映画【はじまりのうた】をネタバレ!曲やキャストなど見どころを徹底解説!

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出典元:IMDb

映画『はじまりのうた』は、お洒落な映画を取らせたらこの人の右に出る者はいないとまで言われているジョン・カーニーが初めてハリウッドに進出して撮った作品です。
マーク・ラファロ、キーラ・ナイトレイが出演する音楽映画として、多くのファンを獲得しています。
しかしこの『はじまりのうた』は、ジョン・カーニーのハリウッド離れを招いてしまうなど様々な逸話が存在する曰く付きの作品でもあります。
その数々のエピソードも含め、この映画について、キャストや見どころなど徹底解説していきます!

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映画『はじまりのうた』について

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出典元:IMDb

映画『はじまりのうた』は、日本では2015年に公開した音楽映画です。
監督は、ジョン・カーニー。
主演は、マーク・ラファロとキーラ・ナイトレイが務める。
『ONCE ダブリンの街角で』を発表し、大きな評価を集めていた注目の監督ジョン・カーニーの、ハリウッドでの初めてとなる映画作品。
音楽はもとより、ニューヨークの街並み、脚本なども痛快で素晴らしい作品として、一部からは熱狂的なファンを獲得している名作のひとつ。
しかし公開規模はそこまで大きくなく、話題性も乏しかった為大きなヒットには至っていない。
映画自体も、アイキャッチなどは恋愛映画っぽい雰囲気をしているので、この映画の良さに気がついていない人も多いであろうと思われています。
なので、本記事ではこの映画『はじまりのうた』の魅力について、徹底解明していくので、是非最後まで読んでみてください!
最後まで読むと、この映画をみたくなることな違いなし!
本記事には、ネタバレに繋がる部分も多数含まれていることをご了承ください。
作品の魅力を余すことなく語り尽くした結果の出来事ですので、お許しを!
とはいえ、確信には触れていませんので、もし未鑑賞の場合でも多分問題ないので、特に気にせずご覧にいただけると思います。

映画『はじまりのうた』の作品情報

原題:Begin Again
監督:ジョン・カーニー
脚本:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン、ジェームズ・コーデン、ヤシーン・ベイ、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー
公開:2015年2月7日
時間:104分
製作:アメリカ合衆国

映画『はじまりのうた』のあらすじ

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出典元:IMDb

グレタは、恋人のデイヴと共にニューヨークへとやってくる。
デイヴはミュージシャンとして、成功を手にしにやってきたのだ。
その恋人であるグレタもミュージシャンではあるものの、デイヴとは違い表に出ようとはしなかった。
彼女にとって音楽は、自己の表現方法のひとつであり、ビジネスにするつもりはなかったのである。
しかし、ニューヨークにやってきたデイヴとグレタ。
デイヴは、大ヒット映画に自身の曲が起用され世界的にもヒットし大きく羽ばたくにつれ、拠点をアメリカにしたのだ。
そしてデイヴはどんどん、音楽業界にのめり込んでいく。
するとグレタとの時間が薄れ、デイヴは浮気をしてしまう。
もちろん隠していたが、デイヴが新曲だとグレタに聞かした瞬間、その曲は自分に描かれたものではなく、他の女の事を歌ったものであることに気が付き、喧嘩別れしてしまうのだった。
家を飛び出したグレタは、大学時代の親友スティーブの元を訪れる。
彼もニューヨークで、音楽活動をしていた。
その晩、スティーブはバーで歌うとのこと。
乗り気ではないものの、スティーブに無理やりステージに上げられたグレタは、仕方なくギター1本で、歌い始めるのだった…

