映画【デイライト】のネタバレ!海底トンネル崩落!元祖・パニック公爵スタローンがチャキチャキ働く

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エイミー・ブレネマン

出典:IMBD

1996年公開と古い作品でありながら、根強い人気を誇るパニック映画『デイライト』。かなり良質なパニック・アクションである本作、2000年代には「日曜洋画劇場」や「午後のロードショー」でしょっちゅう放送されていました。「懐かしい……」と感じる方も結構多いのではないでしょうか。

本記事では、2020年10月にNetflixに上陸する映画『デイライト』のあらすじをネタバレ付きで紹介していきます!

メガホンを取ったのは後に『ワイルド・スピード(2001)』を手掛けて名を馳せる、ロブ・コーエン監督。「海底トンネルの大事故からの脱出」という、まあありがちな設定なのですが、決死のドタバタを演出するのが上手なんですよね……!

映画『デイライト』の作品情報がこちら

ジャンル パニック・アクション
日本公開日 1996年12月21日
監督 ロブ・コーエン
主演 シルヴェスター・スタローン

前情報なく見ると、そこはかとなくB級の香りがする『デイライト』。それも序盤の爆破シーンの豪華さを見れば途端にテンションが上がること間違いなし。CGもそこそこの時代によくここまでの爆破シーンを作れたな、と感心します……。

そして本作のおすすめの鑑賞方法は、なんと言っても「吹き替え」。90年代洋画あるあるの謎の江戸っ子調吹き替えが楽しめるのは『デイライト』の魅力の一つです。

物語の中盤、ヒロインを励ますためにスタローン演じる主人公が「人類で初めて生牡蠣を食った奴の話」をするのですが、これがかなり唐突すぎて笑えます。こういうテンポ良い会話は字幕を追うよりも、チャキチャキの江戸っ子吹き替えで聴くのがしっくりくるはず。

映画『デイライト』のキャストを紹介!

デイライトキャスト

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さて、映画『デイライト』のネタバレにうつる前に、本作のキャストを紹介していきます。

主役のスタローンをメインに、トンネル内を逃げ惑う、彩豊かなキャラクターについてもさらりと書いていきますね!

元救助隊員・キット/シルヴェスター・スタローン

スタローン

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トンネル事故に居合わせたタクシー運転手・キット、演じるのはみんな大好きシルヴェスター・スタローンです。

事故った瞬間から周囲に指示を出してチャキチャキ動くスタローン。パニック映画にありがちな一人だけ賢い主人公かと思いきや、実は元救助隊のチーフだったというバックグラウンドがあります。

頼れるだけの男じゃなく、前職で経験したある一件から心に翳りを抱えていて……。

爆発秒読みのトンネルでワチャワチャする人たち

スタンショウ

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生存者の1グループを先導していたニューヨーク交通局員・ジョージ役にはスタン・ショウ。またヒロインポジションには売れない恋愛脚本家のマデリーン、不倫の自暴自棄から街を出ようとしたところで事故に遭遇します。演じるのはエイミー・ブレネマン

また、事故に居合わせた大手スニーカーメーカー社長・ロイ。自社のCMにも出演しているタレント社長で、トンネル内でもみんなからチヤホヤ。そして自信家の彼は「俺が出口を見つけてくるぜ!」なんてフラグビンビンの行動に打って出ます。演じるのは、ヴィゴ・モーテンセン

映画『デイライト』のあらすじをネタバレ!

デイライト本編

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さて、映画『デイライト』のキャスト紹介のあとは、いよいよ本作のあらすじをネタバレ付きで紹介していきます!

真冬のニューヨーク、海底トンネルを通るいくつかの人生

舞台は真冬のニューヨーク。マンハッタンとニュージャージを繋ぐホランドトンネルの近くでは、人々が忙しく活動していました。トンネルの警備中のニューヨーク交通局員・ジョージ。スポーツメーカー社長でやたらアグレッシブなロイは講演帰り。不倫の重圧に苛まれ街を逃げようとしている脚本家・マデリーンもトンネル内を走行中です。

そして、主人公のタクシー運転手・キット・ラトゥーラは、仕事中にトンネルの前に差し掛かります。

トンネル崩落!違法廃棄物が散らばる…生存者は?

