映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』キャスト・作品情報。マーゴット・ロビーのリベンジ作品でもある?

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映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』ビジュアル

(C)2019 PROMISING WOMAN, LLC / FOCUS FEATURES, LLC

7月16日(金)より全国の劇場で、キャリー・マリガン主演の映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』が公開されます。前途有望だった若い女性が、過去のある事件を清算するために行動を起こす復讐エンターテインメントです。
この記事では、映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャストや作品情報、注目ポイントについて紹介します。キャリー・マリガンの演技に賞賛の声が集まる本作品。
どんな映画なんでしょうか?

ぜひ、ご覧ください!

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』概要

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、脚本家・クリエイター・映画製作者・女優と多彩な才能を持つエメラルド・フェネルが、脚本・監督・製作を務めた作品です。
映画長編デビューとなった本作で、今年に行われた第93回アカデミー賞監督賞・脚本賞にダブルノミネートされ、脚本賞を受賞しています。
主演はキャリー・マリガン。製作には、エメラルド・フェネルの他、映画『スーサイド・スクワッド』などで知られる女優のマーゴット・ロビーも名を連ねます。

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』への期待の声

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の期待の声は高いです。
映画評論家レビューまとめサイト・ロッテントマトの批評家の点数は10点中8点、IMDb(インターネット・ムービーデータベース)の評価は、10点中7.5点の評価です。
その期待の声の一部を紹介します!

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』予告編・作品情報

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の予告編はこちらです。
復讐を通して彼女は何を実現しようというのか?
その理由が知りたくて、ますます映画を観たくなってきます!



作品情報はこちら!

脚本・監督: エメラルド・フェネル
製作: エメラルド・フェネル、マーゴット・ロビー
キャスト: キャリー・マリガン、ボーバーナム、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウン、ジェニファー・クーリッジ、コニーブリットン他
制作年: 2020年
制作国: アメリカ
上映時間: 113分
配給: パルコ

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の主なキャストを紹介!

ここでは、『プロミシング・ヤング・ウーマン』の主なキャストを紹介します。
意外な映画に出演している人もいますので、要注目ですよ!

キャリー・マリガン/カサンドラ・トーマス役

キャリー・マリガン

出典:『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式サイト

主人公の元医大生キャシー(カサンドラ・トーマス)を演じるのは、キャリー・マリガンです。
『プライドと偏見』(2005年)で映画デビュー、『17歳の肖像』(2009年)で第82回アカデミー賞主演女優賞にノミネート、その他ノーベル賞作家カズオ・イシグロの小説を映画化した『わたしを離さないで』(2010年)やレオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャッビー』(2013年)などでヒロイン役を演じています。
立場の弱い女性を演じることの多い彼女ですが、今回の映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』では弱い立場の人間を過激に演じています。

ボー・バーナム/ライアン・クーパー役

ボー・バーナム

出典:『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式サイト

大学時代のクラスメートで、小児科医として活躍するライアン・クーパー役を演じるのは、ボー・バーナム。
2006年にユーチューバーでキャリアをスタートさせた異色の経歴の持ち主です。(ユーチューブの再生回数は、2006年から2008年までの2年間で3億回を記録しています。)
その後、コメディアン・ミュージシャン・俳優・監督・詩人として、多彩な才能を発揮。
『ムーンライト』(2016年)、「ミッドサマー」(2019年)などで知られるA24制作の『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』(2018年)では、監督を務めました。ジェネレーションZ世代(1990年から2000年代後半に生まれ)の10代の恋や悩みを描いた本作品は、口コミにより3週間で4館から1084館まで上映拡大されるほどのヒットを記録しています。

こちらは、ユーチューブで配信されている曲『welcome to the internet』です。思わず見入ってしまう魅力がありますよ♪

アリソン・ブリー/マディソン・マクフィー役

アリソン・ブリー

出典:『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式サイト

マディソン・マクフィー役を演じるのは、アリソン・ブリーです。
Netflixのコメディドラマシリーズ『GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』(2017年ー2019年)の女子プロレスラー・ルース役で主演。レスリングで自分の生きる道をみつけていく崖っぷち女を好演しました。この演技で、2018年、2019年のゴールデングローブ賞テレビドラマ部門女優賞に2年連続でノミネート。
映画では、『スクリーム4 ネクストジェネレーション』(2011年)やスティーブンスピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(2017年)などの作品に出演。『LEGO(R) ムービー』(2014年)や『レゴ(R) ムービー2』(19)では、声優もしています。

