映画『ジェントルメン』ネタバレ! ヒュー・グラント演じるフレッチャーのセリフはドラマ版への前振り?

映画『ジェントルメン』ビジュアル

(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

5月7日(金)より、映画『ジェントルメン』が全国の劇場で公開中です。
引退する麻薬王の利権500億円に群がる悪たちの、騙しあい・化かし合い・駆け引き・裏切り。。。
ガイ・リッチー作品ファンは、もとより、そうでない方も楽しめる一流エンターテインメント作品に仕上がった本作。個人的にも、首を長くして公開を待ち望んでいました♪
今回の記事では、映画『ジェントルメン』の人物相関図、ストーリー、個人的に気になったシーンについて取り上げます。
それでは、ご覧ください!

 

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映画『ジェントルメン』概要

公開中の映画『ジェントルメン』は、『スナッチ』『シャーロックホームズ』シリーズなどで知られるガイ・リッチー監督がメガホンを取った、原点回帰のクライムアクションサスペンスです。
主演は『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー。
脇を固めるのは、チャーリー・ハナム、ヒュー・グラント、コリン・ファレル、ジェレミー・ストロング、ヘンリー・ゴールディング、エディ・マーサン、ミッシェル・ドッカリー。
豪華キャストがストーリーを盛り上げます。

映画『ジェントルメン』人物相関図

まず、映画『ジェントルメン』を鑑賞する前に人物相関図を知っておくと、すんなり入っていけると思います。人物相関図は、下記の通り。参考までにどうぞ。
(拡大してご覧ください。)

映画『ジェントルメン』ストーリー ネタバレ

物語は、いきなり、ミッキー(マシュー・マコノヒー)が撃たれるところから始まります。
なんだ?なんだ?と驚きを隠せないオープニング。
(ミラマックスのロゴ!そのあと流れる曲とキャスト紹介の映像が秀逸!)ガイ・リッチー監督お得意の犯罪回収劇の始まりです♪

ゲスな私立探偵フレッチャーが、2000万ポンドを要求!

フレッチャーとレイ

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ミッキー・ピアソンの腹心レイ(チャーリー・ハナム)は、自宅リビングでくつろいでいた。
そこに潜んでいて、ひょっこり現れたフレッチャー(ヒュー・グラント)。
彼は、ゴシップタブロイド紙の編集長、ビッグ・デイブ(エディ・マーサン)に雇われ、ミッキーとレイを監視していた。
ビッグ・デイブが彼らを監視させていたのは、あるパーティーでミッキーに挨拶したのに無視されたという些細な恨みから来るものだった。
フレッチャーは、数々の犯罪の動かぬ証拠を握っていると主張。もし、ゴシップ紙にその内容を載せられたくなければ、2000万ポンドを払えとレイをゆする。おまけに自分のシナリオも付けていいよと。シナリオの内容は、BUSH(=大麻)。

麻薬王ミッキー・ピアソンの大麻ビジネス売却への道

ミッキーとユダヤ人大富豪マシュー

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ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)は、アメリカ出身。
貧乏ながら、奨学金でイギリスの名門オックスフォード大学に合格するほどの頭脳を持ち合わせている。その賢さを生かして、金持ちの同級生達と大麻を売ったことをきっかけに大麻ビジネスを拡大。数十年後には、ロンドンの暗黒街で大麻王国を築く。その資産総額は4億ポンド(=約5億円)。そろそろ大麻ビジネスも潮時と感じていたミッキーは、妻ロザリンド(ミッシェル・ドッカリー)と安らかに余生を過ごそうと計画する。

ある富裕層のパーティーに出席したときのこと。
ユダヤ系アメリカ人マシュー(ジェレミー・ストロング)と意気投合したことをきっかけに、大麻ビジネスを4億ポンドで彼に譲ることを決意する。
その仕組みを見せるために、マシューを自分が経営する大麻農場に連れて行くミッキー。
場所は、上流階級の貴族が所有する敷地の地下にある。(土地はあるが金はない彼ら貴族の敷地の管理・維持費を負担する代わりに、土地を無償で譲り受けるという仕組みで農場を経営している。)
「このビジネスを売却する。今後大麻が合法化されれば、年間の売り上げは2000億~5000億ポンドになるぞ。」とミッキー。

ミッキーの麻薬利権売却を聞きつけたチャイニーズマフィアの若頭ドライ・アイとの交渉

ヘンリー・ゴールディング演じるドライアイ

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ジョージ卿(トム・ウー)のチャイニーズマフィア若頭ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)。
彼は、どこからかミッキーの大麻農場が売却されることを聞きつけ、妻のロザリンド(ミッシェル・ドッカリ-)にミッキーとの交渉の場を設けるよう依頼してくる。
ミッキーとの交渉の計画を取り付け、オフィスに出向くドライ・アイとその部下。
そして、ミッキーに大麻ビジネスの売却を依頼する。
買い取り金額を提示するドライ・アイ。
「俺は売り物じゃない。」とその要求を突っぱねるミッキー。
交渉は、物別れに終わることになる。

