映画【スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース】をネタバレ!?スパイディの宿命、大いなる責任を問う!

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© 2023 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED. ©2023 CTMG. © & ™ 2023 MARVEL.

2023年6月16日に劇場公開された、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。
前作『スパイダーマン:スパイダーバース』は、アカデミー賞を獲得するなど、ハリウッド映画におけるアニメ表現が、次の時代に突入したと大きな話題となった1作。
その続編となる本作は、アニメ・スパイダーマンシリーズ3部作の2作目となる。
既に3作目も公開が決定しており、物語としては、佳境を迎える重要な1作。
そんな本作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をネタバレ解説すると共に、次回作へどう繋がっていくのかを大胆予想していく!

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、今回もアメコミ色満載!

日本では2023年6月16日に劇場公開を迎え、アメリカでは2023年6月2日に公開されている、注目のスパイダーマン映画の新作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。
本作は、3部作中の2作目に当たる作品。
既に3作目のスケジュールも決まっており、『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』と言うタイトルで2024年3月29日に全米公開となる予定。
今回の2作目も、本来は2022年4月8日に公開される予定だったがコロナ禍によって延期された。
声優には、前作に引き続き、シャメイク・ムーアが主人公マイルス・モラレスを、ヒロインのグウェンをヘイリー・スタインフェルドが続投。
その他、ミゲル・オハラにオスカー・アイザックも今回はメインでキャスティングされている。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の作品情報

  • 原題:Spider-Man: Across the Spider-Verse
  • 監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン
  • 脚本:デヴィッド・カラハム、フィル・ロード、クリス・ミラー
  • 出演:シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、ジェイク・ジョンソン、イッサ・レイ、オスカー・アイザック
  • 公開:2023年6月16
  • 時間:140分

アメリカでは、大ヒット爆進中!

日本より一足先に公開を迎えたアメリカでは、6月2日スタートで初週の興行収入は校長であると報じられている。
2億900万ドル(約290億円)に達し、2億ドル超えという大台に乗せている。
製作費は、およそ1億ドルと言われ、初週の稼ぎだけで元をとった形だ。
この勢いは、2023年の最大ヒットとも目される。
ここ最近ではスーパーマリオのヒットが記憶に鮮明に残るが、既にその勢いを上回っているのがこの『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』だ。
前作『スパイダーマン:スパイダーバース』は、日本では大台の興行収入10億円に1歩届かず9億円だっただけに、日本ではどんなスタートを切るのかも注目である。
前作同様に、アメコミの世界を縦横無尽に表現したアニメ作品は、向かう所敵なしといった状態。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』声優キャスト

  • マイルス・モラレス/スパイダーマン
    声優:英語 – シャメイク・ムーア、吹き替え – 小野賢章
  • グウェン・ステイシー / スパイダーグウェン
    声優:英語 – ヘイリー・スタインフェルド、吹き替え – 悠木碧
  • ピーター・B・パーカー / スパイダーマン
    声優:英語 – ジェイク・ジョンソン、吹き替え – 宮野真守
  • ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099
    声優:英語 – オスカー・アイザック、吹き替え – 関智一

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をネタバレ!

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ここからは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の内容に深く切り込んでいく。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、果たしてどんな物語なのか…

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のあらすじ(ネタバレなし)

スパイダーマンといえば、やはり、あの名言「大いなる力には大いなる責任が伴う」。
この言葉の語源、実は古くから用いられているものである。
紀元前4世紀の「ダモクレスの剣」の引喩であり、長い歴史の中でも幾度となく引用され続けている。
スパイダーマンでは、ベンおじさんの言葉として有名で、ベンおじさんが登場しないMCUでもマリサ・トメイ演じるメイおばさんに、このセリフを言わせている。
そして、抗うことはできないスパイダーマンの運命…
「大いなる力には大いなる責任が伴う」このセリフは、どの作品であっても、スパイダーマンに向けられた愛する人の死に際の言葉なのだ。
そう、スパイダーマンの運命、家族の死。
この事実を受け入れるのか…
それとも…?

‟救うのは、愛する人か、世界か” かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた哀しき定め。
今初めて、その<運命>に抗うひとりのスパイダーマンが現れる。
それは史上かつてない、スパイダーマン同士の戦いの始まりだった!

