2024年3月22日(金)に公開された、映画【四月になれば彼女は】。
主人公がが愛する人をさがし求め、10年にわたる愛と別れを壮大なスケールで描いた、心に刺さるラブストーリーです。佐藤健さんと長澤まさみさんの初共演も話題となっています。
ラブストーリーだけど、いろんな謎が解明されるのも楽しみ!
なぜ手紙が届いたか?なぜ婚約者がいなくなったか?気になるね!
本記事では、映画【四月になれば彼女は】のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。
映画【四月になれば彼女は】の概要
原作・スタッフ・主題歌
原作 | 川村元気 |
監督 | 山田智和 |
主題歌 | 藤井風「満ちてゆく」 |
- 原作は、川村元気さんの45万部突破したベストセラー恋愛小説です。
- 監督は、映像作家でもある山田智和さんで、米津玄師さんやあいみょんらのミュージックビデオを手掛けてきました。
- 主題歌は、藤井風さんの「満ちてゆく」で、この映画のために書き下ろされました。壮大なバラードが各国のいろんな景色が出でくるこの作品とリンクし、また、愛を探すというテーマにとてもあっています。
登場人物
- 藤代俊 – 佐藤健
精神科医。突然失踪してしまった婚約者・弥生の姿をさがす。 - 坂本弥生 – 長澤まさみ
獣医。婚約者・藤代の前から姿を消す。
- 伊予田春 – 森七菜
藤代の初恋の相手で10年ぶりに手紙を送ってくる。
- タスク – 仲野太賀
藤代が通うバーの店長で親友。
- ペンタックス – 中島歩
大学時代の藤代と春の写真仲間。
- 坂本純 – 河合優実
弥生の妹。 - 小泉奈々 – ともさかりえ
藤代の同僚。 - 北村 – 橋本じゅん
- 桑原 – 水澤紳吾
- 高橋 – 瀬奈じゅん
- 長谷川綾子 – 島かおり
- 中河玲子 – 高田聖子
- 伊予田衛 – 竹野内豊
春の父で、闇を抱えている。
映画【四月になれば彼女は】のあらすじ・ネタバレ!
ここからは、映画【四月になれば彼女は】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)
手紙と婚約者の失踪
精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、大学時代の恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。
“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、十年前の初恋の記憶が書かれていた。
ウユニ、プラハ、アイスランド。
その後も世界各地から届く、春の手紙。
結婚式場を見学した2人は肩を並べて歩く。
弥生は獣医で、翌日は仕事だけど2人でワインを飲もうとして、弥生がグラスを落としてしまう。
それを片付ける藤代の姿を寂しそうに見つめる弥生。
その翌日、弥生は突然姿を消した。
「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」
その謎かけを残したまま。
弥生を探す藤代
藤代は、親友のタスク(仲野太賀)のバーに行くがそこにも弥生はいない。
タスク自身はゲイであり、誰とも結婚できないという悩みを抱えて生きている。
弥生の勤める動物園にも行くが、長期休暇を取ると本人から連絡が入っていた。
職員の北村(橋本じゅん)は、ゾウやキリンを結婚しそうな勢いでかわいがっていた弥生が、仕事を投げ出すなんてと話し、驚いた様子だった。
職場の同僚・小泉奈々(ともさかりえ)にも相談する。
2人の普段の様子を聞かれて、夜の営みもなく、付き合いながらもすれ違っていたことに気付く藤代。
「愛を終わらせない方法」について彼女に聞くが、それを知ってたら離婚してないわよ。と笑う奈々。彼女はシングルマザーで病院の託児所に息子を預けている。
藤代と弥生の出会い
藤代と弥生の出会いは、医者と患者としてだった。
産休に入る奈々の代わりに、藤代が弥生の担当医になった。
弥生は少し眠れないだけで大丈夫です。と笑う。
それから何度か診察で話すうちに、婚約者のことを語る弥生。
プロポーズされたが苦しい。彼と会わなくていいようにずっと仕事をしてしまうと話す。
藤代も学生時代の恋の話をして、お互い距離を縮め、付き合いはじめる。
写真を撮ったり、一緒に住み始める準備をしたり、楽しく過ごす2人。