新海誠監督の『天気の子』の英語吹き替え版では、須賀夏美の声を担当していたんです♪

クランシー・ブラウン/スタンリー・トーマス役

キャシー(カサンドラ・トーマス)の父を演じるのは、クランシー・ブラウンです。
主に悪役で有名な俳優。映画『バットボーイズ』(1983年)、『ハイランダー悪魔の戦士』(1986年)など、多くの作品で悪役を演じています。映画『ショーシャンクの空に』では、看守役としても出演。アメリカのテレビドラマ『ER 緊急救命室』の第4シーズン(1997-1998年)では、知的な医師を演じて、俳優として新境地を開いています。

ジェニファー・クーリッジ/スーザン・トーマス役


キャシー(カサンドラ・トーマス)の母を演じるのは、ジェニファー・クーリッジです。
映画『キューティー・ブロンド』(2001年)、「キューティー・ブロンド ハッピーMAX」(2003年)では、冴えないけど憎めない中年女性を好演しています。テレビドラマでは、『セックス・アンド・ザ・シティ』(2003年)や『NYボンビー・ガール』(2012年)などの作品に出演。
コメディが得意な女優です。

コニー・ブリットン/エリザベス・ウォーカー役

 

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エリザベス・ウォーカー役を演じるのは、コニーブリットンです。
『マクマレン兄弟』(1995年)で映画デビュー。『エルム街の悪夢』(2010年)『エージェント・ウルトラ』(2015年)『スキャンダル』(2019年)などの作品に出演しています。

海外人気ドラマ『24 TWENTY FOUR シーズン5』では、ジャックバウアーの恋人役として出演していました。

クリストファー・ミンツ=プラッセ/ニール役

 

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ニールを演じるのは、クリストファー・ミンツ=プラッセです。
『ヒックとドラゴン』シリーズ(2010年、2019年)、『キックアス』(2010年)、『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』(2013年)などの作品に出演しています。

アダム・ブロディ/ジェリー役

アメリカの人気ドラマ『The OC』(2003~2006年)のセス・コーエン役でブレイク。イケメンティーンアイドルとして人気を博しました。
映画では、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー主演の『Mr&Mrs.Smith』(2005年)やDCコミックのヒーローを描いた『シャザム』(2019年)などにも出演しています。

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の注目ポイント!

ここでは、映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の注目ポイントについて取り上げます。
社会的な問題”ジェンダーバイアス”について、エメラルド・フェネル監督や製作に参加したマーゴットロビーについて、劇中で流れるブリトニースピアーズの『Toxic』について記述しています。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、ジェンダーバイアスをえぐった作品?

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、社会にはびこるジェンダーバイアスを痛烈に批判した映画と言われています。
ジェンダーバイアスとは、「男は外で仕事するもの」、「女は家庭を守るもの」など、男女の役割の凝り固まった考え方や意識、社会的な女性への偏見や職場での差別などを指していわれるもの。
本作品の制作国アメリカの女性の管理者の割合は40.7%で、女性の活躍は世界でも上位に位置しています。
しかし、そんなアメリカでもまだまだ女性のジェンダーバイアスは、根強いといわれています。
アメリカの映画界でいうと、興行収入100位を記録した映画作品の中で、女性が監督を務めた作品が全体の16%(2020年時点)と女性監督率が上昇しているものの、たったの16%と低い水準です。
ちなみに日本で公開された映画作品の中で、女性監督の割合はたったの3%!
2019年のWEF(世界経済フォーラム)の調査で、日本が153カ国中121位と過去最低となっていることからも、女性の活躍の場はまだまだ制限されているようです。(日本の政治家の女性蔑視発言がまかり通っていることから見ても、なかなかジェンダーバイアスが解消される様子はないですね。)
最近では、自分が育った環境や所属する組織の中で、知らない間に脳に刷り込まれた偏見”アンコンシャスバイアス”という言葉も出てきました。「男性は育児が苦手だから、女性がすべて行うもの」、「あの国の人は自己主張が強い」などは、アンコンシャスバイアス。その他、たくさんの例がありますが、誰もが持つ偏見が様々な差別を生むことになるので注意が必要ですね。

