映画【えんとつ町のプペル】の原作ネタバレ!無料公開で炎上するもヒットした理由は?

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えんとつ町のプペルトップ

出典:公式HP

大人も泣ける大ヒット絵本が原作の、映画【えんとつ町のプペル】が12月25日(金)に公開されます。筆者も原作を読みましたが泣けました。本記事では、映画【えんとつ町のプペル】の原作ネタバレとキャラクターや声優陣、無料公開で炎上するも映画化されるまでヒットした理由についても紹介していきます。

映画【えんとつ町のプペル】について

 

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製作総指揮・原作・脚本をキングコングの西野亮廣さんが務めた、映画【えんとつ町のプペル】。
芸人でもあり、今や日本を代表する絵本作家となった西野さんの手掛ける絵はとてもきれいで幻想的です。
えんとつ町という場所で、ゴミ人間となったプペルとルビッチの絆の物語で、声優陣も窪田正孝さん、芦田愛菜さんなど有名な方々ばかりでとても豪華な面々です。

映画【えんとつ町のプペル】のキャラクターと声優紹介!

えんとつ町のプペルキャラ

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プペル 窪田正孝

えんとつ町プペル

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ゴミから生まれたゴミ人間の声を担当するのは窪田正孝さんです。
放送終了したばかりの朝ドラ『エール』の主人公を演じ、国民的俳優になりました。『エール』ロスになっています(笑)筆者は窪田さんが10代のころ、昼ドラで初めて見てからずっと注目していましたが、素晴らしい俳優さんだと思います。プペルの声はかわいい感じでとても好きです。

ルビッチ 芦田愛菜

えんとつ町ルビッチ

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星と父を信じた少年、ルビッチの声を担当するのは芦田愛菜さんです。誰もが知る子役から大人の女性になってきました。筆者もドラマ『mother』の演技には泣かされました。彼女のまじめな、前向きな考え方はルビッチにピッタリだと思いました。

ルビッチの父・ブルーノ 立川志の輔

えんとつ町ブルーノ

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ルビッチに信じる勇気を教えてくれた父ブルーノの声は立川志の輔さんが担当します。立川さんといえば、ベテランの落語家で『ためしてガッテン』のMCされていますが、優しく力強い声はルビッチの父に合っていますね。

ルビッチの母・ローラ 小池栄子

えんとつ町ローラ

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ルビッチを信じる母ローラの声を担当するのは小池栄子さん。小池さんはドラマ『母になる』で実の子ではないが子供を愛する母役をやっていますが、ルビッチを心配しつつも信じる役どころで、どんな母親なのかそれも注目したいです。

その他の声優陣も多彩な顔ぶれです!

この映画は、声優陣が芸人、俳優、キャスターなど多彩でな顔ぶれで楽しみです。
伊藤沙莉さんは、主演映画をやったり、バラエティにも出られたり、筆者が好きな女優さんです。この映画ではペルやルビッチをいじめる男の子の声ですが、ハスキーな彼女の声がどんな男の子になるのか楽しみです。
宮根誠司さんは、声優をされているイメージがあまりないですが、悪そうな役で似合っている気がします。
山内圭哉さんは、筆者は今まで早口の関西弁でまくしたてる役しか見てこなかったので(笑)、この映画ではどんな演技されてるのか気になります。

スコップ おしゃべり鉱山泥棒 藤森慎吾
レター15世 えんとつ町を統治する 野間口徹
アントニオ ルビッチの元友達 伊藤沙莉
トシアキ レター15世の部下で影の独裁者 宮根誠司
スーさん えんとつ掃除屋のいい人 飯尾和樹(ずん)
ダン えんとつ掃除屋のボス 國村隼
アイパッチ 頼れるえんとつ掃除屋 山内圭哉

 

映画【えんとつ町のプペル】の原作ネタバレ!

えんとつ末ネタバレ

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ゴミ人間の誕生

えんとつだらけの町があった。その町は空が煙で覆われていて、朝から晩までモックモク。その町の人々は青い空や星を見たことがなかった。
ハロウィンの町で、夜空をかける配達員さんが煙を吸って、せき込むと、配達員さんの心臓が落ちてしまった。えんとつ町の片隅で、心臓がドックドクと鳴っていた。
落ちた心臓はゴミの山に落ち、その心臓にゴミがたくさんくっつき、ゴミ人間ができあがった。体も吐く息もくさかった。
ゴミ人間がゴミ山を出て町に行くと、バケモノたちがウヨウヨいた。そのバケモノたちがゴミ人間のところに集まってきた。みんなと仲間になり、「トリックオアトリート!」と言って、家を回って、たくさんのお菓子をもらった。ゴミ人間は、風船をふくらませて小さい子供たちにあげていた。
時計台の鐘が鳴り、みんなが帰り支度を始めたころ、ゴミ人間は「ハロウィン楽しいね。また明日もやろうね!」と一人の子に言った。すると「何言ってんだよ、ハロウィンは今日までだぜ!」と言い、バケモノたちは仮面を脱いだ。アントニオと言う少年とレベッカという少女たちだった。みんなは仮装していたのだ。

