出典元:https://www.imdb.com/title/tt5164214/mediaviewer/rm3477238784
2018年の夏に公開となった話題作、『オーシャンズ8』。
主演はアカデミー賞主演女優賞を獲った過去もある実力派、サンドラ・ブロック。監督は、『ハンガーゲーム』などを手掛けているゲイリー・ロス。
共演は、ケイト・ブランシェットやアン・ハサウェイなどなのある女優から、オークワフィナやリアーナなどアーティストからも参戦するなど多彩な共演者が話題となっている作品です。
製作に、前シリーズのスティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーのコンビが参加しており、『オーシャンズ11』同様に銃などのドンパチが一切登場しない大作映画として作られています。
そんな『オーシャンズ11』のリブートにして続編となる『オーシャンズ8』の、個性的な出演者に注目して本作品を特集していきます。
映画『オーシャンズ8』の概要
2001年に公開された『オーシャンズ11』のリブート作でありながら続編の要素も持つ、『オーシャンズ8』。
主人公はサンドラ・ブロックが演じ、前シリーズで主人公だったダニーの妹であるデビー・オーシャンが主役となり、豪華絢爛なニューヨークメトロポリタン美術館で行われるメットガラを舞台に描く物語。
映画『オーシャンズ8』の作品情報
- 原題:Ocean’s Eight
- 監督:ゲイリー・ロス
- 脚本:ゲイリー・ロス
- 製作:スティーブン・ソダーバーグ、ジョージ・クルーニー
- 出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、オークワフィナ、リアーナミンディ・カリング、サラ・ポールソン
- 上映:2018年8月10日
- 時間:110分
- 配給:ワーナー・ブラザース
映画『オーシャンズ8』のあらすじ
出典元:https://www.imdb.com/title/tt5164214/mediaviewer/rm3885711104
5年8ヶ月の刑期を終えて、仮釈放となったデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)。
最後の面談では、真っ当に生きることを誓っていたが、化粧品も洋服も盗んで、巧みな手口で料金を払わずに高級ホテルの一室で休む。
5年と8ヶ月の刑務所暮らしで1000回以上シミュレーションしたある計画を実行に移すため、デビー・オーシャンは相棒のルー・ミラー(ケイト・ブランシェット)のもとを訪れ、彼女を口説き落とし仲間集めを開始するのだった。
必要なものは7人と2万ドルの資金。デビーが考えた計画とは、世界最大規模のパーティーであるメットガラに来る人がターゲット。
そのとある人に、カルティエが所有する門外不出のジュエリーであるトゥーサンを身につけさせること。
デビー達はそれを強奪しようというのだ。
まずデビーとルーは、トゥーサンを身につけさす女優であるダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)に着せるドレスのデザイナーを仲間に引き入れるのだった。
それは、現在では流行の過ぎたブランド、ローズ・ワイルだ。
彼女のコレクションにに行き、ローズ・ワイル(ヘレナ・ボナム=カーター)と接触し、仲間に引き入れるのだった。そして次々と仲間を集め、デビー、ルー、ローズ、ナインボール、アミータ、タミー、コンスタンスと7人となった一同は、いよいよ宝石強奪作戦を実行に移すのだった…
映画『オーシャンズ8』のキャスト陣の紹介
ここでは、映画『オーシャンズ8』に登場主る主要キャスト陣を紹介します。
普段の映画では観ることができない特別な人物など、個性的なキャスティンングがされている『オーシャンズ8』の豪華俳優陣を一覧で解説していきます。
デビー・オーシャン/サンドラ・ブロック
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『オーシャンズ8』の主人公となるデビー・オーシャンを演じたのはサンドラ・ブロック。
1994年公開のヤン・デ・ボン監督でキアヌ・リーブス主演の作品、『スピード』でヒロインを務めたことがきっかけでブレイク。
その後いくつもの出演作があり、アメリカでは、好感度No.1女優として高い人気を誇っています。
そして2009年公開の実在のアメフト選手を巡る伝記映画『しあわせの隠れ場所』でアカデミー賞主演女優賞を獲得。
オスカー女優として、出演作が途切れることなく現在まで様々な映画をこなしています。
とりわけ中でも評価が高いのは、2013年公開のSF映画、『ゼロ・グラビティ』。ジョージクルーニーとの2人演技は圧巻のひとこと。
2006年には、韓国映画のリメイクとして『イルマーレ』に出演。
『スピード』以来となるキアヌ・リーブスとの共演で恋仲を演じていました。サンドラ・ブロックは映画などの製作も手掛けており、プロデューサーとしての手腕も発揮し、マルチな才能を持っていることを証明しています。
最新作は、アメリカのAmazon製作のドラマを製作として参加。
