31.隔たる世界の2人
・原題:Two Distant Strangers
・監督:トレイヴォン・フリー、マーティン・デズモンド・ロー
・脚本:トレイヴォン・フリー
・出演:ジョーイ・バッドアス、アンドリュー・ハワード、ザリア・シモン
・公開:2021年4月9日
・時間:32分
・製作:アメリカ
濃密な30分間!タイムループで、人種差別に考えさせられる!
第93回アカデミー賞において、短編映画賞を獲得したNETFLIXで独占配信されている作品『隔たる世界の2人』。
監督の1人、トレイヴォン・フリーがジョージ・フロイドの死を受けて描いた脚本で、世界中で問題視されている黒人への人種差別をベースに物語が展開する。
あまりにもショッキングな映像が冒頭から展開するが、そこから一転、まさかのタイムループが繰り返され、物語にのめり込む展開はとても秀逸です。
そして、ラストに加減サプライズな結末は、必見!
たった30分弱の短編作品ですがとても見応えがあり、アカデミー賞を取ったのも納得と感じさせる短編映画です!
エンドロールで、ジョージ・フロイド氏以外の被害者も一覧で明記されており、思っていた以上に人種差別による死は多いことを痛感させる社会派的な側面も持っています。
32.マ・レイニーのブラックボトム
・原題:Ma Rainey’s Black Bottom
・監督:ジョージ・C・ウルフ
・脚本:ルーベン・サンチャゴ=ハドソン
・出演:ヴィオラ・デイヴィス、チャドウィック・ボーズマン、グリン・ターマン、コールマン・ドミンゴ
・公開:2020年12月18日
・時間:94分
・製作:アメリカ
アカデミー賞を獲った衣装やメイク、時代背景に注目!
過去にアカデミー賞の受賞経験がある、今最も評価の高い黒人女優ともされるヴィオラ・デイヴィスが主演となる『マ・レイニーのブラックボトム』。
主演であるマ・レイニー役のヴィオラ・デイヴィスに加えて、チャドウィック・ボースマンらもアカデミー賞にノミネートを果たし、高い評価を獲得。
惜しくも主要部門での受賞は逃すも1920年代を時代背景に描いた作品で、衣装デザインなどで受賞。
映画を見るとそれも納得で、見事な時代背景を再現していました。
物語は、ブルースの歌手、マ・レイニーとそのバックバンドがレコーディングをする時に起きた一悶着を描いた作品。
まだ人種分離政策が行われている時代、その中で生きる黒人の覚悟や心情を繊細に描くも、昔ながらの会話メインな、イカしたブラック・ムービーに仕上がっています。
33.ラブ&モンスターズ
・原題:Love and Monsters
・監督:マイケル・マシューズ
・脚本:ブライアン・ダッフィールド、マシュー・ロビンソン
・出演:ディラン・オブライエン、マイケル・ルーカー、アリアナ・グリーンブラット、ジェシカ・ヘンウィック
・公開:2021年4月14日
・時間:109分
・製作:アメリカ
愛が男を成長させる!?
『メイズ・ランナー』シリーズの主人公、トーマス役を務めたディラン・オブライエンが本作『ラブ&モンスターズ』でも主演を務めた作品。
何かに追われ、冒険をする役のどハマりするディラン・オブライエンの魅力がたっぷりな、恋愛冒険ファンタジーとなる本作。
ヒロインはNETFLIXのマーベル作品『アイアン・フィスト』で注目を集めた、ジェシカ・ヘンウィック。
アジアをルーツにもつ、イギリス人女優です。
ストーリーは、『クワイエット・プレイス』の様な、モンスターが突如現れ、地球は彼らに支配されてしまったという様な展開。
ですが、この『ラブ&モンスターズ』では、このモンスターたちは、宇宙から飛来した何かに感染して突然変異となった地球上の生物。
そこから、生き残った人間たちは地下へと潜り、かろうじて生き延びていたという展開。
主人公のジョエルは、冴えない男性。
その地下シェルターでは、ジョエル以外はみんなカップルになっており、肩身の狭い想いをしている。
そんなジョエルには、こんな世界になる前に付き合っていた女性がいた。
その女性は、エイミー。
ある時、通信でエイミーの所存を確認でき、危険な道をたった1人で乗り越えていく、という冒険ファンタジーが主軸となる作品。
その危険な道のりで出会う人や相棒、成長を遂げていくジョエル、胸熱な冒険映画です。
34.密航者
・原題:Stowaway
・監督:ジョー・ペナ
・脚本:ジョー・ペナ、ライアン・モリソン
・出演:アナ・ケンドリック、ダニエル・デイ・キム、シャミア・アンダーソン、トニ・コレット
・公開:2021年4月22日
・時間:116分
・製作:アメリカ・ドイツ
本格SF作品、圧倒的窮地の中、下した選択とは!?
