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2011年11月12日に公開を迎えた、スティーブン・ソダーバーグ監督の映画『コンテイジョン』。
新種のウィルスが蔓延するパンデミックになる中、パニックに陥る様を描く。
そして衝撃の結末は、思いもよらぬ方法で演出した傑作でもあります。
今この世界にコロナウィルスで危機に陥いろうとする最中に、この映画の注目度が急上昇しています！
映画『コンテイジョン』の概要
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2011年に公開された、ウィルスによりパンデミックを起こす様を描いた映画『コンテイジョン』。
監督は、『オーシャンズ11』などで知られるスティーブン・ソダーバーグが務め、オールスターキャストともいうべき豪華な出演陣が話題になった作品。
この映画は、パンデミックを描いたものでしっかりと情報を得て撮影に臨んでいることなどから、よりリアルな展開になっていることで今話題になっています。
その当時、アメリカ疾病予防管理センター (CDC) や感染症などの専門家から情報や助言をもらい、製作されているのです。
今なお、その広がりを見せ国内感染者を出し始めた新型コロナウィルス、感染源が中国ということからも、まんま映画と同じ展開になっていると、アメリカのiTunesでは、この映画が急上昇し、レンタルランキングに上位に食い込むなど、再び注目を集めています。
しかしその状況も徐々に、冗談では済まされないものになってきており、前情報、もし本当にパンデミックになった時の備えなどの時のために、この映画『コンテイジョン』で予習や復讐をしおくべき作品です。
映画『コンテイジョン』の作品情報
原題：Contagion
監督：スティーブン・ソダーバーグ
脚本：スコット・Z・バーンズ
出演：マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット
公開：2011年11月12日
時間：105分
製作：アメリカ合衆国
『コンテイジョン』公式ウェブサイト
映画『コンテイジョン』のパンデミック
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映画『コンテイジョン』のパンデミックは、始まりは香港でした。
あるきっかけから始まり、香港に出張中の女性は最悪なことに空港にいたのです。
そして、瞬く間に世界中へと広がって行きました。
それは終息の一途を見せることもなく、拡大し続け、仕舞いには外出禁止隣街はゴーストタウンになるのでした。
『コンテイジョン』では、感染経路は接触感染。
感染者が触ったものを中心に、世界へと飛び火していきました。
★映画『コンテイジョン』で学ぶ、ウィルスに感染しない方法とは？
今回の感染が怖ければ、マスクは必須。
そして必ず手洗い、うがい、アルコール消毒などをする他ないでしょう。
その他、詳しい情報は下記サイトにて詳しく予防法、もし感染した場合などが掲載されていますので、ご確認を。
▲東京都感染症情報センター：新型コロナウィルス感染症に関する情報
★映画『コンテイジョン』に学ぶ、パンデミック時に絶対してはいけない事
ネットだけの情報を、簡単に鵜呑みしない事。
大事な行動を写す時には、ネット、SNS、TV、ラジオ、など全ての情報をしっかり取得し、その中からしっかり精査する判断力が必要です。
本当に悩んだ時は、思い切って専門家に電話し相談する事。
決して、軽率な行動はしない。
その結果、映画では散々な結果になりますので、考えてから行動を！
映画『コンテイジョン』のあらすじをネタバレ
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最後に、この映画を詳しくネタバレしていきます。
この映画から、感染症に対しての知見を広げるなど、あなたの助けになるかもしれません。
始まり
出典元：IMDb
ベス（グウィネス・パルトロー）は香港へ出張の帰り、空港のラウンジにいた。
旦那との電話の最中、咳き込むなど具合が悪いながらも疲れだと思い、帰路へと着く。
しかしその数日後、ベスの容体は悪化。
キッチンで倒れ、泡を吹き帰らぬ人となってしまう。
一方、フリーライターのアラン（ジュード・ロウ）は、中国の不可解な死の画像を見てネタをマスコミに持ち込んでいた。
これが、パンデミックになるかもしれないと予見していたのだ。
しかしそれはまだ序章、信じてもらえる訳もなく門前払いとなる。
蔓延
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ベスの夫、ミッチ（マット・デイモン）は妻を亡くし途方に暮れる帰りのタクシーの中。
1本の電話が鳴る。
息子のクラークの容体も、急変していた。
