細田守監督の映画スタジオ”スタジオ地図”の新作が2021年夏に公開決定!
そして新たに、特報が到着!
これまでタイトルとその世界観だけが明らかにされていた細田守監督の新作映画『竜とそばかすの姫』について判明している事実をまとめました。
『竜とそばかすの姫』について
2020年のまつに細田守監督最新作の映画『竜とそばかすの姫』が2021年夏に公開されるニュースが報じられていました。
そこから約2ヶ月、続報は何も出てこなかったのですが、2021年2月、ついにその気になる内容が映し出された特報が公開されています。
そして、詳しいあらすじなども公開になっています。
『竜とそばかすの姫』は、これまで細田守監督が描いてきたファンタジーの世界をベースに原点回帰とも言うべき、ネットの世界が題材となります。
細田守監督が、アニメーターから映画監督として有名になるきっかけとも言うべき作品が『デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!』。
その後、同じプロットで作られた『サマーウォーズ』などの系譜を辿る作品とみられます。
細田守監督の、その代表的な2作品とこの『竜とそばかすの姫』の大きな共通点となるのは、超巨大インターネット空間の仮想世界<U>が舞台となる。
『サマーウォーズ』では、”オズ”というインターネットの世界が舞台になっています。
今回は<U>というインターネット空間が題材となっており、近年ネットが当たり前となった世界とリンクさせ、多くの共通項から現実世界とのファンタジーが描かれていく作品です。
そんな細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』、2021年夏に劇場公開を予定。
今回は30秒の特報が公開されています。
公式サイト:https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/
『竜とそばかすの姫』細田守監督もコメント
細田守監督は、この映画『竜とそばかすの姫』についてのコメントを寄せています。
この映画をずっと作りたいと思っていたと語り、インターネットの世界とともに進化を遂げてきた近年の世界を細田守流に、どのように料理するのか…
とても見ものです。
これまで描いてきた作品では、より現実的にストーリーが展開してきた一方で、『バケモノの子』では、かなりファンタジー色の強い展開も魅せてきたました。
これを経て、どのように進化を遂げるのか…
昨年からいまだに影響を与え続けるコロナ禍の影響で、ネットの世界はさらなる進化をとげたと言ってもいいかもしれません。
その最中、細田守監督はどのように描くのか…
とても注目を集めています。
細田守監督と”スタジオ地図”
東映アニメーションのアニメーターとして、この世界でのキャリアをスタートさせている細田守。
いわゆる90年代のアニメ全盛期を支えた人物で、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」、「セーラームーン」など、東映アニメーションのお馴染みの作品を手がけています。
その後、スタジオジブリへの出向が志半ばで断念せざるを得ない結果になってしまうなど、様々な経験を得て、2005年に初監督作品『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』を手がけます。
その後2006年に振りへと転向し『時をかける少女』を製作。
ミニシアター規模にも関わらず、口コミで広がり全国規模にまで発展し、大きな話題となります。
順調に新作映画をフリーで発表し、『サマーウォーズ』で遂に、16億円を超える大ヒットを記録。
それを受け、その後に発表する『おおかみこどもの雨と雪』にて、自身の製作スタジオとなる”スタジオ地図”を設立し、それ以降の映画は全て同スタジオにて製作。
現在では、映画制作だけではなく、博物館にて自身の製作過程を公開するなど、幅広い活動を行うとともに、日本のアニメーション映画になくてはならない存在として、3年に1度のペースで新作映画を発表しています。