで過ごすようになった。高坂は毎日ベッドシーツを洗い、部屋を掃除し除菌し、ノイローゼになって眠れなくなっていた。しかし佐薙に潔癖症であることは言えなかった。誰にも分ってもらえないと思っていたから。佐薙はいつも虫の本を読んでいた。

知り合ってから1週間。和泉が家に来た。
そして次の任務として、佐薙が不登校になっている理由を自然と聞き出すよう言われる。入れ替わりに佐薙が来て、高坂は正直に話し、嘘でもいいから不登校の理由を教えてほしいと彼女に言う。しかし佐薙は「言いたくないし、嘘はつきたくない」と教えてくれなかった。
寝不足のせいで眠ってしまった高坂。気づくと方に佐薙の指があった。とっさにそれを振り払い、彼女の頬をひっかいてしまう。潔癖症のことはやはり言えず、もう彼女はここには来ないだろうと思った。それから数日間、怠惰な生活をした高坂。そして死に方を妄想する。学校の保健室のベッドで眠ったままそのまま目が覚めることはなく死んでいく。それがいいと思った。

病気の告白

それから数日後の12月10日、佐薙から電話がある。
「今寒河江橋の下にいる。迎えにきて。」と言った。バスに乗れない高坂は2時間かけて歩いて行った。佐薙は真冬なのに汗をかいて顔色も悪かった。しばらくそこにいてから高坂の家に行く。そこで人の視線が怖いと佐薙から聞く。だからいつもヘッドフォンをしていたのだ。
佐薙は借りていた本を図書館に返しにいったついでに、リハビリのため、本を読んでいくことにした。しかし席を離れた間にヘッドフォンが盗まれてしまう。これは慣れるチャンスだと思い、歩いて帰ろうとするも5分でしんどくなり寒河江橋の下で藁をもすがる思いで高坂に電話した。
「よくなってきたと思ったんだけどな」とすすり泣く佐薙。
高坂は意を決して佐薙の頭を撫でた。その瞬間、汚いものに触れるのが嫌で叫びたくなったがそれはこらえた。
「無理しなくていいよ」と言う佐薙に。「無理してない」と答える高坂。
そこで、話を変えようと笑い話として潔癖症であることを話す。「知ってる」と言う佐薙。
今までキスもできなかったという高坂に、佐薙は消毒液を手に塗り、手袋をはめ、マスクをして彼にキスをした。「かわいそうだからしてあげたの」と佐薙は笑った。
佐薙が帰った後、30分過ぎても自分が掃除もせずシャワーを浴びていないことに気付く。自分の中で何かが変わり始めた気がした。

フタゴムシとは?

お互いの病気を打ち明けてから、佐薙は部屋に入る前にシャワーを浴びてくれるようになった。
そしていつも読んでいる寄生虫の本について話を聞く。
「高坂さんフタゴムシって知ってる?」と言う佐薙。フタゴムシは、終生交尾、蝶を思わせる姿、宿命づけられた一目ぼれ、盲目の恋という習性がある。佐薙がつけている青いピアスがそれを模したものだ。そして佐薙はトキソプラズマなど「宿主をコントロールする寄生虫」について話す。今度は佐薙が高坂にウイルスを作った理由を聞くと、クリスマスに待ち合わせする恋人を不通にして孤立させてやりたかったと話した。
佐薙は目を開いて固まってしまった。そのウィルスは彼女の知っている何かに似ていたからだった。
ある日、また和泉が現れ、高坂は佐薙の不登校の理由が視線恐怖症だからだと報告する。次の任務を聞くと「何もしなくていい」と言う和泉。「ただし、彼女と一線は超えるなよ」と言って去っていった。

クリスマスの約束

そんな中、佐薙が2人でのリハビリを提案してくる。
2人で手袋やヘッドフォンなしで外を出歩けるように練習するのだ。
12月17日、2人は新幹線に乗って出かける。高坂は電車の人混みに体調悪くなりながらも佐薙とお互い励まし合い目的地に着く。「目黒寄生虫館」という場所だ。そこでフタゴムシの標本を見る。本当に蝶のような形をしていて佐薙のピアスと同じだった。佐薙が人に宿る寄生虫は人を操り殺してしまうこともあるという話をする。佐薙の話をたくさんの人が聞いているのに気づき外へ出た。帰りは新幹線の中では2人でたわいもない話をして、外食して帰ることができた。別れ際、佐薙が言った。「何をするにも目標が必要だと思う。クリスマスまでに私は人の視線を気にせず歩けるようになる。高坂さんは汚れを気にせず人と手をつなげるようになる。それを達成したらイブに2人で駅前のイルミネーションの通りを2人で歩いてささやかなお祝いをするの」
2人はそれを約束し帰った。

