【韓国ドラマ】The 8 showあらすじ・ネタバレ解説!イカゲーム再来?極限のマネーゲーム!

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NETFLIXで配信されるやいなや「第2のイカゲーム」と話題になった韓国ドラマ「The 8 show」。飛行機内でのバイオテロを描いた映画「非常宣言」の脚本・監督を手掛けたハン・ジェリムが、大金に翻弄される8人の男女を描いています。この記事では「The 8 show」のあらすじとネタバレを解説します!

【The 8 show】あらすじ

多額の賞金が得られると、とある建物に集められた8人の男女。そこには1フロアに1部屋ずつ用意されており、参加者は選んだカードに書かれた数字と同じ階にある部屋に滞在することとなる。滞在時間に応じて賞金が得られるというゲームに、参加者は少しでも長く留まり、大金を得ようとするが…

【The 8 show】ネタバレ

ゲームのはじまり

投資詐欺に遭い、全財産を失ったジンスは人生に絶望し、自殺を試みる。しかし川に身を投げようとした瞬間、携帯に怪しいメッセージと口座への入金が届く。「あなたが捨てた時間を買いたい」というメッセージとともに、目の前に1台のリムジンが現れ、ジンスは怪しげな建物に連れていかれる。

建物に入ると、1から8までのカードが用意されており、ジンスは3を選択。それは部屋の階数を現していた。3階の部屋に入ると、ゲームがスタート。1分経つことに賞金が増えることに気づいたジンスは喜びを隠せない。一方、生活するために必要な物資は購入することが出来るが、物価が通常よりケタ違いに高い。

出典:NETFLIX「The 8 show」

翌朝、ジンスが広場を訪れると他の参加者たちも集まってきていた。本名を知らない参加者たちは、お互いを部屋の階数で呼ぶことに。足が不自由な1階、正義感が強い2階、不満ばかり言う4階、元看護師の5階、粗暴な6階、頭がいい7階、自由奔放な8階が参加者だ。ジンスもみんなから3階と呼ばれることとなった。

ゲームのルール

食事の支給がないことに気づいた参加者がそのことを指摘すると、8階の部屋に12個の弁当と水が届いたという。部屋のものは外に持ち出せないというルールから、全員で8階の部屋を訪れると、スイートルームのような部屋の広さと1分ごとに得られる賞金も他の部屋より高いことが分かった。その後すべての部屋を訪れたことで、上の階から賞金の額も物価も高いということが判明する。食事は8階から昇降機で1階まで降ろしていく仕組みだ。

広場には、ゲームの残り時間が記されており、昨晩見た時よりも時間が増えていた。全員で使うものはこの時間を使って購入することができる。少しでも長くここに留まり、お金を稼ぎたい参加者たちは時間が増える仕組みを考え始める。そんな中、8階の住人が残り時間を使って高級服を買いあさり、残り時間が15分になってしまう。身勝手な行動に一同は怒りをあらわに。すると8階は、階段を登ると時間が増えると言い出す。残り時間が少なくなる中、参加者たちは言われるがままに階段を登る。すると本当に残り時間が増え、参加者たちは驚く。

翌日から2チームに分かれ、階段を登り続ける参加者たち。しかしある時、時間が増えていないことに気づく。残り時間が少なくなる中、4階がてんかんの発作を起こして倒れてしまう。残り少ない時間を使って薬を買うか買わないかの争いをしていると、なんと時間が40時間増えた。時間が増える仕組みは、8人の生活を視聴している観客たちを楽しませることだということに気づく。

時間稼ぎ

賞金の額が1番低い1階の希望に合わせ、1階が10億ウォン稼ぐことができる2ヶ月を目標にゲームを続行することを決める参加者たち。ゴミと排便袋を保管する部屋を決める投票で8階が最多票を集め、8階にこれらを集めることが決定する。しかしその夜、7階以下の住人の元へ食事が降りてこなかった。8階が排便部屋にされたことに腹を立て、食事を一人占めしたのだ。食事が8階から下に降ろされていくという仕組みは、上の階の住人に逆らうと食事がもらえなくなる可能性があるということに気づいた参加者たち。数日食事がないまま過ごしたが、我慢が限界に達する。排便部屋を3階と4階が引き受けることとし、8階に謝罪。理不尽さを感じる参加者たちだったが、8階の許しを得て食事を手にいれる。

