【ワンダヴィジョン】過去作に隠された、ワンダの秘密に迫る!

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ワンダ・イラスト
出典元:IMDb

毎回衝撃のエピソードで、MCUファンの度肝を抜く『ワンダヴィジョン』。これまでヒーローとして描いてきたワンダ・マキシモフ。
しかし明らかに敵意を向き始める彼女の不可解な行動…
その行動の鍵は、なんとMCUフェイズ2〜3の過去作に隠されていた!?
ワンダがなぜ、こんな行動をとっているのか、その秘密を過去作から紐解きます!
さらには、この『ワンダヴィジョン』への理解を深めるために観ておくべき映画を紹介!

『ワンダヴィジョン』について

『ワンダヴィジョン』は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)としては第24作品目となり、フェイズ4としては1作目にあたります。
シットコムをベースに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後のストーリーが明らかとなり、大きな注目を集めています。
ディズニー・プラスで2021年の1月15日から毎週金曜日に新エピソードが配信されています。
全9話からなるドラマ作品で、主演はエリザベス・オルセンが映画同様にワンダ・マキシモフを演じます。
その他、ポール・ベタニーやカット・デニングスらがこれまでのMCUに登場している同役で出演。
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』で登場したワンダ・マキシモフを中心に、新展開を迎えることで、注目を集めている作品です。

『ワンダヴィジョン』のあらすじ

詳しい内容に関しては、下記関連記事をご覧ください。
ここでは、簡単なストーリーのあらすじを紹介します。
・1950年代と思わしき、モノクロのシットコム”ワンダヴィジョン”。
 妻のワンダは魔法使い。
 夫のヴィジョンは、人造人間。
 そんな夫婦が、とある郊外に越してきたドタバタコメディ。
 それが”ワンダヴィジョン”。
 ワンダ・マキシモフとヴィジョンは、何故こんなことをやっているのか…
 それは、ワンダが全ての鍵を握る。
 彼女の思惑は…?
 ヴィジョンは死んだはずではなかったのか…
 全ての謎は、ワンダから始まる…

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『ワンダヴィジョン』各話あらすじなどは、↑上記リンク先の記事にて。

1話からの解説やネタバレなどは、↑こちらから。

これまでのワンダ・マキシモフ

ワンダ・ウルトロン2
出典元:IMDb

『ワンダヴィジョン』におけるワンダ・マキシモフは、必ずしもこれまでのMCUで描かれてきたヒーロー的立場ではありません。
まだ、現時点(2021年2月11日時点)では、その行動がどういったものなのか…
なだこの謎はベールに包まれたまま。
しかし、この行動の根幹となる出来事は、すでに既出のMCU作品の中で、窺い知れることができるのです。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のヒットなどで、最近nマーベル映画にハマった人や、最近MCU作品を見返していない方向けに、これまでのワンダの登場作品から、彼女の足跡を辿っていきます。
そこには、『ワンダヴィジョン』に隠された秘密が隠されているかも!?

初登場は、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

ワンダ・マキシモフがMCUに初登場したのは、フェイズ2の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。
MCUとしては、9作品目にあたる作品で、いわゆる悪の組織ヒドラとの戦いの佳境で登場。
本作では、シールドが実は暗躍していたヒドラが裏で牛耳っていたという、MCUにおける移植ともいうべき本格ミステリーとなる作品。
ここでワンダ・マキシモフは、ミッド・クレジットシーンにて登場。
注目すべきは、彼女の存在を隠していたヒドラの総統、ストラッカー。
そう、『ワンダヴィジョン』の2話目に挿入されたCMの腕時計・ストラッカー。
このストラッカーとは、まさしくヒドラの総統であるこの男が題材となっているもの。
ワンダは、このストラッカーが行なっていたウィンター・ソルジャー計画の産物として誕生した人造兵器だったのです。
ワンダが、どういった経緯で誕生したのか…
誰によって生み出されたのか…
それは、今後の展開にかなり影響が出るかもしれません。

