2022年10月28日(金)に公開された、映画【天間荘の三姉妹】。
アニメ映画【この世界の片隅に】の製作スタッフが贈る、感動の超大作と話題の作品です。
辛い内容もありそうだけど、最後は温かい気持ちになれるといいな。
キャストに載ってない出演者が豪華らしいよ?
本記事では、映画【天間荘の三姉妹】のネタバレについて書いていきます。
映画【天間荘の三姉妹】の概要
スタッフ・主題歌
監督 | 北村龍平 |
プロデューサー | 真木太郎 |
主題歌 | 「Beautiful World」玉置浩二feat.絢香 |
- 監督は【ゴジラ FINAL WARS】などの作品を手掛けてきた、北村龍平さんです。
- プロデューサーはアニメ【この世界の片隅に】などをプロデュースし、ヒットに導いた、真木太郎さんです。
- 主題歌は、玉置浩二さん作曲、絢香作詞の「Beautiful World」でこの映画のために書きおろしされました。お2人の荘厳な歌が、予告動画だけで泣けると話題です。
登場人物
- イズコにより天間荘に連れてこられる三姉妹の三女・小川たまえ:のん
- イルカトレーナーで三姉妹の次女・天間かなえ:門脇麦
- 天間荘の若女将で三姉妹の長女・天間のぞみ:大島優子
- かなえの恋人で「魚堂」の若大将・魚堂一馬:高良健吾
- 現世で人生に絶望し、自殺未遂を経て天間荘に召還された少女・芦沢優那:山谷花純
- 三ツ瀬水族館の館長の息子・早乙女海斗:萩原利久
- 三ツ瀬水族館の館長・早乙女勝造:平山浩行
- 鮮魚店「魚堂」の店主・魚堂源一:柳葉敏郎
- 天間荘の料理長・宝来武:中村雅俊(友情出演)
- 天間荘の気難しい宿泊客・財前玲子:三田佳子(特別出演)
- たまえの父・小川清志:永瀬正敏(友情出演)
- 天間荘の大女将でかなえとのぞみの母・天間恵子:寺島しのぶ
- 臨死状態の魂を天間荘にいざなう天界の門番・イズコ:柴咲コウ
映画【天間荘の三姉妹】ネタバレ!
ここからは、映画【天間荘の三姉妹】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)
天間荘へようこそ
三ツ瀬という街にある、天間荘の若女将・天間のぞみ(大島優子)は初めて会う、実の妹が客としてやってくるため、挨拶の練習をしていた。
イルカトレーナーでのぞみの妹・天間かなえ(門脇麦)は、あっけらかんとしていた。
料理長・宝来武(中村雅俊)に気合を入れてもらうようお願いするのぞみ。
そして、臨死状態の魂を天間荘にいざなう天界の門番・イズコ(柴咲コウ)とタクシーで2人の異母姉妹になる小川たまえ(のん)がやってきた。
イズコはタクシーの中でたまえの状況や姉2人がいる天間荘に行くことを説明したが、事故前後の記憶がなく自分が臨死状態ということを分かっていない。
天間荘は、現世で亡くなりそうな魂がやってきて、体を癒しながら現世へ戻るのか、死を選ぶのか決める場所だ。
姉2人に迎えられ、美味しい料理を食べるたまえ。
そこへ、天間荘の大女将でかなえとのぞみの母・天間恵子(寺島しのぶ)が来て、酒を飲みながら、たまえに悪態をつく。そして明日から働くように言うと、たまえも働きたいと了承した。
玲子とたまえ
天間荘には、すでに気難しい宿泊客・財前玲子(三田佳子)が宿泊していた。
きれいな場所を見たいと言うので、のぞみが案内してもあまり納得しない。
彼女が生けた花もうわべだけだと突っぱねる。
実際のぞみは女優になりたいと上京したが、出戻って仕方なく女将をしていた。
しかし、そんな玲子の心を開いたのは接客した、たまえだ。
同じ臨死状態にありながら、明るくいる彼女に少しずつ救われていく玲子。
走馬灯が見られる提灯に火をつけ、怖がる玲子とたまえは一緒に見た。
若いころに娘と引き裂かれ、スナックで働いていたころ緑内障になり視力を失い、そのころ付き合っていた人と別れた。現在は病院のベッドでたくさんの機械につながれていた。
しかし、生き別れた娘と孫がベッドのそばにいて励ましてくれた。それを見て涙する玲子だった。
タクトとの出会い
たまえはイルカトレーナーのかなえと一緒に水族館に行き、イルカの「タクト」と出会う。
タクトはすぐにたまえになついた。
「魚堂」の若大将・魚堂一馬(高良健吾)はかなえの恋人だ。
しかしずっと時が止まったここにいることに違和感を感じ始めていた。
初めての友達
ある日、現世で人生に絶望し、自殺未遂を経た女子高生・芦沢優那(山谷花純)が天間荘にやってくる。
スケッチブックを大事に持って絵を描いている彼女は、たまえと一緒に走馬灯を見る。
自分が描いたイラストが話題になり有名になるが、それが盗作と噂されいじめにあい、それを苦に自殺しようとした。優那には友達がいなかった。
辛い過去を見た優那は思わず走馬灯を投げつけ、部屋が火事になる。
翌日、玲子と話しているたまえのところに優那が来て、一緒に水族館へ行く。
優那もタクトを触り、イルカを見て癒された。
帰り道、2人はお互い友達がいないことを話し、これから友達になろうと誓った。
チェックアウト
優那はたまえと一緒なら現世に戻ってもいいと思い、一緒に帰ろうと誘うがたまえは断る。
今の生活が楽しく、のぞみたちとも離れたくなった。