そこに強盗を働いた車が警察の追跡を逃れようと暴走。無茶な運転をした暴走車は運悪く近くのトラックを巻き込んで事故を起こします。この巻き込んだトラック、違法廃棄物を積んでいて……、つまり爆発物ですね。トンネルに衝撃。上下の出口が崩落し、トンネルは瓦礫の下敷きになってしまいます。

トンネルに入る直前で事故に遭遇したキット。彼はタクシーから降り、チャキチャキと救助活動を始めます。わずかな隙間からトンネルの中に入るキット。救助作業の現場チーフに「点検抗を通って現場に行くのは時間が掛かりすぎる」「瓦礫を爆破して侵入路を作るべきだ」と進言します。いやお前誰だよ、とチーフは聞く耳を持ちません。わずかに残った生存者たちが、一箇所に集まり始めていました。

最善を尽くそうとする人々。しかし……

一方事故に巻き込まれた、大手スニーカーメーカーのCEOであるロイは、冒険家としても有名。TVやCMに出演していて知名度も抜群です。「あれっ、ロイさんじゃない?」「あんたんとこのスニーカー使ってるよ!」なんてチヤホヤされます。救助に追われる交通局員・ジョージから「出口が全部ふさがっている」と聞いたロイは、ぺしゃんこの車から登山道具をガサゴソ。「これを着て出口を探してくるぜ〜!」。うわあ……。

脚本家のマデリーンは一命を取り止め、状況を精一杯把握しようと努めていました。すると近くに横転した護送車が。トンネル内は所々火の手が上がり始めています。「早く助けろやー!」叫ぶ囚人達。護送車の上には切れた高圧電線が火花を散らして垂れ下がり、今にも車に接触しそうになっていました。もし引火したら……。

超タフなタクシー運転手の秘密とは……

そこに駆け付けたのは、交通局員のジョージ。監視カメラに向かって「トンネルの電源を切れ」とジェスチャーで伝えます。靴底のゴムの部分で電線を押さえるマデリーン。これが焼き切れるのも時間の問題です。

パニックになった司令室に駆け込んできたのはキットでした。「電源を切ってしまったらトンネルの換気扇が止まる」「死者が増えるぞ」という司令室の意見に「換気扇と電気の電源は別だ!早く電源を落とせ!」と叫ぶキット。なぜタクシーの運転手がそんなことを知っているのかと思いきや、キットは元救助隊員。しかも過去に似たようなトンネル事故に派遣され、そこでたった一人だけ助かってしまった男だったのです。死者を出したということで懲戒を食らってもいました。

このことは当時新聞にも取り上げられ、キットは「よく見たらあんた、トンネル事故の……」というくらいには顔が割れていました。たった一人生き残った救助隊員の印象がよくないのは仕方のないことかもしれません。「こいつまた周りを見殺しにして、一人だけ助かるんじゃないのか!?」。周りからそんなヤジを浴びながらも、キットは救助方法を模索します。

残された時間はわずか。生存確率は極めて低い……

キットは、トンネル内の酸素が切れる前に救助隊を換気口から送り込む事を提案します。ところが換気扇を止められるのは数十秒。キットは唯一の出入り口になったこの超大型換気扇をすり抜け、トンネル内に戻ります

生存者達と合流し「トンネルの酸素に限界があること」「熱の圧力でトンネルの天井が吹き飛ぶ可能性があること」を伝えるキット。実際、トンネル内のあちこちでガス爆発が起き、二次被害で次々と人が死んでいました。

更に追い討ちのようにトンネルの天井が崩れ始め、海水がトンネル内に入りだします。窒息死、爆死に加えて水死の危険までも……。なるべく安全に人々を救助する方法を、トンネル内で模索するキット。ただし、時間は限られます。

その頃指令室では、トンネルを掘り返して救助隊を入れる事を決定していました。しかしこれはかなり危険な計画。トンネルを刺激することで、圧力均衡を保っている状態を崩す可能性は高く、死者が出るのはほぼ確実でした。事態を早く収束させようとする上層部の焦りによる判断だったのです。

映画『デイライト』の結末は……

デイライト本編2

出典:IMBD

とにかくほぼ全ての映像に“金がかかっている”、本作『デイライト』。特にスタローンが回転中の巨大換気扇を通り抜けるシーン。スタローンがちょっと挟まっちゃうのですが、手に汗握ります。

渾身のアクション大作を、文章で結末までネタバレするのはちょっと野暮かもしれません。『デイライト』の配信は、Netflixでは2020年10月1日から、同時期にAmazonプライムビデオにも登場しますから是非、両の目でご確認いただきたい……!

モロネタバレを楽しみにしてくださった読者の方もいるかもしれません。忍びないので、お調子者CEO・ロイの顛末をネタバレ。モンベルで全身固めた彼は、キットの制止を聞かず瓦礫の山を這い登り、崩落したトンネルの下敷きになってエンドです……。スタローンの言うことは絶対聞かなきゃダメですよね。

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