【卒業したMCU俳優たちの今】RBJやスカヨハ達の現在、マーベルから旅立ったのは失敗or正解?

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出典元:https://dr-dolittle.jp/gallery.html

マーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCU。
マーベル・コミックスを原作に、映画で同じ世界観で展開していくクロスオーバーの作品群。
2008年から続く映画史上最大規模のシリーズとなったMCU、ここから羽ばたいていった無名の俳優から一気にトップに躍り出たセレブも多数輩出する。
そんなMCUから卒業した俳優たちの今…現在の姿に迫る!

MCUから卒業した俳優たち

マーベル・シネマティック・ユニバースは、2008年から続くハリウッドでも最大規模の映画シリーズである。
このシリーズは、様々な作品で同じキャラクターを演じ続けるため、俳優たちのスケジュールを抑えなくてはならず、拘束期間も数年単位に及ぶ。
その為、出たかった作品へのオファーなどがあっても、MCUのスケジュールにより辞退するという事も少なくは無い。
その為、俳優側は今後は拘束されないスケジュールを望み、MCUからの卒業をする者も多く存在する。
その中でも代表的な俳優達をピックアップ。
しかしMCU卒業を表明した後、彼らはどの様なキャリアを歩んでいるのか…
もしかすると、MCUを卒業しなかった方が良かったのではなかろうか?
そんな様々な俳優達を紹介する。

ロバート・ダウニー・Jr.

トニー
© 2023 MARVEL

ロバート・ダウニー・Jr.は、まさしくMCUのリーダーとして長年、先頭を走ってきた偉大なる俳優である。
彼はまさしくMCUでアイアンマン、トニー・スターク役でブレイクし、セレブへと登り詰めていった。
しかしそれまでは、俳優人生としても、ロバート自身としても長く停滞した生活を送っている。
薬物問題や、中々役に恵まれず…
デヴィッド・フィンチャー監督の『ゾディアック』などで、ようやく大きな役を掴んだ。
そして遂に『アイアンマン』のオーディションで、トニー・スターク役を勝ち取る。

アイアンマンでMCUのリーダー

トニー・スタークは傲慢だけど、正しき選択ができるリーダーだ。
時に行きすぎて洗濯を間違う事もあるが、アベンジャーズのみんなが信頼を寄せる。
アイアンマンは、アベンジャーズの中心人物として様々なヒーロー達の活躍を表からも影からも支えた。

RBJの現在

ロバート・ダウニー・Jr.は、MCU卒業後は未だ役に恵まれず、アイアンマン以上の当たり役を演じていない。
大ヒットが見込まれた『ドクター・ドリトル』がコケたことにより、完全に失速気味だ。
今、最も注目を集める映画監督、クリストファー・ノーランの新作映画『オッペンハイマー』にキャスティングされており、どうなるか…
しかし『オッペンハイマー』の題材として…大ヒットに繋がるのはとても難しい気がする内容だけに…
今後のロバート・ダウニー・Jr.の動向にチェックが必要かも知れない。
MCU卒業後は、若干その地位が下降気味になっている。

スカーレット・ヨハンソン

ナターシャ
© 2023 MARVEL

スカーレット・ヨハンソンは、マーベル映画に参加せずとも今の地位を何獲得したであろう、若かりし頃から注目された存在である。
『ロスト・イン・トランスレーション』、『真珠の耳飾りの少女』と、2003年に日本公開されたこの2本で世界的にも注目される若手俳優に躍り出る。
子役からキャリアのあるスカーレット・ヨハンソンが、ようやくその名を世界へと広めたのだ。
その後、ルックスから女性らしい役柄でハリウッドでキャリアを積むがしっかり実力派の地位を確立させる為に、ウディ・アレンと共に仕事をする様になる。
ウディ・アレンは現在、自身の行いによりハリウッドでは完全に干されているが、スカーレットには誠実に接しており、ウディ・アレン擁護派の1人としても知られている。
ハリウッドでも指折りの人気女優となったスカーレット・ヨハンソンは次回作への出演も大きなニュースになるほど、大きな存在へとなった時期に、MCU入りが決まった。
『アイアンマン2』への出演が決まったのだ。

