映画『カラオケ行こ!』の予告編・ティーザー画像などが公開された。
『カラオケ行こ!』は、和山やまによる漫画の実写映画化作品。
劇場公開は、2024年の正月を予定する。
主人公は2人で、極道の成田 狂児役は綾野剛、合唱部の中学生岡 聡実役は齋藤潤が演じる。
その他のキャスト、あらすじ、最新情報など、映画『カラオケに行こ!』に関することをまとめていく!
映画『カラオケに行こ!』について
2024年の正月に公開が予定されている、綾野剛主演の映画『カラオケ行こ!』。
わかりやすいタイトルでインパクトのある映画だが、実はかなり深い人間ドラマがベースとなっているコメディ作品である。
原作は、漫画で作者は『女の園の星』などの和山やま。
『カラオケ行こ!』は、2019年に発表された作品で、同人誌となる。
最初は即売会などのイベントで販売され話題となり、KADOKAWAで前日&後日譚となる新エピソードが追加され2020年に単行本化された。
そんな話題作が待望の実写映画化となり、特報が公開された。
あらすじは、単純。
極道の男、成田 狂児(なりた きょうじ)と合唱部の中学生岡 聡実(おか さとみ)が出会い、カラオケに行く…というだけの物語である。
そんな2人の奇妙な友情が、物語の肝となる部分だ。
監督は、『山田孝之の東京都北区赤羽』などのフェイクドキュメンタリーシリーズを手がけるディレクター山下敦弘がメガホンを取る。
脚本は、『逃げるは恥だが役に立つ』を手掛けた野木亜紀子。
日本のクリエイターの中でも、実績と共に異彩を放つタッグが実現。
山下敦弘と野木亜紀子という2人だけでも、ワクワクするような作品だが、それに加えて『カラオケ行こ!』というストーリーがどう絡んでいくのか…
早くも映画が楽しみで仕方がない、注目の1作!
『カラオケ行こ!』作品情報
監督:山下敦弘
脚本:野木亜紀子
原作:和山やま
出演:綾野剛、齋藤潤
公開:2024年正月
『カラオケ行こ!』の詳しいあらすじ
合唱部・部長、岡 聡実(齋藤潤)。
合唱部の部長として最後の大会となったその日は、雨が降っていて蒸し暑い日だった。
そんな岡 聡実は、大会中ずっと誰かに見られている気がしていた。
そしてそれは思わぬ展開を迎える…
突如「カラオケ行こ」と、その人にナンパされたのだった…
カラオケの1室。
その男に名刺を渡された。
四代目祭林組 若頭補 成田狂児(綾野剛)
すると、その男が言う。
歌が上手くなるコツを教えてほしい。
それが、2人の奇妙な関係の始まりだった…
『カラオケ行こ!』の原作は?