そのドラマは、サンドラ・ブロック自身の学生時代のエピソードから着想を得た物語となるようで、現在製作中となるドラマシリーズです。なお、配信時期などはまだ未定。
ルー・ミラー/ケイト・ブランシェット
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主人公デビー・オーシャンの相棒となるルー・ミラーを演じたのは、ケイト・ブランシェット。
『オーシャンズ11』ではブラッド・ピットの立ち位置を演じていたオーストラリア出身のケイトは、『オーシャンズ8』に出演した影響で1番株を上げたと言っても過言ではない人物。
近年では、マーベル作品の『ソー・バトルロイヤル』でヴィランを演じ話題となっていましたが、それまでは、ウッディ・アレン監督の『ブルー・ジャスミン』の影響が強く、一癖ある女性や見た目通りの厳しい人物を演じることが多かったケイト・ブランシェットが、新たなクールでかっこいい女性像を作りこれまでに無かった新境地を開拓しています。
そんなケイト・ブランシェットの最新作は『ウェアド・ユー・ゴー、バーナデット』日本公開日は未だ決まっていませんが、監督は、リチャード・リンクレイターが務める作品です。
コメディ映画ですが、主演のケイト・ブランシェットは何処か影のある役となる模様。
共演はローレンス・フィッシュバーンや、2016年版の『ゴーストバスターズ』で主演を飾ったコメディエンヌ、クリステン・ウィグなど。
ダフネ・クルーガー/アン・ハサウェイ
サプライズとなった8人目の仲間となる女優のダフネ・クルーガーを演じたのは、アン・ハサウェイ。
ブレイクのきっかけは、2006年公開の『プラダを着た悪魔』。
しかしそれ以前にも、『プリティ・プリンセス』などで主演していたこともあり、知る人ぞ知る女優でした。
2006年のブレイク後は、大役を掴むまではいかないもののその人気は衰えることなくキャリアを続けています。
しかし2012年の『レ・ミゼラブル』で高い評価を得て以降、キャリアに加速がかかったように様々な作品に挑戦するようになっていきます。
2014年の『インターステラー』など話題作にも出演するなど、活躍に至っています。
さらには、2019年にはハリウッド殿堂入りを果たすなど、現在では確固たる地位を確立し、人気を確実なものにしている女優です。
アミータ/ミンディ・カリング
インド系移民として、ジュエリー技師という重要なポジションを演じていたのは、ミンディ・カリング。
ミンディの家系は劇中同様にインド系であるものの、本人はアメリカ生まれのアメリカ育ちマサチューセッツ州出身。
ミンディは、コメディエンヌとして知られた存在で、舞台などで活躍し頭角を現しています。
『オーシャンズ8』以外で彼女を語れる大きな大役といえば、ディズニー・ピクサー作品『インサイド・ヘッド』で喜怒哀楽のムカムカの声を担当していました。
それ以外にも、シュガーラッシュなど、声優を多く務めています。
タミー/サラ・ポールソン
一介の主婦でありながら、細かい事に気がつき皆をサポートしていたタミーを務めていたのは、サラ・ポールソン。
キャリアは古く1990年代半ばより女優業を開始しています。映画ともに海外ドラマにも多く出演をしており、『アメリカン・ホラー・ストーリー』には多数出演しており、同作で6回もエミー賞にノミネートするなど高い演技力が評価されていました。
映画では、『オーシャンズ8』の次の作品となるNetflixオリジナル映画の『バードボックス』では、サンドラ・ブロックと姉妹役を演じ再び共演していました。
M・ナイト・シャマラン監督の『ミスターガラス』など話題作にも出演を果たし、エミー賞に6回もノミネートをしている評価に負けない活躍を続けています。
コンスタンス/オークワフィナ
1988年生まれの中国系の父と韓国系の母を持つアジアをルーツとするアメリカ人で、近年注目度を高めているラッパー、オークワフィナは、『オーシャンズ8』では、スリの名人として独特な存在感を発揮していました。
そんなアジアをルーツに持つラッパーであるオークワフィナはとても今っぽい経歴を持った人物です。
ブレイクのきっかけはYouTubeにあげたとある動画がきっかけでした。
いわゆる、女性器を歌にした『My Vag』という曲が注目を集め世界に知れ渡るようになります。
アジア人らしい可愛らしい顔立ちに、ハスキーなボイスが特徴で、アイコンとなる大振りなメガネがオークワフィナのスタイルです。
オークワフィナが女優として注目を集めたのは、2018年公開の『エンド・オブ・ハイスクール』という青春映画。
日本で未公開となっていますが、Netflixで視聴が可能です。
それがデビュー作で、『オーシャンズ8』が映画出演2本目という快挙です。
現在では、『クレイジーリッチ』にも出演するなどアジア系の女優としては、かなり注目度が高く最新作は『ジュマンジ/ネクストレベル』の公開が控えています。
ナインボール/リアーナ
凄腕のハッカーとして、デビーやルーたちをサポートしていたナインボールを演じていたのはリアーナ。
説明不要なくらい、世界で愛されている歌姫として知れ渡っている存在です。
