2024年1月12日(金)に映画「ある閉ざされた雪の山荘で」が公開されました。
東野圭吾さんの小説を映画化し、WEST.の重岡大毅さんを主役に今注目の若手俳優陣が出演しています。
3日間数量限定でもらえる入場プレゼントも話題になっていますね。
この記事では、映画「ある閉ざされた雪の山荘で」のあらすじとネタバレについて詳しく紹介していきます。
【ある閉ざされた雪の山荘で】の概要
原作・スタッフ・主題歌
原作 | 東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」(講談社文庫) |
監督 | 飯塚健 |
脚本 | 加藤良太/飯塚健 |
主題歌 | WEST.「FICTION」 |
- 原作は累計発行部数が1億部を突破した、東野圭吾さんの同名小説です。
- 監督および脚本を手がけたのは飯塚健さんです。近年の映画作品は「宇宙人のあいつ」(2023)や「野球部に花束を」(2022)などがあります。
- 飯塚監督と共に脚本を手がけたのは、過去に「LUPIN THE IIIRD」シリーズや、「ルパン三世 THE FIRST」(2019)の企画にも携わったことのある加藤良太さんです。
- 主題歌はデビュー10周年を迎えるWEST.の「FICTION」です。このミステリアスな楽曲は、本作の雰囲気と非常にマッチしており、物語に深みを加えています。
登場人物
久我和幸:重岡大毅
唯一の劇団部外者の俳優
本多雄一:間宮祥太朗
劇団水滸のトップ俳優
中西貴子:中条あやみ
役を奪われた女優
田所義雄:岡山天音
難ありクセあり怪優
元村由梨江:西野七瀬
世間知らずのお嬢様
笠原温子:堀田真由
勝気でワガママな性格
雨宮恭介:戸塚純貴
劇団水滸の優等生リーダー
麻倉雅美:森川葵
劇団水滸の元劇団員で、今回のオーディションには落選した
【ある閉ざされた雪の山荘で】のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
劇団水滸の演出家である東郷が主催する次回公演のためのオーディションが、とある山荘で行われることになり、最終選考に残った劇団員が集められた。
そのメンバーは劇団水滸の劇団員である本多雄一(間宮祥太朗)、中西貴子(中条あやみ)、田所義雄(岡山天音)、元村由梨江(西野七瀬)、笠原温子(堀田真由)、そして唯一の劇団部外者である久我和幸(重岡大毅)の7人。
外は大雪で帰る道も連絡も遮断されており、山荘から出ることができない状況下で、とある事件が発生する――という架空の設定が東郷の音声で知らされる。
各部屋に設置されたカメラで4日間にわたり、みんながどのように動くのかを観察するという。
そして、事件を解決した者が次回公演の主役になれるということだった。
1日目
晩ご飯を食べ終えたメンバーたちはそれぞれの時間を過ごしていた。
久我は本多に、麻倉雅美(森川葵)のことについて質問をした。
前回のオーディションで雅美の演技は非常に優れていたにもかかわらず、最終選考に残らなかったことに久我は疑問を感じていたのだ。
しかし、オーディションの合否は俳優が口出しすることではないと一蹴され、雅美についても話すことを避けている様子だった。
一方、温子はヘッドホンを着用して、夜遅くまでピアノ演奏をしていた。
2日目
温子がいなくなった。
温子の死体はピアノのそばに倒れている
首にはヘッドホンのコードが巻きついており、絞殺された
3日目
由梨江の死体には前頭部に打撃痕があり、撲殺されている
最終日
雨宮はリビングで首を絞められて殺されている
オーディションに落ちて芝居を辞めるつもりで実家に帰省した雅美を引き留めに来た温子、由梨江、雨宮。
しかし、3人の言動に激怒した雅美に家を追い出されてしまう。
一番口論になった温子の怒りが収まらず、雅美にいたずら電話をかけたところ、動揺した雅美は走ってくる車に気づかずに事故にあってしまった。
結果、雅美は下半身不随になる。
芝居どころか人生が終わった、と3人への恨みつらみ綴ったノートを見た本多は、雅美の願いを叶える決意をした。
架空のオーディションで3人を殺害する、と。
- 架空のオーディション
- 雅美が考えた殺人事件
- 雅美が考えた殺人事件を本多、温子、由梨江、雨宮が演じる
3人が生きていることに絶望した雅美だったが、それぞれが雅美への想いを吐露する。
その言葉に、雅美は芝居への新たな希望を見出していた。
ラストシーン
「ある閉ざされた雪の山荘で」という舞台が開かれ、8人の劇団員が一連の出来事を演じ、観客から拍手喝采を浴びていた。
ラストシーンはどっち?
映画を鑑賞した方の感想を見ていると、ラストシーンの解釈が2通りありました。
- 山荘であった出来事をもとに舞台化した
- 映画館にいる私たちが観ていた作品自体が劇中劇だった
もし2番だった場合は、物語が四重構造になっていたということです。
- 架空のオーディション
- 雅美が考えた殺人事件
- 雅美が考えた殺人事件を本多、温子、由梨江、雨宮が演じる
- という物語を役者全員が演じ、観客の私たちに見せる
作中、雅美役の森川さんが舞台役者のような演技をしていたのは、そういったトリックがあったからでしょうか?
このラストシーンは原作小説にない展開であり、どちらであるかは明言されていません。
ぜひご自身の目で確かめてみてください!
記事内画像出典:映画「ある閉ざされた雪の山荘で」公式HP