【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】をネタバレ!ゴールデングローブ3冠作品への評価は?

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レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初タッグで高評価を得た【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】がゴールデングローブ賞で最多の3冠を達成!シャロン・テート事件をベースにしていることでも話題となった作品だけにシリアスな内容かと思いきや、実際は古き良きハリウッドを舞台にタランティーノらしいスパイスを効かせた上質のコメディとしてまとまっています。今回は、観た人も観てない人も知っておくと楽しめるあらすじをネタバレ付きで紹介します。

基本情報

  • 監督 クエンティン・タランティーノ
  • キャスト レオナルド・ディカプリオ,ブラッド・ピット,マーゴット・ロビー,アル・パチーノ
  • 公開 2019年

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】のあらすじをネタバレ

二人の画像

出典:GIGAZINE

キャリアに陰りが見える俳優のリック(レオナルド・ディカプリオ)と相棒のスタントマン・クリフ(ラッド・ピット)は、プロデューサーのマーヴィン(アル・パチーノ)からイタリアの西部劇への出演を誘われる。ハリウッドスターとしてのプライドから出演を拒んだリックだが、事実を突きつけられ焦りを感じていた。後日、自宅の隣にスター監督・ポランスキーとシャロン(マーゴット・ロビー)が引っ越してきたことをチャンスと捉えたリックは、出演した西部劇でセリフが飛ぶ失態をおかしつつも迫真の演技で評価を得る。一方クリフは、街で出会ったヒッピーの少女を家まで送り届けた先で、チャーリーという人物を信奉するコミュニティとトラブルを起こしていた。仕事にありつけないリックとクリフは、結局マーヴィンの誘いを承諾しイタリアへ。マカロニウエスタンのヒットで一定の成功と妻・フランチェスカと結婚したリックだったが、金銭的な理由からクリフとのタッグ解消を提案。1969年8月8日、クリフもリックの申し出を快く受け入れ帰国。ふたりはレストランで、自宅で、おおいに飲み、そして語り明かした。夜も更け、それぞれの時間を過ごすリックとクリフだったが、かつてクリフがトラブルを起こしたヒッピーグループにリックの自宅が襲撃される。クリフが病院に搬送される事態となりながらも、ふたりはヒッピーを撃退。騒ぎを聞きつけた隣人のシャロンが、リックを自宅に招き入れるところで物語は終わる。

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】を楽しむためのネタバレ 

キャデラックの画像

出典:映画.com

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】の魅力はレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演だけではありません。映画の都として映画を誇っていた頃のハリウッドの風景、西部劇、車や家電などの小物、メキシコレストラン、ヒッピーなど当時の古き良きアメリカが完璧に再現されています。

シャロン・テート事件

シャロンの画像

出典:THE RIVER

映画は1969年8月8日リックの家がヒッピーの襲撃にあったところで終わっていますが、現実ではその翌日の8月9日、シャロン・テートと友人、そしてたまたま通りかかった1名が、別のヒッピーによって殺害されています。この『たまたま通りかかった1名』がリックでは?と匂わせる仕掛けも秀逸です。作中ヒッピーがテリーという人物を訪ねるシーンがありますが、これも実際にシャロンとポランスキーの自宅の前の所有者はテリー・メルチャーという人物。彼はヒッピーたちが信奉していたチャールズ・マンソンから恨みを買っていたといわれています。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドが公開された2019年は、シャロン・テート事件から50年目。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド以外にも【『チャーリー・セズ / マンソンの女たち】や【ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊】などが同年に公開されています。

タランティーノらしいウィットが満載

タランティーノの画像

出典:映画.com

ゴッドファーザーでかつてギャングの親玉を演じたアル・パチーノが悪役論をリックに語るシーン、エンドロールでタランティーノ作品の重要なフェイクアイテム「レッドアップル」のCMを撮影するシーン。ロマン・ポランスキーやブルース・リー、スティーブ・マックイーンなど実在の人物。回想シーンに差し込まれるコミカルなテロップやサウンドエフェクト。予習なしでも十分に面白い作品ですが、当時の時代背景やハリウッドの歴史、タランティーノ作品のことを知っておくとより楽しめる仕掛けが至る所に散りばめられています。

ブラッド・ピットの筋肉美は【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】でも健在!

筋肉の画像

出典:バズフィードジャパン

ブラッド・ピットといえば『ファイト・クラブ』や『トロイ』で見せた筋肉美を思い浮かべる人は多いでしょう。56歳で公開となった今作でもシックスパックは健在。屋根の上のテレビアンテナを修理するシーンで、上半身裸のブラッドはルネッサンス時代の彫刻のような美しさです。しかしブラッド・ピットはワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの出演以降、出演よりも製作に注力すると語っており、今後は彼の鍛え上げられた肉体を拝める機会も減る可能性が大。今作でしっかり目に焼き付けておきましょう。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド【エクステンデッド・カット】版では未公開シーンも

エクステンデッド・カットの画像

出典:映画.com

公開期間中の2週間限定で上映されたエクステンデッド・カット版では、導入部分にレッドアップルとチャタヌーガというフェイクのビールCM、本編後にドラマ【ランサー】のシーンなどが追加。10分ほどの拡大だけで本編はほぼそのままです。

観た人はワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドをどう評価したか?

https://twitter.com/J1N1_R/status/1169644828394524672

https://twitter.com/BoomTur519/status/1174339038569848837

豪華キャストに満足した感想が多数あり、タランティーノ作品の中でも評価が高いことがうかがえますね。ただし、やはり予備知識はあったほうがより楽しめる映画であることは間違いなさそうです。

ゴールデン・グローブ賞では3冠と高評価!アカデミー賞はどうなる?

まとめ画像

出典:シネマトリビューン

第77回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、脚本賞、助演男優賞(ブラッド・ピット)と最多の3冠を達成しています。ゴールデングローブ賞はアカデミー賞の前哨戦といわれるだけに期待も大。いわゆる作品性の高い映画への受賞傾向がいまだ根強いアカデミー賞で、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドがどう食い込むか楽しみですね!

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