- 作者:和山やま
- 出版社:KADOKAWA
- 掲載誌:同人誌
- 巻数:全1巻
- 続編:『ファミレス行こ!』
『カラオケ行こ!』は、2019年に発表された作品で、同人誌即売会のイベントで販売された。
その後いくつかのイベントで発売されたこの作品は、その都度、即完売となるほどに人気があった。
その後、KADOKAWAから単行本で発売され、現在は『月刊コミックビーム』で『カラオケ行こ!』のれた右辺となる、『ファミレス行こ!』が連載中だ。
主人公は同じ、岡 聡実の物語となる。
単行本の『カラオケ行こ!』では、ドンジン氏としてリリースされた前後編のほかに、前日&後日譚となる書き下ろしが新たに収録されている。
『カラオケ行こ!』のキャスト・スタッフ情報
公開は2024年の正月となる本作『カラオケ行こ!』は、まだ、ほとんどの詳細は伏せられている。
監督、脚本、主要キャストのみに留まる。
予告編も、物語のさわり程度しか分からない位の映像しか公開されていない。
そんな本作のベールに包まれた内容に、キャストやスタッフ陣などの情報から紐解いていく。
監督・山下敦弘
映画『カラオケ行こ!』の監督は、山下敦弘。
最も有名なのは、山田孝之を中心に制作したシリーズ作品。
映画では2017年に公開した『映画 山田孝之3D』、ドラマでは2015年の『山田孝之の東京都北区赤羽』、そして2017年に『山田孝之のカンヌ映画祭』などのシリーズを手がけ、異彩を放つ作品として各方面で注目を集めた。
特に2005年の監督作である『リンダ リンダ リンダ』は、青春音楽映画として評価も高く、現在でもカルト的人気を誇る名作の一つである。
その他には、Amazonプライムビデオのオリジナル作品ジョン・カーニー監督の『モダンラブ・東京』の第3話「最悪のデートが最高になったわけ」を手がける。
脚本・野木亜紀子
野木亜紀子は、『図書館戦争』シリーズで注目を集める。
原作を深く理解し、しっかりと芯をついた取捨選択の仕方が高い評価を獲得した脚本家だ。
最もヒットしたのは、TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を手がけたこと。
映画でも『俺物語!!』や『アイアムアヒーロー』、『罪の声』など、原作人気のある映画化を広く手がけている。
監督の山下敦弘とは、2020年のテレビ東京のドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』で共に仕事をしており、今回も2人のアンサンブルがどう働くのか…注目となるポイントだ。
成田 狂児(なりた きょうじ)
狂児は、歌を上手くなりたい極道の男。
物腰はやらかめ。
歌を上手くなりたい理由は、組長の無茶振りが理由である。
合唱部の部長が1番歌が上手いだろう、という理由で聡実をカラオケに誘う。
演:綾野剛
狂児を演じるのは、綾野剛。
2003年に『仮面ライダー555』で俳優デビューをする。
それまでは、バンドやモデル活動をしていたが、デビュー作ですでに役者の魅力を感じ、徐々に俳優業がメインとなっていく。
2007年に、バンド活動を区切り、本格的に俳優業に専念する。
監督の山下とは、『山田孝之の東京都北区赤羽』などにゲスト出演するなど、交流がある。
一方、脚本の野木とも、『MIU404』で共に仕事をする。
一時期はガーシーの騒動に巻き込まれる形で、近年の仕事量は落ち着き気味だが、その存在感は一級品。
今回も綾野剛の湿った雰囲気と相性がバッチリの狂児をどう演じるのか…
期待値がとても高い注目作品となる。
岡 聡実(おか さとみ)
合唱部の部長、中学3年生の岡 聡実。
極道と聞いて、ビビるよりも引いていた。
狂児と友情が徐々に芽生えていく。
しかし思春期特有のとある出来事により、コンプレックスを抱えるようになる。
演:齋藤潤
物語の題材となるカラオケにかけて、JOYSOUNDをスポンサーに大型オーディションが開催され、見事に勝ち抜いた斎藤潤。
2023年の3月に中学校を卒業した15歳。
『HUNTER×HUNTER』THE STAGEに、ゾルディック家のカルト役を演じる。
まだまだキャリアとしては走り出したばかりの若手俳優。
その他のキャスト
現在、他のキャストは未発表である。
漫画で登場する他のメインキャラクターとしては、狂児が所属する組長などが出番が多いキャラクターとなる。
まとめ
2024年の正月公開予定で、まだまだ詳しい情報解禁は先となる。
それでも、この異質なタイトルに、異彩の監督と脚本家、そして綾野剛…
もう、このスタッフやキャストだけでもファンにとっては、期待値が高まる作品である。
まだ劇場の公開規模なども明らかにはされていないが、是非とも『カラオケ行こ!』は、映画館で観たい!
日本映画らしい、味わい深い作品になるはずなので、正月には是非チェックしたい1作だ。
新たな情報が入り次第、順次更新していく。