ジブリパークに行く前に絶対観て欲しいジブリ映画12選【保存版】

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愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に2022年11月1日に開設された「スタジオジブリの世界を表現した公園」であるジブリパーク。いわゆるよくあるテーマパークではなく、あくまでも公園のためジブリ作品の中に登場する森や道をそのままにご自身の足で歩いて、見て、触れて、感じてスタジオジブリ作品の世界を体感することが出来ます。

パークを訪れる前に観ておくと気にしてなければ見つけられないような小さな発見でパークでの時間が数倍楽しく過ごせるであろうジブリ作品をご紹介していきます。

行く前に観ておくべきおススメジブリ映画

ジブリパーク

© 2005-2024 STUDIO GHIBLI Inc.

現在では世界約190カ国で配信され、老若男女問わずに世界中の人々から愛されているスタジオジブリ作品。(残念ながら、カナダや日本では配信がされておりません。)そんなジブリ映画作品ですが、『風の谷のナウシカ』(1984年)から始まり、先日ハリウッドで第96回アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞した『君たちはどう生きるか』(2023年)まで全24作品があり、テレビアニメーション作品3作まで入れると27作品にもなります。

君たちはどう生きるか

©2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

もちろん作品の全てをご覧になってから「ジブリパーク」を訪れるのが一番いいのですが、時間がかなりかかってしまうので、テーマ別に分かれている観てから行って欲しい主だったジブリ作品をご紹介していきます。

ジブリパークとは?

そんな日本のみならず世界中で大人気のジブリの世界に入り込むことが出来るのが愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」に造られた「ジブリパーク」。ジブリ作品は、いくつか観たことはあるけれど、「ジブリパーク」ってどんなところなの?と思われる方のために簡単にですがご紹介していきます。

「ジブリパーク」は、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」というテーマ別に5つのエリアから構成されております。ジブリ作品の中に登場する森や道をそのままに、自身の足で歩いて、見て、触れてスタジオジブリ作品の世界を体感することが出来ます。まずは、それぞれがどんなエリアなのかを簡単にご説明します。

「青春の丘」

映画『耳をすませば』(1995年)をモチーフにしており、ストーリーの舞台にも登場する骨董品店である「地球屋」と「ロータリー広場」が再現されています。その他にも『猫の恩返し』(2002年)に登場した猫サイズの「猫の事務所」などがあります。

そして、『天空の城ラピュタ』(1986年)『ハウルの動く城』(2004年)にも登場する19世紀末の空想科学的な世界観を感じられる「エレベーター塔」から構成されています。

青春の丘|ジブリパーク
青春の丘は、『耳をすませば』の物語の舞台「地球屋」と「ロータリー広場」、『猫の恩返し』に登場した「猫の事務所」、そして誰でも利用できる「エレベーター塔」から構成されるエリアです。

「ジブリの大倉庫」

ジブリ作品の登場人物になりきって、作品の名場面の中に入りこめる体験型の展示が13作品14コーナーがある「ジブリのなりきり名場面展」。『天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)、『コクリコ坂から』(2011年)などの展示があります。

千と千尋の神隠し

© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM

例えば、『千と千尋の神隠し』(2001年)では、ストーリーに登場する海の上を走る電車に乗っているカオナシの横に座って、まるで千尋になってしまったかのような世界に浸れます。

© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

2017年に大人気となって展示された三鷹の森ジブリ美術館企画展示「食べるを描く。」の増補改訂版となる場所もあります。誰もが一度は感じたことがあるであろうジブリ作品の食べ物ってめちゃくちゃ美味しそう♡思いませんか?そんな秘密を紐解くであろう展示もあります。ここでは『千と千尋の神隠し』(2001年)『アーヤと魔女』(2020年)などのキッチンなども楽しめます。

 

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そして、「ジブリがいっぱい展」では世界中から集められたジブリ作品のポスター、映像・音楽パッケージ、書籍などが展示されており、ご覧になったことのがないようなそれぞれの国のタイトルやデザインなどを楽しむことが出来ます。その他にも「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されてきたスタジオジブリ制作の短編アニメーション『パン種とタマゴ姫』や『コロの大さんぽ』などの全10作品も上映しています。

ジブリの大倉庫|ジブリパーク
ジブリの大倉庫は、まさにジブリの大博覧会。1つの巨大な施設の中に、映像展示室をはじめ、3つの企画展示、ショップやカフェなど、”ジブリ”がぎゅっとつめこまれています。

