映画『キングスマン:ファースト・エージェント』なぜ公開延期?最強スパイ組織の誕生秘話が描かれる注目作

キングスマン:ファースト・エージェントビジュアル

出典元:http://www.foxmovies-jp.com/kingsman/

人気映画「キングスマン」シリーズに出てくるスパイ組織「キングスマン」の誕生秘話を描く『キングスマン:ファースト・エージェント』の公開が2020年9月に延期になりました。2019年2月14日公開と告知されていたものが遠く7か月後へと延期となってしまったことは非常に残念ですが、続報を待ちましょう。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の作品情報と公開延期の理由について、改めて整理してみましょう。

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映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の概要

本作『キングスマン:ファースト・エージェント』は、2015年に公開されたタロン・エジャトン、コリン・ファース出演のスパイ映画『キングスマン』から始まるシリーズの3作目となる映画です。

「キングスマン」シリーズには1作目の『キングスマン』、2作目の『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)がありますが、『キングスマン:ファースト・エージェント』は前の2作とは異なり、舞台を第一次世界大戦の時代のイギリスに移して諜報機関「キングスマン」が誕生する過程を描く作品となるようです。

登場人物には主演のレイフ・ファインズ演じるデューク・オブ・オックスフォード、ハリス・ディキンソン演じるコンラッドが重要人物となることが予想されるほかに、ロシアの怪僧として歴史に名を残すラスプーチンも登場するようですが、一体どのような物語になるのでしょうか?

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』予告編はこちら

人気シリーズ「キングスマン」とは?

出典元:映画『キングスマン』公式サイト

映画「キングスマン」シリーズは、マーク・ミラーとディヴ・ギボンズによるコミック『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』を原作として、同じくマーク・ミラー原作のヒーロー映画『キック・アス』(2010)を手掛けたマシュー・ヴォーンが監督を務め製作されたスパイアクション映画です。ヴォーンによるキレッキレで超過激な演出と映像に、時折挟まれるコメディ要素も相まって完成度が高いエンタメ作品となり、世界的な大ヒットを収めています。

『キングスマン』『キングスマン:ゴールデン・サークル』では、諜報機関「キングスマン」に所属する凄腕のエージェントであるハリー・ハート(コリン・ファース)と新人エージェントのエグジーことゲイリー・アンウィン(タロン・エジャトン)の間に築かれる絆と共に、巨悪に立ち向かう物語が描かれます。『キングスマン:ゴールデン・サークル』から直接つながる続編も現在製作中とのことで、ハリーとエグジーの物語がどのように展開するのかも気になるところです。

タロン・エジャトンは2019年に主演を務めた『ロケットマン』でその演技に対し高い評価を得るなど、現代を代表する若手俳優として呼び声も高いですが、エジャトンはこの「キングスマン」シリーズで一躍出世し大スターとなりました。

そもそも「キングスマン」って何?

「キングスマン」は約100年もの長い歴史がある組織。創設以来どこの国にも属さず、独立した諜報活動を続けています。

映画『キングスマン』さんの投稿 2015年6月16日火曜日

「キングスマン」は表向きはロンドンにある高級テーラーですが、その実態はどこの機関にも属さない世界最強のスパイ組織です。選りすぐった優秀なエージェントが所属しており、優れた諜報・戦闘技術を持つだけではなく、最先端の科学技術を取り入れた超強力な武器を駆使して戦います。

スタイリッシュなスーツ姿に加え、眼鏡や傘・鞄などに隠された多機能かつ近代的な武器で繰り広げられるキレッキレのアクションは、「キングスマン」シリーズの大きな魅力の1つとなっています。同じくイギリスのスパイ映画である「007」シリーズなどのオマージュも多く見られ、スパイ映画ファンにとっては垂涎の作品となっています。

ちなみに『キングスマン:ゴールデン・サークル』には、「キングスマン」と同じルーツを持つアメリカの同盟組織で表向きはバーボン・ウイスキー醸造所の「ステイツマン」も登場し、物語の大きな鍵を握ります。礼儀を重んじるイギリス式「キングスマン」と型破りなアメリカ式「ステイツマン」とで大きく異なる特徴を持つ2つの組織ですが、『キングスマン:ファースト・エージェント』では「ステイツマン」誕生の由来には触れられるでしょうか?

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』のキャスト

出典元:https://twitter.com/KingsmanMovie/status/1179879151286620161

主人公のデューク・オブ・オックスフォード役を務めるのは、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート卿役や『007 スペクター』(2015)のM役で知られるベテラン俳優レイフ・ファインズです。デューク・オブ・オックスフォードという男が「キングスマン」創設に当たりどのように関わるのかは明らかにされていませんが、スタイリッシュでキレッキレのアクションを披露する姿を予告編で見ることができます。

ファインズの他には、予告編でデュークと共に高級テイラー「キングスマン」に入っていく青年コンラッドを演じるイギリスの若手俳優ハリス・ディキンソンがいます。ディキンソンは1996年生まれの23歳で、『ブルックリンの片隅で』(2017)の演技で高い評価を得ており、近年では『マレフィセント2』(2019)のフィリップ王子役に抜擢されるなど活躍が期待されている俳優です。

また、「キングスマン」シリーズの監督であるマシュー・ヴォーンが同じく監督を務めた『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソンも出演しており、ヴォーンとはこれが2度目のタッグとなります。その他のキャストとしてジャイモン・フンスー、リス・エヴァンス、ダニエル・ブリュールなどのいぶし銀俳優たちが脇を固めており、さらに『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でジム・ビーチ役を演じたことで知られるトム・ホランダーが英国王ジョージ5世・ドイツ皇帝ウィルヘルム2世・ロシア皇帝ニコライ3世と異なる国の君主3役を演じているというのですから驚きです。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の作品情報

原題:The King’s Man
全米公開日:2020年9月18日
日本公開日:2020年9月予定
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:カール・ガイダシェク
キャスト:レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス、マシュー・グッド、ダニエル・ブリュール、トム・ホランダー、アーロン・テイラー=ジョンソン
製作国:イギリス、アメリカ合衆国

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』のあらすじ

1900年代初頭から第一次世界大戦前夜にかけてのイギリスを舞台に、一人の男が「崇高な義務」のために立ち上がり、世界最強のスパイ組織「キングスマン」創設の秘話が語られる。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』公開延期の理由とは?