女スパイ、ナターシャ・ロマノフ

『アイアンマン2』で、スターク・インダストリーズの秘書としてやってきた、ナタリー・ラッシュマン。
それは仮名で、実は凄腕の女スパイだったナターシャ・ロマノフ。
彼女は、かつてはブラック・ウィドウとして裏世界でその名を轟かせていた…
そんなナターシャは、特別な能力を持たずしてアベンジャーズ入りを果たし、彼らを繋ぐ大きな役割を果たす。 

スカヨハの現在

MCUは、自身の単独映画となった『ブラック・ウィドウ』で卒業となったナターシャ・ロマノフ。
キャラクターとしては、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で死亡し、完全に映画に登場することは無くなり、再登場の可能性も少ないと言われるキャラクターだ。
そんなスカーレット・ヨハンソンは、演技派女優としての地位をMCU卒業後もしっかり維持している。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後に公開された映画『マリッジ・ストーリー』では、アカデミー賞主演女優賞にノミネートを果たすなど、現在でも新作映画に精力的に出演を続けている。
MCU入りでその地位を一気に向上させ、今やハリウッドを筆頭に世界でもナンバーワンとも言える地位に君臨する数少ない女優の1人である。

クリス・エヴァンス

スティーブ
© 2023 MARVEL

クリス・エヴァンスも、ロバート・ダウニー・Jr.同様にMCUでブレイクし、地位を大きく向上させた1人である。
MCU出演以前では、大作映画へのキャスティングに憧れ、様々な作品に出演するも地位向上させることはできずに伸び悩んでいた。
そして遂に掴んだ憧れのMCU作品。
『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』で掴みかけたブレイクを結果として逃してしまい、念願叶った形で見事に地位を確立させている。

キャプテン・アメリカでMCUの象徴的存在

MCUでは、キャプテン・アメリカとしてリーダー的存在であり続けた。
単独作品は3作品、アベンジャーズシリーズでは4作品。
自身の過去と向き合う、重要なキャラクターだった。
キャプテン・アメリカは、完璧ともいうべきラストを飾り、今後この展開以上のストーリーが描かれない限り、キャプテン・アメリカを再演することは無いと断言している。

クリス・エヴァンスの現在

キャプテン・アメリカ役を卒業後、この役以上の当たり役はない。
が、数々の作品に出演し続けている。
しかもその媒体も、映画に限らずドラマにも勢力的に出演をし続けている。
ドラマでは、AppleTV+の『ジェイコブを守るため』に出演し、高評価を得ている。
しかも、様々な役柄を演じ俳優としての実績を積み上げる。
Netflix映画『グレイマン』では、悪役を演じ、AppleTV+『ゴーステッド Ghosted』では、農業を営み少し痛い男性と、とてもキャプテン・アメリカで演じたステーブ・ロジャースとはかけ離れたイメージで、俳優としての幅をある意味楽しんでいる様にも思える。
またいつか、キャプテン・アメリカの様な当たり役に出会えるのか…
その勢力的な活躍は、ハリウッドでの地位をさらに向上させている。

グウィネス・パルトロウ

グウィネス・パルトロウは、デヴィッド・フィンチャーのカルト的作品『セブン』でヒロインを演じ、そのまま共演したブラッド・ピットと恋仲になり、知名度も一気に広め、全盛期は90年代後半から00年代前半とされていた。
アカデミー賞も獲得している名実ともに、演技派女優の1人。
キャリアも落ち着いた00年代後半、『アイアンマン』への出演により、再びハリウッド並びに世界でも再ブレイクを果たすことになった。