ルビッチとの出会い

ゴミ人間は仮装ではないとみんなにわかってしまい、「あっちいけバケモノ!」「町から出ていけ、ゴミ人間!」など子供たちから、きたない言葉を浴びせられた。
そんなとき、ススだらけになった、えんとつ掃除屋の少年・ルビッチが声をかけてきて、「ハロウィン・プペル」という名前を付けてくれた。ルビッチはくさいプペルを自宅に連れて帰り、洗ってくれた。
「ルビッチはぼくを避けないね」とプペルが言うと、「なんだか懐かしいにおいがするんだ」とルビッチは言った。
ルビッチが家に入ると母ローラが、「あなたあのゴミ人間と遊んだの?」と聞いてきたので、「大丈夫だよ。プペルは悪い奴じゃない。」とルビッチは言った。ローラは「その好奇心は父ちゃんゆずりだね。」と言った。
ルビッチの父は漁師をしていてたが、去年の冬に海に飲まれて死んでしまった。町では海に出ることは禁止されていたので、町のみんなが「自業自得だ!」と言った。
ルビッチが「母ちゃんは父ちゃんのどこがよかったの?」と聞くと母は、「照れ屋でかわいいところもあったでしょ?うれしいことがあると、鼻の下を指ですすって」と言った。

父ちゃんの思い出のペンダント

次の日、ルビッチはプペルに、父の写真が入った銀のペンダントをドブ川に落としてしまった話をした。父が空の煙の上の「ホシ」を見たことがあるが、誰も信じてくれなかったという話もした。
次の日も次の日も、会うとプペルがくさいので、ルビッチは毎日プペルを洗ってあげ二人は仲良くなった。

一人ぼっちになったプペル

ある日プペルの右耳が、アントニオに取られてしまった。ルビッチはアントニオたちから囲まれ、「ゴミ人間がいるせいで、ばい菌でデニスが風邪になった。なんでゴミ人間と遊んでるんだ。お前もこっちに来い!」と言われてしまう。
その帰り道、ルビッチは毎日洗ってもくさいプペルに、「キミがくさくなっているせいで、みんなからいじめられたんだ。もう君とは遊ばない。」と言ってしまう。
それから二人は会わなくなり、プペルは体を洗うこともなくなり、どんどん汚くなり、くさくなり、誰もプペルに近づこうとしなくなった。

「ホシ」を見に行く二人の友情

ある夜、腕も亡くなって変わり果てた姿のプペルが、ルビッチの家に来た。
「行こうルビッチ!」「急がなきゃ、ぼくの命がとられる前に行こう」と言うプペル。
誰もいない砂浜に連れてこられたルビッチ。
壊れた船に風船をたくさんプペルがつけて、「ホシを見に行こう!」と言った。
風船をつけた船は煙をぬけて上にあがると、とてもきれいな「ホシ」がたくさんあった。
「父ちゃんはうそつきじゃなかった…」というルビッチ。
その後、プペルはルビッチに一人で降りるように言った。一緒に帰ろうと言うルビッチに、ペンダントをゴミ処理場でずっと探していたが見つからなかったことを伝えると、ルビッチは、そのせいでプペルが汚くボロボロになったことに気づいた。「キミがボクに話しかけてくれた時からずっとキミの味方でいようと決めたんだ」とプペルが言うと、涙をこぼすルビッチ。
探していたペンダントは、プペルの頭の傘の中にあった。これは彼の脳だった。それを外すとプペルは動かなくなる。それを外してプペルが渡そうとしたとき「ダメだ!」というルビッチ。
プペルは自分といるとアントニオたちにルビッチがいじめられることを心配した。
ルビッチは「かまわないよ。痛みはふたりで分ければいい。」と言った。そして、「毎日会おう。毎日遊ぼう。そしたら僕も父ちゃんと毎日会える」と言った。
ルビッチと毎日遊べる…
プペルの目から涙がポロポロこぼれた。

父ちゃんが来てくれた

「プペルつれてきてくれてありがとう、ぼくはキミと出会えて本当によかったよ。」とルビッチが言うと、プペルは照れくさそうに鼻の下を指ですすった
その時、ルビッチは父ちゃんがハロウィンに会いに来てくれたんだ!と気づいた。

炎上するも映画化されるまでヒットした理由は?

西野さんは映画の公式ホームページで以下のコメントをされています。

「えんとつ町」は夢を持てば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会の縮図で、『えんとつ町のプペル』は僕自身の物語でもあります。テレビの外に飛び出した日、絵本を描き始めた日、あの日この日。前例の無い挑戦を選ぶ度に、暇を潰すように笑われ、日本中から叩かれ、悔しくて震えた夜は何度もありました。

これを知ってからこの本を読むとと筆者は余計泣けました。
キングコングが好きで、大阪の劇場に行ったこともありますし、「はねるのとびら」も見ていました。テレビから飛び出すのに、どれだけの勇気がいったんだろうと思うと、切なくもなりました。
この本を無料公開した時は炎上しましたが、プペルのように嫌われても、誰に何を言われようとも、自分の想いを貫いてきたこと。これがロングヒットの理由ではないか?と筆者は思いました。
でも最終的にはプペルもルビッチと幸せになったように、西野さん自身も絵を描くというやりたいことができて充実しているのかな?と思います。

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