2015年に公開された映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、1977年のエピソード4”新たなる希望”のリブート共されるほどに多くのストーリーラインが踏襲されていることでも知られています。
そんな『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と”新たなる希望”がリンクする部分を紹介します。
このふたつの似通う部分を抽出!
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の概要
出典元:https://www.starwars.com/films/star-wars-episode-7-the-force-awakens-story-gallery
2015年に公開した映画、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。
監督は、J・J・エイブラムスが務め、全シリーズである新三部作は批判が多めだったこともあり、今回もとても注目を集めていました。
そして公開後、期待を上回る出来に多くのファンが歓喜した新シリーズの1作目。
42年にも渡る一大SFシリーズの完結編の序章を告げる作品です。
スカイウォーカー・サーガ
42年に渡って続いてきたシリーズの、劇場公開作品を特集した記事がありますので合わせて読んでみてはいかがでしょうか?
この物語はスカイウォーカーの地を中心に描かれてきた、”スカイウォーカー・サーガ”として位置付けられたもの。
現在では、スターウォーズの世界観でまた別の新たなシリーズの製作が決定しており、再び物語が紡がれていくことになります。
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の作品情報
・原題:Star Wars:The Force Awakens
・監督:J・J・エイブラムス
・脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント
・出演:ハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック
・公開:2015年12月18日
・時間:136分
・製作:アメリカ合衆国
・公式ウェブサイト:https://starwars.disney.co.jp/movie/force.html
・次作:https://dolly9.com/starwars-episode8/
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のあらすじ
出典元:https://www.starwars.com/films/star-wars-episode-7-the-force-awakens-story-gallery
帝国軍が滅んだ”エンドアの戦い”から30数年の時が経過した世界。
帝国軍の残党から新たに結成された、”ファースト・オーダー”。
世界は再び、”ファースト・オーダー”の支配に苛まれていた。
圧倒的な軍事力を誇る”ファースト・オーダー”に唯一立ちはだかろうとするレイア・オーガナ率いるレジスタンスは、起死回生の一手となる、現存する唯一のジェダイであるルークを探していた。
レジスタンス随一のパイロットであるポー・ダメロンは、ルークの居場所を示した地図を手に入れるも、”ファースト・オーダー”の脅威にさらされる。
その地図をドロイドのBB-8に託し、”ファースト・オーダー”との攻防戦に参加するのだった。
”ファースト・オーダー”のストーム・トルーパーだった男は、非情なやり方に嫌気がさし、逃げることを決意する。
そんな中、ポーと出会いフィンと名付けられ、戦場から脱出を試みる。
一方BB-8は、砂漠の地で彷徨いつつもとある女性と出会う。
その女性は、レイ。スクラップにされそうなところを助けられるのだった。
そしてレイとフィンが出会い、”ファースト・オーダー”の追手から、かろうじて逃げ、レジスタンスと”ファースト・オーダー”の戦いに巻き込まれていく。
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が”新たなる希望”を踏襲している!?
出典元:https://www.starwars.com/films/star-wars-episode-7-the-force-awakens-story-gallery
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、スターウォーズの始まりの物語である”新たなる希望”のリブートとも取れるほどに、似通う部分が多い作品でもあります。
同じ世界観というよりも、オマージュが捧げられており、かなり踏襲されている事が伺えます。
その踏襲されている部分を紹介すると共に、この作品の見どころとなる部分を解説します。
冒頭
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”ファースト・オーダー”に追われるレジスタンス、という構図がまさに”新たなる希望”の冒頭であるダースベイダーに捕まるレイア姫の共和国軍、という後継とかなり類似。
”ファースト・オーダー”から、黒衣に纏うカイロ・レンが現れる様などは、そのままダース・ベイダーに重なります。
新たな戦士の登場
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辺境の星ジャクーは砂漠の地であり、そこで燻っているレイはまさしく、”新たなる希望”のルークそのもの。
そこでドロイドと出会い、フィンと出会う。
それはまさしくルークが、R2-D2とC-3POと出会い、ハン・ソロと出会ったようなもの。
新たな戦士の誕生はまさしく、”新たなる希望”を綺麗になぞらえています。
ミレニアム・ファルコン
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ミレニアム・ファルコンの登場のタイミングも『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と”新たなる希望”は似通っています。
”ファースト・オーダー”に追われて、逃げるようにファルコン号に乗り込みます。
”新たなる希望”でも帝国軍に追われて、急いでファルコン後に乗り込むのです。
ミレニアム・ファルコン号は、スター・ウォーズの中ではメインキャラクターのひとりとも言える重要なもの。
象徴的なものとして、オマージュを存分に捧げられていても、全くおかしいものではないはずです。
死
出典元:https://www.starwars.com/films/star-wars-episode-7-the-force-awakens-story-gallery
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と”新たなる希望”で最大の特徴といえば、「死」してしまうふたりの人物です。
”新たなる希望”では、ダース・ベイダーに殺されてしまうオビ=ワン・ケノービ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、カイロ・レンに殺されてしまうハン・ソロ。
ベイダーにとっては、かつての師であるオビ=ワン。
ベイダーとオビ=ワンは師と弟子以上の関係性でした。
そんな大事な人を殺してしまうのです。
カイロ・レンにとってハン・ソロは、父親。
ふたりの関係性は、ハン・ソロの最後をみても明らか。
そんなふたつの死は、まさしく、三部作の序章としてとても重要な意味を持つシーンとして描かれています。
”新たなる希望”では、ルークがその死を目の当たりにした事で、ベイダー卿を憎みきっかけに。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、レイがカイロ・レンを憎むきっかけとなるのです。
今後を繋ぐという意味でもふたつの死はとても似通っており、踏襲されている部分でした。
新たなレイを主人公に据えた物語である、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。
まだまだ踏襲された部分は、いくつも存在します。
今回は象徴的な部分だけを抽出してお届けしました。
残りはぜひ、皆様の目で確認してみてください。