2019年7月12日に公開を迎えた『ハッピー・デス・デイ2U』は、日本では連続公開されているシリーズの続編。
1作目はアメリカでは2017年に公開され、話題となっていたホラー映画。
1作目を経てまさかの展開を迎えた続編で、続けて公開されたことで大きな評価を受けていました。
主演は前作に続き、ジェシカ・ローテ。
続編ということもあって、どうせまたタイムループするんでしょ!
と、お決まりの想像をしていると、まさかの展開に裏切られる驚きの2作目となっています。
そんなシリーズ2作目を徹底解説!
ハッピー・デス・デイ2Uについて
出典元:IMDb
2019年7月に公開したホラー映画、『ハッピー・デス・デイ 2U』。
アメリカでは2017年に1作目が公開していましたが、日本では1ヶ月前となる6月に公開していて、連続公開となっています。
主演はジェシカ・ローテが続投し、その他メインキャラクターとなるそれぞれのキャストも引き続き演じています。
前作ではサブキャラクターだった面々が、本作ではメインとなる展開も面白いところ。
本作『ハッピー・デス・デイ 2U』は、ホラー映画というものの序盤の展開を終えた中盤以降は、タイムループから抜け出す展開がメインな為、ホラー的描写はほぼ皆無となり、コメディがベースとなる娯楽作品。
ハッピー・デス・デイ2Uの作品情報
原題:Happy Death Day 2U
監督:クリストファー・B・ランドン
脚本:クリストファー・B・ランドン
出演:ジェシカ・ローテ、イズラエル・ブルサード、スラージ・シャルマ、サラ・ヤーキン
公開: 2019年7月12日
時間:100分
製作:アメリカ合衆国
ハッピー・デス・デイ 2Uのあらすじ
出典元:IMDb
ライアンは、車の座席で起床する。
自室に戻ると、カーターとツリーがいちゃついている。
カーターが枕を投げてきて、どっか行けと怒鳴ってくる。
すると、研究室の仲間から連絡が来て、すぐに来いとのこと。
ライアンは、量子力学について研究しており、シシーという実験的量子反応炉を作り出していた。
しかしこの実験で、大学中を停電させていて、学部長から実験差し止めを言い渡されてしまう。
すると、誰もいない実験室におびき出されたライアンは、用具室に隠れていた謎のベビーフェイスに殺されてしまうのだった…
次の瞬間、ライアンは、車の中で寝ている。
まさしくその日の朝に、戻っていたのだ。
そしてカーターに何かがおかしいことを伝えると、面識が無いはずのツリーがデジャヴ?
と、訳知り顔で話しかけてくるのだった。
そう、タイムループは終わっていなかったのだ。
前作ではツリーだったのが、今度はライアンがタイムループの沼にはまっていた!
ハッピー・デス・デイ 2Uストーリー解説!
Happy Death Day 2U (2019) – Official #Trailer
Sequel to the 2017 film 'Happy Death #MackansFilm #throwbackday https://t.co/UuL8xz318o
— Mackans Film (@MackansFilm) June 23, 2020
ここからは、ストーリー解説!
前作のカラクリから、2Uの展開まで、ネタバレをちょこっと含んで、突っ込んだ解説になりますので、ご了承を!
前作の謎
出典元:IMDb
前作においてツリーが、タイムループの沼にハマり、抜け出す為に奮闘し、無事に一件落着となった…
というのはただの勘違いだったことが明らかになる本作。
ツリーが前作で苦労したのは、タイムループするきっかけを排除していただけで、タイムループそのものから抜け出した訳ではなかったのです。
それはライアンが死んでループしていたことで、証明していました。
そしてこの続編となる2Uで、そのタイムループの謎が明かされています。
明らかにチャランポランのライアンが、まさかの量子力学の研究をしていて、ギャップを感じさせるほどの秀才ぶりを披露。
思わぬ展開からスタートする、『ハッピー・デス・デイ2U』の冒頭です。
『ハッピー・デス・デイ2U』唯一のホラー展開
出典元:IMDb
本作の特徴としては、ホラー映画に分類される作品ながらに、そんなに怖く無く笑って観れるという部分は大きな魅力です。
その唯一ともいえるホラー部分は、ライアンが殺される時に訪れます。
ベビーフェイスの面をかぶった謎の人物、それに襲われる場面は典型的なホラー展開ですが、その正体はまさかの人物!
そして、この続編においての鍵となる部分が訪れるのでした。
『ハッピー・デス・デイ2U』の主題
出典元:IMDb
前作では、殺されることでタイムループしてしまう訳だから、殺されないようにするというのが主題で、その犯人探しがメインとなるところでした。
しかし『ハッピー・デス・デイ2U』では、割と早い段階で目的が判明します。
それは、タイムループを終わらすこと。
そもそもの原因は、ライアンたちの実験的量子反応炉であるシシーが原因です。
このシシーによって引き起こされたタイムループの沼を閉じて、無事に普通の生活に戻ること。
これが本作のテーマになります。
3作目の伏線?
『ハッピー・デス・デイ2U』にはミッド・クレジットシーンが存在します。
一般的に、ミッド・クレジットシーンは、次回予告か物語のオチとして使われることがほとんどです。
そんな本作のミッド・クレジットシーンは、おそらくシシーの起動でペナルティとなる大学の敷地内の清掃をしているツリーたち面々の元に、政府がやってきます。
そこで、シシーを新たに研究し直すのですが、その実験役にまさかの人物が選ばれて終わるというもの。
これが伏線となるのかは、定かではありませんが3作目の企画は指導中とのことなので、あながち本当にこの後の物語が続く可能性も…?
『ハッピー・デス・デイ2U』解説・まとめ
『ハッピー・デス・デイ2U』は、基本的に前作を鑑賞した上で、ご覧になることを推奨した作品です。
前作のあらすじは、ツリーが冒頭でライアンに説明しますが、ロリの関係性や、ツリーの母親など家族への想い、そして1番のカーターの存在などが、今作だけでは理解しづらいものになっています。
『ハッピー・デス・デイ2U』を見る場合は、ぜひシリーズ順に鑑賞することをお勧めします!
タイムループを扱った映画の中でも傑作に位置するこの『ハッピー・デス・デイ』を是非、ご覧になってみてください!
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