2020年8月28日に他界した人気俳優、チャドウィック・ボーズマン。
哀悼の意を込めて、出演映画を5作品ピックアップ!
2016年より大腸がんを患い、闘病しながら撮影に臨んでいた、チャドウィック・ボーズマン。
そんな彼の勇姿を見る事ができる映画を選出しました。
チャドウィック・ボーズマンが死去
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で、『ブラックパンサー』などで知られている俳優、チャドウィック・ボーズマンが2020年8月28日に大腸癌により他界するという、ショッキングなニュースが世界中に衝撃を与えます。
チャドウィック・ボーズマンは、2016年より大腸癌をわずらいステージ3と診断されます。
この4年間映画の撮影などと並行しながら、手術や化学療法など闘病生活を行ってきました。
しかし、がんはステージ4へと発展しこの度、2020年8月28日に帰らぬ人となってしまうのでした。
あまりにもショッキングなニュースに、世界は騒然としています。
チャドウィック・ボーズマンの公式ツイッターには、700万を超えるいいねが押され、世界で一番リアクションがあったツイートととして瞬く間に拡散されていました。
その、衝撃は世界中で惜しむ声が届いています。
チャドウィック・ボーズマンのプロフィール
本名:チャドウィック・アーロン・ボーズマン 生年月日:1976年11月29日 没年月日 2020年8月28日(享年43歳) 出身:アメリカ・サウスカロライナ州アンダーソン 身長:183 cm 職業:俳優・映画プロデューサー 活動期間:2003〜2020 代表作:ブラックパンサー
追悼のメッセージが届く
マーベルは、チャドウィック・ボーズマンのトリビュート映像を公開。
その他、MCUで共演をしていた、クリス・エヴァンスやロバート・ダウニー・Jr.など、様々な俳優たちが彼の死を惜しむ声を発しています。
インスタグラムを始めとするSNSでは、軒並みチャドウィック・ボーズマンの生前の姿を載せています。
チャドウィック・ボーズマン出演映画5選
彼の勇姿を忘れない。
チャドウィック・ボーズマンが象徴的な存在感を示している、おすすめの出演作を紹介!
1.42 〜世界を変えた男〜
2013年に公開した、伝記スポーツ映画『42 〜世界を変えた男〜』。
チャドウィック・ボーズマンは、2008年に映画初出演を果たした時にアメフトのスポーツ映画に出演していました。
それに引き続き、スポーツ映画に出演となり、この作品で世界にその名を轟かすことになる、自身の映画出演3作目となる作品。
この映画は、ジャッキー・ロビンソンを主人公にした作品です。
アメリカの野球リーグである、MLB(メジャー・リーグ)では毎年4月15日に全選手に加えて、監督やコーチすらも背番号42を着用する”ジャッキー・ロビンソン・デー”が制定されています。
彼が、どの様にここまで偉大な功績を残してきたのか…
その軌跡を描いた伝記映画です。
監督は、ブライアン・ヘルゲランド。
監督に加えて、脚本家としても様々な映画を手掛ける実力派。
共演には、ハリソン・フォードが名を連ねており、当時若手俳優だったチャドウィック・ボーズマンと共演しています。
物語は、1947年。人種分離製作によって、メジャーリーグは白人の野球リーグ。
黒人はニグロリーグとして別れています。
そのニグロリーグで活躍していた、ジャッキー・ロビンソン。
MLBのドジャースは、新戦力をそのジャッキー・ロビンソンに求めることに。
異例中の異例ともなる補強は、果たしてうまくいくのか!?
2.キング・オブ・エジプト
2016年に公開したエジプト神話を題材にした、アクション・エンタテイメント作品『キング・オブ・エジプト』。
チャドウィック・ボーズマンは、知恵を司る神トトを演じています。
メインキャラクターというよりは、サブ的ポジション。
CGIをふんだんに使い、壮大なアクション映画となる予定の作品でしたが、興行的には大コケとなり失敗作となります。
評価もかなり低評価となっています。
しかし、元々は大作映画の規模で製作されている作品ですので、見応えは十分!