「どんどこ森」

となりのトトロ

© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

2005年の愛・地球博(愛知万博)のパビリオンとして建設され、その後リニューアルされた『となりのトトロ』(1988年)に出てくる主人公のサツキとメイが住む「サツキとメイの家」の周辺のエリアとなる「どんどこ森」。映画のワンシーンでサツキ、メイ、トトロ達が踊る「どんどこ踊り」に由来しているそう。

裏山には木の遊具も設置されており、どんどこ森の山頂と麓をつなぐスロープカーである「どんどこ号」や散策路を使って裏山の頂上に上ると『どんどこ処』やトトロの木製遊具『どんどこ堂』があります。

どんどこ森|ジブリパーク
どんどこ森は、「サツキとメイの家」で『となりのトトロ』の世界が楽しめるエリアです。裏山の頂上には「どんどこ堂」が待っています。子どもたちだけが中に入れますよ。

「もののけの里」

© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND

『もののけ姫』(1997年)に登場するエミシの村とタタラ場をもとにして、和風の里山的風景をイメージしたエリアとなっている「もののけの里」。タタリ神に呪われたアシタカが、故郷を離れたのちに訪れたストーリーに登場する「タタラ場」をモチーフとした建物は、体験学習施設となっており、愛知の郷土料理である炊いたお米をつぶして串に巻きつけ、タレをつけて焼いた「五平餅」作りが体験出来ます。

その他にも、4本の牙を持つ猪神の最長老「乙事主」の滑り台や、もののけの神が変貌してしまった巨大な怪物「タタリ神」のオブジェもなどもあり、『もののけ姫』(1997年)のストーリーの中に入り込んだ感じが味わえます。

もののけの里|ジブリパーク
もののけの里は、『もののけ姫』に登場する和風の里山的風景をイメージしたエリア。作品内の建物をモチーフにした体験学習施設「タタラ場」や、「乙事主」の滑り台、「タタリ神」のオブジェがあります。

「魔女の谷」

魔女の宅急便

© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

『魔女の宅急便』(1989年)『ハウルの動く城』(2004年)『アーヤと魔女』(2020年)などの「魔女」が登場するジブリ作品からインスピレーションを得ているエリアとなっている「魔女の谷」。

『アーヤと魔女』(2020年)に登場する魔女ベラ・ヤーガをイメージしたオブジェや、アーヤが引き取られる家を表現した建物や、ベラの作業部屋やアーヤの寝室なども驚くほど詳細に再現されています。

© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

その他にも『魔女の宅急便』(1989年)に登場するオキノ邸(キキの実家)や、キキが住み込みでお手伝いしていたおソノさん夫婦が経営しているパン屋さんの「グーチョキパン屋」などもあります。

キムタク(木村拓哉さん)が声優と務めて話題となった『ハウルの動く城』(2004年)に登場する火の悪魔“カルシファー”がいる炉、流し台、テーブル、ソフィーの部屋が詳細に再現された「ハウルの城」や、ソフィーが経営していた帽子店をイメージした「ハッター帽子店」などの世界観も楽しめます。インスタ映え間違えなし。

魔女の谷|ジブリパーク
魔女の谷は『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』といった、魔女が登場するスタジオジブリ作品をイメージしたエリアです。街や建物の至るところに魔法の仕掛けや空を飛ぶことへの憧れがつまっています。

©Disney

ジブリパークの構想から開園を迎えた完成の日まで、パークの3つのエリア「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」、「どんどこ森」を中心に、1,000日以上にも亘り撮影。宮崎吾朗監督の下、ジブリの世界が誕生するパークの制作過程を詳細に捉えた貴重なメイキング・ドキュメンタリー。

ご興味のある方はジブリパークの裏側が分かるDVDも発売されておりますので、こちらもぜひ。

ジブリパーク
ジブリパーク公式ウェブサイト。ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に、森と相談しながらつくっているスタジオジブリ作品の世界を表現した公園です。

ジブリパークに行く前に観て欲しい映画12選

© 2005-2024 STUDIO GHIBLI Inc.