映画『密航者』は、アメリカとドイツの共同製作となる本格SF作品です。
アナ・ケンドリック、ダニエル・デイ・キムと実力派俳優が集い、登場人物はたった4人となる演技は作品。
宇宙飛行士の3人は、火星移住の鍵となる人類にとって非常に重要なミッションに挑む!
日本では『宇宙兄弟』などで詳細に描かれている通り、宇宙に出るというミッションは、長年かけてクルーと共にあらゆる状況下に対応した訓練を、習得するまで行います。
そんな長いミッションをこなした3人は、家族と同様に命を掛けるだけの存在になっている、ということを念頭にみると、この映画がどれだけ大変な出来事なのかを理解できることでしょう。
そんな3人での宇宙航行中、よきせぬトラブルに見舞われます。
それが、なんと…
見知らぬ男性が1人紛れ込んでいた!というもの。
これがどんなにイレギュラーなのか…
そして、どんな顛末になっていくのか…
すぐに引き込まれていく、人間ドラマに息をのむ作品です。
35.ホムンクルス
・原題:HOMUNCULUS
・監督:清水崇
・脚本:内藤瑛亮、松久育紀、清水崇
・出演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽
・公開:2021年4月22日
・時間:115分
・製作:日本
綾野剛主演の人気漫画を実写映画化!
「殺し屋イチ」などの作者、山本英夫の漫画作品の実写映画化となる『ホムンクルス』。
厳密に言えば、本作はNETFLIXオリジナルではないですが、限定公開を劇場で迎えたのち、NETFLIXにて全世界独占配信となっています。
綾野剛と成田凌、演技にのめり込む2人の俳優がガッツリタッグを組んだ本作は、少しオカルト要素もあるストーリーで、頭蓋骨に穴を開けると脳の圧迫が解放され、本来10%も使っていない人間の脳の本来の力を引き出せる様になるという展開。
主人公名越 進は、記憶喪失ながらにお金がありつつもホームレス生活をしているという謎に包まれた人物。
そんな人物に近寄る1人の謎の男、トレパネーションという方法を使って人体実験を行う。
すると、名越の身に少しづつ変化が訪れ始める…
どことなく、デヴィッド・フィンチャーの名作映画『セブン』の様な雰囲気も香る、ナイスな良作ミステリー作品に仕上がっています。
36.ロストガールズ
・原題:Lost Girls
・監督:リズ・ガーバス
・脚本:マイケル・ワーウィー
・出演:エイミー・ライアン、トーマサイン・マッケンジー、ガブリエル・バーン、ウーナ・ローレンス
・公開:2020年3月13日
・時間:95分
・製作:アメリカ
職業格差を明らかにした衝撃の事件!
2020年に3月にNetflixで配信がスタートされた伝記映画『ロストガールズ』。
2014年に発表されたノンフィクションを題材にしている作品で、この事件は実在に起きたものを描いています。
2010年に行方不明となっていた24歳の女性の母親が、自身の娘の創作を警察に願うも、娼婦という職業であるため、真剣に取り扱ってくれなかったという、ある失踪事件を描いたミステリー作品。
主人公は、その母親となり演じたのは、エイミー・ライアン。
ベン・アフレックの監督デビュー作となる『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で、高い評価を獲得している実力派の1人。
そんなエイミー・ライアンが、職業差別を行う怠惰な警察組織に対して戦う、強い母ちゃんを熱演していて、目を疑う衝撃のラストは必見の1作!