出典:NETFLIX「The 8 show」

翌日、時間を稼ぐために観客を楽しませるためのコンテンツを考える参加者たち。8階の発案で王様ゲームを行うこととなる。最初はなんとか進行していたが、何度目かのゲームの際、仲の良くない2階と6階が格闘対決を行うことになった。6階が2階を半殺し寸前まで殴ってしまう。この結果を受けて、今後暴力を伴う内容は禁止することに。代わりに、王様ゲームの内容を拒否した者はスタンガンを受けるというコンテンツが提案される。参加者たちが次々にスタンガンの餌食となる中、またしても8階がスタンガンの対象になるという事態が起こる。7階が8階にスタンガンをあてようとした瞬間、6階が7階を殴り、7階は気を失う。

世の中の支配図

7階は気がつくと8階の部屋にいた。4階、6階、8階は下層階に労働させることを企てていた。その仲間に頭の良い7階にも入るよう勧誘され、7階は承諾する。下層階の住民たちは上層階に、時間を稼ぐよう命令される。誰にでも平等に接していた7階が上層階側についたことに衝撃を受ける下層階の参加者たち。翌日から、上層階は遊んで暮らし、下層階が時間を稼ぐと言う構図が出来上がる。下層階の参加者たちは数日は耐えたものの、次第に精神が崩壊していく。しかし、昇降機を使って反撃する計画を1階が企て、彼らにとってわずかな希望となった。

反撃決行の日。昇降機を使って秘密裏に1階の部屋に集まった1階、2階、3階は上層階の参加者を1階に呼び出し、一斉に殴りかかる。7階の助けもあり、無事、上層階の参加者たちを拘束することに成功した。上層階の参加者たちに従うしかなかったという7階は解放し、久しぶりに平穏な時間を過ごす下層階の参加者たち。2階の提案により、今後はゲームの時間を伸ばすことはせず、このままゲームが終了するのを待つことになった。

出典:NETFLIX「The 8 show」

しかし翌日、何もしていないはずなのに、時間が伸びていた。調べると拘束していた高層階の参加者たちが、何者かに危害を加えられ怪我をしていることが判明した。そのことによって時間が追加されていたのだ。動くことができるのは下層階の参加者だけ。拘束されていない5人の誰かが犯人だという状況に、内輪もめが起こる。2階は1階、3階、7階を拘束し、これ以上時間が増えないようにした。温厚な性格の5階は、拘束されている参加者たちの世話係となった。6階を訪れた際、巧みな話術により騙され、6階の拘束を解いてしまう。力の強い6階の解放により、再び上層階が権力を持つ状態となってしまう。

拘束中に怪我を負わされた6階は犯人探しを開始。監視カメラの映像を確認すると、そこに映っていたのは1階だった。1階には病気の娘がおり、なんとしても手術費を稼ぐ必要があった。ゲームの時間を延長するために、怪我をさせることで観客を楽しませようとしたのだ。6階は怒りから、1階を殺してゲームを終了させようとする。しかし、ゲームを終了させたくない8階は、6階をスタンガンで撃ち、ゲームを続行する。

拘束が解かれ再び権力を持った8階は、下層階の参加者に眠らせない人体実験を開始する。各部屋で行われる人体実験の映像を買い、楽しむ8階。何日も眠ることが出来ず、下層階の参加者たちの体力は限界に近付いていく。そんな中、下層階の参加者たちの世話を行う4階を通じて、1階が「10億ウォンで部屋を交換できる」と言っていることを、下層階の参加者たちは知る。5階の協力を得て、再び8階の拘束に成功。早速1階の部屋に集まった下層階の参加者たちは、1階が集めた10億ウォンを使って、部屋交換の権利を購入する。すると昇降機で1通の封筒が届く。中を確認すると、部屋ごとの金額の明細だった。10億ウォンで購入できたのは、部屋を交換する権利ではなく、部屋ごとの金額明細だけだったのだ。