どんな感じのパークなのかお分かりいただけたところで、「ジブリパーク」に行く前にぜひ観て欲しい作品を簡単に年代ごとにご紹介していきます。
①『天空の城ラピュタ』(1986年)
②『となりのトトロ』(1988年)
③『魔女の宅急便』(1989年)
④『耳をすませば』(1995年)
⑤『もののけ姫』(1997年)
⑥『千と千尋の神隠し』(2001年)
⑦『猫の恩返し』(2002年)
⑧『ハウルの動く城』(2004年)
⑨『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)
⑩『コクリコ坂から』(2011年)
『風立ちぬ』(2013年)
⑫『アーヤと魔女』(2020年)

ジブリファンであれば、すでにご覧になられたことがある作品も多いかもしれません。ジブリは、どの作品にもそれぞれの魅力があり、ジブリ作品は観るたびに違った楽しみが得られます。ぜひご紹介する全ての作品ではなくとも、まだ観たことがないな?ストーリーどんな感じだったかな?と思われる作品からぜひご覧になられてみてください。

『天空の城ラピュタ』(1986年)

天空の城ラピュタ

© 1986 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

ジョナサン・スウィフトの「ガリヴァー旅行記」に登場する天空の島、ラピュタを題材にして宮崎駿が監督、脚本を手がけた作品である本作。スラッグ峡谷に住む見習い機械工の少年パズーが、ある日、空から降ってきた不思議な少女を助けることに。その少女シータは、浮力を持つ鉱石「飛行石」を身につけていました。その不思議な石を手に入れようと、政府機関や海賊たちが迫ってくることに。やがてバズーとシータは飛行石をめぐる陰謀に巻き込まれていくことに・・・。

© 1986 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

〈製作年〉1986年製作
〈上映時間〉124分
〈声の出演〉高山みなみ ⋅ 佐久間レイ ⋅ 山口勝平 ⋅ 加藤治子 ⋅ 戸田恵子
〈配給〉東映

『となりのトトロ』(1988年)

となりのトトロ

© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

宮崎駿が監督・原作・脚本を務めたキャッチコピーが「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」という本作。昭和30年代に病気で入院している母のため、大学で考古学を研究する学者の父と共に空気の綺麗な田舎の一軒家に引っ越してきた小学6年生のサツキ、4歳のメイが主人公。

となりのトトロ

© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

近所に住んでいる少年にお化け屋敷と呼ばれたサツキとメイの住むことになった家には不思議な生き物が住んでいるようで・・・・。2人は住み始めてすぐにちっちゃくて真っ黒な子供にしか見えないというオバケ「マックロクロスケ」を見つけて大喜び。その後、2人は庭で大きな袋にどんぐりをいっぱい詰めた、不思議な生きものに遭遇。トトロやネコバスなど、奇妙な森の中に住む不思議な生きものたちとの交流によって成長していく様子が描かれています。

となりのトトロ

© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

〈製作年〉1988年製作
〈上映時間〉88分
〈声の出演〉日高のり子 ⋅ 坂本千夏 ⋅ 糸井重里 ⋅ 島本須美 ⋅ 北林谷栄 ⋅ 高木 均
〈配給〉東宝

『魔女の宅急便』(1989年)

魔女の宅急便

© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

角野栄子の同名児童文学シリーズの第1巻の前半部分を原作として宮崎駿監督が映画化したスタジオジブリの長編劇場アニメーションである本作。キャッチフレーズは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」。きっと作品を観た後にこの意味がお分かりになるはずですよ。

魔女の母と人間の父のもとで天真爛漫に育った13歳の女の子キキが、『魔女として生きる事を決意した少女は13歳の満月の夜に旅立ち、よその町で1年間の修行をしなければならない』という古くからある魔女のしきたりに従って魔女修行の旅に出ることになります。

© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

黒猫のジジとともに海沿いの街コリコにたどりついたキキは、パン屋のおソノの家に下宿しながら、ほうきを使って空を飛ぶ魔力を使って配達屋の仕事を始めることに。画学生のウルスラや少年トンボらと絆を深めていく中で、少しずつ成長していく様子が描かれています。

〈製作年〉1989年製作
〈上映時間〉102分
〈声の出演〉高山みなみ ⋅ 佐久間レイ ⋅ 山口勝平 ⋅ 加藤治子 ⋅ 戸田恵子
〈配給〉東宝

『耳をすませば』(1995年)