37.オキシジェン
・原題:OXYGEN
・監督:アレクサンドル・アジャ
・脚本:Christie LeBlanc
・出演:メラニー・ロラン
・公開:2021年5月12日
・時間:101分
・製作:アメリカ・フランス
フランス版『リミット』!?
フランスとアメリカが共同制作として作られた心理スリラー映画『オキシジェン』。
クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でハリウッドデビューを飾った、メラニー・ロラン主演のミステリー・スリラー作品。
かつて、ライアン・レイノルズが主演したスペイン映画『リミット』のSF版とも言える本作『オキシジェン』は、医療ポッドに閉じ込められた女性が記憶障害に陥り、タイムリミット(ポッドの空気残量)までに今のこの状況を理解し、忘れてしまった記憶を取り戻せるのか…
というストーリー。
緊迫感と制限の中で、スリリングに展開していく様は一瞬たりとも目が離せない作品です。
メラニー・ロランのほぼ一人芝居となる、圧巻のパフォーマンスにも注目!
38.ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
・原題:The Woman in the Window
・監督:ジョー・ライト
・脚本:トレイシー・レッツ
・出演:エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンソニー・マッキー、ワイアット・ラッセル
・公開:2021年5月14日
・時間:100分
・製作:アメリカ
エイミー・アダムス他豪華キャストが揃うミステリー作品!
2021年5月中旬に、NETFLIXで配信がスタートしているミステリー映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』。
そのタイトル通り、女性が窓を覗いている時に起きた隣人の事件が題材となるストーリー。
主演はエイミー・アダムスが務め、豪華キャストが連ねているのも特徴のひとつ。
登場人物の中から犯人を推理していく、いわゆる典型的なミステリー作品。
エイミー・アダムスの他には、ジュリアン・ムーアにゲイリー・オールドマンら実力派ベテラン俳優の他に、アンソニー・マッキーとワイアット・ラッセルの『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』コンビも参戦。
これら主要の登場人物の中から、事件の犯人を突き止めていく、近年稀に見る本格的で重厚な推理ミステリー。
見応えたっぷりで、おすすめな1作!
39.#生きている
・原題:#Alive
・監督:チョ・イルヒョン
・脚本:チョ・イルヒョン、マット・ネイラー
・出演:ユ・アイン、パク・シネ
・公開:2020年9月8日
・時間:99分
・製作:韓国
韓国産ゾンビ映画に外れなし!
2020年に公開された、韓国産ゾンビ映画『#生きている』。
今の時代を見事に切り取ったゾンビ映画と言える、韓国らしい作品。
やはり韓国でゾンビといえば、すでに成功例がある『新感染 ファイナル・エクスプレス』同様に迫力のあるゾンビパニックが見応えのある作品。
とはいえ、よくあるゾンビ映画のような作品ではなく、しっかり新しいものに仕立て上げているのも素晴らしい内容。
冒頭でいきなり世界が一変し、ゾンビだらけの世界でどう生き残っていくのか…というのが主題で、前半と後半で大きく展開も異なっていくのが、とても見易く仕上がっています。
ホラーが苦手という人でも、十分に楽しめるゾンビ・スペクタクルで、映画好きには必聴の1作と言える作品です。
40.アーミー・オブ・ザ・デッド
・原題:Army of the Dead
・監督:ザック・スナイダー
・脚本:シェイ・ハッテン、ザック・スナイダー、ジョビー・ハロルド
・出演:デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、アナ・デ・ラ・レゲラ、ギャレット・ディラハント
・公開:2021年5月21日
・時間:148分
・製作:アメリカ
圧巻のゾンビ・スペクタクル!
『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来となるゾンビ映画に挑戦した、DC映画でお馴染みのザック・スナイダー監督のNETFLIXオリジナル映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』。
デイヴ・バウティスタが主演を務め、ゾンビ王国と化したラスベガスから大金をかすめてくるという、非常にわかりやすいゾンビ・アクション映画です。
凄腕の傭兵が、仲間を集めて、ゾンビの巣窟に突っ込んでいく様はスリリングでもあり、ハラハラ感もあるまさしくハリウッドな1作。
さらには、見事な伏線の配し方にそのハラハラ感はより一層高まって、高揚感に変わっていく展開はさすがの一言。
真田広之も出演していて、ハリウッドでしっかりポジションを築いている重要な役どころも必見!
