映画【アドリフト 41日間の漂流】のネタバレ!瀕死の恋人との壮絶サバイバルの結末は!?

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Adriftポスター

出典:IMDb

1983年に起きた事件、その壮絶な漂流記を基にした映画『アドリフト 41日間の漂流』。2020年4月10日に日本でも公開される今作は「予告映像が怖すぎ!」と、公開前からすでに多くの映画ウォッチャーに注目されています。

本記事では、映画『アドリフト 41日間の漂流』のストーリー、さらに後半では結末のネタバレをしていきます!

最近、漂流・遭難モノ映画って多いですよね。たとえばトラと漂流したり、崖に挟まったり、火星においていかれたり……。しかし今作、既存のどの漂流モノにも当てはまらない、「言葉にできないラスト」が用意されている作品なのです……!

そのため、映画『アドリフト 41日間の漂流』を100%新鮮な気持ちで楽しみたい方はにとってはネタバレ厳禁!この先は、閲覧注意です……!

映画『アドリフト 41日間の漂流』壮絶な漂流記は実話!

さて、こちらが話題の予告編。確かに、津波のシーンはキツイ……。

実は今作の監督が、映画『エベレスト3D』でメガホンを取ったバルタザール・コルマウクル。映画『エベレスト3D』といえば、実際に起きた集団遭難事件の手記を基に、事件を超リアルに描いた作品です。とにかく、リアリティを徹底追及するタイプの監督なのです……!

https://twitter.com/escape_108/status/1242288685761982464

また、海外でも「リアルすぎて吐き気がする」と評されている、今作の津波シーン。

三半規管の弱い筆者、今作の予告編を映画館で観ましたが、すぐ気持ち悪くなったので「あ、これヤバイやつだ」と目をつぶって回避しました。「ノンフィクション本の実写化」の域を超えた大迫力、これが実話と思うと恐ろしい……。

映画『アドリフト 41日間の漂流』の登場人物を紹介!

婚約したばかりヒロイン “タミー”(シャイリーン・ウッドリー)

シャイリーン・ウッドリー

出典:IMDb

今作のヒロインである“タミー”

彼女は10代の頃に家を出て、サーフィンしたり、世界を旅をしたりして生きてきた、度胸のある女性です。そんな暮らしの中、旅先のタヒチで “リチャード”に出会い、恋に落ちます。

タミーを演じる女優・シャイリーン・ウッドリーは、映画のプロットの段階からヒロインに想定されていたのだとか。語弊を恐れずいえば「こんなの女の仕事じゃない!」限界ギリギリのサバイバルを、あくまで等身大で、見事に演じ切っています。

そもそも気丈なタイプのタミー。崖からダイブとか、海で魚を獲るとか、躊躇なくできちゃいます。シャイリーン、動きがとてもしなやか。

セーリング経験豊富な婚約者 “リチャード”(サム・クラフリン)

サム・クラフリン

出典:IMDb

タミーの婚約者になったばかりの “リチャード”。

彼も自作のヨットで世界を回る、旅人間。同族であるタミーとはすぐに意気投合しました。彼の特徴は、「ヨットの上で水平線だけを眺める日々」に幸せを感じるという繊細さ。アクティブなタミーと繊細なリチャードは、お互いを補うように愛し合い、危険な太平洋のヨット回航の依頼にも、ふたりで乗り出します。

この大航海の前に、リチャードはタミーにプロポーズ。「帰ってきたら結婚しようね」こんなの、フラグですよね……。

以下ネタバレ注意!「陸地まで3200キロ」のアドリフト(漂流)から生還できるのか!?

漂流するタミー

出典:IMDb

さて、登場人物の紹介を終えたところで、いよいよ映画『アドリフト 41日間の漂流』のストーリーをネタバレしていきます!

今作の手法は、「タヒチでのロマンチックな恋愛」と「船上での壮絶なサバイバル」を交互に見せていく。つまり、回想が途中で割り込むタイプの映画で、時系列がパズルのピースのように散りばめられています。

全てが繋がった時、得も言われぬ余韻を残していく映画『アドリフト 41日間の漂流』は、2020年4月10日に日本公開です!

結婚を約束した “海と自由を愛する”カップル。6400キロの航海に出発!