YouTube「<全米No.1驚異的大ヒット!>『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』  6月16日(金)全国の映画館で公開」概要欄より
※注意

以下より、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のネタバレが含まれますので、ご了承ください。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』あらすじネタバレ

グウェン。
冒頭はグウェンの、その後の境遇が明らかになった。
グウェンは真っ白なコスチュームに身を包み、活発な女の子で、スパイダーグウェンだ。
グウェンの世界では、ピーター・パーカーはいじめられっ子。
そんな状況に耐えかね、ミュータントになったピーターをグウェンがやっつける。
しかしグウェンは、倒したミュータント、リザードの正体を知らない。
グウェンは、友人であるピーターを倒してしまったことを知り…絶望する
そんなグウェンの父親は警察官。
グウェンの父は、スパイダーグウェンを捕まえようとする。
バルチャーが現れ、なんとか打ち勝つが…父親と対峙するグウェン。
所属するバンドでも正体を明かせないため疎外感を感じる孤独なグウェンは、ついに耐えかねて、自分に銃口を向ける父親に、正体を明かす。
スパイダーウーマンの正体が娘のグウェンである事を知った父親だったが、それでも警察の立場を優先させた。
そんなグウェンを見ていたミゲル・オハラことスパイダーマン2099は、グウェンをスパイダーソサエティに招く事を決める。

グウェンの視点が色濃く描かれている、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の冒頭。
しかしそれが本作の肝でもある、重要な視点となっていく。
スパイダー・ソサエティで出会ったジェシカ・ドリューの影響もあり、スパイダー・グウェンとして、スパイダーマンである立場を優先させていく事になる。

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

今回の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はストーリーの重要なポイントは、スパイダーマンにおける責任である。
スパイダーマンの原作を知らない人でも、実写映画だけしか見たことがないという人でも、この言葉は知っているはずだ。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
映画化されたスパイダーマンシリーズでも、原作においても、スパイダーマンを語る上では外せない重要な言葉である。
思い返してみて欲しい。
これまで実写化されたスパイダーマンは、サム・ライミ版の『スパイダーマン』。
この作品では、原作と同じ、ベンおじさんの死が大きなテーマとなった。
ベンおじさんの言葉として、「大いなる力には大いなる責任が伴う」というセリフは、スパイダーマンにとって、とても意味のあるものになっている。
アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』では、このままのセリフではないが、ベンおじさんがピーター・パーカーに説教をする時に同じ意味の言葉を投げかけている。
「人のために何かできるなら、それをする責任がある。それが人としての責任だ」
そして、最も記憶に新しいのが、MCU版の『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』でのメイおばさんも、この「大いなる力には大いなる責任が伴う」というお馴染みのセリフをピーターに発している。
そしてこれは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』でも重要な要素を担うのだ。
前作『スパイダーマン:スパイダーバース』では、マイルスにとって耳の痛い話となっていて、ある意味でいじられていたが…
今回は、それが大きな意味をなす、そんな物語である。

ヴィランは、ザ・スポット

マイルスは、自身の進路は遠くに行こうと考えていた。
それはスパイダーマンとしての立場からも、両親の元を離れたかった。
もちろん、グウェンに会いにいくための下心も含めてではあるが…
学校との面談があったが、そこにスポットが現れた。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のヴィランは、ザ・スポットである。
彼は、前作の『スパイダーマン:スパイダーバース』のマイルスの行動によって、自身の研究が潰されてしまい誕生したヴィランだ。
キングピンの研究所にいたスポットは、加速器を壊され、その光を浴びて自身にポータルが出来てしまう。
そのため、あらゆる世界に自由に行き来できる存在となったのだ。
結果として、自分がそのポータルに落ちてしまったスポットは、マルチバースを錯乱させようと画策する。

グウェンとの再会

マイルスは、父親の警察署長の就任式に遅れてしまう。
面談の件も言われてしまい、きつい説教を食らう。
外出禁止にされ、部屋でいじけていると…
そこに、グウェンが現れる。
久しぶりの再会に心躍るが、グウェンがこの世界にやってきた本当の目的は、スポットの計画を知ること。
それを知らずにグウェンを両親に紹介するマイルス。
そしてマイルスも、グウェンの目的を知る…
スポットの企みも知り、それを阻止するべく、新たな冒険に出る。