ペッパー・ポッツは、トニーの隣が定位置

最初は『アイアンマン』だけの登場だったが、MCUが大きくなるにつれて、トニー・スタークの恋人から、彼を支える存在としてMCUでも大きな役割を担う様になる。
トニーの秘書として、トニーの恋人として、トニーの妻として…
MCUにおいては、ヒーローではない為、メインで描かれることは、単独のアイアンマンシリーズ後はないながらも、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、自身もアイアンスーツを身に纏い、サノス軍団との一戦に貢献した。

グウィネスの現在

グウィネスは、長い女優生活の中、しっかり女優業以外にもビジネスを展開し、少し騒動にも発展していたが、女優業は抑え気味である。
今やベテランであり、出演する作品も選べる立場にあり、勢力的には活動を行っていない状況である。

クラーク・グレッグ

俳優としてもキャリアを積んでいるが、脚本家や映画監督としても活動していたクラーク・グレッグ。
脚本家としての最大のヒット作品は、「ホワット・ライズ・ビニース」。
派手ではないが、堅実な活動でキャリアを積んでいた。
MCUに抜擢され、地味ながら確実に存在感を示していく。

ニック・フューリーの部下、フィル・コールソン

MCUとして最大の仕事は、『アベンジャーズ』だった。
ヒーロー達が結束するきっかけが、フィル・コールソンの死だった。
その後、映画シリーズでは『キャプテン・マーベル』まで出番は無かった。
でもTVシリーズとなった『エージェント・オブ・シールド』では、重要人物な存在でシーズン7まで走りきっている。

クラーク・グレッグの現在

MCUの中でもサブキャラクターだった、クラーク・グレッグ演じるフィル・コールソン。
現在は、ほぼその役目も終わったとされているが、メインでは無くサブ的なキャラクターだった事もあり、特に大規模な拘束は無かったことから、2010年代であっても、出演作はそれなりに途切れずに続いている。

卒業を表明したMCU俳優たち

ここからは、MCUからの卒業を表明した人物達をピックアップしていく。
卒業を表明してから時間が経っていなく(執筆時点の段階で)、今後の活動がこれから始まっていく俳優達をピックアップしていく。

ゾーイ・サルダナ

ゾーイ・サルダナは、MCU参加前にブレイクを果たしている。
キャリアのスタートは、2000年前後。
2009年公開の映画史に残る名作『アバター』の惑星パンドラの原住民族のネイティリ役で大ブレイクとなる。
『アバター』ヒット後はそれなりに映画出演は続くものの…
普通の人間の役では、注目を浴びず…
結果としてまたも異星人となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で、大ヒットを掴むことになる…

サノスの娘・ガモーラ

MCUでガモーラ役が定着すると、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で重要な存在となる。
ラスボス・サノスの娘として物語最も重要な役割を担い、衝撃のラストを迎える。
その後のシリーズでも、別の時代のガモーラとしてストーリーの重要なファクターとして存在感を示し続けた。

MCU卒業後のこれから

卒業は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』。
緑の肌のガモーラ役を卒業後は、青い肌のネイティリ役でアバターの続編が2年毎に公開される。
まだまだしばらくは異星人の役を続けていくことが決定している。

デイヴ・バウティスタ

デイヴ・バウティスタは俳優としてよりも、WWEのスター選手として、プロレスラーの側面が強い。
2000年ごろからプロレスラーとしてキャリアをスタートさせると、2010年ごろまでトップ選手に上り詰める。
2009年ごろから俳優業も行う様になり、プロレスラーとしての活動を抑え目にしていく…
2014年に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でドラックス役を掴むと、その後は俳優業も徐々に充実していくことになる。

家族想いなドラックス

ドラックスは、最初から家族思いであるキャラクターだった。
家族を殺されたロナン、その裏にいるサノスに家族の敵討ちを原動力に、大きな戦いに身を投じる。
そして新たな家族となったガーディアンズ達と共に、様々な冒険をしているがその根底としては、常に家族と過ごしたかった想いがあったのだ。

MCU卒業後のこれから

デイヴ・バウティスタも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』を持って、MCU、またはドラックス役からの卒業を表明している。
デイヴ・バウティスタは、プロレスラー出身らしくがっちりとした体型から、多くの作品に出演し続けている人気俳優。
MCU卒業後も、たくさんの作品に出演予定で、今後の躍進が期待されている。

卒業?もう出番はない?

