「ターミネーター2」初回作から続くストーリー!「審判の日」は回避されるのか?

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ターミネーターシリーズの最新作「ターミネーターニューフェイト」が11月に公開されます。
それに先駆けて、今回は前回の「ターミネーター」に引き続き、1991年に公開された「ターミネーター2」のおさらいをします。
「ターミネーター2」では、初回作「ターミネーター」のストーリーを引き継ぎ、核兵器で人類が機械に抹殺される「審判の日」や、液体金属で銃で撃たれてもすぐに元通りになる「T-1000」が登場し、ストーリーをより深く掘り下げています。
1985年公開の「ターミネーター」、1991年公開の「ターミネーター2」を見れば、最新作「ターミネーターニューフェイト」もより楽しめることでしょう。
「ターミネーター」についてはこちらの記事をご参照ください。
https://dolly9.com/the-terminator-1985/

ターミネーター2のあらすじ

未来から来たターミネーターT-800に襲われて、同じく未来から来たカイルに、人類が機械に核兵器で抹殺される「審判の日」が近いと聞かされたサラ・コナーは、自らを奮い立たせてその日が来るのを阻止しようと破壊的な活動をする。
カイルはT-800に殺されて、この世にいないことで自暴自棄となり、サラ・コナーは刑務所の精神病棟に収監されていた。
そんな時、サラ・コナーと別々に暮らしている未来の人類の主導者ジョン・コナーのもとに、再びT-800が未来から現れる。今度は未来のジョン・コナーがT-800を改造し、過去の自分を守るためのものだった。
それとは別に機械も液体金属を使ったT-800よりも性能を上げたT-1000を未来から送り込んできた。

T-800とジョン

出典元:https://www.thecinema.jp/program/00225

T-1000

出典元:https://ciatr.jp/topics/24374

機械の反乱を起こす元となる人工知能「スカイネット」の開発をするサイバーダイン社の開発責任者マイルズ・ダイソンは、自分が開発したスカイネットが将来、人類と機械の核戦争を引き起こすものになるとサラ・コナー達に知らされ、サイバーダイン社に保管されているスカイネットのサーバを全て破壊することを決意する。
サイバーダイン社のサーバが破壊されても、ジョン・コナーを追い続けるT-1000とT-800の戦いが続く。

審判の日を誰も信じてくれない焦燥感

サラ・コナーはカイルから人類は近い将来、核戦争によりほとんどが抹殺され、生き残った人類も機械の存在に怯えながら生活するという絶望的な未来を阻止するために、様々な犯罪組織や元軍人の元に身を寄せたりすることで、最終的には息子のジョン・コナーと離れ離れになり、精神病棟に入れられてしまいます。未来が分かっているだけに、誰も信じてくれないということで精神異常者の扱いを受けてしまうというのは悲劇的です。

サイバーダイン社のマイルズ・ダイソン博士は悲劇の人

後のT-800やT-1000に搭載されるAIとなるスカイネットを開発しているダイソン博士は、家族との時間を犠牲にして研究に没頭します。しかし、本当は家族のことを思うとてもいい父親です。
しかし、サラ・コナーたちが来たことで、自分の研究が将来大変な悲劇を生むということを理解し、サイバーダイン社のスカイネットを破壊することに協力します。
その中で、ダイソン博士は命を落としてしまうのですが、そのおかげで、機械が核兵器を暴発させる審判の日は遠ざかったということになります。

マイルズ・ダイソン博士

出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14105898739

SF史上最も強いと恐れられているT-1000

T-1000はSF史上最も強いと言われています。
その理由は変幻自在に形を変えることで、わからないように忍び込み、鋭い刃物のような手で静かに相手を殺すからです。こうしたシーンが多く登場しています。また、銃で撃たれても、液体金属の体はまた元通りになります。
最後の有名なシーンで、T-800との闘いで液体窒素を被ってしまい、全身が凍ってしまったのをチャンスにT-800が銃でとどめを刺したのですが、製鉄所の高温の鉄が近くに来ると、溶けて再び動けるようになるところは夢にも出てくるような恐ろしさです。
最後は、T-800との死闘の末に、製鉄所の溶融炉に落とされて消滅してしまいます。
T-1000の生命力と、どこにも忍び込める形態、静かに殺す能力は、正に最恐クラスです。

T-1000強い

出典元:https://www.b-sideofciamovienews.com/2017/09/How-T-1000-Bullet-Holes-Were-Made.html

T-800が人の心を分かるようになっていく

前作「ターミネーター」では、無差別に人を殺す殺人兵器だったのですが、今作では、未来のジョン・コナーが改造したことで少年時代のジョン・コナーの命令を聞くようになっています。
ジョン・コナーが人を殺さずにピンチを切り抜けるように命令すると、その通りにするようにします。
ジョン・コナーの言うことを聞くT-800はとても頼りになり、ジョン・コナーとの心の触れ合いも行えるようになります。
しかし、最後にスカイネットが自分の頭の中にもあるということで、T-1000が消滅した後で自分も溶融炉の中に入っていく姿は涙なくして見られません。

ジョンとT-800

出典元:https://www.bunkaku.net/movie/4308/

主要キャスト

T-800/アーノルド・シュワルツェネッガー

T-800(ターミネーター2)

