映画『ジャンパー』続編を望む声も多い傑作SF作品をネタバレ解説!誰しもが憧れる瞬間移動能力を徹底解明!

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ジャンパー

(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX

2008年に公開した、SF・アクション映画となる『ジャンパー』。
誰もが憧れるあの能力を有するキャラクターが、世界中を縦横無尽に飛び回る作品。
アメリカではそこまで評価の高いものではありませんでしたが世界的にはスマッシュヒットを飛ばし、今でも続編製作が望まれているなど知る人ぞ知る人気作品でもある本作を、ネタバレ含み解説します。

映画『ジャンパー』の概要

ジャンパー劇中画像1
出典元:https://m.media-amazon.com/images/M/MV5BZGMyYWRkYmUtZjkwOS00ZDkxLWE4YTAtYWUzODFmMDhiNTM5XkEyXkFqcGdeQXVyMjk3NTUyOTc@._V1_SY1000_CR0,0,1472,1000_AL_.jpg

主演は、スター・ウォーズシリーズでお馴染みの、ヘイデン・クリステンセン。
監督は、ダグ・リーマン。ダグ・リーマンは、SF映画に定評があり、『ボーン・アイデンティティー』やトム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などを手掛けています。
その手腕は本作でもしっかり発揮されており、世界各地で繰り広げられるジャンパー達の戦闘など、見どころが詰まっている作品です。

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映画『ジャンパー』の作品情報

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  • 原題:Jumper

  • 監督:ダグ・リーマン

  • 脚本:サイモン・キンバーグ、デヴィッド・S・ゴイヤー

  • 原作者:スティーヴン・グールド

  • キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、レイチェル・ビルソン、マイケル・ルーカー、アナソフィア・ロブ、マックス・シエリオット、ダイアン・レイン、サミュエル・L・ジャクソン

  • 公開:2008年3月7日

  • 上映時間:88分

  • 製作国:アメリカ合衆国

映画『ジャンパー』のあらすじ

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デビッドはミシガン州に住む、おとなし目の高校生。
意中の相手である同級生のミリーのために用意したプレゼントが、いじめっ子のマークによって凍った川のうえに投げられてしまう。
デビッドはそのプレゼントを取りに凍った川に行くが…案の定氷は砕け、寒い冬の川の中に落ち流されてしまうのだった。
しかし氷に覆われた川に息継ぎの出口はなく、溺れてしまうかと思われたその瞬間。
デビッドは、なぜか図書館にいたのだった。
何故そんな事が出来他のかは分からないまでも、デビッドはそのジャンプ(瞬間移動)を繰り返すことで習得し、自分のものにしていく。
デビッドの家は5歳の時に母親が出て行き、それ以降は父親と二人で暮らしているが、関係はとても冷めきっていた。
ジャンプ能力を取得し、どこにでも行けるようになったデビッドは、家を出ることを決意し自立する。
そしてデビッドは、銀行の金庫にジャンプし大金を得るのだった。
しかしそこには、ジャンプ能力を有する者たち、”ジャンパー”達、社会の秩序を守らぬ異端を許さない組織、パラディンのローランドが、デビッドの存在に気が付き、捜査が始まっていた。
何も知らないデビッドと、パラディン、ジャンパー、宿命の戦いの火蓋が落とされる!

監督ダグ・リーマンについて

ダグ・リーマン監督
出典元:https://www.imdb.com/title/tt0489099/mediaviewer/rm2861734144

本作のメガホンを取ったのは、ダグ・リーマン監督。
『ボーン・アイデンティティー』を監督し、その後に続くシリーズでもプロデュースに回りヒット作を輩出しています。
その後、『Mr.&Mrs. スミス』を監督し、ヒットさせます。
それらの功績が評価され、『ジャンパー』を含めSFアクションを得意とする監督として高い評価を得ている人物。
近年では、トム・クルーズとの相性の良さも披露し、共に映画を作ったりしていることでも知られる監督です。

気になる続編は?