最初はヴィランとして…『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』

ワンダ・ウルトロン
出典元:IMDb

ワンダの初登場はミッド・クレジットシーンでしたが、本格的に本編に登場したのは、アベンジャーズシリーズの2作目で、MCUとしては11作品目となる『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』。
前回に登場した『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では、チラ見せ程度だったワンダ・マキシモフとその弟、ピエトロ・マキシモフ。
二人は双子の兄妹で、ワンダが姉となる。
この『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』では、ワンダがアベンジャーズに入る経緯を描きます。
ここで着目すべき点は、ワンダの能力です。
ワンダがどうやってこの能力を手にしたのか…
という部分。
いわゆるロキの杖に埋め込まれた、インフィニティ・ストーンによって能力を授かったということ。
このストーンは、”マインド・ストーン”で、本作でヴィジョンに埋め込まれることになった特別な石。
そう、ワンダの能力はマインド・ストーンによるもので、公式の情報では”思考・精神を司る力を持ち、人の心を操ったり、意識や潜在能力などを高い領域に上げることで精神を強化する”とある。
この石の力によって、生み出されていたワンダの力。
ここに注目しておくと、『ワンダヴィジョン』で、ワンダが何をやっているのか…
という概要が掴めてきます。

苦悩を描く『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

ワンダ・シヴィル
出典元:IMDb

おそらく、『ワンダヴィジョン』におけるワンダの思考の根幹となる、トラウマともいうべき出来事が描かれている『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。
MCUとしては13作品目になり、フェイズ3の幕開けとなる作品。
冒頭で描かれている事件、これがワンダのトラウマ級の悲劇を生み出してしまうのでした。
ナイジェリアのラゴスにて、ヒドラの残党であるラムロウを捉えるべく任務についていた、キャプテン・アメリカを筆頭にしたアベンジャーズ。
ここで、爆風を抑え込み上空へと能力を使って回避したと思いきや、高いビルの中層域で誤って爆発させてしまうワンダ。
これが、多くの人の生命を奪ってしまい、ワンダは世界から脅威の存在として写ってしまい、結果として、”ソコヴィア協定”の締結に加速させてしまう。
この”ソコヴィア協定”の問題は、サノスの登場により有耶無耶になってしまいますが、実は今も遺憾を残すアベンジャーズにとって最大の問題です。
結果として、この問題に意見が二分していた二人、トニー・スタークとスティーブ・ロジャースはアベンジャーズから去ってしまっているので、”ソコヴィア協定”の有無は曖昧でしたが、『ワンダヴィジョン』の中でも、この協定が存在していることが描かれています。
この”ソコヴィア協定”は、ワンダにとっては負の出来事であり、ひとりで抱えるにはあまりにも重い出来事でした。
これまでは、ホークアイやキャプテン、ヴィジョンなど、気にかけてくれるものがそばにいた事もあり、心を保ててはいましたが、もしワンダが一人になってしまった場合…
この『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で起きた出来事は、とても大きいもの。
ワンダの心情を知るには、とても重要な作品です。

ワンダ最大の試練『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

ワンダ・インフィニティ
出典元:IMDb

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、自身の過ちによって、アベンジャーズ分裂の危機を迎え、その結果、ワンダは”ソコヴィア協定”否定派となります。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から、数年の月日が流れており、その間ワンダは、ヴィジョンと共に行動しており、常にトニー監視の元、その所在を把握されていました。
その間、ワンダとヴィジョンは恋仲になっており、お互いに大きい共通点とも言えるマインドストーンによって、強い結びつきがありました。
この『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』行動からも分かる通り、ヴィジョンはとても正しい判断ができる人物です。
ワンダにとっては、どんな苦しい出来事はあってもそばにヴィジョンが居てくれるからこそ、自分を保つことができたのです。
しかし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではそのヴィジョンを失ってしまいます。
更なる悲劇となる出来事を描く、『ワンダヴィジョン』のワンダを知る上では、絶対に外せない作品です。

気になる最後の顔『アベンジャーズ/エンドゲーム』

ワンダ・エンドゲーム
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ワンダは、サノスの指パッチンによって、5年に歳月を失ってしまいます。
ここでは、最終決戦でしか登場しませんが、サノスを一人でかなり窮地に追い込んでいたりと、大きな力を持っていることが描かれています。
『ワンダヴィジョン』でも、もしかするとサノスより強かったかも?
なんてことが描かれていました。
しかし、この作品で最も注目する点は、ラストです。
トニーの葬式で、湖畔を眺めているワンダ。
そこにやってきたのは、ワンダにとってはある意味師匠のような兄貴分の存在、クリント・バートン。
彼が寄り添っています。
ワンダにとって、クリントの言葉で、アベンジャーズの一員として覚悟を決めるきっかけとなっていたので、とても重要な人物です。
そして、クリントはずっと良き仲間であったナターシャを失い、ヴィジョンを失ったワンダと強雨痛の喪失感をもった良き理解者でした。
そんな場面で、ワンダの心境を考えると、それは大きな喪失感を抱いていたに違いません。
その悲しみの大きさを、しっかり受け止めて、この場面を見ると、ワンダの決意が表情から読み取れるかも、しれないのです。
だって、ここから数日後にワンダは、ヴィジョンの遺体を持ってウェストビューに行くわけですから、その表情は、より深い意味を持つものかもしれません。