コーチ登場とミッキーの大麻農場強奪の関連性。

コーチ演じるコリン・ファレル

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コーチ(コリン・ファレル)。
彼は、チーマー達の指導と更生のためにジムを開いて、若者たちを指導している。
ある日、ミッキーの大麻農場にジムの若者達が押し入り、大麻を強奪。
その様子を独自のラップ音楽に合わせ、トドラーズ(=よちよち仲間)と紹介しながら動画を撮影し、公開してしまう。
動画を見たミッキー達は、「誰が農場の場所を教えたのか?」と疑念を抱く。
一方、ジムの若者達から大麻強奪の報告を携帯で受けたコーチは、なんのことだかさっぱりわからない。のちに麻薬王のミッキーのビジネスを妨害していたと分かると、彼らに動画を削除するよう命令する。

懇意のプレスフィールド卿から、娘を探してほしいとの依頼

ローラを救出しに来たレイと用心棒

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大麻農場の敷地を無償提供されている縁で、親しくしているプレスフィールド卿から「娘のローラ(エリオット・サムナー)を探し出してほしい」と依頼を受けるミッキー。
ミッキーから頼まれた腹心レイは、用心棒とともに彼女がいる場所を突き止める。
そこは、麻薬中毒のヤク中のミュージシャンとその仲間がいる南ロンドンの団地だった。
あっさりとローラを連れ戻すことに成功。しかし、その際にある事件が起きてしまう。
その様子をフレッチャーが撮影していて。。
事件をきっかけに、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、マシュー、コーチと若者達、ロザリンドを巻き込んだ、大麻ビジネスの利権を巡る争いが急加速していくことになる。

映画『ジェントルメン』の中で気になった点について取り上げます♪

さぁ、35ミリの映画の始まりだ!

映画『ジェントルメン』は、ヒュー・グラント演じるフレッチャーによる脚本BUSH(大麻)のフィクションとノンフィクションを織り交ぜた語りで進んでいきます。
右腕のレイ(チャーリー・ハナム)に息つく暇を与えず、次から次へと会話を繰り出していくフレッチャー。
映画を観ている私たちも一緒にそのペースに巻き込まれ、「何が本当なのか?」わからなくなりつつも、最後まで一気に魅せられていきます。
ここでは、映画の中で個人的に気になったシーンについて取り上げます♪

よくしゃべるフレッチャー。自分の脚本をアテレコするシーンは最高!

ヒュー・グラント演じるフレッチャー

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フレッチャーのヒュー・グラントがとにかく饒舌。よくしゃべるなーと関心するくらいしゃべりまくりです。
このフレッチャー。紳士のような振る舞いを見せつつも、会話の所々に下品な言葉が出てしまうので紳士というよりもいかがわしさを感じてしまいます。(そもそも2000万ドルをゆすろうとしている時点で、紳士じゃないですね。)
全く先が読めない映画の展開のように、フレッチャーの言動や行動も予測不能です。突然、会話の中で、「俺はMだ。」と言ってみたり、レイの膝に手を添えてみたり。え?と思うようなところが多々。
個人的に印象的なシーンあります。
それは、フレッチャー自身が撮ったある重要な人物2人のやりとりを、レイとフレッチャーで、アテレコするシーンです。映画の中で、映画のアテレコをするなんて、遊び心満載♪

フレッチャーが映画について語るシーンは、なにかの伏線?

フレッチャーが、映画について語るシーンがあります。
例えば、『カンバセーション…盗聴…』について話すくだり。
「ゴットファーザーと同じ監督なんだがね。あれはつまらない映画だった。」
このセリフ、ガイリッチー監督が自分の感想を言わせたのでしょうか?それとも、ヒュー・グラントのアドリブ?脚本がガイリッチーだから、ガイリッチーの考えたセリフでしょうねー。


他の方のこんなコメントを見ると、面白そうじゃないですか!
個人的にこの映画を観ていませんでしたが、本当に面白くないのか、ちょっと観たくなってしまいました♪

また、ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)を紹介する際に、「中国マフィアの中国版ジェームズボンドだ。殺しのライセンスだ!」というセリフがあります。
ちなみに『殺しのライセンス』(1966年)という映画は、007シリーズとは関係なく、007を模倣した作品です。

殺しのライセンス

出典:メルカリ

この映画は、スパイなのにドイツのモーゼル軍用拳銃という目立つ拳銃を持っていたり、穴の開いた靴下を履いていたりとマニアの間では話題になっている映画です♪
個人的には、ドライ・アイのことを、まがい物のマフィアという意味で使ったフレッチャーの皮肉なのでは?と推察します。もしくは、ガイ・リッチー監督がヘンリー・ゴールディングで、アジア系初のジェームズ・ボンドを登場させる007を撮ることへの伏線だったりして!

