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映画【TENET / テネット】のネタバレ!ノーラン監督は結末を“アレ”で締めると予想

TENET / テネットポスター

出典:IMDb

クリストファー・ノーラン監督の最新作SF映画『TENET テネット』。日本公開日は2020年9月18日と告知されていましたが、最新の予告動画ではこの公開日が削除されたことが話題になっています。

2017年の監督映画『ダンケルク』から3年ぶりの新作、加えて映画『インターステラー』以降、実に6年ぶり待望の「ノーランSF」である『TENET テネット』。「頼むから早く観せてくれ!!」と、よだれを垂らして本作の公開を待ちわびるファンはSNSに溢れかえり、筆者もまさにそのひとり。

本記事では、嫌味なくらいあらすじが秘密にされている映画『TENET テネット』について、現時点で公開されている情報をかき集めてネタバレ。さらに、クリストファー・ノーラン監督の作風・傾向や、大注目のキャストについても紹介していきます!

映画『TENET / テネット』の予告がこちら!

映画『TENET テネット』の予告動画が公開されるのは、最新動画を入れて3回目。5月末に公開されたばかりの新動画、まあ、情報は最小限。これぞ、ノーラン監督の十八番「秘密主義」!映像のスケールのデカさや、キャストの演じぶりは惜しげも無く公開されていますが、肝心の物語の内容は謎に包まれたまま。

「重要かな!?」と思われるキーワードがポロポロと示唆されるのみにとどまっています。公式サイトもスッカスカ。ここまで徹底的に隠されると、ますますよだれが出ちまいますよね!

映画『TENET / テネット』監督・クリストファーノーランが仕掛ける!

クリストファー・ノーラン監督

出典:IMDb

ベールに包まれた最新映画『TENET テネット』を紐解くために、まずは本作の監督クリストファー・ノーランについて紹介していきましょう。彼の代表作といえば、『インセプション』『インターステラ―』などの「次元で遊ぼ系」。しかし、たとえジャンルがSFでなくとも、『メメント』や『ダンケルク』では、物語を逆行させて進行させてみたり、同じ時間軸の違う場所のシーンをつなぎ合わせてみたりと、独自の展開術を持っていることで知られています。

「ノーラン作品!」といえど実は、弟の脚本家ジョナサン・ノーランがシナリオを手がけることが多く、出世作である『メメント』の初期案も実は弟なのです。この天才肌の弟の脚本に、兄のクリストファー・ノーランが加筆するというスタイルが定番。

そんななか、今作『TENET テネット』は、クリストファー・ノーラン監督による10年ぶりの単独脚本であることでも注目されています。10年前の単独脚本といえば、2010年の映画『インセプション』。『インセプション』の脚本執筆に何年かかっているかは、有名ですよね。8年ですよ、8年……。下手すれば、大型犬の寿命より長い歳月。

TENET(テネット)とは “生還のカギ”のこと?

「文脈を大切にする」と語る、ノーラン監督。脚本を捏ねて捏ねて捏ねまわす彼ですが、映画タイトルを「原題のまま」世界展開していく傾向があります。日本語版も、もちろんほぼ原題のまま。ほとんどが聞き馴染みのない言葉だったりもしますが、世界中の鑑賞者が平等に、タイトルから物語の謎を推察する楽しみを得られるのです。

本作のタイトル『TENET テネット』は「教義」「信条」という意味。予告では「TENETは、生存のカギ。しかし危険にもつながる」と、語られていますが……。

映画『TENET / テネット』のキャストを紹介!

映画『TENET テネット』のストーリーを紐解く前に、本作のキャストを紹介していきます!

「ノーラン組」とも言える常連たちの顔ぶれの中に、ピカピカっと新規の俳優さん。特に主演の彼に注目です。

ジョン・デヴィッド・ワシントン

ジョン・デヴィッド・ワシントン

出典:IMDb

人気ドラマ『ballers / ボーラーズ』に出演していた、元アメフト選手のジョン・デイヴィッド・ワシントン。2018年の映画『ブラック・クラングスマン』では、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされた実力派です。本作の脚本が難しすぎて、彼は監督に毎日質問していたそうです。愛おしい……!

彼はあの名優、デンゼル・ワシントンの息子。デンゼルといえば、アカデミー賞史上2人目の“アフリカ系アメリカ人” のアカデミー主演男優賞受賞者。伝説の黒人俳優です。当時「いかにも黒人っぽい役」しか与えられなかった黒人俳優の地位を、自らの実力で押し上げた父・デンゼル・ワシントン。

人種差別や偏見の問題が新たな局面を迎える現在、ジョン・デイヴィッド・ワシントンは「何を伝えるため」主役に抜擢されたのでしょうか?