映画『はじまりのうた』のキャスト・登場人物について

キーラ・ナイトレイ

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出典元:IMDb

主人公となるグレタを演じたのは、キーラ・ナイトレイ。
2003年の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで大ブレイクを果たしたイギリス人女優。
この時、まだ17歳で若くして大きな富を得ています。
その容姿が、ナタリー・ポートマンに似ている事から、1999年に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』では、アミダラ女王の影武者役を演じたのは、有名な話。
そして彼女に関する有名なエピソードとして、ちっぱいであること。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』では谷間が作られていましたが、
キツいコルセットを巻き、ハイライトを入れて強制的に豊満に魅せていました。
その時のエピソードが、劇中でもアレンジされているのも有名な話です。
彼女は、スレンダーな体型でそれは体質によるもので太りにくいことが本人によって語られており、その事で摂食障害の例に出されることもあり。
しかしそれは彼女とは何ら関係のないことで、名誉毀損で訴訟に発展し、キーラが賠償金を勝ち取るなんて一幕も。
一方で、自身の体型には一定の理解を示していて、モデル活動の際には体型に処理が施されることには了承しているとのこと。
そしてしばしば、映画ではトップレスも披露していて、いくつかの出演作では脱いでいるものの、お尻の膨らみが無いことにはコンプレックスを抱いているのか、代わりのモデルを起用させています。
そんなキーラ・ナイトレイの2010年代の隠れた名作が本作『はじまりのうた』で、この作品の数年後に、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の出演で、大きな評価を得ることに。
現在、精力的な活動は少ないものの、影響力を発揮する女優のひとりです。

演じる役はグレタ

キーラ・ナイトレイが映画『はじまりのうた』で演じるのは、主人公グレタ。
音楽の才能に溢れた女性。
しかし、彼氏のデイヴの様にビジネスとして音楽を扱う事には否定的。
好きな音楽を好きな様に、自分のスタイルで表現していく。
バーで歌を披露した際には、気分が乗らず。
しかし、ダンと共にアルバム制作の最中では、楽しそうに歌う姿がとても綺麗で魅力的な女性ということがわかります。

マーク・ラファロ

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マーク・ラファロは、音楽プロデューサーのダンを演じています。
本作におけるもう一人の主人公。
マーク・ラファロは素晴らしい俳優で、監督のジョン・カーニーが共に仕事をすることを熱望していた人物。
彼のキャリアは長く、1990年代からスタートするも長い間不遇の時を過ごしています。
しかし、細々とではありますが俳優活動を続け地位を確立させていきます。
その最中で突出した出演作といえば、デヴィッド・フィンチャー監督の伝記映画『ゾディアック』。
史上最悪連続殺人事件と言われているゾディアック事件を描いた作品で、マーク・ラファロはデイブ・トースキー捜査官を演じています。
そして、大きな評価を得たのは、2010年公開の『キッズ・オールライト』。
この作品が評価を受けたことで、マーク・ラファロも数々の映画賞にノミネートするなど高い評価を獲得。
そして、マーク・ラファロの俳優人生において最大の出来事がMCUのハルク役に抜擢。
ハルクはこれまでに2作品が映画化されており、ブルース・バナーを演じるのは3人目となるマーク・ラファロ。
しかしこれまで演じた2人に比べられることは承知の上で演じ、過去の2人を超えたと言われ、その評価は最高のものとなるのでした。

演じる役はダン

マーク・ラファロが演じたのは、もうひとりの主人公ダン。
ウダツの上がらない男性で、会社もいい加減な勤務態度のためクビになってしまいます。
しかし、彼はかつては名声を得た敏腕音楽プロデューサー。
グレタの歌を聞いて、その才能が再び開花する様を魅せ、貪欲にいいものを作り出す姿はとても格好いい男性です。
そして忘れかけていたものを取り戻していき、成長する姿を見せています。

ジェームズ・コーデン

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イギリスのコメディアンで、現在ではアメリカに自身お冠番組を持つなどマルチな才能を発揮しているジェームズ・コーデン。
演じる役は、グレタの親友となるスティーブ。
ジェームズ・コーデンは、アメリカやイギリスでは知らない者はいないほどに有名なコメディアンです。
自身がMCを務める冠番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』は2015年よりアメリカで放映されている、バラエティショー。
この番組の1コーナーである「カープール・カラオケ」は、企画がApple Musicにも販売され、単独番組としてコンテンツ化されています。
その番組では、ジェームズ・コーデンは歌やラップを披露しており、そのマルチな活躍で映画『キャッツ』にも出演するなど、俳優・コメディアンの枠を超えて活躍を続けている好感度抜群なコメディアンです。

演じる役はスティーブ

ジェームズ・コーデン演じるスティーブは、グレタの親友として、彼女をサポートする立場に回ります。
役割的にはミキサーとして、レコーディング時の音のバランスを保つ役割を担っていました。
もちろん予算がないので、八面六臂な活躍をしており、実は影の功労者はこのスティーブだったりしています。
そんなスティーブの最大の見せ場となるのは、アルバムが完成したパーティーでの場面。
いきなり音楽を止め何をやるのかと思いきや、お酒が入って宴もたけなわ状態のなか、イカす音楽をかけるから踊らずにどれだけ静止していられるか、という見事なゲームを展開すること。
何でも楽しそうにしている、スティーブのキャラクターが魅力的に反映されている場面でした。

