映画『デッドプール』は、その下品な内容からマーベルのスーパーヒーロー映画にして、初めてR指定がついた作品としても知られています。
この内容を理解するには吹き替え版と字幕版、どちらを観るべきか…
その論争も絶えず巻き起こっているのも定番です。
本記事では、その論争に決着をつけるべく、みんなの評価・感想をまとめどちらを観るべきか、その答えを出しちゃいます!
映画『デッドプール』の概要
出典元:https://www.foxmovies.com/movies/deadpool
X-MENシリーズのスピンオフ作品であり、2016年に公開した”デップー”の愛称でお馴染みのヒーローを主人公にした映画『デッドプール』。
主演はライアン・レイノルズが務め、大ヒットを記録し現在は第3作目の企画が立ち上がっている注目のシリーズの1作目。
20世紀フォックス時代からの作品で、ディズニーに移っても企画が現存するマーベルヒーローで、これまで大きな当たり役が無かったライアン・レイノルズがようやく手にしたブレイクでもあります。
監督のティム・ミラーは、本作がデビューとなりこの後には、『ターミネーター:ニュー・フェイト』などを手がけ注目を集めている監督のひとりです。
デッドプールの最大の特徴は、”第4の壁”を取っ払うことができるという事。
”第4の壁”とは、フィクションである物語の世界と観客のいる現実世界との境界を表す概念で、デッドプールはいわゆるスクリーンの中から、スクリーンの外へ話しかけることが出来るキャラクターなのです。
そんなはちゃめちゃな存在であり、そのイメージにライアン・レイノルズは見事にハマり、この作品でも”第4の壁”を打ち破る描写もお馴染みのシーンとなっています。
映画『デッドプール』はU-NEXTなどでレンタル可能。
※本ページの情報は2020年3月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
映画『デッドプール』の作品情報
原題:Deadpool
監督:ティム・ミラー
脚本: レット・リース、ポール・ワーニック
原作:ファビアン・ニシーザ、ロブ・ライフェルド
出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、T・J・ミラー、ジーナ・カラーノ、レスリー・アガムズ、ブリアナ・ヒルデブランド
公開:2016年6月1日
時間:108分
製作:アメリカ合衆国
公式ツイッター:https://twitter.com/DeadpoolMovieJP
映画『デッドプール』のあらすじ
出典元:https://www.foxmovies.com/movies/deadpool
ウェイド・ウィルソンは、クレイジーな変わり者。
ニューヨークでトラブルシューターとして、死がなく過ごしている中で娼婦のヴァネッサと付き合いながら幸せな日々を過ごしていた。
しかしある時ウェイド・ウィルソンは、末期ガンと診断され人生に絶望する。
そんな時に、ガンが治ると言われ怪しい人体実験に参加する。
その結果、醜い見た目になってしまうウェイドだったがその代わり、超人的な治癒能力を身に付けることになる。
そしてその見た目から、恋人の前から姿を消し”デッドプール”と名乗り、自身の姿を元に戻してもらうため、実験を行なった組織を追い詰めていく…
映画『デッドプール』の吹き替え版について
出典元:https://www.foxmovies.com/movies/deadpool
まず、映画『デッドプール』の吹き替え版について紹介していきます。
この作品は、メインキャストなどにいわゆるタレントや俳優、女優の起用はなく、メインキャラクターは全て本職の声優が務めているのも特徴です。
R-指定がついていることも影響し、いわゆる客寄せパンダの起用を気にせずキャスティングできたことも、この映画『デッドプール』の吹き替えが評価されている要因のひとつでもあります。
吹き替え版キャスト
ウェイド・ウィルソン / デッドプール=加瀬康之
ヴァネッサ=林真里花
フランシス・フリーマン / エイジャックス=浜田賢二
ウィーゼル=佐藤せつじ
エンジェル・ダスト=行成とあ
コロッサス=木村雅史
ドーピンダー=影平隆一
吹き替え版と字幕版の違い
単純に、字幕版で普段映画を観ている方であれば字幕版でも問題ないでしょう。
しかしこの『デッドプール』には、やはりアメリカ人でなければ伝わりづらいジョークや下ネタなども多く使われています。
なので、この映画の細部まで、そのジョークの内容までしっかり理解したいという方ならば、より分かりやすく意味が通るように作られている吹き替え版の方がオススメかも知れません。
映画『デッドプール』はどっちで観るべきか
出典元:https://www.foxmovies.com/movies/deadpool
映画『デッドプール』は、果たして字幕と吹き替えどっちで観るべきなのでしょうか?
ジョークなどを違和感なく聞きたい場合は、吹き替えで観るのもオススメです。
しかし、吹き替えで観る利点はその部分だけ、とも言えるかも知れません。
では、本当に観るべきなのは、字幕なのでしょうか?
その両方のみんなの評価や感想を、SNSなどの声を中心にまとめてみました。
字幕版にすべき理由
字幕にすべき最大の理由は、やはりデッドプールはライアン・レイノルズの声で聴くべきなのです。
デッドプール最大の魅力は、ライアン・レイノルズの声でこそ発揮されるもの。
微妙な言い方のニュアンスなど、やはりライアン・レイノルズの声で聴くことでその面白さ、物語に適した声のトーンでより没入感が高まるのです。
ライアン・レイノルズが演じているからこそ、字幕でこの映画を見るべき最大の理由と言えるでしょう。
字幕派のみんなの評価&感想
デッドプール面白かったからみんなもみようね!
デッドプール (字幕版) https://t.co/Qfc3JyLBa0— ものちゃん (@monotyan3380) January 18, 2020
吹き替え版にすべき理由
単純に吹き替え版の利点は、母国語のため字幕を目で追う必要がなくなるという点です。
すると、吹き替えキャストが話すことなの意味がすんなり入ってくるということ。
ジョークやスラングなど、アメリカの文化が反映されているセリフも日本語にフィットされたものになるので、より分かりやすいものになります。
さらには、より分かりやすいようにプロの声優が務めているのも大きな利点です。
宣伝も兼ねて俳優や女優、もしくはタレントなどの起用はされていないのですんなり違和感なく入ってくるというのもより吹き替え版でも見やすい理由のひとつと言えるでしょう。
吹き替え派のみんなの評価&感想
デッドプール
・不死身の俺ちゃんの復讐劇。微妙にギャグにもシリアスにも振り切れてない。
吹き替えで見るとより詳細に下ネタを堪能出来るのでお勧め。
— ひとくち映画bot (@1gyoueiga) February 26, 2020
デッドプールの吹き替えって加瀬さんなのか
ググったら洋画とかCMにちょくちょく出演していらっしゃるので世の中は加瀬ボイスに満ち溢れていた— 実験体 (@jittaiken5) November 26, 2019
あとがき
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吹き替え版と字幕版、あなたはどちらで鑑賞しようと思いましたか?
個人的には、やはりライアン・レイノルズの声で聞きたいというのもあったので字幕版で見たのですが…
改めて考えてみると…
やっぱりジョークなどは、観ていてすぐに気が付きにくいものがあるのも事実です。
特に下ネタなど、普段聴き慣れないスラングがあるとなると…
よりデップーのセリフで笑えるのは吹き替え版のような気がします。
なので結論としては、よほどのこだわりがない限りは、吹き替え版で観ることをおすすめします。
とはいえ、これはあくまで筆者が独断と偏見で導き出した一例に過ぎません。
もし機会があるのであれば、根っからの映画好きであれば、吹き替え版、字幕版、両方鑑賞して比較してみるのが1番良いでしょう。