ここからは、卒業を表明している訳ではないものの、ストーリー的に死んでしまったキャラクターを演じた俳優達を紹介。
果たして今後の再登場はあり得るのか…
それともこのまま卒業となるのか…
そんな俳優達を紹介!

エリザベス・オルセン

ワンダ
© 2023 MARVEL

映画の実質デビュー作となる『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で注目を集め、じわじわとその名を広めていったエリザベス・オルセン。
知る人ぞ知る注目の若手俳優という立ち位置だった時に、MCUのワンダ・マキシモフを勝ち取る。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で本格デビューを果たすと、MCUでも重要な役割を担い、名実ともに人気俳優の仲間入りを果たした。

スカーレット・ウィッチa.k.a.ワンダ・マキシモフ

ワンダは、アベンジャーズの一員として悲しき背景を持つ。
トニーの事を恨んでおり、最初は悪役として…
しかしそこからアベンジャーズの一員になり、ヒーローとしての責任をもって成長を遂げた。
はずだったが、フェイズ4に入るとヴィランとしてのオリジンを描く『ワンダヴィジョン』を経て、ドクター・ストレンジの続編では、完全なるヴィランとして恐怖に陥れている。
最期はヒーローの責任を思い出し、ワンダゴア山を崩壊させ、自身の身も一緒に瓦礫の中で永遠の眠りについている。

MCU再登場はある?

MCUの再登場は…実は無いとは言えない。
MCUは今や、死んだ姿を描いていても再登場は可能である。
マルチバース、過去の時代からの再登場…
何が起きてもおかしくは無い。
『ワンダヴィジョン』で描かれた伏線で未だ回収できていないのは、ヴィジョンだけ。
そして『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』では、多くのヒーローが集う作品だけに、もしかしたら、そこでの復帰もあるかもしれない…

ナタリー・ポートマン

『マイティ・ソー』で、ヒロインのジェーンとして登場して以来、ソーシリーズで存在感を放ってきたナタリー・ポートマン。
子役の時に、『レオン』に出演して以降、ハリウッドで常に第一線で走ってきた、名女優である。
スター・ウォーズでもシリーズを代表するアミダラ女王を演じ、ハリウッドでは常にトップに君臨し続けてきた実力も人気も兼ね備えている。
そんなナタリーは、MCUでもジェーン役で人気を確固たるものにしている。

マイティ・ソーになったジェーン

シリーズ4作目となった『ソー:ラブ&サンダー』では、マイティ・ソーになった。
ソーのハンマー、ムジョルニアは王に相応しい人にだけ持つ権利が許される。
MCUでは、ソーの他にはキャプテン・アメリカももっており、ジェーンにもその資格があったということになる。
そんなジェーンは、病魔に犯されており、ムジョルニアを持つという事は諸刃の剣だった。
結果的に、病魔には勝てずに亡き人となっている。

MCU再登場はある?

完全に死が描かれているので、通常ならばもう再登場はないとされる。
しかしマルチバースの世界では、何が起きてもおかしくはない。
何かしらの出来事が起き、カムバックを果たす可能性は…
完全にないと、否定はできないだろう。

まとめ

MCUにも遂に世代交代の波が押し寄せており、卒業を表明する人物も多く出てきた。
今後更なるスケジュールが組まれる様になり、作品ももっと増えるのであれば、その人数もさらに増えていくことが予想される。
卒業するものが増えれば、その分ニュースターが生まれる。
まさしくMCUはネクストブレイクの登竜門ともされるシリーズになりつつある。
果たして次なるスターは、いつMCUから飛び立つのか…
MCU卒業は、スターになった証となっていくのかもしれない。

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