映画【ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語】をネタバレ!?4姉妹の魅力をたっぷり!

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若草物語1

出典元:https://www.sonypictures.com/movies/littlewomen#

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、女優でもある、グレタ・カーウィグが監督を務め、2020年6月12日に日本で劇場公開された作品です。
日本でも有名な若草物語を原作に、グレタ節ともいうべき女性目線で現代的解釈が施された物語として、アメリカでは高評価を獲得した本作をネタバレ含みつつレビュー!

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』について

若草物語1出典元:https://www.littlewomen.movie/gallery/

2020年6月12日に劇場公開を迎えた作品、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
主演はシアーシャ・ローナン。
監督は、グレタ・カーウィグで、このコンビは『レディ・バード』でも観られた、グレタ作品においては重要な役割を担っている黄金コンビのふたり。
本作は、1868年の発表されたルイーザ・メイ・オルコットのクラシックとも言える古典小説、「若草物語」を原作としている作品です。
勿論、物語の舞台も当時の1800年代を題材にした作品ですが、なぜ現代映画でこの物語を描くのか…
その手腕が見事に、発揮されたグレタ・カーウィグの実力を示したと言われるほどに大きな評価を獲得している作品です。
女性の社会的地位が向上していく中、アカデミー賞作品賞or監督賞最有力の声もあったほどの作品で、女性が作る女性のための女性を描いた映画、それが『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
ちなみに、2019年度アカデミー賞は衣装デザインで獲得しています。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の作品情報

原題:Little Women
監督:グレタ・カーウィグ
脚本:グレタ・ガーウィグ
原作:ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』
出演:シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ
公開:2020年3月
時間:135分
製作:アメリカ合衆国

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のあらすじ

ジョーはマーチ家の個性豊かな四姉妹の次女。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い、姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚だ。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは、病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。

共に夢を追い、輝かしい少女時代を過ごした4人。そして大人になるにつれ向き合う現実は、時に厳しく、それぞれの物語を生み出していく。小説家になることが全てだったジョーが、幼馴染のローリーのプロポーズを断ることで、孤独の意味を知ったように─。自分らしく生きることを願う4人の選択と決意が描く、4つの物語。

引用元:https://www.storyofmylife.jp/about.html

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のキャスト陣

若草物語1
出典元:IMDb

  • ジョー・マーチ: シアーシャ・ローナン
  • セオドア・ローレンス(ローリー): ティモシー・シャラメ
  • エイミー・マーチ: フローレンス・ピュー
  • メグ・マーチ: エマ・ワトソン
  • エリザベス・マーチ(ベス): エリザ・スカンレン
  • マーチおばさん: メリル・ストリープ
  • ミセス・マーチ: ローラ・ダーン

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』をネタバレ含み魅力解説!

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』をネタバレ含みつつ、ストーリー解説していきます。
鑑賞前に前情報を入れたくない方などは注意してご覧ください!

4姉妹の生き方

登場するキャラクターで、中心となるのは、4姉妹。
原作者であるルイーザ・メイ・オルコットノジ電停小説と言われているこの「若草物語」ですが、主人公は4姉妹の次女である、ジョー。
彼女は、小説家として物書きとして家族を支えていくのが夢であり、原作者を反映させ他キャラクターと言われています。
長女は、結婚をするも貧困に喘ぎ金銭的に余裕を持つことを夢見ているメグ。
三女は、絵描きとして夢見るも、マーチおばさんに強く言われ、生活を楽にしてくれる旦那さんを見つけるのが夢のエイミー。
四女は、ピアノが得意なベス。
ジョーの事が好きで、お隣の男性ローリー。
いつも結婚が幸せと、小言ばかり言うマーチおばさん。
みんなそれぞれの、生き方を描いたストーリーで4姉妹それぞれの今を描きながら、一緒にいた頃の過去を振り返っていくと言う物語です。

若草物語という物語 ※ネタバレ!

この映画の最大の肝である部分は、”若草物語”と言う物語である事。
そう、”若草物語”を描いた作品ではなく、”若草物語”を執筆したジョーの物語なのです。
それゆえこの作品は、若草物語を知らなくても、十分楽しめるストーリーになっています。
4姉妹に、何が起きたのか…どういう結末を結末を迎えたのか…
それは、全て物語なのです。
物語のオチとして、ジョーが書いた小説の内容を語っていた…
という作品なのです。
ジョーは、ローリーの告白を断ります。
それは、ジョーにとっての幸せは結婚ではないからです。
しかし、ジョーは批評される事に慣れていません。
自分の名前を伏せてはいるものの、下宿先の知人に、自分の小説を見せたときに批判され自信をそう遺失してしまい、実家に戻ります。
4女のベスの具合も悪く、実家に戻る事を決め家族の元に帰ります。
そして、そんな光景と同時進行で過去のエピソードを中心に語られていきます。
おそらくこの過去のエピソードが、”若草物語”を語っているていで描かれていく事。
この過去と現在の時間軸を巧みに使い、ストーリーテリングに趣向を凝らしているのでした。
この仕掛けは、まさしくラストのオチとしては絶妙で、ジョーのしたり顔で幕を閉じるのです。

若草物語の最大の魅力

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出典元:https://www.littlewomen.movie/

この映画の最大の魅力は、当然アカデミー賞を獲得した衣装に注目!
1800年代ですが、とても魅力的な洋服たちに目を奪われます。
いわゆる、女性はスカートでワンピースというのが基本で、クラシックな装いは時代を反映させたもの。
しかし、4姉妹が並んで歩いている場面などは、とても魅力的に写るのです。
時代が古い、などそんなのお構いなく、格好よく見えてくるのです。
女性は勿論のこと、男性の装いもとてもカッコいい!
とはいえ、ティモシー・シャラメですので、イケメン補正が何倍にもかかっているのは当然ですが…
そしてこの映画において、1番の心の拠り所が4姉妹という存在です。
彼女たちが仲良く暮らしている場面、この光景をいつまででも見ていたい!
そんな想いにさせてくれるほどに、4姉妹が魅力的!
エマ・ワトソンにフローレンス・ピュー、シアーシャ・ローナン、そして、違う作品ですが、アカデミー賞助演女優賞を獲得したローラ・ダーンも、みんながみんな、それぞれに違う魅力がある女性です。
メリル・ストリープ演じるマーチおばさんですら、小言ばかりいうのに、だんだんと可愛く見えてくるのがとても不思議です。
それだけ女性を中心に、それぞれの良さを引き出しているグレタ・カーウィグ監督の手腕に脱帽する映画、それがこの『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』最大の持ち味と言えるでしょう!

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