『キングスマン:ファースト・エージェント』の公開は2020年2月14日と告知されていましたが、残念ながら延期となってしまいました。現在の予定では米国公開が2020年9月18日で、日本での公開は米国公開と同月の2020年9月のようですが日にちはまだ未定となっているようです。延期の理由は明らかにされていません。詳細については公式ホームページやSNSなどで告知される模様ですので、続報を待ちましょう。

https://twitter.com/kingsmanjp/status/1206572841744777218

『キングスマン:ファースト・エージェント』の延期は実は2度目

『キングスマン:ファースト・エージェント』の脚本は2018年の10月にはすでに書きあがっていたようで、2019年11月9日に公開される予定だった同じく英国スパイ映画の「007」シリーズ新作(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)が延期になったことを受けて、同日の2019年11月9日が『キングスマン:ファーストエージェント』の公開予定日となっていました。

しかし、「キングスマン」シリーズを製作・配給する映画会社20世紀フォックス社が2019年3月にウォルト・ディズニー社に買収されたことによる影響などで本作の公開は延期となり、2020年2月14日に先延ばしされたことが考えられます。このような経緯で『キングスマン:ファースト・エージェント』は2020年2月14日に公開されることが決定されていたはずでした。

延期の理由は配給会社ディズニーのスケジュール調整?

しかしながら2019年11月に、配給会社のディズニー/フォックス社が2023年までの映画公開スケジュールを明らかにしたことを受けて、『キングスマン:ファースト・エージェント』の全米公開が2020年の9月18日に延期されたことが判明しました。

ディズニー社ではマーベル映画などを含む人気作品も多数扱っており、同社配給の話題作が同じ時期に重ならないよう公開時期が調整されたことが延期の理由として考えられます。ディズニー社の今後の公開スケジュールには、2020年1月現在公開中の『アナと雪の女王2』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『フォードvsフェラーリ』に加えて、ハリソン・フォード主演の『野生の呼び声』、ピクサーの新作『2分の1の魔法』、名作アニメを実写化した『ムーラン』、そしてMCUフェーズ4の第1作目となる注目作『ブラック・ウィドウ』などの作品で目白押しとなっています。

「キングスマン」シリーズ製作の20世紀フォックス社は2018年からディズニーの傘下に

「キングスマン」シリーズを1作目から製作・配給していた20世紀フォックス社は、2017年に映画・ドラマ製作を含む娯楽部門から撤退しており、これを受けてウォルト・ディズニー社はフォックス社を買収する旨を発表しました。ディズニー社によるフォックス社の買収は2019年3月に正式に完了しており、2019年の夏以降に公開されたフォックス社製作の映画作品『ターミネーター:ニュー・フェイト』『フォードvsフェラーリ』などは、マーベル・スタジオやルーカス・フィルムなどと同様にウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズの一部としてディズニー社の配給となっています。

『キングスマン:ファースト・エージェント』もこれらの作品と同様ディズニー社の作品という扱いになり、スケジュール調整に巻き込まれたという形です。

『キングスマン:ファースト・エージェント』は「キャストが地味」という意見も…

「キングスマン」シリーズでは、主人公の1人であるハリー役に、『英国王のスピーチ』(2010)でオスカーを獲得した以外にも「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズや『ラブ・アクチュアリー』(2003)などに出演し人気の高いコリン・ファースを起用しているほか、サミュエル・L・ジャクソンやジュリアン・ムーアといった個性派俳優を悪役に迎えており、さらに脇を固めるマイケル・ケイン、マーク・ハミル、ハリー・ベリー、チャニング・テイタムなどの豪華俳優陣の出演も見どころとなっていました。

一方『キングスマン:ファースト・エージェント』のキャストは、どちらかというとバイプレイヤーとして存在感を発揮する俳優が多い印象を受けます。主演を務めるレイフ・ファインズも、『シンドラーのリスト』(1993)の冷酷な将校や「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート卿など悪役の印象が強いのではないでしょうか。

これらのキャストの印象も、ディズニー社の映画公開スケジュールで後回しにされてしまった一因となっている可能性はなくはありません。しかしながら「かつて悪党だった」者たちにより「キングスマン」が創設されたであろうことを考えれば、曲者を演じるのに長けたファインズは「キングスマン」の始まりの物語の主人公にふさわしい俳優といってよいでしょう。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』まとめ

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の度々の延期は残念ですが、今後は『キングスマン:ゴールデン・サークル』から続くハリーとエグジーの物語に当たる続編や、同作品に登場したチャニング・テイタム演じる「ステイツマン」のエージェント・テキーラが主人公となるスピンオフなども控えており、「キングスマン」シリーズはさらなる展開を見せることが期待されます。マシュー・ヴォーン監督の鋭いセンスが光る「キングスマン」の世界観をこれからも目いっぱい楽しめることは間違いないでしょう。まずは映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の続報を待ちたいところです。

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