たまえは、イルカトレーナーになりたいとかなえに伝え、訓練を受ける。
その様子を見た優那はまた友達がいなくなったと落ち込み、天間荘に戻る。
すると、恵子と玲子とのぞみがいた。
現世に戻るのも嫌だし、死ぬのも怖いと言う彼女に、玲子が私が一緒に彼女と行くと申し出た。
翌日、2人はタクシーに乗って現世に帰って行った。
生き残った家族
一馬の父・源一(柳葉敏郎)は、刺身を2人分切っている。それを食卓と一馬の写真の前に置いた。
そして、三ツ瀬水族館の館長・早乙女(平山浩行)の息子・海斗(萩原利久)も、以前にみんなで撮った写真を見て、父さん、かなえ姉ちゃん、頑張るよと声をかけた。
源一が神社にいると、海斗が来た。一馬のさびた包丁が見つかったと言う源一。
家族がいなくても頑張っていこうと海斗は源一を励ました。
一馬との別れ
一馬はかなえに俺は逝くと伝える。かなえは、いずれは自分も行くんだから一緒に逝くと言い、お互いの愛を確認し、一夜を共にした。
しかし翌朝、一馬はイズコの元へ1人で行き、船に乗り逝ってしまった。
かなえは帰ってきてのぞみの胸で号泣。
ここにはだれも残らないと言う恵子。
父と再会
かなえはたまえにイルカトレーナーとしてデビューしてもらうと伝える。
そして、自分のもっていた笛をたまえにあげた。
たまえが練習して成功すると、喜ぶおじさんを見つけ、サングラスとマスクを外させると、なんと三姉妹の父・清志(永瀬正敏)だった。
天間荘に戻り、みんなで父から事情を聞く。
みんなが津波で亡くなった震災の日、父は三ツ瀬に来ていた。
自分が癌だと分かり、たまえを天間荘で預かってもらいたいとお願いするためだった。
しかし、震災が起こり、津波が来た。
逃げる途中、早乙女と海斗がいて、海斗をまず助け、早乙女を助けるために戻った時、早乙女と父は津波に飲まれてしまった。
三姉妹は父に再会できたと思ったら、死んでいてショックを受ける。
たまえデビュー
たまえのイルカショーのデビュー当日、家族みんなが見に来た。
しかし、たまえは失敗してしまう。
それをみんなが笑ってヤジを飛ばした。
恵子はそれを怒り、みんなは死んでいるけどたまえは生きていて、ここにいる人は魂だけがいると伝える。そしてイズコに三ツ瀬は今日でおしまい。それでいいだろ?と問いかけた。
たまえはイズコになぜ自分をここに連れてきたか聞いた。
イズコは、たまえを家族に会わせて生きる希望を持ってほしかった。そして、みんなの思いを現世に伝えて彼らを救って欲しいと言った。
最後の宴会
2人が天間荘に戻ると街のみんなが待っていて、早乙女は、海斗にヤマトのプラモデル作ってあげられなくてごめん。でもずっとそばにいる。と伝えて欲しいとたまえに言う。
今日は全員天間荘に泊ることになり、宴会が行われ、それぞれが生きている家族に伝えたいことをたまえに話した。
そして街のみんなで、最後の夜を歌って食べて飲んで楽しく過ごし、みんな天へ逝った。
たまえの家族5人が残った。
5人で最後の時間が持てるだけでもありがたいと言う恵子。
父のカメラで5人で記念撮影をし、食べて飲んで楽しんだ。
たまえが眠ったそのすきに、のぞみたちは海辺に行く。
父は最後に3人を抱きしめた。みんなで抱きしめ合い、恵子が来世で会おうと言って天へ逝った。
現世でできること
目が覚めたたまえはイズコのところへ行き、現世へ戻った。
まず、優那のところへ行く。
優那は最初だれか分からなかったが、たまえが彼女の手を取った瞬間、すべてを思い出した。
2人でまず、玲子を見に行った。
玲子は視力はなかったが、娘と孫と公園で幸せそうにしていた。
ふと玲子が何かを感じて振り返るとその方向にたまえと優那がいた。
その後、現在の三ツ瀬に向かった。
ちょうど三ツ瀬水族館が新しくなっていた。
海斗に父の伝言を伝えた。海斗はたまえが持っている笛がかなえのものだと気づく。
そこにはイルカのタクトがいて、再会を喜ぶ2人。
たまえと優那は水族館で働き始め、たまえは水族館のリニューアルイベントでイルカショーのデビューをした。
登場し、源一に一馬がかなえと幸せだったことを伝える。今度はイルカショーは成功した。
海斗も驚き、優那は涙を流しながらたまえを見守った。
カメオ出演が凄い!誰がどんな役を演じた?
映画を観ていて、え?この人がこれだけの出演?と何回か驚きました。
記憶がある限り紹介します。
優那の母・藤原紀香
最後に逝く三ツ瀬の町民・髙橋ジョージ
最後に逝く三ツ瀬の町民・つの☆だひろ
髙橋ジョージさんは、たまえがトレーナーデビューした時、一番前の観客で目立ちすぎててそればかり気になっていました(笑)
町民がミュージシャンだったのは、最後みんなが逝く前に、たまえと一緒に彼らが前に出て楽しく歌うシーンがあったので、それが理由だと思われます。
実際はBGMが流れてるだけで、映像だけだったので何を歌っていたのかは気になりますね。
まとめ
いろんな場面で感動して泣きました。
天間荘に来た玲子さんが現世に戻って幸せになってくれたことが嬉しかったです。
最後に恵子がたまえを抱きしめて、あんたは私の自慢の娘だよ。と言ったのは号泣でした。
誰も悪い人がいない。原作と違う部分が多いけどそれが良くて、素晴らしい映画でした。
原作も面白いのでぜひ読んでみてください!