決別とクリスマスプレゼント

それから2人は一緒に過ごし、外で外食をしたり、お互いの症状がが良くなっている気がした。
ある日、高坂がうたた寝をして目を覚ますと、佐薙の顔が目の前にあった。高坂は飛んでよけたが、それ以上に佐薙は泡を食って飛びのいた。佐薙はキスしそうになったのだ。
「このまま一緒にいたら私高坂さんを殺しちゃうと思う。だからもうここには来ない」と泣きながら言って帰った。高坂は「殺しちゃう」とはどう意味なのか分からなかった。

12月24日。宅配便が届く。札束と手紙とワインレッドのマフラーが入っていた。佐薙がくれたものだとすぐ分かった。

あなたは何も悪くないです。私が高望みをしてしまったのがいけなかったのです。事情を説明するとあなたは混乱してしまうと思うので言えません。あなたと一緒にいる時間が好きでした。素敵な時間をありがとうございました。お返しというわけではありませんが、もう一つの趣味で作ったマフラーを贈ります。和泉さんにはあなたを見逃してくれるようお願いしておきました。私のことは綺麗さっぱり忘れてください。さようなら。
手紙にはこう書いてあった。
そこで高坂は自分がどうしようもなく佐薙を愛していることに気付く。27歳にしての初恋だ。
高坂は約束を思い出し駅に向かう。駅に着くと自分がばらまいたウィルスのせいで、スマホが使えなくなった人々が公衆電話に長蛇の列を作っている。3時間ほど佐薙が来るのを待ったが現れない。21時を知らせる時計のベルが鳴り、音が消え辺りを見回すと女の子が1人いた。彼女も数時間待ったのだろう。肩に雪が積もっていた。彼女に謝りたくなった高坂が声をかけるとなんと佐薙だった。髪は真っ黒でヘッドフォンもしておらず、スカートも長かったので全く気付かなったのだ。佐薙は学校の戻るつもりなのと、高坂がこういう感じの女の子が好きかと思ってこの格好をしたと言う。高坂は
思わず佐薙を抱きしめた。「平気なの?」と佐薙が聞くと「佐薙になら汚されてもいいと思えるんだ」と高坂は言った。
それからの7日間は2人は穏やかに過ごし幸せだった。殺すかもしれないという話には触れなかった。佐薙に殺されるならいいと思った。彼女のいない人生には意味がないからだ。

寄生虫の発覚

1月1日、和泉が現れ、衝撃的なことを高坂に告げる。
「あんたの頭の中には寄生虫がいる。その虫のせいでお前が社会に適合できないんだ。その虫は佐薙の中にもいてお互いの虫が呼び合っていた。だからお互いに惹かれた。その感情は虫によるものでお前たちは操り人形の恋にすぎない。」
高坂が佐薙を見ると「騙してごめんなさい…」と言った。
和泉に「瓜実診療所」という場所に連れていかれる高坂。そこで、瓜実裕一(石橋凌)という医師と思われる初老の男性に会う。
昨年の7月20日に病院で医師と患者が心中したという新聞記事と、イズミという患者と甘露寺という医師のメールのやりとりを見せられる。イズミは頭痛が収まった後、「加害恐怖」という症状が出るようになった。頭に寄生虫がいると診断を受け、甘露寺の論文を見て連絡をした。
甘露寺は、寄生虫感染をしたYさんとSさん夫婦が、同じように頭痛の後、臭いに敏感になり人と接することができなくなった。そして2人頭にいた寄生虫は、ティアドロップ型で交尾をした状態の虫だった。
そして、4人目の感染者が見つかった。Hさんという若い少女で視線恐怖を感じている。また甘露寺自身も医者としての興味で自らその寄生虫に感染し5人目となった。そしてイズミと甘露寺はお互いに愛を告白。しかしこれは虫によるものでないかと疑う甘露寺。理由はYさんとSさん夫妻は、診察に来た初めの方は仲が良かったのに、虫の駆除薬を飲み治療を始めたらどんどんお互いへの気持ちが冷めて行ったのだ。甘露寺はこの感情が虫のせいじゃないと証明したいと躍起になっていたができなかった。
イズミは甘露寺が自分を好きであることを素直に喜び、7月頭に病院に行きます。とメール。
これが最後のメールだった。
それから20日後に2人は病院で自殺している。20日間に何があったから分からない。