マイルス・モラレスは、異端児だった

前作、『スパイダーマン:スパイダーバース』でスパイダーマンになったマイルス・モラレスだったが…
そもそもマイルスは、マルチバースがなければ、存在し得なかったのだ。
それは、前作で噛まれたクモは、マイルスのアース1610ではなく、アース42という別のユニバースからやってきたクモだった。
前作を思い返してみてほしい。
それぞれの世界で、スパイダーマンはただ1人の存在だった。
スパイダーマンが自分を語る場面で、自分の世界で唯一のスパイダーマンであることを強調していた。
しかしマイルスの世界では、スパイダーマンは2人いた。
マイルスの前は、金髪で、みんなが知る存在のピーター・パーカーが居た。
しかし彼は、マイルスを守る為に亡くなっている。
要するに、1つの世界にスパイダーマンは1人
それが基本的な原則だった…が、そのルールを破った存在が、マイルス・モラレスだったのだ。

スパイダー・ソサエティの存在意義

スパイダーマンの宿命は、それぞれの世界で必ず警察署長が死ぬ、ということ。
スパイダーバースの世界では、それが大いなる責任となった。
この宿命は逃れる事ができない事実であり、この出来事があることで、世界は成り立っている。
しかしマイルスの世界では、マイルスがスパイダーマンになった事で、マルチバースが開かれた。
これにより、異常が並行世界で生じる事になり、その管理をする事になる。
それがスパイダー・ソサエティであり、ミゲル・オハラを中心に、スパイダーマン達の組織となっていた。
そんなスパイダー・ソサエティにやってきたマイルス。
そこで真実を知る…
スパイダーマンの宿命、大事な人を失わなくてはいけないという掟。
これは絶対であり、スパイダー・ソサエティにはカノン・システムという、この掟を守るための装置が存在する。
スパイダーマンの宿命…警察署長が死ぬ
かつてのスパイダーマン、『アメイジング・スパイダーマン』(2012)の映像も使われたのは、嬉しいサプライズだった。
グウェンの父親が、リザードに殺された場面が登場する。
そして…その運命はマイルスやグウェンの元にも訪れるのだ。
マイルスのことを愛する父親は、前作の冒頭では学校までマイルスを送って、その愛を示していた。
そんなマイルスの父親は、昇進して警察署長になり、亡くなる運命だった。
その運命を変えるため、マイルスは自分の世界へと戻るのだが…

マイルスが戻った先は…

マイルスの世界は、アース1610。
しかしマイルスが噛まれたクモは、アース42。
マイルスをスキャンし戻った世界は、アース42だったのだ。
そう、スキャンしたのはマイルスではなく、マイルスを噛んだクモのDNAがスキャンされたのだ。
アース42では、スパイダーマンが存在しない。
クモに噛まれるはずだったアース42のスパイダーマンが、それが今回のヴィラン、ザ・スポットにより、アース42からアース1610に飛ばされた事が影響し、スパイダーマンの存在しない世界となっていた。
この世界では、ヴィランが群雄割拠でひしめく世界となっており、混沌した状況になっている。
シニスター・シックスが世界で覇権争いをしているのだ。

この世界でマイルスは、ブラウラーに捕らえられてしまう…
ブラウラーは前作に登場したヴィランで、マイルスの世界のブラウラーは伯父のアーロンだった。
しかしこの世界では…ブラウラーはアーロンではない。
その正体は…まさかの人物だった!

グウェンの覚醒

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、マイルスとグウェンの物語だった。
というよりも、より中心的に描かれてるのは、グウェンである。
W主人公となり、今作はグウェンの覚醒が物語の肝だった。
マイルスは結果的にアース42に飛ばされたが、本来は自分の世界に行き、父親を救う為に飛び立っている。
運命と向き合うのは、グウェンも一緒だ。
自分のユニバースに戻ったグウェンは、警察署長である父と向き合う。

グウェンは、これまでの想いを父親にぶつける
父親のジョージは、警察である事に誇りを持っている。
その誇りは、娘のグウェンにとってはスパイダーマンでいる事だと…
そして守るべきものを失うこと…
グウェンは父親と初めて、なんのバイアスもかけずに自分の想いをぶつける事ができた。
その結果、父親は警察を辞職した。
グウェンは手を汚す事なく、自分の想いをぶつけることで、自身の運命、スパイダーマンの宿命を変えたのだ。
そしてグウェンは、スパイダーパンクの力を借りて、マイルスの元へと向かう。
グウェンの父親、ジョージは娘の旅立ちを見守る。
『アメイジング・スパイダーマン』でも描かれていた、グウェンと父親ジョージの姿は印象的だった。
実写映画では叶わなかった、父と娘の絆を着地させたのは、お見事と言える。
グウェンの覚醒は、これ以外にも描かれ、スパイダーグウェンとして新たな仲間を手に入れた事で、より強い意志が生まれている

