皆が知ってるあの1本!
私だけが知ってる隠れた名作!
そんな記憶に残る、1990年代の映画を厳選してお届け!
懐かしの1本から、実は見たことが無かった有名な映画まで、様々なラインナップで紹介します!
1990年代のオススメ映画
1990年代は、映画シーンにとって、大きな変革を迎えた10年間でした。
それまでの映画と大きく変わって、コンピューターグラフィックが浸透し始め、それまで叶わなかったよりスケールの大きな表現方法ができるようになっていきます。
一方で、それまで以上に大きな産業へと変貌を遂げていく中で、映画は変わらずに人々に寄り添う存在として、発展を遂げていきました。
そんな90年代の映画は、みんなが知る大ヒット映画がある一方で、B級映画や隠れた名作という日の目に当たりづらい作品でも、非常に多くの名作映画を生み出しています。
基本は、筆者の独断と偏見によるセレクトにはなってしまいますが、その90年代の隠れた名作から誰もが知るあの1作も含めて、様々な作品を紹介します。
レオン
ナタリー・ポートマンの圧巻の演技力が映える普及の名作!
やはり、90年代を代表する1作として絶対に外せないのが、リュック・ベッソン監督、ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン主演の『レオン』。
寡黙な殺し屋と、隣人に住む少女マチルダの復讐劇を描いた作品。
しかしこれは、劇場公開当初のストーリーであり、その後完全版として公開されたものでは、2人の恋物語であることが判明するなど、賛否を巻き起こしつつも、そのあまりにも純粋で綺麗な物語に多くの人を魅了する1作に。
今もまだ、この映画を超える1作はないともされる恋愛映画としてもアクションサスペンスとしても、全てにおいて完璧すぎる作品です。
ナタリー・ポートマンの圧巻のパフォーマンス、悪役を務めたゲイリー・オールドマンもこの映画から長年悪役を任されてしまうなど、映画界に大きな影響を与えました。
トレマーズ
ケヴィン・ベーコン主演のB級パニック映画の名作!
モンスターパニック映画の元祖ともいうべき、カルト的人気を誇る映画『トレマーズ』。
アメリカの片田舎の街に、突如襲来した謎のモンスター。
目がなく、音や振動だけで人を襲う怪物に立ち向かう様を描いた作品。
近年では、比較的悪役を務めることが多い、ケヴィン・ベーコンが正統派な主人公を演じているところが年代を感じます。
興行的にイマイチ伸び悩んだものの、その後のカルト的人気にシリーズ化され、B級パニック映画として一時代を築いた、隠れた名作的1本。
近年の映画の世界ではなかなか生み出されることは少ない90年代らしさを感じさせる作品です。
トゥルーマン・ショー
究極のリアリティショー!
『マスク』で大ブレイクしたコメディ俳優、ジム・キャリーの代名詞的作品、『トゥルーマン・ショー』。
日本でも90年代に流行したリアリティ番組、電波少年などの影響で、『トゥルーマン・ショー』もヒットを記録。
TV局が特大のセットを組み、その中で赤ちゃんの頃から番組が追い続けるというリアリティショーを描いた作品。
ジム・キャリーらしい底抜けの明るさのキャラクターであるトゥルーマンの光と影を見事に演じ、リアリティショーの特色的に、90年代らしさが随所に見られる代表的な1作。
永遠に美しく
90年代らしい、コメディ・スリラー!
ロバート・ゼメキスが監督を務めたブラック・コメディ映画『永遠に美しく』。
メリル・ストリープ主演の作品で、ブルース・ウィリスなどが脇を固めます。
落ち目の女優が、美しさを求めたゆえの結末を描く作品で、ゾッとする場面もありますが、90年代初頭の技術が追いついていないが故の滑稽さがなんとも笑える状況を生み出しています。
雰囲気的には、『イーストウィックの魔女たち』の様なテイストです。
90年代ではまだ男女の格差があり、女性がメインの映画は、こういった物が多く存在していました。
まさしく90年代らしい映画で、中には懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか?
