ディズニーアニメの隠れた名作【ノートルダムの鐘】を徹底解明!

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ノートルダムの鐘

出典元:ディズニー公式

1996年に公開したディズニーアニメ映画『ノートルダムの鐘』。
この作品はディズニーっぽくないディズニー映画として、今でもカルト的人気を誇る作品です。
プリンセスも、王子様も登場しない、これまでのディズニーのテンプレートが一切ありません
映画『ノートルダムの鐘』は、現在実写化企画も進んでいます。
そんなディズニーらしくないディズニー映画『ノートルダムの鐘』を徹底解明!

映画『ノートルダムの鐘』について

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出典元:IMDb

『ノートルダムの鐘』は、1996年に公開した、ディズニーアニメ映画です。
これまで、ディズニーが主流にしてきたミュージカル路線の一区切りを迎えた作品で、日本では1番知名度が低いとされているアニメ映画。
しかしこの作品は、これまでのディズニーの中でも秀逸な出来として、とても評価を集めている映画のひとつなのです。
圧倒的な映像美、音楽、ディズニーの常識を覆したストーリー、その全てが素晴らしくもあり、ディズニーっぽさが少ない事でも大きな注目を集めている作品です。
さらには、英語字幕版では、デミ・ムーアがヒロインを務めており、このキャスティングも意外で、『ノートルダムの鐘』が唯一無二とされている理由です。
これまで描かれてきた主人公とヒロインの恋物語をベースにしたものではなく、もっとより深い部分でアイデンティティを求める物語として、今のディズニーの多様性を用いるきっかけとなっていく作品で、大きな影響力を持っています。

映画『ノートルダムの鐘』の作品情報

原題:The Hunchback of Notre Dame
監督:ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ
脚本:タブ・マーフィ、アイリーン・メッキ、ボブ・ツディカー、ノニ・ホワイト、ジョナサン・ロバーツ
原作:ヴィクトル・ユーゴー
出演:トム・ハルス、デミ・ムーア、トニー・ジェイ、ケビン・クライン
吹き替え:石丸幹二、保坂知寿、日下武史、芥川英司
公開:1996年8月24日
時間:90分
製作:アメリカ合衆国
公式ウェブサイト:https://www.disney.co.jp/studio/animation/0116.html

映画『ノートルダムの鐘』のあらすじ

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出典元:IMDb

舞台は中世のパリ。空高くそびえ立つノートルダム大聖堂の鐘楼に、カジモドという心優しい鐘つき男がひとりぼっちで暮らしていました。冷酷な判事フロローに育てられた彼は鐘楼の外へ出ることを許されず、いつも塔の上から街を眺めては自由を夢見ていました。そして、年に一度の“道化の祭り”の日、愉快な石像ガーゴイルたちに励まされ、ついに塔を抜け出します。生まれて初めての華やかな世界。カジモドは自由を愛し強く生きるジプシーの娘エスメラルダと出会い、初めて友情を知り、そして自らの運命を変えてしまうような冒険に引き込まれていくのです。

引用元:https://www.disney.co.jp/studio/animation/0116.html

映画『ノートルダムの鐘』を徹底解明!

https://twitter.com/mob_seitoK/status/1258331267071832064?s=20

ここからは、この映画『ノートルダムの鐘』をあらゆる視点でチェックし、徹底解明していきます。
そして、この映画にはいわゆるOVAとして続編があります。
それも含めて、この『ノートルダムの鐘』を徹底解説!

映画『ノートルダムの鐘』の映像の綺麗さに驚愕!

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出典元:IMDb

この映画でまず驚く点が、その映像の綺麗さでしょう。
これまでのディズニー映画にはない、圧倒的な綺麗さを誇るのです。
しかもこの物語の舞台はパリ。
街並みから、風景、その全てが綺麗に写るのです。
ディズニー映画の中でも、屈指と言われる映像の綺麗さを、特と堪能してください。
これは文字で説明するよりも、観た方が早いので………

原作は?

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出典元:IMDb

この『ノートルダムの鐘』の原作である、ヴィクトル・ユゴーの『ノートルダムのせむし男』は、なんとも救われない話です。
もちろん、ディズニー版もこの原作をベースに物語が作られていますが…元々はとても切ない話なのです。
主要登場人物は、ディズニー版と変わりません。
カジモド、エスメラルダ、フロロ、隊長の4人が主要登場人物です。
カジモドがエスメラルダが好きで、エスメラルダは隊長が好きという構図は変わりません。
しかしディズニー版では、カジモドに対して、拒否反応は一切示していませんでした。
一方原作では、エスメラルダはカジモドの異形に嫌悪感を示し、偏見を持ってしまいます。
そして隊長も映画のように誠実ではなく、女たらしです。
隊長とエスメラルダの仲をフロロが割きます。
隊長をフロロが、殺してしまいます。
フロロがエスメラルダに言い寄りますが、拒否して処刑されてしまうのでした。
処刑を塔の上で見ていたフロロを、カジモドが突き飛ばして殺します。
その数年後、処刑場を掘り起こすと、エスメラルダと思わしき白骨の隣には、カジモドらしき異形の白骨が寄り添っていた…
という結末。
原作では主要登場人物の4人の全て、亡くなってしまうというなんとも救われない結末を迎えるのでした。

