2023年11月23日(木・祝)に公開された、映画【首】。
世界の北野武監督が構想30年をかけ、自ら主演羽柴秀吉を演じ、狂った戦国時代を描いた作品として話題となっています。
大河で秀吉を演じたムロさんとの違いが楽しみ。
コント、BL、バイオレンスだって。どんな内容だろうね?
本記事では、映画【首】のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
映画【首】の概要は?
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構想30年 #北野武 監督最新作
映画『#首』ファイナル予告解禁🏯
\飛び交う【首】、迸る【血飛沫】💥
戦国の世を生きる狂人たちによる、
血で血を洗う仁義なき戦いが始まる―詳細はこちら▶︎https://t.co/HjLUbTZ1lj
11/23(木・祝) 衝撃に備えよ。#映画首 #kubi pic.twitter.com/QvOBPwBe6y
— 映画『首』公式【11月23日(木・祝)公開】 (@kubi_movie) November 16, 2023
この作品は、北野武さんが原作・監督・脚本を全て務め、【アウトレイジ】以来、6年ぶりの主演となります。第76回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され世界の度肝を抜いた衝撃作です。
登場人物
- 羽柴秀吉:ビートたけし
- 明智光秀:西島秀俊
- 織田信長:加瀬亮
- 難波茂助:中村獅童
- 曽呂利新左衛門:木村祐一
- 荒木村重:遠藤憲一
- 斎藤利三:勝村政信
- 般若の佐兵衛:寺島進
- 服部半蔵:桐谷健太
- 黒田官兵衛:浅野忠信
- 羽柴秀長:大森南朋
- 安国寺恵瓊:六平直政
- 間宮無聊:大竹まこと
- 為三:津田寛治
- 清水宗治:荒川良々
- 森蘭丸:寛一郎
- 弥助:副島淳
- 徳川家康:小林薫
- 千利休:岸部一徳
映画【首】あらすじ・ネタバレ!
ここからは、映画【首】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)
謀反人・村重
天下統一を掲げる織田信長(加瀬亮)は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていた。
その最中、信長の家臣・荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こし姿を消す。
村重は信長にかわいがられていたにも関わらず、ある日突然、戦に出させてもらえなくなった。
さらに暴力を振るわれ、刀に刺したまんじゅうを食べるよう命じられ口が血だらけになる。
信長は嫌味をこめてそこに口づけをした。
このような仕打ちから村重は信長に謀反をしたのだ。
光秀と村重の仲
信長は羽柴秀吉(ビートたけし)、明智光秀(西島秀俊)ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。
その際、殺すのは厳しすぎると言う光秀に対し暴力を振るい、お前はあいつと仲が良かったからなと嫌味を言い放つ。
毛利を頼るも見放された村重は、秀吉の弟・秀長(大森南朋)、軍司・黒田官兵衛(浅野忠信)の策で捕らえられ光秀に引き渡される。
しかし、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。
光秀と村重は、実は恋仲にあった。
2人は今もお互いに愛し合い、体の関係を持つ。
信長はそれに気づき、村重を無下に扱ったのかもしれない。
暴君信長
一方で、やりたい放題の信長は森蘭丸(寛一郎)や弥助(副島淳)とも関係をもつ。
それを見せられる光秀は屈辱でしかなかった。
光秀は信長に殺されそうになり、怖くなり、殿をお慕い申しております。と嘘をつく。
それを聞いて喜んだ信長は、秀吉が行っていた中国攻めに望み通り光秀も参戦させる。
秀吉は中国の毛利を攻め、家臣たちを守ることを条件に、清水宗治(荒川良々)を切腹させた。
秀吉は、黒田と秀長と共に、曽呂利新左衛門(木村祐ー)を使い、光秀や信長の様子を確認させ、自分に有利なように画策する。
百姓の執念