チャドウィック・ボーズマンもこういう作品に出ていたことを証明する貴重な作品!
むしろ、チャドウィック・ボーズマンを紹介するのに、あえてこの映画をあげる人はいないと思うので、是非気になる方はチェックしてみては?
3.マーシャル 法廷を変えた男
『マーシャル 法廷を変えた男』は、既に癌の宣告を受けて、闘病中の最中に撮影されたとされている作品。
この映画は、いわゆる法廷ミステリーとなるストーリーで、まだ人種分離政策の影響が色濃く残る時代の物語です。
チャドウィック・ボーズマンが演じたのは、アフリカ系アメリカ人として初めてアメリカの最高裁判事を務めたサーグッド・マーシャル。
マーシャルが、やり手の若き弁護士だった頃の事件を描いた作品。
マーシャルは、黒人の冤罪事件を専門に扱う機関の弁護士で、南部に出向にきます。
そこで、スペル事件を扱うことに。
黒人おしよう人として運転手を務めていたスペルが、仕えている奥様を性的暴行を加えて殺そうとした事件です。
このままだと、よくて無期懲役で、最悪死刑になる様なものでした。
しかしスペル本人は、断固としてやっていないと言っています。
果たしてこの事件は、そんな単純なものなのか…
人種差別を受けながらもマーシャルは、この事件の裏にある真実を炙り出していく…
4.ブラックパンサー
チャドウィック・ボーズマンの俳優のキャリアとして、最大の役はやはりティ・チャラことブラックパンサーでしょう。
もはや、彼の代名詞的作品です。
アメリカで社会現象にまでなった、ヒーロー映画の歴史…
いや、ハリウッド映画において新たなトレンドを形成した作品です。
有色人種を中心にスタッフを組み、白人先行で作られていたハリウッド映画において全ての概念を覆したとされている作品。
これがきっかけとなり、現在ハリウッドでは様々な有色人種による映画が作られ、それが高評価にもなっています。
例を挙げれば、『フェアウェル』など、その前には『クレイジー・リッチ』などがその例で、黒人だけではなく黄色人種であるアジアをベースにしたハリウッド映画も近年では注目を集めています。
そのきっかけとなるのがこの『ブラックパンサー』なのです。
その主演を演じたチャドウィック・ボーズマンは、MCUに初登場したのは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。
満を持しての単独映画で、現在でもその功績を称えられている偉大なヒーロー映画です。
5.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『ブラック・パンサー』の後の展開となるアベンジャーズの中でも衝撃を与えたシリーズ3作目となる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。
この映画は、アイアンマンパート。
マイティ・ソーパートは共に宇宙が舞台。
そしてキャプテン・アメリカパートとなる舞台は唯一地球で、しかもブラックパンサーで描かれたワカンダが舞台となる。
ワカンダの広大な大地で行われるサノス軍との大規模な戦闘が最大の見どころとなる、MCUシリーズ第19作品目。
チャドウィック・ボーズマンのティ・チャラは、ホワイトウルフことウィンター・ソルジャーの勧誘に趣戦力を整えるなど、単独作品でなくとも重要なポジション位位置するキーキャラクターの1人です。
しかし、今、チャドウィック・ボーズマン亡き後、ブラックパンサーはどうなるのか…
まだそんな先の事は考える余裕はありませんが、続編の公開が2022年に決まっており、フェイズ5ではどの様な展開になるのか、注目が注がれていました。
果たして代役を据えるのか…
もしくは原作でも、ティ・チャラの後を継いだシュリがブラックパンサーとなるのか…
どういった展開を迎えるのか、注目となります。
しかし監督のライアン・クーグラーは、チャドウィックあってのブラックパンサーであり、彼と二人三脚で映画を作ろうと計画していたことを明かしていました。
現在は脚本執筆段階にあるとされ、大きな穴が開いた状態に…
果たしてこの先どうなるのか……
チャドウィックの死は、世界中に衝撃を与え、ファンならずとも心に穴が開いています。
彼の死を、心に刻み、過去作を是非見直していただきたいと思います。