MCUの記念すべき第10作品目に当たる、2014年公開の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
MCUの今後の物語にも繋がっていく、とても重要な作品です。チームの結成を描き、エンドゲームにも登場するシーンの解説など、重要な要素をレビューします。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の概要
出典元:https://www.marvel.com/teams-and-groups/guardians-of-the-galaxy/on-screen
2014年に公開したMCUとしては10作品目、フェイズ2では4作品目となった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
これまでのMCUには無かった宇宙が舞台となり、全くベクトルが変わった展開を魅せた作品です。
当時ではいきなり宇宙に話が飛び、批判もされていた作品ですが、今となってはインフィニティ・ストーンやサノスも登場し、MCUではとても重要な作品となった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
エンドゲームでも再登場する物語として、2019年には再び注目されています。
MCUでの立ち位置
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のMCUでの立ち位置は、インフィニティ・ストーンがオーブとして登場。
そしてアベンジャーズにとって最大の敵とも言える最強のヴィラン、サノスも登場します。
さらにはエンドゲームにも登場する物語で、重要な作品です。
そんなMCUの作品群は上記リンク先で、全23作品を紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の作品情報
・原題:Guardians of the Galaxy
・監督:ジェームズ・ガン
・脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
・原作:ダン・アブネット、アンディ・ランニング
・出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、リー・ペイス、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ジャイモン・フンスー、ジョン・C・ライリー、グレン・クローズ、ベニチオ・デル・トロ
・公開:2014年9月13日
・時間:122分
・製作:アメリカ合衆国
続編の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』については、下記リンク先より↓
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のあらすじ
出典元:https://www.marvel.com/teams-and-groups/guardians-of-the-galaxy/on-screen
1980年代後半幼きピーター・クイルは、病院にて母親を亡くしてしまう。
悲しみに暮れ病院を後にした瞬間、ピーター少年は謎の宇宙船にさらわれてしまい物語はスタートする。
そこから26年の月日が経過。
ピーター・クイルはスターロードと名乗り、バウンティハンターとして惑星モラグにてオーブを手に入れる。
そしてザンダー星で換金しようとするとするも、ロナンと競合している事実を伝えると、取引が拒否してしまう。
すると店先にいた女性ガモーラに襲われ、はたまた他のバウンティハンター、ロケット&グルートに狙われてしまうのだった。
その結果、ザンダー星を取り締まっているノバ軍に捕まり、刑務所に入れられてしまう…
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』MCUでも重要な物語を紐解く!
ここからは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』について様々な重要な要素を紐解いていきます。
サノスやインフィニティ・ストーンなど、今後の物語に繋がるものを解説します。
チームの絆はグルートが繋げる!?
出典元:https://www.marvel.com/teams-and-groups/guardians-of-the-galaxy/on-screen
ガーディアンズの面々は、ピーター・クイルを筆頭に、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルートの5人で構成されています。
しかしこの5人は、決して仲がいい訳ではありません。
ドラックスは家族をロナンに殺され、その仇を討つために行動を共にします。
ロケットとグルートは、成り行き上オーブの換金が目的です。
ピーターも同じくオーブの換金でした。
ガモーラは、ロナンの裏にいるサノスの打倒。
そんな目的がバラバラな5人が、チームとして完全に結束するきっかけはグルートの存在でした。
グルートが命をかけて、5人を守ったのです。
『キャプテン・マーベル』でも登場する!?
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel/character/korath.html
本作のメインヴィランとなるロナンは、クリー人です。
そして冒頭にも登場するコラス。
MCU好きならばここでピントくることでしょう。
この二人は2019年3月に公開したフェイズ3の作品、『キャプテン・マーベル』にも登場します。
コラスは、キャプテン・マーベルを名乗る前にヴァースの名で所属していたクリー人の特殊部隊のメンバーでした。
そして、その特殊部隊のリーダーとロナンは繋がっており、通信していた場面が登場します。
『キャプテン・マーベル』のネタバレにも繋がりますが、ロナンがここでヴィランとして登場するということはヴァースが所属していた特殊部隊の立ち位置がはっきりとしてくるのです。
エンドゲームのサノスはこの時代から!?
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame/character/thanos.html
エンドゲームで最後にアベンジャーズとの決戦を迎えるサノスは、この『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の時代のサノスです。
と言っても本作で登場するサノスは、ほとんどカメオ出演程度です。
そしてインフィニティ・ウォーで、死を迎えるガモーラもエレガンで再登場をする際には、この時代のガモーラです。
しかもガーディアンズに出会う前なので、サノス打倒を心のうちに秘めているだけで、まだサノスの娘として殺し屋として活動をしている凶悪な存在のまま。
なので、この後に公開が予定されている『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第3作目では、ガモーラはヴィランとして出るのでは?なんてことも憶測されていました。
インフィニティ・ストーンの登場
出典元:https://www.marvel.com/characters/thanos/on-screen
本作の冒頭でピーターが手に入れるオーブは、インフィニティー・ストーンです。
インフィニティ・ウォーでサノスが最初に手に入れる石で、アスガルド船に襲撃をする時にすでにインフィニティ・ガンントレットにはめていたもの。
要するにインフィニティ・ウォーでサノスが登場する前に、ザンダー星を襲撃していた事実が判明していたのです。
パワー・ストーンと呼ばれているもので、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の最後にピーターが手で掴み崩壊する寸前にガーディアンズがみんなで力を合わせ流描写がとても素晴らしいクライマックスになっていたのが印象的でした。