8話「前回までは」をネタバレ!
ここからは『ワンダヴィジョン』8話のネタバレ解説をしていきます。
あらすじを細かく追っていくので、まだ鑑賞前の方は、十分注意してご覧ください。
8話のあらすじをネタバレ!
隣人アグネスの家の地下にて、遂にその正体を明かしたアガサ・ハークネス。
物語は遡り、マサチューセッツ州セイラム、時代は1693年。
禁断の黒魔術に手を出し、仲間を裏切ったことで一族の魔女たちから処刑されようとしていたアガサ。
一族総出でアガサに攻撃するも、それを退け、実の母親ですらもその力で一族を根絶やしにしてしまうのだった。
アガサの魔力は兄弟で、絶大なる力を有しているのは明らかとなる。
舞台は現代に戻り、アガサの目的が明かされた。
アガサの目的は、ワンダのヘックスパワー。
ワンダの力で、ゼロから全てを作り上げるという能力だ。
結界を張り、その中ではなんでも思うように想像できるのだ。
言うなれば、それはこれまでのシットコム”ワンダヴィジョン”は、ワンダによって創造された現実改変が行われていたのだ。
その力に魅入られたアガサは、その力の正体を知るべく、ワンダの過去を覗いていく。
ワンダも、子供達のトミーとビリーが人質になっている為、従うしかなかった。
まずは幼少期、ソコヴィアで家族4人で暮らしていた頃。
ワンダは家族とともに、海外ドラマを見るのが習慣で、その日だけは母国語ではなく英語を使う事も習慣化するほど、海外ドラマに没頭していた。
それは昔ながらのシットコム。
その番組が、ワンダにとって幸せの象徴だったのだ。
しかし、戦争の煽りを受け、自宅は壊滅。
かろうじて生き延びた、弟のピエトロとワンダ。
そこに不発弾が打ち込まれ、二日間も動けなった。
その不発弾には、スターク・インダストリーズのロゴ。
ここで、ワンダの心に大きなトラウマが刻まれた。
次の場面は、ワンダが能力を得た日。
ヒドラに所属し、ロキの杖、マインドストーンで能力覚醒が行われた瞬間。
ソコでワンダは何か人影を光の中に見るも、一瞬の事で倒れてしまう。
ワンダはヒドラの施設でも、シットコムを見ていた。
次の場面では、遂にアベンジャーズの本部。
ウルトロンとの決戦の後、ヴィジョンと初めて暮らした場所。
ヴィジョンはワンダを気にかけ、そんな姿にどこか安らぎを覚えた、そんな瞬間だった。
しかしこの時のワンダはまだ、ピエトロを失った悲しみの方が大きかった…
次の場面では、いよいよS.W.O.R.D.の施設の中。
過去に明かされた、ワンダがヴィジョンの死体を奪っていったという事実だ。
しかし、真相は違っていた。
S.W.O.R.D.の長官タイラー・ヘイワードは、ヴィジョンを平気として再利用する算段だったのだ。
ヴィジョンの葬式をさせてほしい、兵器利用はヴィジョンが望んでいた事ではない。
タイラーは、ワンダにお別れをさせるため、全てを明かした。
ヴィジョンの姿を見たワンダは、もう彼を取り戻せないことを改めて知り、絶望する。
そして行き着いた先は、ニュージャージー州ウェストビュー。
そう、ワンダが行き着いた先は、ヴィジョンと暮らそうと約束していた土地だったのだ。
両親を亡くし、弟のピエトロを亡くし、最愛のヴィジョンですら亡くしたワンダ。
愛した者たち全てを亡くしたワンダ、絶望に駆られ悲しみの果てに解放した力、それがヘックスパワーだったのだ。
ワンダが居る場所を起点に、ヘックスパワーが放たれ、”ワンダヴィジョン”の世界が出来上がる。
そしてワンダは、何もない場所にヴィジョンを生み出したのだった。
ヴィジョンは、その時点ですでにシットコム”ワンダヴィジョン”の登場人物になっていた。
そして、ワンダもそれに合わせて、ヴィジョンと並ぶ。
全てを見たアガサは、遂に牙を剥く。
トミーとビリーを人質に取り、アガサはつにワンダの力の正体を語る。
その力はカオス・マジックの力である事、そしてワンダはスカーレット・ウィッチなのだと…
8話「前回までは」を解説!ワンダの秘密とは?
ここからはいくつかのポイントを解説。
というよりも、この第8話は、ほぼ、これまでのMCUと『ワンダヴィジョン』における伏線回収に終始します。
明かされなかった、エピソード・ゼロといったところ。
ヘックスが何故できたのか…
それを、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』ではセリフとして語られていただけだった、スターク・インダストリーズの不発弾ミサイルを目の前に過ごした二日間。
この経緯から、ヒドラ施設での出来事からアベンジャーズ本部、そしてS.W.O.R.D.本部。
これまでのMCUで描かれてきたワンダの裏側が明かされます。
大好きだった両親と弟、そして最愛の人ヴィジョン。
ワンダが愛した人、その全てを失ってきた人生を歩んできたこと。
これを象徴的に描いていくのです。
そして1番気になる部分は、ヒドラでのシーン。
マインドストーンの光を浴びたワンダが見た人影。
ネタバレしますが、それがスカーレット・ウィッチ。
そして次回、最終回となる9話で、そのスカーレット・ウィッチが何者なのか、どういう存在なのかが明かされるでしょう。
そして、最後に登場するMCUらしいサプライズキャストとは誰なのか…
物語の確信は9話、最終回にて判明します。
8話のミッドクレジット・シーン
8話にも、ミッドクレジットシーンが存在します。
内容は、再びヘックスの外にキャンプを張るS.W.O.R.D.。
そこでは、タイラー・ヘイワードが自身の目的の最終段階を迎えていました。
そう、ヴィジョンの再兵器化です。
以前ヘックスの中に入れたドローンに宿ったパワーを用いて、ヴィジョンの身体にエネルギーを宿します。
そして、ヴィジョンが動き出すところで、終わります。
果たして、このヴィジョンは敵となるのか味方となるのか…
蘇ったヴィジョンは、以前のような赤色ではなく、真っ白な身体をしていました。
このヴィジョンの動向も、非常に気になるところです。
第8話ネタバレ・まとめ
遂に、ワンダの秘密が明かされた8話。
ちなみに、上記ネタバレでは割愛しましたが、ピエトロの正体はマルチバースでもなんでもなく、ただ単に、アガサが作り出した偽物というオチでした。
要するに、マルチバースというのは『ワンダヴィジョン』では深く言及されず、ただの匂わせだったということに。
まだ、ラスト9話でマルチバース展開の可能性が残されているものの、S.W.O.R.D.のヴィジョン、ワンダが作り出し、ダーシーと行動しているヴィジョン、モニカ・ランボー、ピエトロ、アガサ、などの要素を考えた場合、マルチバースが絡んでくることは考えにくいでしょう。
ここに、物語を解決に導く、もしくは次へと繋がるサプライズキャラクターの登場もあることなどから、9話では、様々な出来事の決着が描かれていくことが予想されます。
いよいよ、『ワンダヴィジョン』が終幕へと導かれる…