しかし近年では、スポーツブランドPUMAとのコラボレーションや化粧品などファッションをベースに事業を展開。
さらには、ファッション界の最高峰LVMH傘下で自身のブランド『Fenty』(フェンティ)を立ち上げるなど、その勢いはとどまることなく進み続けています。
女優としては過去にもいくつかの映画出演を果たすなど活動はしていますが、現在の状況などをみると、ファッションをベースに忙しい毎日を送っているようで、自身のブランドの発展に尽力することの方が多いようです。
ローズ・ワイル/ヘレナ・ボナム=カーター
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鍵となるダフネ・クルーガーの衣装担当としてファッションデザイナー、ローズ・ワイルを演じたのはヘレナ・ボナム=カーター。
彼女はイギリスの女優で、いわゆる時代劇ばかり演じていた女優です。
キャリアは古く1980年代初めから活動をしているベテラン女優です。
ティム・バートンと交際を始めてからは、バートン作品の常連として、ジョニー・デップなどと多く共演しています。
印象的な出演となり多くの人に記憶されているバートン作品以外の映画の一つにデビッド・フィンチャー監督の『ファイトクラブ』などがあります。
『ファイトクラブ』でブラッド・ピットと激しいラブシーンがありますがあれはヘレナ達が拒否した事により、CGで演じられるなどのエピソードがあります。
ジョン・フレイジャー/ジェームズ・コーデン
出典元:https://www.imdb.com/title/tt5164214/mediaviewer/rm4161487360
メットガラでのトゥーサン盗難事件の捜査をする優秀な保険調査員は、ジェームズ・コーデン。コメディアンである彼は、1番よく知られているのは、apple MusicのTVコンテンツである『カープール・カラオケ』。
様々なセレブと共演し、コメディアンとしてだけではなく、シンガー顔負けの歌なども披露する多彩な才能の持ち主。
そんなジェームズ・コーデンは、定期的に映画などに出演し、演技もできることを証明しています。
印象的な役割としてはキーラ・ナイトレイとマーク・ラファロのW主演で監督は音楽を題材にしたら右に出る者はいないと称されているジョン・カーニーの『はじまりのうた』決して前に出すぎることなく、しっかり存在感を残しており、コメディアンとしてだけではない高い演技力を披露しています。
ジェームズ・コーデンはイギリス人ですが、司会業などではアメリカでも認められており、多くのTV番組などセレモニーで司会を務めています。
ペネロペ・スターン/ダコタ・ファニング
ほぼカメオ出演に近い短い時間での登場ではありますが、名子役として名を馳せていたダコタ・ファニングも出演しています。
アン・ハサウェイ扮するダフネ・クルーガーに、嫉妬させローズ・ワイルのドレスを着せるために利用されたヤングセレブを演じていた、ダコタ。
頭角を現したのはショーン・ペン主演の『アイ・アム・サム』での演技で高い評価を得ています。
その後共演する多くの俳優や監督から賛辞を受けるなど、高い能力を有しています。
しかし本人は自分のことを至って普通の子供と思っています。
子役として名を馳せたダコタ・ファニングも現在では、20代も半ばを迎え女優として少し伸び悩んでいる模様。
『オーシャンズ8』などで、注目度は上がってきていますが、近年の出演は有名な作品などにはあまり出ていない様子。
その中でも2017年に主演した『500ページの夢の束』では、自閉症の女の子を演じ高い演技力は健在だということを証明していました。
本人役/アナ・ウィンター
出典元:https://www.imdb.com/title/tt5164214/mediaviewer/rm1597915136
タミーの採用をスタッフに任せるという発言だけしかしていませんが、ヴォーグの編集長として出演していたのは、アナ・ウィンター。
ファッション業界の最重要人物であり、『プラダを着た悪魔』のミランダ・プリーストリーのモデルとなったとされる人物であるアナ・ウィンターは、実際のヴォーグ・ニューヨークの名物編集長です。
大きいサングラスにボブの髪型がアイコンで、ファッションを見る目に関しては彼女の右に出るものはいないとされているほどに、注目をされている人物です。
映画でも登場したメットガラも、実際にアナ・ウィンターが主催を務める年に1度のファッションの祭典と知られ、世界中のセレブが一堂に会する世界最大級のパーティー。
実際のメットガラは600人規模で人が集まるパーティーとされています。
映画『オーシャンズ8』の豪華俳優陣のまとめ
出典元:https://www.imdb.com/title/tt5164214/mediaviewer/rm3339403776
以上、『オーシャンズ8』に登場する豪華キャストを紹介してきました。
メインキャスト以外にも個性豊かな面々が出演しており、この映画がどれだけバラエティに富んだ出演陣が集まっているのかが、分かるかと思います。
そんな出演者達に注目して、『オーシャンズ8』を今一度鑑賞してみてはいかがでしょう?
現在はNetflixで視聴可能となっています。