【2020年度】アカデミー賞ノミネート発表!現在視聴可能な配信作品まとめ

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2020年度のアカデミー賞ノミネート作品が発表されました!
ここでは、現在視聴できる各種配信サービスのオリジナル作品を解説します!
アカデミー賞開催前にチェックして、どの作品が受賞するのか…
是非予想してみてください!

アカデミー賞って?

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アカデミー賞とは、アメリカ映画を讃える映画賞。
設立は、映画芸術科学アカデミーが運営するため、アカデミー賞と名付けられていますが、本国アメリカでは、受賞の際に渡すオスカー像から、The Oscarsという名称で知られています。
アメリカでは、アカデミー賞とは言わずに、Oscars(オスカーズ)と呼ばれているのが一般的です。
アカデミー賞にノミネートする条件としては、アメリカのロサンゼルスで、1日で3回以上劇場公開されているのが最低条件。
例外として2020年度は新型コロナウィルスの影響で、より幅広い選考基準になっています。
ニューヨークなど、いくつかの地域で劇場公開されているなど、選考の緩和が実地されていました。
それらの選考基準を満たした作品の中から、映画芸術科学アカデミー会員により、ノミネート作品が選考されます。
この会員は、ほぼ、ハリウッドの業界関係者と言われており、選考基準に偏りがあるというのも、大きな特徴です。
よりアメリカの情勢に影響され、エンターテイメントの国として、独特の特色があるのも、従来の映画祭とは異なる盛り上がりを魅せる祭典として知られています。
毎年2月に開催されていますが、2020年度は例によりコロナ禍のため2021年4月に開催が予定されているのが2020年度のアカデミー賞です。
以下より、それぞれの部門でノミネートを果たす作品を解説していきますが、本記事では配信作品のみを紹介していきます。
主要8部門のみ紹介し、既出のものは省きます。
その他の賞に関しては、他サイトなどで一覧で紹介しているため、ここでは、割愛させていただきます。

作品賞

『ファーザー』(日本公開2021年5月予定)
『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題)』(劇場公開作品/日本公開未定)
『ミナリ』(2021年3月19日、日本公開)
『ノマドランド』(2021年3月26日、日本公開)
『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2021年夏日本公開予定)
『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』(Amazonプライムビデオ)
『シカゴ7裁判』(NETFLIX)
『Mank/マンク』(NETFLIX)

作品賞は、8作品がノミネート。
昨年は『パラサイト 半地下の家族』が席巻し、話題を全て掻っ攫った印象です。
韓国映画の圧倒的強さを印象づけました。
その強さは今年も継続しており、『ミナリ』が存在感を発揮しています。
『ミナリ』は、A24とプランBが製作している、正真正銘のハリウッド映画ですが、本編のほとんどが韓国語ということで、韓国映画のカテゴリにすべきという論争も巻き起こしています。
その『ミナリ』とともに、本命とされているのが『ノマドランド』。
MCU『エターナルズ』の監督としても注目されている、アジア人の女性監督クロエ・ジャオが抜擢された作品です。
主演のフランシス・マクドーマンドがプロデュースする作品で、大本命の一角。
その他、注目作品多数で、アカデミー賞前に鑑賞できる作品が多数あるのも注目です。

配信は3作品!

作品賞での配信作品は、3作品『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』はAmazonプライムビデオ、『シカゴ7裁判』と『Mank/マンク』がNETFLIX。
『Mank/マンク』だけはNETFLIXが製作を手がけています。
他の2つの作品は、配給権だけ買取を行った作品。
近年ではアカデミー賞ノミネートの条件を満たすため、配信前に劇場公開を行うのは通例になっており、NETFLIXやAmazonプライムビデオが配給権を買い取ったとしても映画館で上映されるのがセオリーとなっています。

『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』(Amazonプライムビデオ)