この映画の最大の見どころとも言えるのが、ゾンビたちの迫力。
このゾンビたちは単純に、これまでのただ人を喰らう存在だけではないところも大きな見どころです。
今後、アニメで続編などが製作されることも決定している注目作!
41.ザ・サイレンス 闇のハンター
・原題:The Silence
・監督:ジョン・R・レオネッティ
・脚本:ケアリー・ヴァン・ダイク、シェーン・ヴァン・ダイク
・出演:スタンリー・トゥッチ、キーナン・シプカ、ミランダ・オットー、ジョン・コーベット
・公開:2019年4月10日
・時間:90分
・製作:アメリカ・ドイツ
音を立てたら…!!
スタンリー・トゥッチ主演のスリラー映画で、2018年の『クワイエット・プレイス』で新たなジャンルが確立された、サイレンス・ホラーがベースとなる作品。
音に反応する怪物に襲われる世界で、主人公の家族がどう立ち向かっていくのか…
生き残りのサバイバル・ホラーで、スタンリー・トゥッチの魅力が最大の見どころ。
ただ、この映画は言ってしまえば良くも悪くもB級作品といった感じ。
ただ、こういった戦う父ちゃんは、近年ではドウェイン・ジョンソンが演じていそうな役どころで、スタンリー・トゥッチだからこそ感じられる、違った魅力もたくさんある作品です。
42.ファザーフッド
・原題:Fatherhood
・監督:ポール・ワイツ
・脚本:ダナ・スティーブンス
・出演:ケヴィン・ハート、アルフレ・ウッダード、リル・レル・ハウリー
・公開:2021年6月18日
・時間:109分
・製作:アメリカ
傷心のシングルファザーの奮闘記!
『ジュマンジ』の新シリーズなどでお馴染みのケヴィン・ハート主演のコメディ映画で、2021年6月にNETFLIXでの独占配信がスタートした作品。
ケヴィン・ハートの大袈裟なアメリカらしいコメディと思いきや、内容はとってもシリアスで凄く考えさせられ、共感も出来る良作に仕上がっています。
ストーリーは、いい加減な男性ながらも妻を愛し、もうすぐパパになるマシューが主人公。
しかし出産で母親は亡くなってしまい、いい加減な男性マシューが1人で子育てをすることに。
周囲は、そんなマシューに子育ては出来ないと判断するも…
亡き母親で、愛する妻の為にも、1人子育てに奮闘する様を、ケヴィン・ハートがシリアスかつコミカルに、絶妙なバランスで演じたことで、心が温まるハートフルなコメディに仕上がっています。
43.オハナ
・原題:Finding ‘Ohana
・監督:ジュード・ウェン
・脚本:クリスティナ・ストレイン
・出演:ケア・ペアフー、アレックス・アイオノ、リンジー・ワトソン、オーウェン・ヴァカーロ
・公開:2021年1月29日
・時間:123分
・製作:アメリカ
ハワイを題材にした冒険映画!
ハワイを題材にした、現代版『グーニーズ』とも言うべき冒険映画『オハナ』。
タイトルにも採用されている”オハナ”は、ハワイの言語で家族や仲間を指す言葉。
その言葉の通り、家族の存在が鍵となる作品です。
NETFLIXでは2021年の年明けである1月に配信がスタートした作品で、監督のジュード・ウェンは本作が長編映画のデビュー作となる。
NYで育った兄妹が、祖父の病気の知らせにより、母親の実家であるハワイでひと夏を過ごすことになる。
深刻な家族の問題と、好奇心旺盛な妹ピリの冒険が巧妙に絡み合っていく、痛快な冒険映画です!
44.ブラッド・レッド・スカイ
・原題:Blood Red Sky
・監督:ステファン・ホルツ
・脚本:ステファン・ホルツ、ピーター・ソーワース
・出演:ローランド・ムーラー、ペリ・バウマイスター、チディ・アジューフォ、アレクサンダー・シェア
・公開:2021年7月23日
・時間:123分
・製作:イギリス・ドイツ
ダークヒーローな母親は必見!