ロバート・パティンソン

ロバート・パティンソン

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映画『ハリー・ポッター』『トワイライト』など、ファンタジー作品のイメージが強いロバート・パティンソン。実はしばらくの間、彼には仕事が舞い込まず、キャリアはストップしていたのだとか。

しかし、本作で準主役級の役どころに抜擢、さらに2021年公開予定の別監督の映画では、なんと「バットマン役」を演じることが決定しています。不思議な縁でしょうか。それとも、何か意図があるのか……。

“ノーラン推し”俳優が勢揃い!

ケネス・ブラナー

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他にも、映画『ダンケルク』で、海軍中佐役を演じたケネス・ブラナー。恐怖と責任の狭間で揺れる微妙な演技は、さすがイギリスが誇る実力派俳優といった感じでした。さらに2002年に映画『インソムニア』で、主演アル・パチーノの相棒役を演じたマーティン・ドノヴァンも本作に参戦。

2005年の映画『バットマン ビギンズ』 から、8作品連続でノーラン映画に出演しているマイケル・ケインも登場します。“映画『インターステラー』のおじいちゃん”ですね。実は、70代にさしかかってからノーラン監督とのキャリアが始まったマイケルケイン。「ノーランは、歳をとって狭くなっていた世界を広げてくれた」と語り、相変わらず協力体制はばっちりです。

映画『TENET / テネット』のあらすじをネタバレ!

TENET テネット本編映像

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困っちゃうくらいあらすじが知らされていない映画『TENET テネット』。ワーナー・ブラザースによって、やっと発表されたストーリーはあまりにもシンプルです。

“Tenet”の一言だけを武器に、主人公は全世界の存続を懸けて戦う。国際スパイの不明瞭な世界で、その任務は現実の時間を超えていくのだ。タイムトラベルではない。時間の逆転だ。
出展:THE RIVER

主人公は第三次世界大戦を阻止する国際スパイ

公式の発表によれば「国際スパイが全世界を股にかける」というストーリーであることは間違いなさそうです。さらに、主人公を含めたスパイたちの任務は「第三次世界大戦を阻止する」こと。ということは、阻止するべき“敵”がいるということです。

キャストや予告に敵らしき人物は登場していません……。「時間の逆流」という独自の現象が垣間見える予告編。敵となるキャストは隠されているのか、それとも敵は人間ではないのか……。

「死後の世界にようこそ」主人公が手に入れた特殊能力とは?

予告第一弾で気を失った主人公、目覚めた後「死後の世界にようこそ」とある人物に言われていました。この時に、主人公は特殊能力を植えつけられてしまったのかなと、筆者は思いました。

主人公の任務中らしきシーンで、「普通は危険とわかっていても、突入するまでは実感できない、君は違う」と言われていたり、「何があった?」と聞かれたのに対して「これから起きる」と答えていたり……。どうやら主人公だけが「未来と交信できる」能力を持っているようです。

“TENET” は現象の名前?それとも……。

走行中にクラッシュした車が、次の瞬間元通り。巨大な船が不自然に進んでいると思えば「後ろ向き」だったりと、時間が一部逆行する世界観を持つ今作。この現象のことを、“TENET”と呼ぶ?

しかし「TENETは、使い方次第で未来が変わる」というセリフがありました。TENETは慎重に使え、危険でもある。TENETは生存のカギ。そして「教義」「信条」。“伝説のアフリカ系アメリカ人”の息子、ジョン・デイヴィッド・ワシントン……。

“TENET” が何かの名称というより、言葉自体が映画のキーワードなのかもしれません。

映画『TENET / テネット』を予想!最後はアレで締めるはず

TENET劇中の主人公

出典:IMDb

第三次世界大戦よりも、もっと悲惨な状況になる」というセリフに対して、主人公の問い「人類滅亡?」。主人公よりも現状をよく知っていそうな女性は「もっと悲惨」と答えています。人類滅亡より悲惨なシナリオって?そんなのあります?

“時間の逆流”。「時間を逆転させると、今ここにいる我々の存在は消滅するのか?」現実でも、大型ハドロン衝突型加速器の運転で「宇宙が消滅してしまうのではないか」と警鐘を鳴らす物理学者が多くいます。もしかしたら、 “TENET”の力は膨大で、現実世界を消し去ってしまうのではないでしょうか……?

ところで、クリストファー・ノーラン監督。ずば抜けた知性と数理的思考力を持っていながら、一部で「理論が破綻している」「筋が通っていない」と評されることもあります。『インターステラー』や『インセプション』でも、散々わたしたちを物理と思考の沼に嵌めておいて、最後は「愛」で窮地を脱しているんですよね。

これが一部の理数マニアからブーイングをかうポイントでもあるのですが……。ノーラン監督は「」や「記憶」に現実、さては宇宙を動かす力があると信じているように思えるのです。本作でも、主人公が「他に向ける愛」によって、現実世界が救われる結末になるのではないか?と筆者は予想しています……!

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