ゲームの終わり

どんなに頑張っても上層階になることが出来ない、という現実を突き付けられた下層階の参加者はゲームを終わらすことを決意する。すると突然、1階が銃を手に取り、全員を拘束する。娘のためになんとしても大金が必要な1階は、高いところにロープを張り、綱渡りをはじめる。綱の上でジャンプを続ける1階は照明器具にぶつかり、照明器具が落下。ロープの下で火災が起こってしまう。さらには1階が転落し、火の中へ。ゲームを終了させたい参加者たちの思いとは裏腹に、ゲームの時間は追加されていく。なんとか縄をほどき、1階を助ける参加者たちだったが、1階は息を引き取ってしまう。死者が出たらゲームは終了というルールに基づき、ゲームは終了となった。

賞金を得た参加者たちは、それぞれ日常生活に戻っていく。壮絶な経験をし、家に引きこもっていた3階ことジンスは、1階の葬儀を行うことを思いつく。ゲームで得た賞金を使いメディアを使って葬儀の呼びかけを行うジンス。葬儀の当日、6階、7階、8階以外の参加者が集まった。1階の家族に大金が寄付されたことを知り、寄付をした人物の特長から7階が送ったものだと予想された。

その7階は、「The 8 show」という名前の原稿を執筆していた。ドラマの脚本家だった7階は、ゲームに参加する前、スランプに陥っていた。出来上がった脚本をプロデューサーに渡す7階。脚本に感激したプロデューサーは「シーズン2も制作しよう」と提案した。

【The 8 show】考察と解説

The 8 showはイカゲームに似てる?

大金目当てに集められた参加者たちがゲームに参加する…この内容から、NETFLIX で配信され世界的なヒットとなった韓国ドラマ「イカゲーム」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。しかし、結論から言うと、「イカゲーム」とは全くコンセプトの違う展開とストーリーになっています。ゲームの脱落者には死が待ち受ける「イカゲーム」に対し、「The 8 show」は、「死者が出たらゲームは終了」というルールが最初に明確に示されているため、序盤で基本コンセプトが違うことが分かりました。

では、「The 8 show」が描きたかったものは何なのか?これは、まさに理不尽な社会の構図なのではないでしょうか。上の階に行けば行くほど1時間あたりの賞金が高かったり、食事が上の階からおろされてくるという仕組みは、お金持ちや特権階級に支配される社会の縮図を表しているかのようでした。物語の終盤で1階が10億ウォンで8階と部屋交換を試みたものの、結局買えなかったというエピソードは、下流で生きる人々は結局上に登ることは出来ないということを暗示していると言えます。

「イカゲーム」のような血なまぐさいゲームを想像していた人にとっては、物足りなく感じたのも正直なところ。しかし、全く別のことを描いていることを前提に見るとまた違った面白さが見えてきますよ。

ゲームの主催者は誰か?

ゲームには観客がいて、観客を楽しませると時間が増えるというこのゲーム。観客とゲームの主催者が存在していることは間違いありませんが、彼らの存在は本編では一切明らかになりませんでした。答えは分かりませんが、筆者は7階が主催者と関係があると考えています。

ゲームの中で7階はみんなのブレインとして、時間を稼ぐ方法を提案したり、争いが起きないよう調整を行っていました。しかし、彼の行動には謎も多く、最後まで良い人なのか悪い人なのか分からないキャラクターとして描かれていました。

さらにドラマのラストには、ドラマの脚本家としてスランプに陥っていた7階が「The 8 show」というタイトルでこのゲームを題材にした脚本を製作した様子が描かれています。この描写から「7階が面白い脚本を書くためにこのゲームを企画したのでは」という仮説が立てられます。

しかし、参加者に支払われた多額の賞金を7階が用意できるとも思えないので、ゲームの主催者と関係はあっても、7階が主催者ということはない可能性が高そうです。

まとめ

いかがでしたか?現時点でシーズン2の制作は発表されていませんが、多くの謎を残して終了した「The 8 show」。是非、色々と考察しながら楽しんでみてくださいね。

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