『ストックホルムでワルツを』で学ぶ生き方のヒント!スウェーデンの歌手、モニカ・ゼタールンドの栄光の裏側を描く!

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『ストックホルムでワルツを』

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2014年の11月に公開したスウェーデンの伝記映画、『ストックホルムでワルツを』。
スウェーデンのジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いた本作は、上映まもなくして絶賛された映画です。
公開規模は広くないものの、音楽の世界で見事なアイディアでのし上がっていく女性の光と闇を描いた女性の物語。
本記事ではその『ストックホルムでワルツを』を特集し、この映画の魅力を紹介すると共に、この作品から学ぶ、人生のヒントを紹介します。

『ストックホルムでワルツを』の概要

モニカの歌唱姿
出典元:https://twitter.com/stockholmwaltz/status/545526772846964736?s=20

スウェーデンの偉大なるジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの成功の光と陰を描いた本作、『ストックホルムでワルツを』。
監督は、ペール・フライ。主演はスウェーデンのシンガーソングライター、エッダ・マグナソン。
スウェーデンとは言うものの、劇中で登場する曲は、ジャズ好きならば誰もが耳にしたことがある名曲ばかりで、とてもかっこよく心地がいい音楽ばかりで構成されています。
中でもモニカが夢と語っている、ビルエヴァンスが可愛い姪を想って作ったとされる名曲「ワルツ・フォー・デビー」のスウェーデン語歌詞をつけて歌った有名な1曲は、とても素晴らしく秀逸な出来栄え!
映画的にも、音楽的にも傑作と言える作品です。

『ストックホルムでワルツを』の作品情報

・原題:MONICA Z
・監督:ペール・フライ
・脚本:ペーター・ビッロ
・音楽:ペーター・ノーダール
・出演:エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト
・公開:2014年11月
・時間:111分
・製作:スウェーデン

『ストックホルムでワルツを』のあらすじ

ストックホルムでワルツを劇中画像1
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スウェーデンの田舎町、両親と愛娘と暮らすシングルマザーのモニカ。
電話の交換手をしながら深夜バスに乗りストックホルムのジャズクラブで歌うシンガー。
当然いつか歌手として、成功を収めることを夢見ている。
しかし父は厳しく、歌で食べていけるわけがないと認めてくれないのだった。
そんなある日、モニカの夢が思わぬ形で叶うことに。
ジャズの本場、アメリカのニューヨークで歌うチャンスがやってくる。
しかし結果はイマイチ。スウェーデンでは酷評を受ける結果に。
そんな落ち込むモニカにバンドのメンバーの助言を受け、母国語でジャズを歌う、と言うアイディアを思いつき徐々に認められていくことになるのだった…

『ストックホルムでワルツを』の音楽的魅力

ここからは、『ストックホルムでワルツを』の魅力について紹介していきます。
しかし本項目では、この作品が如何に音楽的に素晴らしいのか、ということに着眼してお届けします。

モニカ・ゼタールンドという歌手

本作品の題材であるミニカ・ゼタールンドという歌手について紹介します。
彼女が如何に画期的で素晴らしい歌手だったか、という事実を解説。
モニカ・ゼタールンドはスウェーデンでは知らない人がいないというくらいに偉大な歌手でした。
それはもう、圧倒的な支持を受けていたのです。
特に有名なのは、先述したビル・エヴァンスの名曲「ワルツ・フォー・デビー」をスウェーデン語に訳して歌ったもの。
それが話題を呼びビル・エヴァンス本人からオファーが舞い込むほどに。
そしてビル・エヴァンスと録音しレコード制作をし大ヒットになるのです。
モニカの何がそんなにすごいのかというと、やはり北欧ジャズらしさの儚げで憂いに満ちた歌声と表情、モニカらしさというものがあり、”北欧ジャズの顔”とまで言われ最大の評価を受けていたのです。

エッダ・マグナソンの歌唱力

スウェーデンという遠く離れた場所柄、主演を務めたエッダ・マグナソンの情報はあまり聞こえてこないのが現状ですが、彼女が見事にモニカ・ゼタールンドの歌声を再現しており、高い評価を獲得しています。
同じ曲で上がエッダ・マグナソン。
下がモニカ・ゼタールンドです。
ぜひ聴き比べてみてください。
エッダ・マグナソンの素晴らしさが伝わると思います。

ジャズの名曲たち

上の動画は、デイブ・ブルーベックの変拍子の名曲、「Tike Five」です。
もちろんスウェーデン語に訳されて歌までつけられたもの。
この他にも「Hit The Rord Jack」や「It Could Happen to You」など、ジャズの名曲たちが目白押し!
ジャズに詳しくない人も、絶対に楽しくなるような曲ばかりです。
もちろん詳しい人ならば、より一層ウキウキするような曲が彩りを添えています。

『ストックホルムでワルツを』で学ぶ生き方のヒント

映画『ストックホルムでワルツを』には、人生で学ぶべきポイントがいくつも隠されています。
映画の見所となる部分と絡めて、生き方のヒントを学んでいきましょう!

視点を変える

カフェのモニカ
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モニカは、ずっとジャズシンガーとして成功することを夢見ていました。
映画でも描かれていますが、ジャズはアメリカの音楽です。
当然のこと、歌も英語で歌っていました。
しかし彼女は広い視野と柔軟な考えを元に、母国語で歌うことにするのです。
そう、モニカは”ジャズ=英語”という固定観念から、視点を変えて歌ったことにより成功を収めるきっかけを、見事に掴んだのでした。

時には思い切りも必要

煙草を片手に
出典元:https://twitter.com/stockholmwaltz/status/530310095242932224?s=20

モニカは成功を収めますが、結果として、お酒に溺れ一度は人生を最悪なものにしてしまいます。
再起を図ろうと、彼女は再び動き出します。
そして彼女はどんな状態であっても、初心を忘れずに思い切ってチャレンジをするのです。
自分の夢だった、ビル・エヴァンスとの共演を叶えるためにデモを送ります。
そしてその想いが見事に通じ、夢を叶えるのでした。

あきらめない心

モニカは、最後まで諦めずに挑戦し続けます。
それは母だからなのか、とても逞しく、格好いい姿でした。
それは彼女が、本当に愛する人への想いも、諦めずに自分らしく表現し手に入れているのです。
最後まで諦めずに、自分らしく挑戦すること。
それが大事なのだと、この映画から学ぶことができるのです。

映画『ストックホルムでワルツを』はU-NEXTなどで視聴可能。
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本ページの情報は2019年9月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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