2021年の1月に、名作バスケット漫画『スラムダンク』の作者、井上雄彦氏がTwitterにて発表した、25年ぶりの新作映画の製作。
最新情報が更新され、ティーザーが公開に。
その映像では一瞬ですが、作品に関わるスタッフ陣が発表になっています。
ここでは、そのスタッフ陣をできる限り拾い、どんな映画になるのか…
それを予想してみましょう!
映画『スラムダンク』について
まだタイトルは未定ながら、2021年08月13日にティーザーが公開されています。
注目なのは、これまで製作は発表されていましたが監督や脚本など細かなスタッフ情報が明らかになっている点です。
その中では、なんと、作者の井上雄彦氏が脚本だけではなく、監督も務めるということが明らかに!
そこから各スタッフ陣が画面いっぱいに表示されると、湘北高校バスケ部のレギュラー陣5人が円陣を組んでいます。
そして、タイトルロゴの後に2022年秋公開であることが発表。
果たして、どんなストーリーが描かれるのか…
常に注目を集めている状況です。
気になる『スラムダンク』のストーリーは?
気になるストーリーですが、現状、3通りの案が噂されています。
アニメではインターハイ県予選までが描かれていたので、その後のインターハイ編の2試合を描く案。
というよりも、ファンの間では伝説と化している山王工業戦。
これがおそらく1番有力と思われるでしょう。
しかし、この『スラムダンク』には、もうひとつ作品が存在します。
それが、10日後の物語。
単行本が1億冊突破の記念イベントで、廃校にて行われたもの。
この廃校にて各教室の黒板に描かれた漫画「スラムダンク-あれから十日後」という、原作漫画のその後の物語です。
これが初の映像化になる、という案も。
そしてもうひとつあるのが、完全新作ストーリー。
この3つの案が、現状噂されるもの。
しかしながら、ティーザーでは湘北高校のユニフォーム姿で円陣を組む姿が。
ということは、まだ3年生達は卒業はせずバスケ部に所属している状態であるということ。
そうなると、本命としてはやはりインターハイ編を描くストーリーというのが濃厚の様です。
果たして、どんなストーリーになるのか…
予告編の公開が待たれている状況です。
内容次第では、日本映画の興行収入記録さえも塗り替える可能性がある、超大型タイトルです。
『スラムダンク』って、そもそも何が凄いの?
2000年代以降に生まれた若者たちには、この『スラムダンク』が残した功績というのは、いまいちピンとこないでしょう。
90年代の伝説的作品で、言うなればサッカー漫画の『キャプテン翼』のバスケット版と言っても過言ではありません。
そもそも、日本にバスケットボールを定着させた張本人と言ってもいいほど。
日本において、バスケットボールを題材にした作品は絶対に売れない、という前評判を見事に覆し、大ヒットさせ、大きなムーブメントを作り出しました。
90年代中期から後半にかけて思春期を迎えた世代にとっては、知らない人がいないほどにヒットしました。
単純にバスケットに興味がない人でも、漫画としてもすごいストーリーで、最初はヤンキー漫画として展開させ、連載中に本格バスケット漫画に移行し、自身の本来やりたかった方法で成功に導くという、ジャンプ漫画らしい展開。
数々の名言も含めて、伝説と化しています。
もちろん、スラムダンクを題材に、社会貢献もしており、様々な影響を与えている作品です。
ちなみに、漫画『スラムダンク』は、実を言うとまだ完結していません。
一応単行本31巻を最後に、発売はしていませんが…
最後の絵に、第一部完とかかれ、主人公桜木花道のその後のストーリーが第二部として続く…
という匂わせで終わっています。
もちろん、これは終わってほしくない編集部に対しての、配慮ではありますが…
今でも、一部ファンの間ではいつか第二部が…
という淡い期待を抱いている者もいるとか、いないとか…
映画『スラムダンク』のスタッフ情報
ここからが、本題です。
映画『スラムダンク』の、ティーザーにて明らかになったスタッフ情報です。
全てを書き出すのは難しいかもしれません。
ですが、わかる範囲で書き出すので、チェックしていただければ幸いです。
監督/脚本:井上雄彦
美術監督:小倉一男
キャラクターデザイン/作画監督:江原康之
演出:北田勝彦、宮原直樹、大橋聡雄、他多数
音響演出:笠松広司
プロデューサー:松井俊之
仕上げチーフ:中野尚美
アニメーション・プロデューサー:西川和宏
2Dラインプロデューサー:毛利健太郎
スタッフ解説
監督と脚本を務めるのは、作者でもある井上雄彦氏です。
アニメ版では、90年代ということもあり、何かと無理な展開があることが槍玉にあげられる事もありました。
尺稼ぎなどで、とてもとても実際のバスケットコートとは思えない大きな縮尺だったことなど。
そういった部分でも、作者が監督することでどう変わるのか…
という部分はとても見ものです。
美術監督を務める、小倉一男は、株式会社草薙の立ち上げメンバーの1人で90年代よりアニメやゲームなどの美術を担当してきた、この道のベテランです。関わってきた作品も数知れず!
キャラデザや作画を監督する江原康之も、フリーランスながらにアニメ『進撃の巨人』でアクション作画監督などを担当し、高い評価を獲得しています。
演出の北田勝彦は、凄腕のアニメーター。
大学を出るまでほとんど絵を描いた事がない、と発言していたにも関わらず、業界関係者からは現在最高の高みにいるアニメーターのひとりと賞賛を受けています。
音響の笠松広司は、デジタルサーカスという音響会社の代表で、「めちゃ²イケてるッ!」など数々の伝説的TV番組から、ジブリ映画など様々な音響を担当しています。
その他、日本のアニメーションにおいて様々な方面で活躍する数々の実力者が集っています。
3Dアニメになる?
今回明らかになったスタッフ陣をみて…
もしかすると、映画『スラムダンク』は、3Dアニメになる可能性も含まれている様です。
スタッフの陣容に、2Dアニメのスタッフが起用されており、アニメーションのプロデューサーには、3DCGアニメをメインに活躍するダンデライオンアニメーションスタジオの代表である西川和宏が起用されています。
果たして、映画『スラムダンク』はどの様な映像になるのか…
期待値は高まるばかりです。