百姓の難波茂助(中村獅童)と為三(津田寛治)は、謀反をした村重の一族が首を切られるのを見ていた。
自分の家の前を秀吉の軍が通って行ったため、茂助と為三は一緒についていく。
途中、敵に襲われるも何とか生き延びた2人。
為三が敵の大将の首を持って茂助の近くにくると、茂助は為三を刀で刺し殺す。
自分の手柄として侍大将になるという夢をかなえるためだ。
茂助が1人で逃げていると、曽呂利たちと出会い、秀吉に憧れ一緒に曽呂利についていくことに。
曽呂利と茂助は秀吉に頭を下げ仕えさせてもらうよう願い、それを許される。
家康を狙う
秀吉の策略で信長に、家康(小林薫)が村重を駿府に逃がしたという知らせが入る。
怒った信長は、家康を討つよう家臣たちに命じる。
そして秀吉たちは家康のもとへ行き、信長が家康を殺そうとしていることを伝える。
光秀は信長が催した宴で家康の好きな鯛に毒を仕掛け殺そうとするも、家康はそれに気づき食べたふりをした。
光秀の家臣・斎藤利三(勝村政信)ら、いろんな刺客が家康を殺そうとするが服部半蔵(桐谷健太)や本多忠勝(矢島健一)らに守られ皆失敗する。
光秀の裏切り
秀吉から、信長が跡目争いをさせながら、結局は自分の子に跡目を継がせようとしていると聞き、光秀は激怒する。秀吉も同じ思いだ。
村重と光秀は信長を本能寺の茶会で討ち、天下を取ろうと約束。
しかし、本能寺に行く直前に光秀は村重を裏切り、籠に乗せて崖から突き落とさせた。
千利休(岸部一徳)により本能寺で行われる茶会に参加するため、信長は蘭丸と弥助と一緒に本能寺に入る。
しかしその日の夜、明智軍から襲撃を受け、寺には火が放たれる。
信長は、蘭丸に口づけし彼の首を切った。
そこへ弥助が現れて信長の首を切って持ち去った。
首を欲しがる者と欲しがらない者
光秀は必死になって信長の首を探すが見つからない。
秀吉は信長の死を聞き、悲しんでいるふりをしながら実は天下を取れると秀長と喜ぶ。
そして、信長の仇として光秀を討つため、明智軍を攻める。
その戦いの前に曽呂利は茂助に別れを告げ、いなくなる。
千利休に会いに行ったが、間宮無聊(大竹まこと)に刺され、曽呂利も相手を刺しお互い死んだ。
これも秀吉が手を回していたのだ。
そのころ、茂助は秀吉軍として光秀たちを追いかけ、負傷し座り込んでいる光秀をついに見つける。
欲しけりゃくれてやる!と言う光秀の首を取り、天に掲げた瞬間、茂助自身も首を切られてしまった。
その後、秀吉のもとに、茂助と光秀の首が並べられた。
秀吉たちはは茂助の首に気付く。
光秀の首は汚かったため、秀長が片づけるよう言うが、秀吉が待て!と声をかけ、その首を蹴飛ばし、俺は光秀が死んだかどうかわかればいい!首なんかどうでもいい!と叫んだ。
コントでBLでバイオレンス?北野武ワールド全開!
さっそく見に行ってきました。
冒頭から首が切り落とされ、なかなかグロくて目を背けるシーンが多々ありました。
しかし、その後どんどん話に引き込まれます。
加瀬亮さんの怪演と名古屋人だから聞き取れたであろう、強い名古屋弁で悪態をつく姿にバイオレンスを感じました。
信長、村重、光秀のボーイズラブ三角関係とキスシーン!
秀吉、秀長、黒田の本当に笑っちゃってるアドリブのコント。
同じような感想をTwitterでも多くみかけました。
#首 観てきた!
北野映画ならではのバイオレンスコメディ。
基本シリアスなんだけど、秀吉・秀長・官兵衛の掛け合い、信長の誇張しすぎたパワハラ、影武者家康のどれも笑えた😂
ファンタジーと思いきや意外と史実に集約されるように出来てるのもよかった👍
面白い戦国作品に飢えていたから有り難い! pic.twitter.com/TdQDX7Mtpy— ハーヴィー (@H_Specter_DA) November 25, 2023
北野武「首」見てきた。
西島秀俊と中村獅童がメインストーリーをしながら、
加瀬亮と西島秀俊と遠藤憲一が濃厚なBL時代劇しつつ、
たけし浅野忠信大森南朋がコントしてる映画だったな。
最後に愛憎劇やら出世やら、やってきた事全てを一蹴する感じが北野映画全開で良かったなぁ— 種崎 (@santokahosai) November 25, 2023
いろんな要素があり1回では解釈しきれず、もう一度見たくなる作品でした。
みなさんもいろんな意味で覚悟して(笑)映画館で観てください!