慌てて家に帰るも時すでに遅し、息子まで失ってしまうのだった。
一方、中国でも謎の病の被害が出ている。
香港のとある地区の集合住宅を中心に、死者2名、疑わしい症例が10名以上にも登っていた。そしてロンドンでも2つの集団が感染していた。
死亡者は5名。
東京でも、3名の死者が出ている。
政府らしき機関のオフィスで、とある女性と男性たちが報告をしていた。
事態はここから、パンデミックとなっていく。
パンデミックへ
出典元：IMDb
ベスの頭を開け、解剖をしている。
解剖医たちは事態の重さを把握し、各方面へと通報をする。
そして、すぐさま調査がスタートするのだった。
エリン医師（ケイト・ウィンスレット）は、ミネソタ州の保健局で報告、対策会議に出席すべく渡航する。
その会議では、何も分からずに拡大する感染症の何について議論すべきかも混迷する。
エリン医師は、感染拡大について説くもその正体すら掴めなければ、どうしていいのかさえ分からない状態だった。
ベスの血液がCDC（疾病予防管理センター）に送られ、この病気のウイルスが発見される。
エリンはこのCDCの医師で、感染症に詳しい医師だったのだ。
翌朝も調査に走る、ベスが務めていたアルダーソン社にいた。
同僚など会社の社員に感染者がいないかなど、聞き込みをするが、ひとり感染者と思わしき人間がいたのだ。
そしてエリン医師が彼に連絡を取り急いで向かうも、感染し症状が発症、さらなる拡大は防ぎ様がなかった。
病原菌
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ミッチは、妻のベス、息子も同じ感染症で失った影響で、調査の為隔離されていた。
ベスの過去などを話していた。
一方で、このウィルスの正体がついに明らかとなった。
CDCでエリス医師（ローレンス・フィッシュバーン）と、アリー医師（ ジェニファー・イーリー）が話している。
それは豚とコウモリから生まれたウイルスで、人の細胞に鍵穴に入るように適応しようとしていたのだ。
勿論、過去に同じケースはなく直すためのクスリも、治療法もない。
政府機関は、レベル4と断定する。
レベル4とは、対応策を持たないためウイルスの拡大調査を中止。
拡大を防ぐ為、限定された研究機関でのみワクチン研究を行う方針へと舵を取るのだった。
民間の専門医など、研究機関に送られたウイルスは全て破棄されることになるのだ。
しかしそれでは、確実にワクチンの精製が遅れるのは確実だった。
ワクチンへの第1歩
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WHOの疫学者である、レオノーラ医師（マリオン・コティヤール）は香港にて現地調査へと向かう。
ベスの感染経路は、確実に香港が原因でありその調査をレオノーラ医師が担当するのだった。
その最中でもウィルスの広がりは、とどまることなく広がり続けている。
CDCでは、ウィルスの培養も出来ず苦戦を強いられていた。
一方、民間でレベル3の研究機関にいるサスマン博士は、生活の中で感染拡大の恐れがあることに危惧し、処分の指示を受けていたが研究を人知れずに続行する。
そして、ウィルスの培養に成功するのだった。
それが瞬く間に世界の研究機関に送られ、報道されるのだった。
事態は拡大へ
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感染は広がりの一途を辿る中、フリーライターのアランは特効薬を見つけた、という情報をある取材で話していた。
それはレンギョウという薬草だというのだ。
一方WHOのレオノーラ医師は、香港でベスの足跡を辿り、ウィルスの元を辿る調査を続けていた。
しかしながらその調査も、行き詰まりかけている。
当然、ベスはあらゆるものに触っている為、その一つ一つを当たっているのだ。
ベスはマカオでカジノをやっており、そこで取引相手の日本人と接触していた。
東京で発見された最初の感染者は、マカオでベスと会っていたことが判明する。
しかしレオノーラ医師は、この時点で感染していると断定するも香港側は、その確証はない。
ウィルスは目に見えないのだから、と自国のせいにしたくない一心だった。
そして事態は、最悪の方向へ。
CDCで調査にあたっていたエリン医師が遂に、感染してしまう。
悪化
出典元：IMDb
レオノーラ医師は、相変わらずマカオでベスの感染経路を調査していた。
しかしそのマカオのカジノで、世界中に飛び火した最初の感染者たちみんなと接触した痕跡が、監視カメラに映し出されていた。
その結果、ベスは香港で感染しマカオにいた時点では既に保菌していたことが判明したのだった。
しかしその事態は、さらに急変する。
レオノーラ医師と共に行動していた、スン・フェンは母親がいる村で感染者が出てしまい、いち早くワクチンが出来た時に貰う為、レオノーラ医師を拉致するのだった。