ドイツ産のゾンビ映画とも言うべき本作は、これまでに見なかった新しい展開を魅せ、圧倒的にストーリーに引き込まれていく…見事すぎる作品『ブラッド・レッド・スカイ』。
いわゆる飛行機の中で展開していく様は、韓国のゾンビパニック映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の様に展開するのかと思いきや…
冒頭で結末を見せ、事の顛末を描いていくストーリー構成からまさかの状況に陥っていく様、ひとときも目を離せない、圧巻のパニック・スリラーです。
最初にゾンビ映画と言いましたが、本作で採用されているのは吸血鬼でいわゆるヴァンパイア。
でも、このキャラクター設定的にはほぼゾンビと変わらない様に感じます。
衝撃的なストーリー展開から、緊迫した状況下でのサバイバルに、息を呑むこと必須で、のめり込むこと間違いなし!
間違いなく、7月の配信作品の中では1、2を争うほどに素晴らしい作品と言えるでしょう!
45.愛しい人から最後の手紙
・原題:The Last Letter from Your Lover
・監督:オーガスティン・フリッゼル
・脚本:ニック・ペイン、エスタ・スポルディング
・出演:フェリシティ・ジョーンズ、カラム・ターナー、ジョー・アルウィン、ナバーン・リズワン、シャイリーン・ウッドリー
・公開:2021年7月23日
・時間:110分
・製作:イギリス
切なき禁断の恋、それは本物の愛だった!
イギリスで8月に劇場公開を迎える作品『愛しい人からの最後の手紙』は、NETFLIXでは2021年7月23日に世界配信されている恋愛映画です。
主演は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で日本でも広く知られる様になったフェリシティ・ジョーンズ。
もう1人鍵を握る女性、ジェニファー役には『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリーが務めています。
この恋愛映画は、現代パートと過去パートがあり、それぞれのパートで2つの恋愛を描きます。
主題となるのは過去のパートで、この過去の恋を現代パートで追っていくというもの。
あまりにも切ない2人の恋の展開は、涙なしでは見られない感動のラブストーリーです!
46.アーミー・オブ・シーブズ
・原題:Army of Thieves
・監督:シュヴァイクホファー
・脚本:ザック・スナイダー、シェイ・ハッテン
・出演:Matthias Schweighöfer、ナタリー・エマニュエル、Guz Khan、Ruby O. Fee 、Stuart Martin、Jonathan Cohen、中井ノエミ、Peter Simonischek
・公開:2021年10月29日
・時間:129分
・製作:アメリカ、ドイツ
大ヒット作『アーミー・オブ・ザ・デッド』の続編!
2021年5月21日にザック・スナイダー監督による作品『アーミー・オブ・ザ・デッド』の続編となる『アーミー・オブ・シーブズ』。
『アーミー・オブ・シーブズ』は、2021年10月29日に配信がスタート。
続編とは言うものの、映画のストーリー的には、前日譚で『アーミー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフとなる。
『アーミー・オブ・ザ・デッド』で鍵師として参加したルドウィック・ディーターを主人公に据えた作品。
スピンオフ的作品ではあるものの、『アーミー・オブ・ザ・デッド』としっかりリンクする内容になっており、両作品のチェックは必須!
ルドウィック・ディーター、彼の本名はセバスティアン・S=ヴェーナート。
彼が何故、ルドウィック・ディーターとして鍵師になっていくのか…
ラスベガスにたどり着くまでを描いた、爽快なクライム作品!
”アーミー・オブ”シリーズとしては、新たにゾンビの始まりを描く前日譚が描かれるアニメシリーズが登場予定です。
47.ベケット
・原題:Beckett
・監督:フェルディナンド・シト・フィロマリノ
・原案:フェルディナンド・シト・フィロマリノ
・音楽:坂本龍一
・出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ボイド・ホルブルック、ヴィッキー・クリープス、アリシア・ヴィキャンデル
・公開:2021年8月13日
・時間:108分
・製作:イタリア、アメリカ、ブラジル、ギリシャ
不運な逃走劇!