耳をすませば

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

柊あおいの同名少女コミックをスタジオジブリがアニメーション映画化した本作。キャッチコピーは「好きなひとが、できました。」読書が大好きな中学生3年生の少女である月島雫は、図書館で借りてくる本の貸し出しカードのそのほとんどに「天沢聖司」という名前があるのを見つけます。雫は、顔も見たことがない天沢聖司の存在が次第に気になるように・・・。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

そんな中、夏休みのある日に図書館に向かう途中の電車の中で遭遇した一匹の不思議なネコの後を追っていくと、「地球屋」という雑貨店に迷い込んでしまうことに。やがて店主の孫が天沢聖司であることを知り、2人はけんかや言い合いをしながらも徐々に距離を縮めていくことに・・・。同じ年齢ながらも自身の夢に向かって歩き始めている聖司を知った雫は、自分も将来の夢を見つけて努力し始めていくのですが・・・。

〈製作年〉1995年製作
〈上映時間〉111分
〈声の出演〉本名陽子 ⋅ 高橋一生 ⋅ 立花 隆 ⋅ 室井 滋 ⋅ 露口 茂 ⋅ 小林桂樹
〈配給〉東宝

『もののけ姫』(1997年)

もののけ姫

© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND

室町時代の日本を舞台にして、荒ぶる神々と人間との争いを描いた作品です。キャッチコピーは、「生きろ。」。室町時代、北の果てのエミシ一族の村に暮らす青年アシタカは、村を襲ったタタリ神を退治した際に死の呪いを受けてしまうことに。呪いを絶つ方法を探し求めて西に向かって旅に出たアシタカは、「タタラ場」と呼ばれる精錬所を目指すことになります。

© 2005-2024 STUDIO GHIBLI Inc.

その道中に、森の中で犬神に育てられた少女サンと出会います。しかし、人間を嫌っていたサンに森から去るよう警告されることに。その後、タタラ場へたどり着いたアシタカは、人間たちが生きていくために森を切り開いたことでサンと犬神が怒っていることを知ることになります。

© 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND

自然と人間の関係をテーマとし続けてきた宮崎駿の集大成的作品として知られています。ストーリーには関係ないのですが、公開当時には興行収入193億円を記録し、当時『E.T.』(1982年)が保持していた日本の歴代興行収入記録を塗り替えた大人気作です。

〈製作年〉1997年製作
〈上映時間〉133分
〈声の出演〉松田洋治 ⋅ 石田ゆり子 ⋅ 田中裕子 ⋅ 小林 薫 ⋅ 西村雅彦 ⋅ 上條恒彦 ⋅ 美輪明宏・森 光子 ⋅ 森繁久彌
〈配給〉東宝

『千と千尋の神隠し』(2001年)

千と千尋の神隠し

© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM

日本歴代興行収入ランキングでは現在第2位となっており、(2024年3月17日時点)、2002年の第52回ベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞し、2003年の第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した本作。キャッチコピーは「トンネルのむこうは、「不思議の町」でした。」。

千と千尋の神隠し

© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM

ちょっとやる気のない10歳の千尋は、両親と共に車に乗って地方都市に引っ越す途中で、異世界に迷い込んでしまいます。誰もいないお店で勝手に並んでいるお料理を食べてしまった千尋の両親は豚の姿に変えられてしまいます。

ひとりぼっちになってしまった千尋は、偶然出会ったハクという少年の勧めで両親を助けるために神々のための湯屋「油屋」で働くことをさせてもらうことに。その代わりに魔女=湯婆婆に本当の名前を奪われてしまい「千」と呼ばれるようになります。周りの人々に助けられながら、千はさまざまな困難を乗り越えて強く成長していく様子が描かれています。

千と千尋の神隠し

(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

〈製作年〉2001年製作
〈上映時間〉125分
〈声の出演〉柊 瑠美 ⋅ 入野自由 ⋅ 夏木マリ ⋅ 内藤剛志 ⋅ 沢口靖子 ⋅ 上條恒彦 ⋅ 小野武彦 ⋅ 菅原文太
〈配給〉東宝

『猫の恩返し』(2002年)

猫の恩返し

© 2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli, NDHMT

スタジオジブリの作品『耳をすませば』の主人公である月島雫が書いた物語という位置付けのスピンオフ作品である本作。(直接の『耳をすませば』の続編ではありません。)キャッチコピーは「猫になっても、いいんじゃないッ?」。