アダム・レヴィーン

グレタの彼氏役としてデイヴを演じたのは、「マルーン5」として世界的人気を誇るバンドのボーカル、アダム・レヴィーン。
日本でも、CMで「サンデー・モーニング」が起用され話題になるなど、人気があるバンドです。
そのヴォーカルを務めるアダム・レヴィーンは、この『はじまりのうた』で、映画では初めて役があるキャラクターを演じています。
それまでは、映画出演やセリフのある役を演じたことはあっても、それは全てアダム・レヴィーン自身として出演したものばかりでした。
がっつり俳優と言える活動は、この『はじまりのうた』が、初めてだったのです。
その後もほとんど、役を演じることはないですが、2017年に再び役を務める作品に出演しています。
それでもやはり本業は音楽活動なので、この『はじまりのうた』は貴重な姿といえる作品でもあります。

演じる役はデイヴ

アダム・レヴィーンが演じたのは、デイヴ。
主人公グレタの恋人役。
グレタからプレゼントされた曲を、新曲として発表し、そのアレンジが微妙だったりと、音楽の才能はあるkなりましたがはいてののセンスが問われている様な役でした。
グレタに未練タラタラな、本作において嫌なイメージを抱かせる役柄です。

ヘイリー・スタインフェルド

ヘイリー・スタインフェルド
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マーク・ラファロが演じるダンの娘役を務めたのは、ヘイリー・スタインフェルド。
今、旬の若手俳優のひとり。
デビュー作である2010年に公開した『トゥルー・グリット』で一気にブレイクを果たした女優。
まだ20代前半にして、10年のキャリアがあり、若手ながらにベテラン並みの貫禄を有している実力派。
近年では、『バンブルビー』のヒットなどで知られています。
今後の活動としては、MCUドラマ『ホークアイ』にて、ケイト・ビショップを演じることが発表され、今後映画にも同役で登場することが見込まれている、注目女優のひとり。
ちなみに劇中では、見事なギタープレイも披露しているので注目です!

演じる役はバイオレット

ヘイリー・スタインフェルドが演じるのは、ダンの娘のバイオレット。
いわゆる典型的な思春期で、反抗期真っ盛りな女の子。
父親と母親が別居中で、反抗期も拍車をかかる展開に。
しかし、多感で何にでも興味があるお年頃なだけあって、音楽にものめり込んでいる様子。
その姿は、アパートの屋上でのRECで、見事なギターを披露しています。
そして、グレタのいうことを聞いて、奇抜な格好をやめているのも素直な感じで可愛いティーンでした。

映画『はじまりのうた』にまつわるエピソード

ジョン・カーニーが批判し物議!?

ジョン・カーニー
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後にイギリスのメディアでジョン・カーニーが語ったあるエピソードが、物議を醸していました。
主演のキーラ・ナイトレイに関することで、スーパーモデルと揶揄した発言を行なっています。
「スーパーモデルと一緒に映画を作ることはもうないだろう」というウマの発言をし、事実これ以降ハリウッドで映画を作ることはしていませんでした。
撮影を進めていく上で、キーラ・ナイトレイは女優としてのスタイルを誇示しています。
それがどうやら、ジョン・カーニーには合わなかった様で、ハリウッドはこりごりとなっていたのだとか。
この発言以後、ジョン・カーニーは改めて謝罪を行ったことや、現在ではAmazonプライム・オリジナルドラマの『モダン・ラブ』を撮っている事などから、再びハリウッドで仕事をしている様です。

目でなく耳で探せ!