ヒュー・グラントのフレッチャーが映画会社に自分の脚本を売り込みに来るシーン。
この時に、「続編は、また。」というセリフがあります。(このシーンで、壁に張られている映画『コードネームU.N.C.L.E』のポスターを見つけることができますので、見つけてみてください。フレッチャーの任務完了という遊び心でしょうか?)
これは、ガイ・リッチーの監督・脚本で、すでに決まっているアメリカのミラマックスTVの『ザ・ジェントルメン』の前フリってことですよね?
ということは、ドラマ版でもやはり、ヒュー・グラントのフレッチャーが出てくるってこと???
さらに、ミッキーの妻は、ミッキーに「フレッチャーをやっちゃって!」と言ってます。
2重の前振りと捉えてもいいんじゃないでしょうか?

フレッチャーに冷静に対処するレイは、ミッキーの優秀な右腕。

チャーリー・ハナム演じるレイ

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チャーリー・ハナム演じるレイは、フレッチャーのペースに巻き込まれているように見えながら、実はいくつかの餌を巻いていたりと、冷徹な頭脳派。
ところが、自分たちの機密に関わることが起きると、一気に爆発します。(街の不良少年にマシンガンをブッ放したりする恐ろしさ。)
このギャップに、レイの本当の怖さが隠されているのではないでしょうか?
しかし、優秀な右腕レイがいたからこそ、ミッキーは巨万の富を得ることができたとも言えますね。
レイの言葉遣いは、時に乱暴になります。
フレッチャーに「刺し殺すぞ!」とか「くそまみれの○○やろう」などの言葉を浴びせかけるレイ。(それでも動じずに彼をなだめながら話を進めていくフレッチャー。黒い組織相手になかなか肝が据わっています。)
そして、プレスフィールド卿から娘のローラ(エリオット・サムナー)を救出するときに、ヤク中の若者達にいうセリフ。「今度触ったら腕を切り落とす」。絶対言われたくありません。
問題のそのシーンは、こちら。

不思議な魅力を放つコーチ!

コリンファレル演じるコーチ

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映画『ジェントルメン』で、コリンファレルが演じるコーチは、独特のスポーツファッションと個性が際立つキャラクターです。
登場シーンも印象的でした。街の不良少年が、飲食店で騒ぎ立てているのを見て、「なんだ?猫の小便みたいな匂いだ」などといい、彼らを拳で一蹴していくところは、爽快。
不良少年たちに「あのコーチ?」と言われているところから、どうやらかなりの腕の持ち主なんだろうと想像できますが、その過去は明かされません。(スピンオフとして、コーチが主人公の映画を作っても面白い気がしますね。)
また、コーチが不良少年達に、「懐かしのノーザンソール気取りか?」というセリフがあります。ノーザンソールとは、1960年代にイギリス北部の労働者階級の若者により生まれた、音楽の大きな流行のこと。
その若者達を描いたのが、この映画です。

ガイ・リッチー監督の得意技は、腕ひしぎ?

コーチに関連した、その他の気になったシーン。
それは、ミッキーの大麻農場にコーチのジムの若者・トドラーズ(=よちよち仲間)が忍び込み、襲撃するシーンです。
ドドラーズは大麻農場の用心棒に、腕ひしぎ逆十字を決めます。
ところで、同じガイ・リッチー監督の映画『シャーロックホームズ』でも、ホームズとワトソンは腕ひしぎ逆十字で相手を倒すシーンがありました。柔術マスターのガイリッチー監督の得意技が、腕ひしぎなんでしょうかねー?勝手に想像してしまいます。

ロザリンド登場シーンは、伝説のサイケデリックバンドCANの曲だった!

ミッキーの妻 ロザリンド

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ミシェル・ドッカリー演じる妻ロザリンド。鼻っ柱が強く、やり手の女性です。
大麻王ミッキーが、唯一頭の上がらない存在。彼女は、金持ちを相手に高級車を売る商売をしています。(衣装も何だかゴージャスです♪)
その初登場シーンにドイツの伝説的サイケバンド・CANの名曲『VitaminC』が流れていたとは?伏線を逃すまいと、食い入るように観ていたのに、完全にスルーしてました。。
この曲、日本人ボーカルのダモ・鈴木が歌っていた曲なんですよね。
「君は、君のビタミンCを失っているよ。」という歌詞が印象的な曲です。ガイ・リッチー監督は、なぜ、この曲を選んだんでしょうか?

そして、CANは、その他にも映画音楽を多数手がけていたりします♪

まとめ

映画『ジェントルメン』の映画『ジェントルメン』の人物相関図、ストーリー、個人的に気になったシーンをネタバレ込みで紹介してきました。
本作で麻薬王ミッキー・ピアソンが守るのは、大麻利権。
ガイ・リッチー監督のデビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)は、マリファナ工場を襲って、他人の富で一攫千金を狙う若者の話でした。
本作『ジェントルメン』は逆の立場で、築き上げた富を守る男たちの話です。
勢いだけでなく頭でじっくりと考えて計画を練り行動を起こすところが、ジェントルメンの作法。
守るものと奪うものたちの頭脳と力のぶつかり合い。
映画館で、その男達のぶつかり合いをじっくりと堪能してみてはいかがでしょうか?
本記事で取り上げた以外にも、気になるセリフや曲も出てくるので、注目してみてください。
個人的に新たな発見をするため、もう一度映画館へ行きたいと思います♪

映画『ジェントルメン』公式サイト

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