アリシア・ヴィキャンデルとジョン・デヴィッド・ワシントンが夫婦役で出演する本作『ベケット』。
主人公ベケットの不運な逃走劇を描いたストーリー。
夫婦で旅行中に事故に見舞われる。
車で突っ込んだ先の家屋で見たとある光景、それがきっかけで大きな政治闘争の最中にまで首を突っ込んでしまうことに!
逃げながらも明らかになっていく、その真相に驚愕する!
48.ビフォア・アイ・フォール
・原題:Before I Fall
・監督:ライ・ルッソ=ヤング
・脚本:マリア・マジェンティ
・出演:ゾーイ・ドゥイッチ、ハルストン・セイジ、ローガン・ミラー、キアン・ローリー
・公開:2017年3月3日
・時間:99分
・製作:アメリカ
新ジャンル!ガールズタイムループ!
日本では劇場未公開作品で、NETFLIXが独占配信している作品『ビフォア・アイ・フォール』。
仲の良い4人組女子高生のひとり、サマンサが主人公。
サマンサはある夜、事故に巻き込まれて死んでしまうも、その日の朝に舞い戻る。
物語の主題は当然ながら、そのタイムループから抜け出すこと。
タイムループの秘密を取り戻す過程で、成長が描かれる。
しかしこの作品は、ただのタイムループものではあらず!
言ってしまえばラストの衝撃は必須で、観賞後に強く印象に残るはず。
タイムループものではあるものの、主題は主人公サマンサ視点で、ヒューマンドラマとミステリーが基本。
物語に浸りたい時などに、オススメしたい作品です。
49.レッド・ノーティス
・原題:Red Notice
・監督:ローソン・マーシャル・サーバー
・脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
・出演:ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット
・公開:2021年11月12日
・時間:118分
・製作:アメリカ
豪華三つ巴が実現した超大作!
ハリウッドでも大物と言える一級品の俳優たちがトリプル主演ともいうべき、トレジャーハント系クライムアクション『レッド・ノーティス』。
詐欺師のノーラン・ブースをライアン・レイノルズ。
盗賊のビショップことサラ・ブラックをガル・ガドット。
そしてFBI捜査官のジョン・ハートリーをドウェイン・ジョンソンが務めています。
FBIがノーランを捕まえるも、紆余曲折を経て世界的美術品を誰よりも先に手に入れる事になる珍道中を描く。
タイトルにもなっているレッド・ノーティストは国際指名手配犯のこと。
日本で言えば、『ルパン三世』の様な作品。
笑って、熱くなって格好いい!
最高のエンタメ作品です。
豪快なハリウッド映画で爽快な気分になりたい!
そんな時には絶対にオススメできる1作。
50.tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!
・原題:Tick, Tick…Boom!
・監督:リン=マニュエル・ミランダ
・脚本:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ジュリー・オー、リン=マヌエル・ミランダ
・出演:アンドリュー・ガーフィールド、アレクサンドラ・シップ、ロビン・デ・ジェズス、ヴァネッサ・ハジェンズ
・公開:2021年11月19日
・時間:115分
・製作:アメリカ
ミュージカル界の天才を生み出した過程を描くミュージカル!
ミュージカルの聖地、ブロードウェイで12年ものロングランを行った伝説的演目『レント』の生みの親、ジョナサン・ラーソン。
彼が『レント』での大ブレイク目前に書いた作品が本作『tick, tick… BOOM! 』。
作品の中では、『Superbia 』の制作過程を主に描いている。
主人公のジョナサン・ラーソンは、劇中でも描かれているように、『レント』がブロードウェイ公演を迎える目前に亡き人となってしまいます。
主演は、アンドリュー・ガーフィールド。
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでお馴染みで、本作では産みの苦しみを体現し、等身大の若者を演じている。
ヒロインは、アレクサンドラ・シップ。
これまでには、『X-MEN』シリーズでストームなどを演じている。
本作ではとてもキュートなヒロインを見事に演じており、今後の活躍に期待がかかる。
本作でも披露している歌唱力にも注目!
この作品を鑑賞着に、改めて『レント』をみて観るのも面白いかも!
『レント』は2005年に映画化しており、NETFLIXにて鑑賞が可能です。
ミュージカル界の天才が作るミュージカルを描くミュージカル、それが本作『tick, tick… BOOM! 』。
ミュージカル好きならば、チェック必須な作品です!