『ワンダヴィジョン』をより楽しむために観る映画4選

ここでは、『ワンダヴィジョン』への理解をより深めるために見るべき映画を、第5話配信時点での登場人物に焦点を当てて紹介します。
これを観ておけば、『ワンダヴィジョン』の前半部分の重要キャラクターの背景を理解することができる作品群です。

1.『キャプテン・マーベル』

第4話冒頭にて登場するモニカ・ランボー。
彼女がMCUに登場したのは、『キャプテン・マーベル』。
キャロル・ダンヴァースの親友が、マリア・ランボー。
モニカの母親に当たる人物。
この作品は、90年代なので、モニカはまだ子供。
でもキャプテン・マーベルのコスチュームの色(赤・青)を決めるなど、子供ながらに重要な仕事を成し遂げていました。
モニカやマリア、S.W.O.R.Dができるきっかけ的事件となっているかもしれない、キャプテン・マーベルを中心とした物語。
モニカがS.W.O.R.Dでの会話や第5話に出てきたキャプテン・マーベルとのつながりの話は、ここが根幹となる。

2.『アントマン&ワスプ』

第4話にて登場した、FBI捜査官のジミー・ウー。
彼がMCUに初登場したのは、『アントマン&ワスプ』。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の影響で自宅軟禁を罰として受ける時に、アントマンことスコット・ラングを監視していたのが、このジミー・ウー。
彼は、『ワンダヴィジョン』では、我々視聴者と同じ立場で代弁する案内役のような役割を担っています。

3.『マイティ・ソー』

『ワンダヴィジョン』では、天文物理学者としてS.W.O.R.Dに招聘され、”ワンダヴィジョン”の存在を明らかにした張本人。
この謎を解き明かしていく重要なポジションを担うダーシーは、『マイティ・ソー』で初登場。
続編の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では更なる活躍を遂げる。
しかし劇中のポジションでは、3の線(お笑い的要素)を担い、ソーの恋のお相手ジェーンの親友役として、存在感を発揮していた人物です。

4.『X-MEN:アポカリプス』

第5話、いやMCU史上最大の衝撃を与えた第5話のラストに登場する別の世界のピエトロ・マキシモフ。
シットコム”ワンダヴィジョン”の事は、基本ワンダの能力内の出来事であるにも関わらず、ワンダの手に関わらず登場し、大きな疑問を残した衝撃のラストでした。
そのピエトロは、『X-MEN:フューチャー&パスト』以降のX-MENシリーズに出演しているキャラクターで、MCU版ではアーロン・テイラー=ジョンソンが演じており、明らかにワンダの知ってるピエトロとは異なる。
X-MENシリーズでは、よりピエトロを詳しく描いている『X-MEN:アポカリプス』をチェックしておくと、理解が深まります。

ワンダ・マキシモフのこれから

ワンダ・マキシモフは、これから『ワンダヴィジョン』を経て、どうなっていくのか…
彼女のこれまでの経緯は、上記の作品を観ていただくとして…
気になるのは、今後の展開です。
当然、この先は誰も知りませんが筆者の推測としては、やはり、ワンダはこれからのMCUでヴィランとして再びアベンジャーズ相手に脅威の存在になっていくことが描かれてくだろうと思います。
これはあくまで、原作のマーベル・コミックスの展開から予想したものではありますが。
概ね原作の設定を巧みに踏襲した展開になっているので、見事なサプライズもありながらそのように進んでいくのではなかろうか、というのが大方の予想です。
しかし、上記の過去作を改めて見返してみてもやはり、ワンダの身には、あまりにも悲劇的な出来事しか起きておりません。
人々のために、悪者をやってつけようと尽力すれば、事故とはいえ、多くの人を失ってしまうきっかけを生み出してしまい、愛する人を失ってしまう。
さらには、トニーを恨むほどのトラウマも幼少期には経験しています。
言うなれば、悲劇のヒロインとしての材料の全てが揃ってしまっているのです。
これが、ワンダにどんな物語を生み出してしまうのか…
それは、これからのMCUで、しっかりと描かれていくはずです。
まずは、その全ての始ま離が描かれるであろう『ワンダヴィジョン』を、しっかりとチェックしていきましょう!
マーベル作品の新たな物語は、2021年から本格始動を魅せていきます。

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