【クエンティン・タランティーノ】マーベル映画批判!?今後、映画界にヒーロー映画は必要ないと明言!

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ヘイトフル8のクエンティン・タランティーノ
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クエンティン・タランティーノは、今後の映画製作で、スーパーヒーローは要らないと断言した。
90年代から世界の映画業界を牽引して来た巨匠は、今の映画界、映画製作においてどのような考えを持ち、このような発言をしたのか…
引退が間近と噂されるクエンティン・タランティーノ…
そしてヒーロー映画は今後、どのような局面を迎えていくのか…
今回の発言含め、これまでのヒーロー映画批判に加え、今後の映画のあり方について筆者の独自見解を交えてお届けする!

「タランティーノ」今後の映画製作で、スーパーヒーローは要らない

映画監督のクエンティン・タランティーノが、アメリカの「ロサンゼルス・タイムス」で受けた取材にて語ったこの事実。
結末から言ってしまおう。
この記事で何が言いたかったか…
それは芸術的に、文章を綺麗な言葉で並べてはいるものの…
要点はただ一つ。
昔は、良かった。
エンターテイメントも包括しておらず、細かく様々なジャンルでそれぞれに盛り上がりを見せていた。
今では、映画は色々な受け取り方、いろんなジャンルがあり、映画と言っても包括的に多くのものをさしてしまう。
要するに、選択の幅が昔は少なかったのだ。
それ故、映画ファンはひとつのことに、ひとつの作品にあれだけ熱狂できたのだ。
スター・ウォーズが世に出たのは1977年。
40年あまり。
そこからテクノロジーの進化とともに、映画は大きく発展している。
タランティーノは、そんな古き良き時代を愛する人物である。

Quentin Tarantino Says No Superhero Films In His Future Filmmaking

https://deadline.com/2022/11/quentin-tarantino-no-superhero-films-in-his-future-filmmaking-1235164261/

雇われ人でなければならない

タランティーノは言う。

(マーベル映画やヒーロー映画を作る人は)雇われ人でなければならない

これはおそらく、暗喩も含まれていると思われる。
要するに、仕事を探さないと作品を作る事も、お金を生み出す事もできない。
言ってしまえば、まだ売れていない名前のない人たち、これから名前を上げて売れていこうという向上心を持つ人たりに向けた言葉でもある。
そんな気がした。
そしてこう続ける。

私は雇われ人ではない。仕事を探しているわけでもない

もちろん、タランティーノはもう売れっ子という言葉で括るには、全くもって関係ない所まで、自身の地位を高めた。
もはやもっぱら、どうこの世界から足を洗うのか…
終わり方を考えているかも知れない。
タランティーノは、古き良き時代を好む人間だ。
言い換えれば、タランティーノは映画は自身でしっかりと作品を生み出し、自分の力で地位を築くべきと考えているのかも知れない。
『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』。
タランティーノは、90年代…映画業界に爪痕を残してここまでの存在に、自身の力で築いて来たのだ。
レンタルビデオショップでバイトをしていたただの映画オタクの青年が、これまで培って来た映画愛だけを心に秘めて…
だからこそ、タランティーノは、作品自体に大きな力を持つヒーロー映画は好んでいない。
あくまでも映画の力を、自身の力に変えて来た人だからこそ出る言葉なのかも知れない…

過去のマーべル映画批判

2019年、その年は『アベンジャーズ/エンドゲーム』によって、映画業界の記録が塗り替えられ、映画の持つ意味が少し変わりつつあった。
90年代以前、映画は大衆芸術として、人々が気軽に楽しめる芸術品だったのだ。
その時代を主として生きて来た巨匠、マーティン・スコセッシは、これらのヒーロー映画をアトラクションと形容し、本来の映画=芸術というものから否定した。

大きく波紋を呼ぶ

この発言は、映画業界のトップにいる映画監督が映画を否定したと、大きなニュースになった。
そして今映画界を牽引する多くのマーベル俳優たちに波紋を呼んだ。
マーティン・スコセッシと同じく、古くから活躍するフランシス・フォード・コッポラも同じく、マーベル映画ならびにヒーロー映画を揶揄する発言を行なった。
このヒーロー映画批判は、こうして多くの映画好きに動揺をもたらしている。
ヒーロー映画は映画なのか、映画じゃないのか…
それと同様に、映画界には劇場映画と配信映画の批判も巻き起こっており、今も続く論争になっている。
テクノロジーの進化、配信映画の台頭…
ヒーロー映画が出て来なくとも、いずれも映画界はこういう事態になっていたのかも知れない。
配信映画の台頭はそれだけ、今では大きなシーンになっている。
ヒーロー映画のヒットにより、大きなお金の動く作品しか作られなくなっている昨今、それを危惧して起こした批判とも言われる巨匠たちによる映画批判は…若い世代から見れば、ただのやっかみなのかも知れない…

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