ごくごく普通のちょっと天然でおっちょこちょいの女子高校生のハルが主人公。ある日の学校帰りのこと、ハルはたまたま目の前でトラックにひかれそうになった1匹の猫を彼女の持っていたラクロスのスティックを使って助けてあげました。

猫の恩返し

© 2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli, NDHMT

実は、その車にひかれそうになって助けた猫が猫の国の王子だったのです。そんな王子様を助けたことから、恩返しとして猫の国に招待されることに。お気楽な猫の世界にすっかり夢中になったハルは、「このまま猫になるのもいいかも」と思っていると王子様のお妃候補にさせられてしまい、猫の姿にさせられてしまうことに。猫の男爵バロンの助けを借りて、ハルは元の人間の姿に戻るため奮闘することに・・・。

〈製作年〉2002年製作
〈上映時間〉75分
〈声の出演〉池脇千鶴 ⋅ 袴田吉彦 ⋅ 前田亜季 ⋅ 山田孝之 ⋅ 佐藤仁美 ⋅ 佐戸井けん太 ⋅ 濱田マリ ⋅ 渡辺 哲 ⋅ 斉藤洋介 ⋅ 岡江久美子 ⋅ 丹波哲郎
〈配給〉東宝

『ハウルの動く城』(2004年)

ハウルの動く城

© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーの小説『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl’s Moving Castle)を原作としている本作。ストーリーの前半は原作に準じて作られているのですが、後半になると原作には出てこない戦争というものが描かれて全く違うストーリー展開に描かれています。

父親が遺した帽子店を切り盛りしている18歳のソフィーは、町で兵士に絡まれたところを美しい見知らぬ青年に助けられます。実はその青年の正体は、町の人々が恐れている魔法使いハウルだったのです。

© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

その夜、ソフィーは店に突然現れた荒地の魔女に呪いをかけられてしまい、90歳の老婆に姿を変えられてしまうことに。誰にも言えずに家を飛び出したソフィーは、1人荒地をさまよった末にハウルの家である動く城にたどり着くことに。そこで、ソフィーは住み込みの家政婦として働き始め、呪いで老婆にされてしまった少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活がはじまることに・・・。

ハウルの動く城

© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT

〈製作年〉2004年製作
〈上映時間〉119分
〈声の出演〉倍賞千恵子 ⋅ 木村拓哉 ⋅ 美輪明宏 ⋅ 我修院達也 ⋅ 神木隆之介 ⋅ 大泉 洋 ⋅ 原田大二郎 ⋅ 加藤治子
〈配給〉東宝

『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)

借りぐらしのアリエッティ

© 2010 Mary Norton/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMTW

メアリー・ノートンの著書『床下の小人たち』を原作として、翻案・脚色された作品として映画化された本作。キャッチコピーは「人間に見られてはいけない。」「それが床下の小人たちの掟だった。」。

身長10センチの小さなアリエッティ一家は、人間が住む家の床下で両親と3人で静かなくらしをしていました。アリエッティ達は、一家の生活に必要な物を床上に住む人間に気づかれないようにこっそり必要なだけ借りて暮らしていました。

借りぐらしのアリエッティ

© 2010 Mary Norton/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMTW

彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」ということ。しかし、ある日の事、アリエッティはその家に病気療養のために引越してきた12歳の少年である翔に自分の姿を見られてしまうことに。好奇心旺盛なアリエッティは、次第に翔との距離を縮めていくのですが・・・。

〈製作年〉2010年製作
〈上映時間〉94分
〈声の出演〉志田未来 ⋅ 神木隆之介 ⋅ 大竹しのぶ ⋅ 竹下景子 ⋅ 藤原竜也 ⋅ 三浦友和 ⋅ 樹木希林
〈配給〉東宝

『コクリコ坂から』(2011年)

コクリコ坂から

© 2011 Chizuru Takahashi, Tetsuro Sayama/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

月刊漫画雑誌「なかよし」(講談社刊)に連載された佐山哲郎の原作、高橋千鶴の作画による日本の漫画を原作として映画化された本作。キャッチコピーは「上を向いて歩こう。」。ストーリーは、原作のストーリーから時代設定が変更されて、東京オリンピック前年である1963年の横浜を舞台にして描かれています。

コクリコ坂から

© 2011 Chizuru Takahashi, Tetsuro Sayama/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