出典元:http://hihigt.blog.fc2.com/blog-entry-416.html

前作では人類軍の指導者であるジョン・コナーの母親サラ・コナーを殺害しに来る殺人ロボットだったが、今作では未来のジョン・コナーに改造されて、T-1000からジョン・コナーを守るようにプログラムされたロボット。

サラ・コナー/リンダ・ハミルトン

サラ・コナー2

出典元:https://tontonpig.com/entry/terminator-sarah-connor_

将来、機械との戦いで人類の指導者となるジョン・コナーの母親で、前作ではT-800の追撃から逃れた。その後の人生は機械との闘いが始まる審判の日を阻止するために様々な犯罪組織などと組むようになり、ジョン・コナーからも距離を置かれる。

ジョン・コナー/エドワード・ファーロング

ジョン・コナー

出典元:https://theriver.jp/new-fate-furlong-comment/

将来、機械との闘いで指導者となるが、T-800とT-1000が来た時代ではまだ少年だった。
T-800が未来から来たことで、母親であるサラ・コナーの話を信じるようになる。

T-1000/ロバート・パトリック

T-1000強い

出典元:https://www.b-sideofciamovienews.com/2017/09/How-T-1000-Bullet-Holes-Were-Made.html

未来から機械が少年時代のジョン・コナーを殺害しようとして送り込まれたロボット。
液体金属で出来ていて、銃撃を受けたり、刃物で切られてもすぐに元通りになる。一度触ったものであれば形をその者に変えることができるため、施設に忍び込むときには警備員に姿を変えたりすることができる。

マイルズ・ダイソン博士/ジョー・モートン

マイルズ・ダイソン博士

出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14105898739

人類を破滅に向かわせるAIスカイネットの開発を行うサイバーダイン社で開発責任者として働く。家族を大切にして、自分の研究が人類を明るい未来へ導くと信じているのだか、サラ・コナーから聞かされた審判の日に自分の研究が関与しているということに絶望し、サイバーダイン社に乗り込み、スカイネットを破壊する。

シルバーマン博士/アール・ボーエン

シルバーマン博士2

出典元:https://twitter.com/yotutanikakashi/status/768088648164139009

ターミネーター作品を通じて出演している精神科医。
今作ではサラ・コナーが収監されている精神病棟で主治医として登場。サラ・コナーの言っていることは信じていない。前作では、サラ・コナーが言っているターミネーターT-800を見ることがなかったが、今作では精神病棟に侵入してきたT-1000とT-800が戦っているところを目の当たりにして、開いた口が塞がらなくなる。

AIであっても人間の気持ちが理解できる?

本作の大きなテーマにもなっているスカイネットが暴走して、人類の抹殺を企てた審判の日が来るというものに対して、AIであっても人間の気持ちが理解できるのかということが並行してストーリーが進んでいきます。
T-800はジョン・コナーと過ごしていくうちに人間の心を教えられていきます。徐々にT-800には心があるのではないか?と思えるようになっていきます。
T-1000が溶融炉に落とされて消滅した後に、スカイネットが自分の中にもあるということで、溶融炉に落ちて消えなければならないというシーンでも
「泣く気持ちは分かった。俺は泣くことができないけれど」
と言って、溶融炉への向かっていきます。

ダイソン博士は人類を救った?!

スカイネットの開発を行っていたダイソン博士ですが、サラ・コナーに殺害されそうになります。
しかし、ダイソン博士が家族を大切にしているところから、サラ・コナーが殺害を躊躇するというシーンがあります。サラ・コナー自身にも息子や亡くなった旦那カイルがいるということで、ダイソン博士も普通の父親だということ、そんな人が人類滅亡の危機につながるスカイネットを開発している人ということが、作品を味わい深いものにしています。
最終的にはサラ・コナーの言うことを信じて、スカイネットの破壊に協力します。
途中で命を落としてしまうのですが、個人的には最後まで生き残っていて欲しかったと思う登場人物です。

「ターミネーター」で壊されたT-800を引き取ったのがサイバーダイン社

豆知識ですが、「ターミネーター」で破壊されたT-800の残骸を秘密裏に回収して研究対象としていたのがサイバーダイン社で、その研究の責任者がダイソン博士ということになります。
サラ・コナーは未来から来たロボットに襲われたと警察に訴えますが、そんな話は空想に過ぎないと言われ、襲われた工場からもその残骸が見つからなかったとしていますが、実はサイバーダイン社が引き取っていました。それに対して、支離滅裂なことを言っているサラ・コナーは精神病扱いということにされています。
そのため、サラ・コナーは、サイバーダイン社やダイソン博士に怒り心頭だったため、銃口を向けていたのです。

「ターミネーター」「ターミネーター2」を見ておくと最新作「ターミネーターニューフェイト」がより面白い

「ターミネーター2」を見る時にも「ターミネーター」からつながっている部分もあり、前作を見ておくとより一層楽しむことができます。
ターミネーター2は、最恐のT-1000の登場や、T-800が人間の心を持つようになるなど見どころも満載です。
最新作「ターミネーターニューフェイト」もこの2作の正統な続編ということで製作されていますので、是非とも公開前に「ターミネーター」「ターミネーター2」を鑑賞することをおススメします。

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