ノッティングヒルの恋人
映画史に残る名作ラブコメ!
ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツが主演のラブコメ映画『ノッティングヒルの恋人』。
この映画の代名詞といえば、エルヴィス・コステロの主題歌『She』。
この映画以降、結婚式の定番曲として今も耳にする機会が多いのではないでしょうか?
ラブコメとしても、恋愛映画としても、今現在も世界中に愛され続けている名作映画です。
世界的な女優と、冴えない書店員の格差を乗り越える恋愛を描いた作品。
奥手の男性、すれ違い、友情、何度見ても心に残る、温かい名作映画です。
ロミオ+ジュリエット
最も有名な戯曲を現代版にリメイク!
レオナルド・ディカプリオが、アイドル的な若手注目株から一気に世界的な俳優へと押し上げた出世作となる本作、『ロミオ+ジュリエット』。
バズ・ラーマン監督による、斬新なガンアクション、魅力的な人物像、そして個性的なキャスティング。
どれをとっても印象的な場面ばかりとなる90年台を代表する1作。
両家の争いをマフィアに、剣を銃に、アロハシャツで戦い、兎にも角にもレオナルド・ディカプリオをロミオに、ジュリエットにクレア・デインズを迎え、トキメクような恋愛模様はシェイクスピアらしく甘美な輝きを放つ。
1997年の注目作です。
セブン
デヴィッド・フィンチャー×ブラピの代表作!
1996年に公開した映画『セブン』。
デヴィッド・フィンチャー監督にとっては、長編映画2本目となる監督作。
それで大ヒットに導き、一気にヒットメーカーへと躍り出た出世作とも言える。
印象的なラストが衝撃を生み、公開から20数年が経過した今でも多くのファンがベストに挙げるカルト作品。
ブラッド・ピットの出世作であり、モーガン・フリーマン人気を再燃させた90年台を代表する1作。
レザボア・ドッグス
クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作!
昨今、監督業を引退するなどの話題がある、現代の映画史に残る名監督に数えられるクエンティン・タランティーノのデビュー作となる『レザボア・ドッグス』。
日本のバラエティ番組「SMAP×SMAP」でもパロディとして取り上げられるなど、90年代の映画の中でも異質となるカルト的人気を博す1作。
低予算のインディー映画で歴代1位の名作にも挙げられている、クライムサスペンスとしても一級品の高評価を獲得する。
音楽、ファッション、ストーリー、その全てをとっても無骨な柄に感じさせるスタイリッシュさが現代の映画界の中でも出色の存在感を放つ名作中の名作です。
マイ・フレンド・フォーエバー
早すぎた天才、ブラッド・レンフロの代表作!
25歳の時に薬物の過剰摂取でこの世を去った天才俳優ブラッド・レンフロ。
彼が子役としてキャリアをスタートさせ、一気にその名を世界に広めた1作がこの『マイ・フレンド・フォーエバー』。
HIVを発症させた少年との交流を描く本作は、子供だけの冒険が題材となる。
隣人に居た1人で遊ぶ少年と出会い、母親含め家族の交流や、等身大の少年たちを描く。
ブラッド・レンフロは主人公エリックを演じ、子供らしさの中に潜む憂いのある大人びた表情が高い評価を獲得しています。
ノスタルジーと共に、ラストのシーンは感動を呼ぶ記憶に残る名作です。
スリーパーズ
隠れた名作!豪華キャスト共に描く法廷復讐劇!
小さい頃に犯した罪によって少年院に入り、そこで受けた屈辱を大人になって法廷で雪辱を果たす、法廷復讐劇を描く1996年公開の『スリーパーズ』。
出演者にケヴィン・ベーコン、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ミニー・ドライバー、ブラッド・ピット、ブラッド・レンフロと、かなり豪華なキャストが集う事でも隠れた名作に数えられる1作です。
監督はバリー・レヴィンソン。
80年代から90年代に、高評価を獲得した名匠。
仲間達との時間がかけがえの無いものである、それが映像からも伝わるノスタルジー感じさせる名作です。