ジョーダン・ピール監督による最新作『NOPE/ノープ』の最新予告編が公開されました。
以前に公開された予告編からは、どんな物語なのか…
全く予想がつかない内容でしたが、新たに公開されたものから、その全容の大枠が明らかになりました。
そして今回も、これまでのジョーダン・ピールらしい怪作の予感を感じさせる絶妙なホラーテイストが大いに期待を抱かせる内容になっています。
『NOPE/ノープ』について
『NOPE/ノープ』は、ジョーダン・ピール監督によるホラー映画で、出演はダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン。
アメリカ公開は7月、日本公開は8月26日に決定しました。
ジョーダン・ピールは監督以外にも、脚本、製作を兼任。
製作の開始は2020年に報じられ、その予定通りに製作が進み2022年の7月にアメリカ公開を迎えます。
これまでにジョーダン・ピールは、映画監督として奇妙なホラー映画を作り、それが当たり高い評価を獲得してきました。
元々はコメディアンとして俳優業を種としてきましたが『ゲット・アウト』で一気にクリエイターとして評価を高めます。
それがまぐれではなく、2作目の『アス』でも評判を獲得。
『ゲット・アウト』では、白人の家庭に招かれた黒人青年の奇妙な体験を描き、
『アス』では、自分と遭遇した自分の奇妙すぎるストーリー、この全く奇想天外な展開が評判となる物語がジョーダン・ピール作品の肝とも言える部分です。
そんな奇妙な展開は、本作『NOPE/ノープ』では、遂にSFに進出。
空からの襲来を描き、空を見てはいけない、という難題をテーマに今回もどんな奇妙な物語が待つのか…
話題を独占するであろう、この夏の注目作品です。
『NOPE/ノープ』の作品情報
原題:NOPE
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン
公開:2022年8月26日
『NOPE/ノープ』のあらすじ
田舎町に住む一家は、広大な敷地の牧場経営で生計を立てていた。
ある日、その一家の長男である主人公が、家業をサボり市街に繰り出す妹にウンザリしていたその最中、突然、空から異物が降り注ぐ。
降り止んだと思ったのも束の間、直前まで会話をしていた父親が、なんと息絶えていた…。
主人公は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かし、やがて兄妹はその飛行物体の物的証拠を収めた“バズり動画”を撮影することを思いつく。
撮影技術者に声をかけ、その姿をカメラに収めることを試みるのだが、その先に、彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた――。「見てはダメ」と自分に言い聞かせる妹、そして主人公が「絶対に見つめるな」と警告する“ヤツら”の存在…。
https://nope-movie.jp/news/
見つめてしまったその先に、一体何が起こってしまうのか…?
ジョーダン・ピール監督作の魅力
ここからは、まだベールを包む映画『NOPE/ノープ』や、ジョーダン・ピール作品の魅力を紹介します!
ただ奇妙で不気味なホラーだけじゃない、ジョーダン・ピール映画の隠された魅力をお届けします!
ジョーダン・ピール映画の魅力
ジョーダン・ピールという人物は、元々はコメディ俳優として活動していました。
映画よりもTVが基本となり、更には声優としても活躍しています。
しかし現在では俳優業の引退を表明し、映画監督やクリエイターに専念しています。
そんなジョーダン・ピールが監督として脚光を集めたのは、長編映画デビューとなる『ゲット・アウト』。
黒人青年が白人の彼女の実家に行くというストーリーで、その奇妙すぎる展開が単なるホラー映画だけではなく、その先にある社会性も暗喩していることで、高い評価を獲得しています。
ジョーダン・ピールはコメディはいゆとして活動してきましたが、実はとてもホラー映画に精通した人物でした。
幼少期からホラー映画が好きで、人を怖がらせて楽しませるというのが好きだったとのこと。
しかしそんなホラー好きのジョーダン・ピールがホラー映画づくりに本格的に取り組むのには、明確に理由がありました。
10年ほど前、ジョーダン・ピールは既存のホラー作品では楽しめなくなってきた事を実感。
ジョーダン・ピールが思う恐怖とは日常的なシーンに潜む恐怖と語る。
確かに、ジョーダン・ピールの監督作品の導入は、誰しも経験があるような日常的なシーンから始まります。
『ゲット・アウト』では、彼女の実家に行く。一方、『アス』では家族で昔住んでた場所に行く。
よりリアルを感じれる光景から、恐怖に変わる様がとても効果的であると考えている様です。
そんな日常的な場面から非日常に変わる恐怖、そんなジョーダン・ピールらしさが、最新作『NOPE/ノープ』でも見られるかもしれない…
『NOPE/ノープ』の魅力
まだ予告編からしか情報がありませんが、全容が明らかとなったことで、すでにジョーダン・ピールらしさが垣間見えます。
アメリカの田舎にいるのは、もうジョーダン・ピール作品では常連となる、ダニエル・カルーヤ。
『ゲット・アウト』で主演を務めた俳優で、Netflixの『ブラック・ミラー』で注目を集め、最近では『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』の円具でも高い評価を獲得しています。
しかしハリウッドでも高い評価を受けたのは、いうまでもなく『ゲット・アウト』の主演です。
SNSに取り憑かれているのは、キキ・パーマー。
歌手としても活動歴があり、最近では声優としても幅広く活躍しています。
そんなアメリカの田舎で、奇妙な出来事が発生します。
正体不明の何かに殺された父親、ダニエル・カルーヤとキキ・パーマーが演じる兄妹は、その正体を明かすべく、奮闘する。
しかしその何かとは何なのか、その真相に近づくと驚愕の展開へとなだれ込む!
この他にも、映画『ミナリ』で一気に評価を高めた韓国系のスティーブ・ユアンなど、多様な俳優陣が華を添えます。
ジョーダン・ピールが描く日常に潜むSFホラー、どんな結末が待つのか…
日本公開は8月26日。
全国公開がスタートです。