佐薙の過去

このHさんというのが佐薙ですか?と高坂が聞くと、瓜実は佐薙について語り出す。
今から1年前、夫婦仲が良好に見えていた佐薙の両親は、ある山から2人で飛び降りて自殺をした。身寄りのない佐薙は祖父である瓜実に引き取られた。しばらくたったある日、佐薙が、「あれは自殺じゃなかったんだと思う。死ぬ一か月前から両親が近所の視線が気になる。と言って人嫌いになっていた。2人は病気にかかっていた。そして自分も同じ病気にかかっている。」と言った。
瓜実は佐薙を心療内科に受診させる中で医師に佐薙が「私の頭の中には虫がいる」と言ったので、いろいろ調べ甘露寺のもとを受診した。そしてやはり佐薙の頭の中には寄生虫がいると診断される。甘露寺に治療をしてもらう予定だったが、彼はイズミと自殺してしまった。彼が死んだことで「お父さんとお母さんが死んだのは寄生虫のせいだったんだ」と佐薙は納得して、瓜実のもとに来てから初めて笑顔を見せた。
瓜実はYさんとSさん。つまり長谷川祐二と聡子の治療を引き継いだ。
2人は虫の駆除薬を飲み順調に症状は治り、夫婦の関係は冷めて行った。しかし佐薙は一向に症状が良くならない。薬を飲んでいなかったのだ。佐薙は「私は死んでもかまわない」と言った。どうしたら彼女が治療してくれるか悩んでいる時に和泉が現れた。彼は甘露寺と自殺したイズミの父親だったのだ。和泉は佐薙が心を開いてくれるように協力してくれると言った。結果、高坂と佐薙はお互いに惹かれあった。
高坂は「つまり僕が呼ばれたのは、僕と佐薙が甘露寺教授たちと同じ道をたどる前に虫を殺すためということですか?」と聞くと瓜実は「そういうことです。」そして、2人を一緒にいさせるわけにはいかないから引き離すことも伝えられた。
そして佐薙はこのまま残り、高坂だけが帰った。
和泉から虫の感染経路について聞く。人から人へも感染させられるらしい。12月20日、佐薙はキスをして自分の虫を高坂に感染させて2人の関係を完全なものにしようとしたのだと分かった。高坂は母も虫に感染していたのではないかと考え、自殺したことに納得した。

山小屋でのキスと別れ

高坂が治療をするか決めるにあたり5日間の猶予が与えられた。
彼は治療に前向きになっていた。そして和泉を通して長谷川祐二と会う。彼の話を聞き、治療薬により2人の関係は冷めていき、そのうち離婚するだろうと言っていた。それでも治療を受けようと決心する高坂。その前に佐薙と会っておきたいと思ったら、彼女が家に来た。見せたいものがあると山の中へ連れていかれ、小屋に2人で閉じ込められる。和泉がカギをしたのだろう。佐薙は条件を飲んでくれたらすぐにここから出すと言った。「虫を殺さないで治療を拒否するって約束して」と言う。
佐薙は虫を憎むより利用しようという考え方なのだ。たとえ社会になじめなくても虫を利用し、高坂と一緒にいる道を選びたいのだ。「虫は私に人を好きになることを教えてくれたの。どうしてその恩人を殺さなきゃいけないの?」と言った。
高坂は佐薙がこの寒さに耐えられなくなるまで我慢することにした。入ってから4時間。佐薙は明らかに寒さに衰弱していた。そして「わかった。虫は殺さない。だから早くここから出よう」と言うと、「本当は1時間前に和泉さんが来て出してくれるはずだったの」と言った。和泉は事故か何かに巻き込まれて来られないのだ。フラフラの佐薙。虫は殺さないと高坂が嘘をついたのを見抜き、高坂にキスした。そして薬を飲ませない。邪魔をすると言った。そして力尽き倒れた。和泉が到着したのはそれから2時間後で2人とも意識がなかった。
2人は入院し、高坂が先に退院することになった。最後の挨拶に佐薙の病室に行くと、寂しそうにして彼女は泣いた。
「治療が済んだらまた佐薙に会いにくるよ。その時は本当に恋人になろう」高坂はそう嘘をついた。佐薙は「約束だよ」と言った。