1983年10月、旅の前に婚約したばかりの“タミー”と“リチャード”は、ヨットで太平洋へ漕ぎ出します。

ふたりは旅先で出会った裕福な老夫婦に、「自分たちが持っている高級ヨットをアメリカまで運転して届けて欲しい」を依頼されたのです。タヒチから、アメリカ・サンディエゴまで6400キロ。危険な仕事ではありますが、航海の経験が豊富なリチャードは老夫婦の依頼を承諾します。

1ヶ月に及ぶ長く危険な航海ですが、高額な謝礼がもらえます。その謝礼で、1年間世界の海を回って暮らそうとふたりはウキウキです。リチャードは、出発前にタミーにプロポーズしたばかり。ふたりならなんでもできそうな気がします。

ふたりを襲う記録的ハリケーン!!屋根もないヨットが巨大津波に巻き込まれる!!

出発から2週間後。ふたりを乗せたヨットは、記録的ハリケーンに遭遇。タミーを守るリチャード、あらゆる手を尽くしますがヨットは巨大津波に飲み込まれてしまいます……。

ひとり、目を覚ますタミー。船内は腰に浸かるほど海水が浸水しています。船の状態は壊滅的。マストは折れ、戦隊に穴が空いていてコントロール不能です。さらに、無線機は故障……。
あれ……、リチャードがいない!!

婚約者は重症、ヨットは大破。陸地まであと3200キロ……。

遠くの海に投げ出さたリチャードを見つけたタミー。彼を救助し、一命はとりとめたものの瀕死の重傷。経験豊富な航海士は、動けなくなってしまいました。旅はまだまだ途中であり、陸地まではあと3200キロもの距離があります。つまり、放り出されたのは太平洋のど真ん中……。

食糧も水も、残りはあと数日分。完全に遭難です。

リチャードの知識を総動員して陸を目指す “タミー”「絶対に生き延びる」

陸を目指すタミー

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一時は絶望したタミー。しかし彼女は諦めません。自分を奮い立たせて、大怪我で動けないリチャードの代わりに、彼の持つ知識をフルに使い、3200キロ先の陸を目指します。

タミーはリチャードに教えられた通り、壊れた船を修理し、雨水を飲めるように設備を作ります。ひどい怪我のリチャードを励まし、看病するタミー。ふたりは支えあいながら、生還するために航海を続けるのです。途中、素潜りをして魚を獲り、食料を調達するタミー。彼女がこんなにタフでいられるのも、リチャードとふたりで助かるという希望があってこそでしょう。

しかし、瀕死のリチャードの容体は悪化の一途。彼はどんどん衰弱していきます……。

この絶望的な遭難は、なんと41日間にも及ぶのです……。

映画『アドリフト 41日間の漂流』の結末は!?

タミーとリチャード

出典:IMDb

突然ですが今作、冒頭に事故のシーンがあって、あとは過去の回想、という構成なのです。

映画『アドリフト 41日間の漂流』のラストは、海に沈むリチャードをタミーの視点で写したシーン。つまり、漂流の最中にタミーに生きるためのアドバイスをしていた瀕死の恋人は、あの大津波の時点ですでに亡くなっていたのです……。

タミーは漂流の終盤で、幻覚を見はじめます。遭難による脱水症状、衰弱することで脳が幻覚を見せるのは、実際にあることだそうです。しかし津波による「リチャードの死」に直面した彼女は、その時、自分を奮い立たせるために無意識に恋人の幻覚を作り出しました。

漂流中、瀕死のリチャードから詳細に伝えられていた「リチャードの持つサバイバル知識」。実は全て「タミーの知識」であり、最愛の恋人・リチャードとの旅の途中で、すでに彼女が獲得していたスキルだったのです……。もし、タミーが彼氏に任せっきりの女の子であれば、彼女はきっと生還できなかったでしょう。

この終盤のタネ明かし、結構途中で気がついてしまうものですが、今作はかなり上手に仕掛けられています。「あのサバイバルを全部ひとりで!?」という驚きの後、彼女のサバイバルを振り返り、交際中のタミーとリチャードの膨大なコミュニケーションの量に気付かされ、みぞおちがキュっとなります。

ふたりの強い絆がタミーを生還させた、というラスト。ハッピーではないけれど、なんとも言えない気持ちになるのです……。

 

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