映画『ジャンパー』は、内容的な展開も含め、サミュエル・L・ジャクソンなど実力も人気も兼ね備えている俳優が多数出演していることなどの要因が絡み、続編を期待する声が多く聞こえてくる作品としても、大きな影響力がありました。
では実際に、続編が制作されることはあるのでしょうか?
日本ではあまり知られていませんが、実は続編は既に存在します。
2018年6月7日に公開されています。
しかしそれは映画ではなく、ドラマとして製作されていました。
YouTubeのオリジナルコンテンツとして、プレミアムに加入すると視聴することが可能です。
しかもしっかり、製作もダグ・リーマンが務めているので、正統な続編といえるようです。
『Impulse』という名でYouTube上にありますのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
1話目は無料公開ですので上記リンクでご確認ください!

誰しもが憧れる『ジャンパー』とは?

ジャンパー劇中画像3
出典元:https://www.imdb.com/title/tt0489099/mediaviewer/rm2477317888

ここからは映画のネタバレを多分に含み、ジャンパーの能力を紹介していきます。
ジャンプとは単純な瞬間移動ではなく、ジャンプにまつわる様々な要因が絡んでいました。
このジャンプ能力には、様々なルールなど細かい設定が施されているのです。

『ジャンパー』の能力

基本的には、自身に危機的状況に陥った時に覚醒する場合が多い。
このジャンプ能力は、遺伝子疾患と捉えられており、突然変異によるものとされています。
ジャンプ能力には、ある程度の制限が設けられています。
瞬間移動とは言えど、どこでも行ける訳ではなく、過去自分が行ったことがあるもの、もしくは写真、動画やTVなどの映像で見た場所にしか行けません。
それゆえ、登場人物のふたりのジャンパーは、自室などに世界各地の写真などを備えていたのはそういった理由から。
そのほかの特徴では、ジャンパーが触っているものも一緒にジャンプする事が可能。
水などの液体、体に触れているものであれば大抵はジャンプが可能で、大きい物では車に乗ったまま瞬間移動ができています。
しかし幾ら身体に触れているからといっても、その場から簡単に動かせない物などは、一緒にジャンプすることはできません。
クライマックスで、デビッドがミリーのアパートごとジャンプを試みますが、過去に建物ごと瞬間移動をした者は死んでしまっていた事が語られていました。
ジャンプ能力の唯一の弱点は、電撃です。
電気を身体に受けると、ジャンプが行えなくなります。それは本作でも幾度となく描かれ、ジャンパーの窮地を迎えています。

ジャンプ・スカー

ジャンパーの能力であるジャンプには、ある特徴が存在します。
それはジャンプ・スカーと呼ばれるもので、ジャンプを行うと必ず現れるものです。
簡単に言えば、足跡の様なもので、ジャンプした後に時空の裂け目とも言うべきものがその場に残ってしまうのです。
同じジャンパーならば、その裂け目を通って自身が行った事ない場所にも行ける事が可能です。
ジャンプの力を持っていなくても、強制的にスカーを広げることで、ジャンプする事が可能ではありますが、それでも簡単なことではありませんが、劇中ではジャンパーの敵となるパラディンが行なっていました。

『ジャンパー』の敵、パラディン

本作で登場するパラディンとは一体なんなのでしょうか?
本作では、そこまで言及されずに謎の集団といったところではありますが、もしこの映画に続編が作られたならば、そこで判明していたであろう事実を考察していきましょう。
パラディンの歴史は古く、中世の頃から異端とされていた存在を粛正していた集団だという事が語られています。
ジャンパーが組織的にうごめくことが示唆され、もしかすると他にもいるのでは…
など多くの伏線が残されていますが、同じ様にパラディンも組織として動いています。
この『ジャンパー』が面白い点は、もしかするとパラディンが正義の集団で、ジャンパー達が敵だという視点も残されている点です。
主人公がジャンパーだった為に、パラディンは本作では敵となる存在でしたが、事実銀行の金庫に侵入したり、自分の欲望のまま行動しているジャンパーが果たして正義なのか…というのは、続編で明らかになると面白い展開になったのではないでしょうか?
しかしながら映画の続編は、結果的にアメリカ国内の興収では、完全に失敗といえるものだった為に無くなっています。

ただ、やはりSFアクションとしては、今でも好きな作品にあげる人も多く、人気がある作品の一つであることが証明されています。
この世界観が好きな方は、YouTubeオリジナルの続編も視聴してみてはいかがでしょう?

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