本当に好き

高坂が治療を始めて4か月。潔癖症が治り、会社にも就職できた。
マルウェアを作っていたのが役にたち、会社では優秀だった。しかし、依然として佐薙を好きなままでいる自分に混乱する。彼女に何回も電話したりメールしたが、まったく反応はなかった。佐薙は自分を好きじゃなくなったんだと思った。
ある日、午前2時にインターフォンが鳴る。和泉が来たのだ。高坂は自分は回復していて、もう虫はいないと伝えると、それを否定される。今は薬によってなりを潜めているだけで実はまだ虫はいると和泉は言う。そしてそれは幸運だと。和泉によると、虫が頭にいるせいでみんな自殺したと思われていたが、実は虫は人の苦悩を栄養に生きていて、それがいなくなった後、人は苦しみを受け止めきれず死を選ぶ。つまり虫がいなくなったから自殺すると言うのだ。
まずは佐薙が自殺未遂を図った。命は助かっている。そして、長谷川夫婦も自殺したのだ。そして佐薙は病室から姿を消した。高坂のところに来ているかと思い和泉は来たのだ。高坂は佐薙の両親が自殺した山に行こうとタクシーに乗るが、マフラーを取りに行くため引き返した。するとベッドですやすや佐薙が眠っていた。
佐薙を起こし抱きしめる高坂。佐薙の中の虫は死んだが、山でキスをした時に高坂から佐薙に虫がうつり、佐薙は命を落とさずに済んだと言った。自殺した時の記憶はないようだ。高坂は彼女が帰ってきて心から喜んだ。2人は一緒に朝食を食べ、着替えて初めて会った公園に散歩に出かける。そこで高坂は佐薙にキスをした。
家に帰り2人でベッドでうたた寝をする。佐薙が目を覚ますと目の前に高坂がいる。
彼の手を握った。佐薙はもうすぐ自殺してしまうのだ。山小屋でキスしたとき、佐薙の虫が高坂に入り、薬剤耐性を持った虫が産まれた。しかし、佐薙の中の虫は薬剤耐性がなく薬であっさり死滅してしまった。だから今の佐薙は抜け殻で死に片足を突っ込んでいるようなものだった。高坂に会いたいという執念で生きていた。その願いが叶ってしまった以上幸福の絶頂で死を迎えたいという欲望に耐えられず自殺するだろう。高坂が目を覚ますと「佐薙泣いてるの?」と言われ自分が泣いていることに気付いた佐薙。そして「嬉しくて泣いてるの。私高坂さんが本当に好き」と言って高坂の胸で泣いた。気づいたら深い眠りに落ちていた。こんなに穏やかで満ち足りた睡眠は初めてだった。

新海誠によるアニメ化希望の声多数!

ここまで、原作のネタバレを書いてきましたがいかがでしたか?
寄生虫の詳しい話のところは難しかったですが、高坂と佐薙の純粋に思いあう気持ちは、素敵でそれが虫のせいなのか違うのか?そのあたりは面白い話でした。
そして、佐薙が死ぬ前の幸せなところで話が終わっていたのもよかったです。
Twitterでは、新海誠さんにアニメ化して欲しい!という声が多数ありました。

実は、2019年の3月ごろに、恋する寄生虫を新海監督がアニメ化するというツイートがたくさんありました。それはエイプリルフールの嘘だったようですが、これだけたくさんの反応があったということは、みんなが見たいと思っている証拠ですね。
筆者もこの物語が新海誠監督で映画化されたら、すごく素敵だろうと思いました。
まずは、実写映画でどう表現されているのか?
映画館に行くのが楽しみです!

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