ある日、「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」と聞く弥生に、藤代が答えずにいると、「それは手に入れない事」と弥生は笑いながら言った。
春と藤代の恋
大学時代、藤代は写真部に入っていた。
仲間のペンタックス(中島歩)と共に新入生を探していると、カメラを持った春を見つけ、ペンタックスが声をかける。
翌日、雨の中街でいろんな写真を撮る藤代と春。
雨を見上げる藤代の横顔を思わず撮影する春。
その写真を現像して春は、とてもいい笑顔です。と藤代に言った。
別の日、藤代のバイクに乗り朝日を見に行く2人。
ペンタックスに時間をわざと遅く伝えた藤代。
春は父と2人暮らしで家のことを自分がやっていた。
父にばれないようそっと夜中に抜け出してきたのだ。
朝日を見ながら2人は、世界中のいろんな場所に朝日を見に行こうと約束する。
付き合い始めた2人は、ウユニ、プラハ、アイスランドなど行きたい場所を相談した。
ある日、春の父・伊予田衛(竹野内豊)の元へ、世界旅行の許しをもらいに行く。
衛も写真家で、春の子どものころの写真をみせてもらう。
彼は、妻がいなくなってから立ち直れず、春が一緒にいないと苦しくなる。と言って旅行は許してもらえなかった。
それでも2人は待ち合わせ、旅行に行こうとするが、春は荷物を持っていなかった。
彼女は父を選び、旅行には行かなかった。
それがきっかけで2人はすれ違い別れてしまう。
現在の春は、大学時代後悔を残したため、大好きだった藤代と行くはずだった場所を写真を撮りながら周り、そして、アイスランドで倒れて運ばれる。
彼女は病気を患っていた。
春の死
ある日、弥生から藤代に手紙が届く。
私はあなたに救われ、確かに愛し合ったが、お互い愛することをさぼった。2人でいる時の孤独に耐えられなくなった。
と書いてあった。
それを読み、泣き崩れる藤代。
後日、ペンタックスから電話があり、春が死んだと聞かされる。
春が死ぬまでいた場所を教えてもらい、向かう藤代。
ホスピスの中河玲子(高田聖子)というスタッフが春の様子を聞かせてくれた。
そこには、春が撮影した笑顔の人たちの写真がたくさん置いてあった。
アイスを手に持ち笑顔の春の写真もあった。
苦しみながら死んだと聞かされ辛くなる藤代。
帰り際に、玲子から春のカメラを受け取る。
東京に戻り、大学の講師になっていたペンタックスに頼み、写真を現像させてもらう。
すると、たくさんの写真の中に、医療用スタッフの制服を着た笑顔の弥生の写真が出てきた。
それを見て驚く藤代。
弥生の葛藤
弥生は、藤代と付き合いながら、結婚へ進みながらもお互いすれ違ったままの状態に不安を感じていた。
そんな時に届いた春からの手紙と写真を見て、彼女の熱い想いを感じる。
そして、ネットで検索して春がいるホスピスに辿り着く。
春に会いにいくために、弥生は藤代の前から突然姿を消したのだ。
藤代が見た、春の写真も実は弥生が撮ったものだ。ある日、春の髪の毛を海辺で切る弥生。
弥生は自分が春に会いにきたことを告げると、春は分かっていたよ。と答える。
2人の想いはつながり、泣きながら笑う弥生の顔を春が撮影した。
それでも人は恋をする
そこには、海を見つめる弥生がいた。
藤代は逃げようとする弥生を抱きしめ、一緒に帰ろうと言った。
弥生は、藤代の胸で声を上げながら泣いた。
春が自分の命をかけて、お互いを想いあう気持ちを思い出させてくれたのかもしれない。
婚約者の失踪と手紙が届いた理由とは?
映画館に観に行ってきました!
佐藤健さんと長澤まさみさんという事と、大きな伏線があることで、大きな期待をして行ったため、終わったあと、「うーん…」と思ってしまいました。
また、各自の想いが分かりにくく感情移入しにくかったです。
2つの大きな伏線がありました。
①なぜ大学時代の恋人の春は今になって手紙を送ってきたのか?
これは、春が死期を悟り、大学時代に藤代と約束したが行けなかった世界を回り、それを知らせるために送ってきたものでした。
②なぜ婚約者の弥生は突然姿を消したのか?
これは、結婚に進みながらもすれ違ったままの2人に寂しさを感じ、春から届いた熱い想いが書いてある手紙を見て春に会いに行ったのでいなくなりました。
結果、春のおかけで、藤代と弥生が別れなかったのはよかったです。
ネットでは、泣けたという感想もたくさんあったので人により感じ方は違うようです。
みなさんも劇場に足を運んでみてください!