港の見える丘にあるコクリコ荘に暮らす16歳の少女・海は毎朝、船乗りの父に教わった信号旗を海に向かって揚げていました。そんなある日のこと、海は高校の文化部部室の建物である通称「カルチェラタン」の取り壊しに反対する学生たちの運動に巻き込まれてしまいます。そこで1学年上の新聞部の少年・俊と出会うことに・・・。そんな2人の秘密・恋・青春が描かれていきます。

〈製作年〉2011年製作
〈上映時間〉91分
〈声の出演〉長澤まさみ ⋅ 岡田准一 ⋅ 竹下景子 ⋅ 石田ゆり子 ⋅ 柊 瑠美 ⋅ 風吹ジュン ⋅ 内藤剛志 ⋅ 風間俊介 ⋅ 大森南朋 ⋅ 香川照之
〈配給〉東宝

『風立ちぬ』(2013年)

風立ちぬ

© 2013 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDHDMTK

宮崎駿監督が月刊模型雑誌『モデルグラフィックス』誌上にて発表した連載漫画『風立ちぬ』を原作とする本作。キャッチコピーは、「生きねば。」ナショナル・ボード・オブ・レビューやニューヨーク映画批評家協会賞など主要な映画賞を受賞し、2014年のゴールデングローブ賞やアカデミー賞にノミネートされています。

航空技術者で、零式艦上戦闘機の設計者として有名な堀越二郎の半生と、作家・堀辰雄の小説の内容が、主な題材となっているそう。その証拠に本作の映画のポスターには両名の名を挙げ「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と記されています。

風立ちぬ

© 2013 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDHDMTK

大正から昭和にかけての日本で、幼い頃から空に憧れを抱いていたゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出されたストーリー。主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済不況に見舞われ、人々が混乱する中で菜穂子と出会い、のちに結婚することに。

二郎は病弱な妻を支えながら、飛行機づくりに没頭するのですが・・・。戦争へと突入していく1920年代という時代をいかに生きたのか、その半生が描かれています。

〈製作年〉2013年製作
〈上映時間〉126分
〈声の出演〉庵野秀明 ⋅ 瀧本美織 ⋅ 西島秀俊 ⋅ 西村雅彦 ⋅ スティーブン・アルパート ⋅ 風間杜夫 ⋅ 竹下景子 ⋅ 志田未来 ⋅ 國村 隼 ⋅ 大竹しのぶ ⋅ 野村萬斎
〈配給〉東宝

『アーヤと魔女』(2020年)

アーヤと魔女

© 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

ダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説を原作とした作品である本作。2020年12月30日に劇場公開(2021年4月29)に先立って簡易版がNHKで放映され、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う公開延期期間を経て2021年8月27日に劇場公開されました。キャッチコピーは「わたしはダレの言いなりにもならない。」「私のどこが、ダメですか?」。

アーヤと魔女

© 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

『アーヤと魔女』のストーリーの舞台は1990年代のイギリス。幼い頃から孤児院で孤児として全て自分の思い通りにしてくれる孤児院での生活に快感を覚えて暮らしてきた10歳の少女アーヤ・ツール。

ある日のこと、魔女のベラ・ヤーガと彼女と共に暮らす男マンドレークに引き取られることに。ベラ・ヤーガに魔法を教わることを条件に彼女の助手としてお手伝いをする約束をしたアーヤだったのですが……。

アーヤと魔女

© 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

〈製作年〉 2020年製作
〈上映時間〉82分
〈声の出演〉寺島しのぶ ⋅ 豊川悦司 ⋅ 濱田 岳 ⋅ 平澤宏々路 ⋅ シェリナ・ムナフ
〈配給〉東宝

ジブリパークに行く前に絶対観て欲しいジブリ映画まとめ

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いかがでしたか?ジブリファンであれば、もう何度もご覧になられた作品もあったと思います。まだ観たことないな!とか、タイトルは知ってるけどどんなストーリーだったのか忘れてしまったな?なんて方はぜひもう一度ご紹介したジブリ作品をご覧になってから「ジブリパーク」を訪れるときっと小さな発見や喜びがあって数倍楽しめるはずですよ。

ジブリパーク
ジブリパーク公式ウェブサイト。ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に、森と相談しながらつくっているスタジオジブリ作品の世界を表現した公園です。
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