“ディズニー史上最も悪名高い”と言われるヴィラン、クルエラの誕生物語がついに実写映画化されました。クルエラの人気は世界中で高いものの、これまで単独の映画作品はありませんでした。予告動画の、こだわり抜かれたパンキッシュな世界観を見たファンの期待の声は、徐々に高まっています。
2021年5月27日から予定通り劇場公開、さらに翌日5月28日からはDisney+でも配信されることが発表されています。
本記事では、映画『クルエラ』の見どころと、本作で主役の座を射止めたエマ・ストーンなど、主要キャストについてお伝えしていきます!
映画『クルエラ』の予告動画がこちら!
ジャンル | クライム・コメディ |
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制作年 | 2021年 |
監督 | クレイグ・ガレスピー |
キャスト | エマ・ストーン、グレン・クローズ |
ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場する人気ヴィラン・クルエラ。彼女がいかにして“狂気に満ちた悪女”になったのか?その誕生秘話をエマ・ストーン主演で実写映画化するのが、本作『クルエラ』。
ちょっと映画『ジョーカー(2019)』を彷彿させるクライム系(ジョーカーはクライム…ではないか?)の内容を、パンクロック・エンターテイメントとしてテンポよく演出されています。
映画『クルエラ』のストーリー
舞台は70年代のロンドン。パンクファッションのムーブメントが起きていたこの街に、デザイナー志望の少女・エステラが野心に燃えてやってきます。
エステラはロンドンで夢を叶えるべく、デザイン画を何枚も描き、衣装の制作に没頭。ハングリーにデザイナーへの道を駆け上っていきました。
そんな努力家の少女の前に現れたのが、カリスマファッションデザイナー・バロネス。ここでバロネスと出会ったことで、少女エステラの運命は大きく変えられていくことになります。
デザイナーとしての輝かしい未来を見据えていたエステラが、なぜ悪名高いクルエラに変貌していったのか。彼女の秘密が、本作『クルエラ』で明らかにされます。
映画『クルエラ』のキャストを紹介!
映画『クルエラ』では、70年代のパンクやモードファッションに負けない魅力的な女優さんがキャスティングされています。
ここでは、主演キャストとキーパーソンであるキャラクターの2人に絞ってご紹介していきます!
エマ・ストーン / クルエラ
映画『101匹わんちゃん』に登場する毛皮マニアのヴィラン、クルエラを演じるのは、映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。
クルエラはまだロンドンに来たばかりの頃、親を亡くした孤独な少女・エステラでした。デザイナーとして大成することを決意した彼女が反骨精神でのし上がっていく姿は、作中のパンクファッションにも体現されています。
ディズニーの悪役でありながら強力な魔力は持たず、根性の太さで悪を貫くそのスタイルには、多くのファンがついていますよね。でも気をつけないと、コートにされちゃう!
エマ・トンプソン / バロネス
勤労・勤勉少女(並外れた反骨精神)であったエステラの人生を変貌させることになったカリスマデザイナー・バロネスを演じるのは、エマ・トンプソン。
『ハリー・ポッターシリーズ』のシビル先生、『メン・イン・ブラック』のエージェントOなど、コミカルにも定評があるエマ・トンプソン。エステラの破壊神になりうるインパクトあるキャラクターをどんなふうに演じるのか、とても楽しみですね!
映画『クルエラ』の見どころをおさえる!
ここまでディズニー実写映画『クルエラ』のストーリー、キャストについてご紹介してきました。最後に、本作の見どころをピックアップ、まとめてお伝えしたいと思います。
1996年に映画『101』でクルエラ役を演じたグレン・クローズが、製作総指揮に名を連ねる本作『クルエラ』。新旧クルエラの演技指導が入ったのでしょうか、想像すると豪華ですよね。
さらに、日本吹き替え版のクルエラは柴咲コウさんが声を当てるそうで、「少女から悪女」という繊細なニュアンスの変化を表現するのに大変苦労されたのだとか。怒りの演技が魅力的な女優さんですから、クルエラにマッチするのではないかと筆者、期待しています。
- カメレオン女優、エマ・ストーンの演じる悪女・クルエラ
- 日本語吹き替え版の柴咲コウの表現も楽しみ
- 舞台を70年代に移して展開されるパンクロックの世界観
- 大志を抱く少女がヴィラン、クルエラに変貌する姿に注目
- 「心の声に従え」、悪名高きヴィランの“誇り”と“復讐心”が本編で明かされる?
映画『クルエラ』の見どころまとめ!
クルエラの吹き替え声優・柴咲コウさん曰く、「クルエラは様々なことが積み重なって変貌していった」とのこと。序盤でもちょっと書きましたが、この音を立てずに壊れていく感じ、やはり映画『ジョーカー』に近い転落感があるな〜と感じました。
ですが、本編動画では「私は人と違う生き方をしてきた。それが目障りな人も」と、こともなげに語っているクルエラ。ジョーカーが自分の置かれている状況にパニックを起こしながら変貌していったのに比べて、彼女はのっけから一本筋が通っています。
どちらかというと、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』みたいな雰囲気になりそうですよね。公式で「パンクロック・エンターテイメント」と語られていますし、悲壮感は少なくとことんパンキッシュに物語は進みそう。
変化を恐れずに自分を自在にコントロールする、ディズニー史上最強と言われるヴィランの隠された強靭な精神を、本作で学ぶ日が来るかもしれませんね……!