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この映画のロケ場所を探す際に、ジョン・カーニーがスタッフたちに言った言葉です。
「目で見て選ぶな。アルバムを録音したくなる場所を耳で選べ」と進言し、今回の作品の場所になったのだとか。
音楽を中心に描いた作品らしく、強いこだわりを持っていたことが分かるエピソードです。
しかし、この映画には音楽だけを脚光に当てているわけではありませんでした。
ジョン・カーニーは、音楽で作品が成り立ってしまわない様に、音楽が完全に出来上がっていない状態でこの脚本を完成させています。
要するに、音楽なしでも楽しめる映画にする努力をしていたことが明かされています。

冒頭のシーンについて①

この映画で、まず初めに飛び込んでくるのが、冒頭のバーで歌を披露するシーンです。
基本的に時系列をいじっていない作品なのですが、この冒頭のシーンだけは特別でした。
グレタの身に起きたこと。
ダンの人となりとなる、キャラクター解説を行うためのシーンというのは前提にありますが、ここで大切なのはダンとグレタで全く異なるイメージで曲が再生されていること。
グレタにとっては、歌う気分じゃなく、半ば強制的に披露していること。
グレタから見えるバーの景色も真っ暗で、どんよりとしている空気感となっています。
一方、ダンにとっても最初は同じでした。
クビになってヤケ酒を飲んでいる。
しかし、歌を聞いた瞬間…
ダンにとってその歌から可能性を見出すシーンに切り替わるのです。
それはまさしく、音楽を聴く境遇によって、どんな聞こえ方もするという、音楽の本質を描いたものだったのです。

冒頭のシーンについて②

ダンがグレタの音楽を聴いている。
本当はギター1本のはずなのに、ダンの脳内ではピアノ、ドラム、ベースと全てのパートが思い浮かんでくる様に描かれています。
これはただの演出ではなく優れた音楽プロデューサーには、実際にこの様に音楽が聞こえてくることがあるのだとか。
ジョン・カーニーは過去、知人でもある音楽プロデューサーに実際にこの様な体験をしたことがラフィークのエピソードを聞いていて、それを視覚的に表現したものだということが監督の口から語られていました。

映画『はじまりのうた』の見どころ解説!

音楽!

当たり前やん!
何言うとんねん!
と言われてしまうかもですが、この映画において、まずは音楽は外せない要素でしょう。
決してかっこいい音楽ではありませんが、心に響くサウンドって、こう言う自然な音楽じゃありませんか?
ジョン・カーニーのセンスの良さを感じさせてくれる細かいチョイスや、シーンの演出も相まって、監督の音楽に対する愛が伝わってくる様な、そんな作品です!

スプリット・ケーブル

はじまりのうた2出典元:IMDb

この映画の白眉となるのは、もちろん音楽も含めてですが、実はダンとグレタが夜の街をデートする場面です。
実際にふたりがどうこうなるわけではありませんが(もしなってしまったら不倫になっちゃうので…ダンはあくまで別居中)、もしかしたらと感じさせる場面でもあるのは事実。
このシーンは、ダンがかつて奥さんとも同じことをしたデートの再現でした、
スプリットケーブル、いわゆる二股ケーブル。
一つの端末の音楽を、二人で共有しながらニューヨークの街を闊歩する。
この、夜のニューヨークの街並みが、とにかく…素敵やん。
なのですよ!
いつか、彼女ができたら、自分もスプリットケーブルで同じ音楽を聴きながら、ニューヨークの街を歩きたい!
いや、歩く!それがワタクシの夢!
と言ってしまいたくなるくらい、この場面は素晴らしいシーンとなっています。

グレタの感覚

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出典元:IMDb

ある意味、この映画のオチとして使われていますが、ダンの力で素晴らしい作品を作り上げたふたり。
最後、このアルバムをリリースする際に、天秤にかけていました。
もし通常の方法でリリースするならば、この1枚だけで巨万の富を築けたのではなかろうか…
と言うくらいに一気にブレイクを果たすのですが…
グレタが行った方法は、たったの1ドルでネットで公開してしまうのでした。
自身の音楽をビジネスツールとして捉えていない、グレタの感覚が痛快に描かれています。

映画『はじまりのうた』の解説・まとめ

https://twitter.com/ssd_tryoko/status/1290406557453176832?s=20

以上、映画『はじまりのうた』についての徹底解説でした。
この映画が好きすぎるので、筆者的には少し熱くなってしまったため、ちょっぴり長くなってしまいました。
それだけ、いい作品であることは確証いたしますので、もし観たことがない人には是非ともお勧めします!
観たことがある人には余韻に浸って、この記事を読んで頂けるかな…?
とも勝手に思っていますので、少しでもこの映画への愛を感じていただければな、と思います。
このほか、音楽映画を題材にしたランキング記事も本サイトにはありますので、そちらも併せてチェックしていただければ、幸いです。

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