監督のエメラルド・フェネルについて

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』を監督したのは、エメラルド・フェネルです。脚本家・クリエイター・映画製作者・女優として多彩な肩書の彼女。
アメリカのシチュエーションコメディドラマ『Drifters』(2016年)で脚本家としてデビュー、女優としては、『アンナ・カレーニナ』(2012年)、『リリーのすべて』(2015年)に出演してキャリアを積んできました。
ドラマでは、アメリカ・イギリス合作の『ザ・クラウン』(2019~2020年)で、カミラ・シャンド役で出演しています。
小説家としても児童向けファンタジー『Shiverton Hall』(2013年)や続編『The Creeper』(2014年)、『Monsters』(2015年)などを執筆しています。
今年の3月には、DCコミックスの女性ヒーロー『ザターナ』の実写化の脚本を担当することに決定するなど、今脂に乗り切った注目の人なんですよ♪

(プロマジシャンであり魔術師というDCヒーロー・ザターナの画像)

DCヒーロー『ザターナ』ビジュアル

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『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、マーゴット・ロビーにとってもリベンジの作品?

 

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映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の製作に名を連ねるマーゴット・ロビーは、過去に『アニー・イン・ザ・ターミナル』(2018年)という作品で主演し、復讐を企てる謎の女性を演じていました。この作品では、初めて製作にも挑戦しています。
劇中でマーゴット・ロビーは、ナース服姿になったり、ウエイトレス姿になったりの七変化を披露。(ナース服で復讐するのは、『プロミシング・ヤング・ウーマン』と同じアイデアですね!)
しかし、この作品、映画評論家レビューまとめサイト・ロッテントマトでは、10点中4.4点と低評価でした。「マーゴット・ロビー好きのためのマーゴット・ロビーによる映画でしかない」とか、「視覚的には素晴らしいが、ストーリーが陳腐だった」と酷評されています。
今回、劇場公開される『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、この時の評価に対するマーゴット・ロビーの製作者としてのリベンジの映画ともいえるのではないでしょうか?
2021年の第93回アカデミー賞で脚本賞を受賞して、リベンジ達成ですね!

『アニー・イン・ザ・ターミナル』

劇中にブリトニースピアーズの『Toxic』が流れる♪

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の劇中音楽には、ブリトニースピアーズの『Toxic』が流れます。この曲は2004年にリリースしたシングルで、世界中で530万枚以上販売している大ヒット曲です。劇中に流れるのは、この『Toxic』をアレンジしたもの。物語の不穏で挑発的な空気とも合っているように感じられ、一度聴くと耳から離れませんね。

ブリトニースピアーズの『Toxic』はこちら!

この他にも、あのパリスヒルトンの『スターズ・アー・ブラインド』が効果的に使用されているというから注目です。

まとめ

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャストや作品情報、注目ポイントについて紹介しました。キャリー・マリガンの演技やビジュアルの強烈さもさることながら、脇を固めるキャストたちも個性的な面々です。「あの作品に出ていた俳優が、今回はこんな演技をするんだ!」という目で作品を鑑賞しても面白いかもしれません。
何よりも2021年の第93回アカデミー賞脚本賞を受賞したエメラルド・フェネルの脚本に注目です!前途有望だった若い女性が、なぜ、復讐を企てるに至ったのか?社会にはびこるジェンダーバイアスをどのように浮き彫りにしてみせたのか?
注目ポイントがたくさんで、期待感が増しますね!

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、7月9日(金)からTOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズ梅田で先行公開後、7月16日(金)より全国の劇場で公開予定です♪

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式サイト

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