映画【あみはおばけ】は、【ほんとうにあった怖い話】や【心魔師】などで知られる監督・今野恭成さんが手掛けるSFダークファンタジー。
出演者は主演の小橋めぐみの他、【舞い上がれ】の人気子役・浅田芭路やお笑いコンビ・しずるの村上純など。その不可思議かつ不気味なストーリーとキャラクター設定に、公開前から注目が集まっている。
今回は【あみはおばけ】のキャストとあらすじなどについて。
【舞い上がれ!】の人気子役・浅田芭路が出演!
映画【あみはおばけ】のキャストをまとめてご紹介!
キャスト 浅田芭路 (川村阿美)
キャスト:浅田芭路、役:川村阿美…三香子の娘。
三香子の娘・阿美を演じるのは、子役の浅田芭路さん。2013年生まれ・10歳の浅田芭路さんは東京都出身。2022年放送のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演し、ヒロイン・舞の幼少期役を演じたことで話題となった。
本作では、母・三香子を盲目的に愛する娘という難しい役柄を演じる。
キャスト 小橋めぐみ (川村三香子)
キャスト:小橋めぐみ、役:川村三香子…阿美の母親。一年前にこの世を去った。
阿美の母親・三香子を演じるのは、女優・小橋めぐみさん。
1979年生まれ・44歳の小橋めぐみさんは東京都出身。主な出演作はNHK「徳川慶喜」「サイレント・プア」、映画「笑の大学」「遺体 明日への十日間」「64-ロクヨン-」など。
キャスト 村上純 (川村雄介)
キャスト:村上純、役:川村雄介…阿美の父親。
阿美の父・雄介を演じるのは、お笑いコンビ・しずるのボケ担当の村上純さん。1981年生まれ・42歳の村上純さんは東京都出身。2003年、池田一真さん(現・KAƵMA)とお笑いコンビ「しずる」を結成。その他、映画やPV出演、著作も多数。
その他キャスト
キャスト:照井野々花
キャスト:加藤櫻華
キャスト:五明拓弥
キャスト:渡辺早織(役:坂下葵)
筐を通して交わされる、母と娘の歪んだ愛
ストーリーの軸にあるのは、不可思議な「筐」を通して交わされる、どこか歪んだ母と娘の愛。
一年前、阿美(浅田芭路)の母である三香子(小橋めぐみ)はこの世を去った。
しかし現在、阿美と雄介(阿美の父)が向かい合う食卓の脇には、筐型の機器が置かれている。
正面の液晶に映るのは、すでに亡くなったはずの三香子の顔…。
筐の中に存在する三香子は、ごく自然に娘の阿美(浅田芭路)と夫(村上純)に語りかける。その様子は、生きていた頃とまるで変わらず…。
死んでもなお、娘・阿美の成長を生前と同じように見守る三香子。
阿美は作文に母のことを書いた。
「将来の夢は科学者になって、ママに体を作ること。体があれば、私のことをぎゅーっと抱きしめることができるから」。
そしてふいに始まる、夫・雄介と新たな恋人との同棲。
阿美は母のいる筺を抱きしめ、囁いた。
「阿美もお化けだ。ママのこと愛しているから」。
三香子と阿美の愛情はどこへ辿り着く?
映画【あみはおばけ】のストーリーは、小橋めぐみさん演じる母と浅田芭路演じる娘の、どこか歪んだ愛情を軸に展開されていきます。
人を愛するという感情や、それにともなう行動は、美しいものです。
ただ、その愛情を極限まで追求すると、しだいに全てが歪んだ方向へ進んでいってしまうこともあるのかもしれません。
「寂しい人はね、怖いオバケになるの。…あなたは誰?」
タイトルの【あみはおばけ】は、はたして何を意味するのでしょうか。
すでにこの世を去った母親・三香子。そしてそんな母を盲目的に愛する娘・阿美。
彼女たちの「愛情」は最終的にどこへ辿り着くのか、その結末をぜひ劇場にてご覧ください。
監督は【ほんとうにあった怖い話】の今野恭成
【あみはおばけ】の監督
本作の監督を務めるのは、映画監督の今野恭成さん。1989年生まれ・33歳の今野恭成さんは、福島県出身。かつては黒沢清監督・諏訪敦彦監督に師事。代表作は『劇場版ほんとうにあった怖い話2016』、日中合作映画『心魔師』など。
現実世界の延長にある、世にも奇妙な世界・歪んだ空気感を巧みに表現した作品に定評のある今野恭成さん。本作では歪んだ母娘の愛をどのように魅せてくれるのか、楽しみですね。
その他スタッフ
監督・原作・脚本:今野恭成
製作:鈴木ワタル
プロデューサー:岩村修
撮影:星潤哉
照明:上野陸生
録音:内田雅巳
音響効果:内田雅巳
衣装:森内陽子
ヘアメイク:AKEMI
特殊メイク:土肥良成
造型:土肥良成
VFX:松岡祐一郎
編集:今野恭成
音楽:pachi
助監督:川井田育美
【あみはおばけ】の上映館・公開日
映画【あみはおばけ】の上映館は以下の通り。
・東京都・池袋シネマ・ロサ
・神奈川県・シネマノヴェチェント
・大阪府・シアターセブン。
公開日は、2023年12月15日(金)です!
*記事内画像出典:映画【あみはおばけ】公式サイト