Amazonプライムビデオで、独占配信されている映画『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』。
主演は、イギリス人俳優で、ラッパーとして音楽活動も行なっているリズ・アーメッド。
最も有名なのは『ヴェノム』のヴィラン、ライオットになる男、カールトン・ドレイク を演じたことでも有名です。
本作では、ヘヴィ・メタルのドラマーという役どころ。
お金はないものの、かろうじて生計を立てている、プロのミュージシャン、ルーベン。
それがある時、突発的に難聴になってしまう。
しかも原因不明で、直す手立てもない。
それでも辛うじて、耳の近くにインプラントを埋め込むことで、再び音を聞き取れるようになるという。
プロのミュージシャンが、難聴になってしまったことで、荒んでしまう心の平穏を取り戻すまでを描いた作品。
ノミネートでは6部門におよび、非常に高い評価を獲得。
主演男優賞は彼が獲る可能性も。
それだけ突出した演技を披露しており、耳が聞こえないろう者の葛藤や、心の荒れ模様を見事に再現しています。
物語も、単純にろう者を描いたものだけではなく、この映画で難聴の擬似体験ができるようになっている構成で、より感情移入や没入感を高めているのも、賞賛されている要因です。

『シカゴ7裁判』(NETFLIX)

1960年代後半を舞台に、ありえない茶番が裁判で行われていた有名な事件シカゴ・セブンを描いた伝記映画となる『シカゴ7裁判』。
主演は、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエディ・レッドメイン。
1960年代に、ベトナム戦争で見境なく国による軍への招聘が行われ、意を唱えた人たちがデモを行います。
そのデモを扇動したとして、8人が裁判にかけられます。
1人はブラックパンサー党の党首であり、黒人ということもあり、人種差別を受け裁判なのに発言が許されないなど不当な扱いを受けます。
結果、退廷させられたことで、残りの7人がシカゴ・セブンとしてアメリカでは有名な裁判として語り継がれるようになりました。
裁判官の偏見により、構成な裁きとはほど遠い偏った内容になり、ありえないほどの茶番劇を展開。
その内容を描き出し、そのシカゴ・セブンのメンバーをヒーローとして扱った作品。
実際にデモが暴動に発展し、その主導を行なっていた7人であり、彼らをヒーローとして扱うこの映画は、賛否を巻き起こしている側面もあります。
しかし、それ以上に映画としてのできはとても素晴らしく、高い評価を獲得しています。
日本でも劇場公開されていましたが、その後すぐにNETFLIXで配信されている作品です。

『Mank/マンク』(NETFLIX)

NETFLIXが製作も手がけている、デヴィッド・フィンチャー監督の2020年の作品『Mank/マンク』。
歴史の残る名作映画『市民ケーン』の共同脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを描いた作品。
主演はゲイリー・オールドマン。
その他、アマンダ・サイフリッド、リリー・コリンズなどが出演。
アマンダ・サイフリッドは本作において高い評価を獲得し、助演女優賞などにもノミネート。
白黒映画の時代であり、その時代を踏襲するため、本作でも白黒を採用している作品です。
1930年代のハリウッドを舞台に、時代を反映させたストーリー。

主演女優賞

フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』(2021年3月26日、日本公開)
キャリー・マリガン『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2021年夏日本公開予定)
アンドラ・デイ『ジ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ(原題)』(日本公開未定)
ヴァネッサ・カービー『私というパズル』(NETFLIX)
ヴィオラ・デイヴィス『マ・レイニーのブラックボトム』(NETFLIX)

主演女優賞は、大本命となるのは、『ノマドランド』のフランシス・マクドーマンド。
女優として非常に長いキャリアを有し、実力で言えば現役の俳優の中でナンバーワンの呼び声もある、とても評価の高い名女優。
そんなフランシス・マクドーマンドが人生の晩年期に夢見ていたノマド生活。
漠然と、トレーラーハウスで悠々自適に暮らすことを夢見ており、その中で興味を抱いたノマド生活を描いた本を読み、その現実に衝撃を受けて製作に動き出した本作。
その渾身の一作となり、ハリウッドでも『ノマドランド』は大絶賛されていることから、2020年度は席巻する可能性も高く、大本命とされています。
その他、女性の権利を使って世の男性に復讐を果たす、狂気の演技を披露するキャリー・マリガンの『プロミシング・ヤング・ウーマン』も高い評価となっており、近年稀に見る激戦を繰り広げている注目の主演女優賞です。

2作品が視聴可能!