ディズニー版のストーリー

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出典元:IMDb

原作のあらすじをご覧になると分かる通り、こんな救われない物語を見事にディズニー色に塗り替えたのは、とても素晴らしい作品です。
ファンタジー色を強めるのに、石像であるガーゴイルたちをサブキャラクターにしたり、デミ・ムーアのイメージ通りにエスメラルダを勇敢な女性に仕上げたり、カジモドに恋愛だけではなく、アイデンティティを持しているのも見事です。
この醜い見た目からの偏見を乗り越え、一歩踏み出す主人公は必見となる物語となります!

エスメラルダ

この映画がディズニーっぽくないと言われている大きな点として、エスメラルダです。
一応立ち位置は、従来のプリンセスです。
しかし彼女は、街の踊り子のジプシー。
プリンセスでも、なんでもないのです。
そんな、これまでのディズニーのステレオタイプ的な設定じゃないというのは、賛否あるところ。
その他、この作品は暴力もある種のテーマになっているところが、ディズニーぽくないと言われている大きな二大要素です。
しかしこれは、あくまでディズニー作品、しっかりラストはハッピーエンドになりますので、安心して最後までご覧ください。

続編について

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出典元:IMDb

この『ノートルダムの鐘』には、続編が存在します。
テーマは、カジモドの恋愛です。
やはりディズニーですから、愛をベースのに決着をつけさせるのは定番の結末。
それにやはり、ヒロインとの恋は物語としては見どころのひとつです。
主人公に恋愛的決着を持たせなかったというのも、ディズニーっぽくない物語で、意外性がある作品なのですが…
やはり見たいですよね。
そのフラストレーションを、続編で決着させたのですが…
この映像美に見惚れた方などは、続編はとても拍子抜けしてしまいます。
普通のアニメーションで、いわゆるOVA作品なので、この映画ほどの映像美となるクオリティではありません。
続編でのヒロインとなるマデリンは字幕版では ジェニファー・ラブ・ヒューイットが務めます。
吹き替え版は宮沢りえ、ヴィランとなるサルーシュは竹中直人が声を演じていて、映像が劣ってしまう反面、キャスティングで魅せていくようなものに切り替わっています。

実写版が企画中

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出典元:IMDb

現在『ノートルダムの鐘』は、実写版が企画進行中です。
近年ディズニーが取り組んでいる、名作アニメの実写化企画のそのひとつ。
『ライオンキング』、『アラジン』、『ジャングル・ブック』、などに準ずるもので、『ノートルダムの鐘』もその仲間入りに。
現在はまだ、企画段階となっている事だけが明らかになっている状態です。
確定ではありませんが、カジモドには『アナと雪の女王』でオラフ役の声優を務めているジョシュ・ギャッドが配役の候補に上がっています。
ジョシュ・ギャッドは、オラフの他にも『美女と野獣』の実写版でル・フウを務めていたり、ディズニーとはとても相性が良いのも信憑性高いとされていますが、この企画の発表自体が2019年の1月に報じられたもの。
ジョシュ・ギャッドは、キャスティングは噂でしかありませんが、プロデュースに名を連ねていると言われており、演じることがあろうとなかろうと作品には関わる様子。
しかしこの一報があってから、『ノートルダムの鐘』については続報が出てきていない以上、まだ企画として生きているのかも謎なところ。
また続報が明らかになり次第、順次お届けします。

映画『ノートルダムの鐘』を徹底解明・まとめ

ディズニー映画『ノートルダムの鐘』について、まとめてきました。
原作では、とても救われない物語ということから、ディズニー映画の手腕が窺える作品です。
実写化が進むなか、今の時代に是非とも見直していただきたい映画の一つ。
新型コロナウイルスで、世界ではアジア人が差別を受けたり、嫌なニュースばかり。
そんな気持ちをこの『ノートルダムの鐘』を見て、差別に立ち向かうカジモドの強い姿から力をもらえる作品です。
日本ではそこまで脚光を浴びていませんが、世界では根強い人気のある映画のひとつ。
是非チェックしてみては、いかがでしょうか?

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