ラストは、”引き”で終わる

本作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のラストは、マイルスに最大の危機が訪れ終わる。
要するに、クリフハンガーとなっており完全に次作へと続く流れになっている。
多くの謎と伏線を残し、3作目『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』へと繋がるのだ。
スパイダーマンに訪れる愛する者の死は、宿命であり、世界を救う重要な鍵となる。
その宿命を変える為にマイルスは、運命と戦う…
はずが、それはとんでもない事態となってしまう…

アース42のブラウラーの正体、それはマイルス・モラレスだった。
マイルスvsマイルス助けに向かうグウェン、果たしてこの先どうなる…!!

という状況で、物語は幕を閉じる。

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は次に繋ぐ!?

物語は、3作目『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』へと繋がっていく。
すでに公開日などは決まっており、2024年3月29日に全米公開日が設定されている。
制作陣などは、このまま続投の見込みで、スパイダーバース3部作と言えるアニメシリーズだ。
今作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、前作で起きた出来事の裏側から派生したり、主人公マイルスの境遇を巧みに使って、かなり色濃く前作とリンクした物語である。
もし、これから『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を鑑賞する人は、前作をしっかり直前に見ておくことを強くお勧めする。
この前作『スパイダーマン:スパイダーバース』を使った物語として、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は続編とても見応えがあり、かなり満足感もある作品だ。

これからのスパイダーマンは?

スパイダーマンは、この後、MCU版が4作目スパイダーマンが製作中。
この他にも、スパイダーウーマンの単独アニメも進行中である。
そしてSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)もあり、これら全てのスパイダーマンの作品が一つの世界観に集約されると、更なる胸熱展開になるかもしれない…
むしろ、期待する場面はそこでもある。
マルチバースの可能性を垣間見る事ができたのも、本作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の特徴であり、このアニメシリーズの後に、何が起きるのか…
果たしてどんな結末が待っているのか…
全てのスパイダーマンの集約も大きな期待のひとつだ。
要するに、このスパイダーバースシリーズで、スパイダーマンに新たな可能性を提示し、次のスパイダーマンにバトンを繋ぐ可能性も大いにあると言える。
さらに最新情報が入ってきた。
ソニーは、2024年11月8日と2025年6月27日に新たなスパイダーマン関連の映画の公開情報を発表。
しかしどの作品かは不明。
すでに、スパイダーバースの3作目『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が、2024年3月に予定されている為、その後のスパイダーマンの動きが早くも決まった形となる。
『ヴェノム』を中心としたSSUに新たな動きなのか…現在のスパイダーマンの世界観がこの勢いを維持して、更なる広がりを魅せることになる。

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は、世界を超えていく!?

気は早いが、スパイダーバースシリーズの3作目、『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』について、考察してみよう。
1作目の『スパイダーマン:スパイダーバース』では、マイルス・モラレスがスパイダーマンになり、マルチバースの中に入っていく様が描かれている。
そして2作目の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では、グウェンと共に、マルチバースの中を交差していく展開だ。
3作目の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』では、マルチバースを超えてスパイダーマンが新たな展開を迎える様を描くはずだ。
先にも挙げたが、スパイダーマンの世界が一つに集約されていく可能性がある。
これまでのスパイダーマンは、ピーター・パーカーを中心に描いたシリーズであり、本シリーズのアニメでは主人公が初めて、マイルス・モラレスになった。
そして、『ヴェノム』や『モービウス』を描いたSSUでは、未だスパイダーマンが描かれていない。
SSUではスパイダーマンの壁画があり、スパイダーマンは存在している事は既に示唆されているが…
まだ、それがピーター・パーカーなのかは不明だ。
だが、『ヴェノム』の世界もおそらく『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には登場した。
コンビニのシーンが、アニメの中でも見れたのだ。
そうなると、スパイダーバースの世界も『ヴェノム』と違う並行世界である。
MCU版のスパイダーマン『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』でもマルチバースが登場し、フェイズ4〜6も”マルチバース・サーガ”だ。
このマルチバースという世界観は、どこまで広がるのか…その佳境となる展開は、2024年3月29日に公開する3作目、『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』でその先が描かれるかも知れない…そして、スパイダーマンは、次なるバトンを誰に渡すのか…
今後の展開も注目だ!

もはや、映画の中に不可能は無い、そんな概念を新たに生み出したスパイダーマン作品。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、6月16日に日本公開を迎え大ヒット爆進中だ。

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