主演女優賞では、2作品が配信作品。
厳密に言えば、『ジ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』もアメリカでは配信で、Huluで行われていますが、未だ日本展開は未発表。
アンドラ・デイが、ジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイを演じる音楽映画です。
日本でも見られる配信作品は、2作品でヴァネッサ・カーヴィーの『私というパズル』とヴィオラ・デイヴィスの『マ・レイニーのブラックボトム』が、NETFLIXで配信中。
2つとも、とても見応えのある映画なので、是非ともチェックはしておくべき作品です。

『私というパズル』(NETFLIX)

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でのホワイトウィドウ役で一躍世界的ブレイクをしたイギリス人女優ヴァネッサ・カーヴィー主演のカナダ・ハンガリー合作の映画『私というパズル』。
NETFLIXが配給権を獲得した作品で、2021年1月7日 に世界配信がスタート。
冒頭30分の壮絶な出産シーンは、大絶賛されており、その光景はあまりにも衝撃的。
その出産を経験したことにより、心を閉ざしてしまった女性が、自分の本来の心を取り戻していく様を描いた作品。
周囲と自分の気持ちのギャップを描き、ヴァネッサ・カーヴィーの演技は絶賛されています。
夫役には、シャイア・ラブーフが務めており、決して派手な映画ではないものの、人の心情を丁寧に描きとても綺麗な作品です。
主演女優賞ノミネートも、納得の1作。

『マ・レイニーのブラックボトム』(NETFLIX)

2020年の12月18日にNETFLIXで配信がスタートされた作品。
本作の原作は、舞台演劇の戯曲として1982年に作られた同名の作品を元にしたもの。
主演は、ヴィオラ・デイヴィスで、チャドウィック・ボーズマンの遺作としても知られています。
主演男優賞は、おそらく追悼の意も兼ねてこのチャドウィック・ボーズマンが本命という見方もされていますが、それ以前に、1927年という時代を描くとともに、人種差別や男尊女卑などを描いたことで、高い評価を獲得。
この映画のプロジェクトには、俳優のデンゼル・ワシントンも製作に名を連ねており、黒人によるアイデンティティと誇りを描いた名作に数えられています。
NETFLIXでは、映画本編だけではなく、この映画のメイキングもあるので、合わせてご覧になってみてださい!

主演男優賞

アンソニー・ホプキンス『ファーザー』(日本公開2021年5月予定)
スティーヴン・ユァン『ミナリ』(2021年3月19日、日本公開)
リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』(Amazonプライムビデオ)
チャドウィック・ボーズマン『マ・レイニーのブラックボトム』(NETFLIX)
ゲイリー・オールドマン『Mank/マンク』(NETFLIX)

主演男優賞の大本命は、スティーヴン・ユァン。
韓国系アメリカ人で、昨年に引き続き韓国が席巻するのか、大きな注目を集めています。
その他、ベテラン俳優のアンソニー・ホプキンスやゲイリー・オールドマンなど多彩な面々が集っています。
チャドウィック・ボーズマンの遺作となる『マ・レイニーのブラックボトム』も名作ゆえ、ここでの予想はとても難しいと言えるラインナップです。

3作品が配信!

ここでの配信作品は3作品で、AmazonプライムビデオとNETFLIX。
すでに既出で、上で紹介しているので詳細は割愛します。
しかしながら、配信サービスでもしのぎを削る二代巨頭のため、この結果も納得の作品群です。

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