『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年に公開したマーベルコミックス原作のスーパーヒーロー映画です。
アベンジャーズとしては第3弾、MCUとしては19作品目に当たる作品です。
MCUの1作目である『アイアンマン』が初公開してから10年目となる節目を迎える重要な立ち位置となる映画。
そんな『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、あまりにも衝撃的な内容から、賛否両論となり批判なども多く集まっていました。
本記事では、そんな賛否両論となってしまった物語の本当の楽しみ方を教えます。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の概要
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2018年の4月に公開した作品です。
衝撃的な結末を迎え、次作に続く伏線も多く隠され、その内容から賛否両論となっていました。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の作品情報
- 原題:Avengers: Infinity War
- 監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
- 脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
- 原作者:スタン・リー
- キャスト:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、エリザベス・オルセン、他
- 公開:2018年4月27日
- 上映時間:149分
- 製作国:アメリカ合衆国
- 次作:アベンジャーズ/エンドゲーム
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のあらすじ
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html
ソーは、アスガルドでのヘラとの決戦後に、大型船で地球に向かう最中に、サノスの船から攻撃を受けていた。
サノスは、遂に6つのインフィニティストーンの全てを手に入れるべく、行動に移したのである。
アスガルド船には、ソーの他にハルクやロキ、ヘイムダルも居たが全滅させられてしまう。
しかしヘイムダルが最後の力を振り絞り、ハルクをビフレスト(虹の橋)で地球へと転送させるのだった。
サノスはすかさず部下を地球へと向かわせる。
地球にはビジョンが持つマインド・ストーンと、ドクター・ストレンジが持つタイムストーンの2つがあるのだ。
そしていよいよ、アベンジャーズ史上最大の戦いが幕をあける!
なぜ批判が集まったのか
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は何故賛否両論となり、批判を集める結果になってしまったのか…その原因を解き明かします。
アベンジャーズが全員揃わない
批判が多く集中したのは、アベンジャーズが全員勢ぞろいしないという部分です。
結果的にキャプテン・アメリカを中心としたワカンダ組と、アイアンマンを中心としたタイタン組の完全に二分した構成でした。
これまでの過去2作のアベンジャーズ作品は、しっかりヒーローたちが勢ぞろいをし、堂々たる戦闘シーンを披露し期待を裏切らない映画でした。
しかしこの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、いい意味でも悪い意味でも見事に観客の期待を裏切ってみせたのです。
それゆえ、結果的に批判が集中したのでした。
ヒーローが負ける!
期待を裏切るという行為は、ヒーロー映画にはあるまじき結末を迎えることでもその批判はさらに加速していきます。
これは驚きと興奮よりも喪失感を観客たちに与え、賛否両論となる議論にまで発展していました。
これまで、最強のヒーローだと思われていたアベンジャーズが、完膚なきまでに叩きのめされ、サノスに完全敗北を喫するのです。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の楽しみ方
それでは、この『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の本当の楽しみ方を伝授したいと思います。
この映画はある視点から観るととてつもなく、見事な作品へと生まれ変わるのです。
サノス視点で観る
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html
アベンジャーズと名がつく映画ですし、これまでの経緯から当たり前のようにトニー・スタークやスティーブ・ロジャースなどに肩入れして観てしまう事でしょう。
しかし、それでは本当の意味で、この映画を楽しむことは出来ていません。
それはこの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』という映画は紛れもなくサノスのための映画なのです。
当然サノスの視点でこの作品を鑑賞することが必要だということ。
それがこの映画を、本当の意味で楽しむという事なのです。
サノスの想いを理解する
出典元:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html
サノスの視点でこの映画を見始めると、サノスの純粋なまでにその想いの強さの陰に、並々ならぬ決意があることが分かります。
余計なしがらみを全て取っ払い、サノスだけが本気で信じている世界の均衡という目標にひた走るのです。
彼にとっては自分だけが正義であり、それを信念としてただ突っ走っていたのでした。
サノスの表情を理解しよう
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その断固たる決意のもと、ストーン集めも佳境に入るその時、惑星ヴォーミアではサノス史上最大のピンチが訪れます。
それは犠牲。
サノスが唯一、その自身の正義を覆しかねない強い想いを抱くものがありました。
それは本気で愛する娘の、ガモーラの存在です。
自身の正義を破ってまで、ガモーラを引き取り全てを教えてきたのです。
そのガモーラの犠牲となる場面では、涙を流すサノスの表情はまさに父親の顔でした。
そして、サノスの想いの全ての表情はラストシーンで見て取ることが可能です。
全てをやり遂げたサノスは、何もない辺境の地で、遠くを見つめ満足げに景色を眺めています。
サノスにとっては、長い間目指してきた目標を成し遂げた瞬間であり、全ての幕が下がった時のその表情は、何者にも代えがたい瞬間を迎えているのです。
サノスが全てをやり遂げた瞬間でした。これはサノス視点で観れば、堂々たるグッドエンディングなのです。
以上、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の考察記事でした。
サノス視点でみるとまた違った楽しみ方が出来るので、ぜひ挑戦してみてください。
そして、MCU全作品を一覧で紹介した記事や、前作のウルトロンや、そのほかのMCUまとめ記事も、記事内にリンクがございますので合わせて読んでみてください。