そしてエリス医師は、感染したエリン医師を特別病棟に移す算段をするも、この状態に看護師たちもストを起こすなどしてまともに動いている病院を探すのも一苦労する。
そんな中、エリス医師の元にある情報がもたらされる。
シカゴにいる政府関係者が感染したこと、そしてその後に政府要人を守る為、シカゴを封鎖する、と。
これは極秘情報だというが、用務員に聞かれてしまいその結果瞬く間に情報が広がる。
なぜならば、エリス医師の妻もシカゴにおり、彼女にすぐに街に出るように指示していたのだった。
そしてその奥さんも友人に絶対言わないでと前置きして、極秘情報を漏らしてしまうのだった。
もう間も無くして、街は略奪が繰り返されるようになり、機能していない状態へと様変わりする。
ライター・アラン
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フリーライターのアランは、ウィルスに感染し特効薬を見つけたとネットに発信していた。
レンギョウだと言い、明らかに症状が出ているが薬を飲み続けて今も生きている、と自らがその証明をしていたのだ。
そして遂に、エリン医師がなくなってしまう。
もはや感染者の死者数は、数え切れないほどに膨れ上がっていた。
TV番組では、エリス医師がゲストにこのウィルスのワクチンはまだなのか、と糾弾させられている。
そして加速するように、フリーライターのアランが登場。
レンギョウが特効薬なのに、政府が製薬会社とつるんでお金をせしめる算段だ、などとある種の言いがかりをつけていた。
しかし過去にシカゴの封鎖の事を漏らした事なども糾弾の対象にされてしまい、もはや勝てる見込みはない。
その結果政府は、エリス医師をスケープゴートにする事を決める。
ワクチンの完成
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遂にCDCは、ワクチンを完成させる。
57番目の薬で、猿の実験をクリアしたのだ。
そして瞬く間に、ニュースになる。
そのワクチンはまず最初に誰に配られるのか…
話題は、それでもちきりだ。
しかし事態は、またも最悪な展開を迎える。
エリス医師の妻が、ワクチンをもらっただろ、と強盗に会うのだった。
一方で、フリーライターのアランは遂に逮捕させられてしまう。
レンギョウが特効薬、という根拠がそもそもなかったのだ。
政府の金儲けと糾弾していたが、実はレンギョウを使い恋に株価を操作し、自分が金儲けをしていた。
そして血液検査をすれば、アランが本当に感染しているのかも明白だ。
要するに、アランが発信していたことは全て、フェイクニュースだったのだ。
事態は収束へ
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ワクチンが完成し、政府は抽選で配られる人を決め普及させていく。
拉致されたレオノーラ医師は、スン・フェンの故郷の村で、子供達に英語を教えたり穏やかな時を過ごしていた。
そして中国政府から、ワクチンを渡すという連絡が入り、取引場所へ向かうのだった。
そこでレオノーラ医師が引き渡されるが…
誘拐などは、今回の出来事で世界中で蔓延しており、政府はどんな事態であろうとも犯罪者とは取引をしないのだという。
レオノーラの代わりに渡されたワクチンは、実は偽物だったのだ。
それを空港で知ったレオノーラ医師は慌てふためき、スン・フェンに知らせに走る。
フェイクニュースで世間を騙したアランは、結局高額な保釈金を、まだアランの事を信じる信者たちの手によって、支払われ保釈するのだった。
そして一般にもワクチンが配られ、遂にこのパンデミックが収束していく…
本当の始まり
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ミッチは、ベスの出張の時に撮った写真が納められているデジカメを、愛おしそうに眺めている。
ベスは、よほど食べ物が美味しかったのか、シェフと握手するなど楽し気な食事風景が写っていた。
香港を楽しんでいたことが分かるが、ミッチは彼女を失った悲しみを噛み締めていた。
そして場面は、中国の片田舎に移る。
コウモリがバナナをかじり、豚小屋の真上に止まり、かじったバナナを下に落とすのだ。
そのバナナをかじった豚が出荷され、ある料理店で調理させられる。
その調理中にシェフは、お客に呼び出され中断。
調理中だったが、手は洗わずに服で拭うだけ。
そして洗わぬ手のまま、お客と握手するシェフ。
何を隠そう、そのお客がまさしくベスだったのだ。
そこでシェフと仲良く写真を撮って、幕を閉じる。
その写真とは、ミッチが眺めていたそのデジカメの画像だったのだ…
映画『コンテイジョン』はＵ－ＮＥＸＴなどで視聴可能。
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